11月5日(日) 「駆け足芸術の秋」 |
★「京都によく行ってるよね」といって、友人が美術館の招待券をいろいろ送ってくれました。行きたいと思っていたものばかりです。 |
これだけこなすのは覚悟が・・・・・・。
フットワークが軽くって、価値観の同じ友人といっしょに |
まずは美術館「えき」で、「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」を観ました。荒涼とした大地を掘って、掘って・・・・・・。いじめられっこの作治少年が逃げ込んだ先は図書館でした。そこで運命の本「ツタンカーメン王のひみつ」に出会うのです。たくさんの著書の中から、「夢一直線」と「ぼっ、ぼっ、ぼくらはエジプト探検団」の本を買いました。実は、わたしも同じ本(たぶん)を読んだことがあって、かなり感動。カーターやピラミッドに興味を持ったのですが、それだけで終わりました。少年が夢を叶えた過程をたどってみようと思います。
折も折、京都駅の吹き抜けで高校バンドフェスティバルが始るところでした。11時半から4時半まで、21校が入れかわり延々と演奏を続けるそうです。長い階段に座って演奏を聴きました。体をスイングさせながら、いかにも音楽を楽しんでいるといった感じがしました。三組目で席を立たなければはならないのが惜しかったです。 |
パフォーマンスも堂にいって……。立命館高校の吹奏楽部 |
日吉ヶ丘高校の体を揺らしながらのパワーいっぱいの女性徒ばかりの演奏は、スイングガールそのものでした。のりのりではじけていました。迫力もありました。観ていて、さわやかでした。出くわしてラッキー♪ |
こんなにたくさんの観客を前に演奏ができる京都の高校生は幸せだなあ |
「始皇帝と彩色兵馬俑展」にいきました。世界初公開だそうです。映像で観た、始皇帝の権威を象徴するかのような地下帝国に圧倒されます。現地に行ってみたいと思いました。エジプトも同じですが、地道な発掘作業に驚かされます。このあと、「若冲と江戸絵画展」を観るために、岡崎の美術館にタクシーをとばしました。最終日ということもあって、たいへんな人出でした。これほどの展覧会はもう二度と行うことができないそうです。ほとんど人の肩越しでしたが、それもで素晴らしいと思いました。リンクしている開催のためのブログはとてもおもしろいので、ぜひクリックしてみてください。そのあと友人がチケットを持っていたのでそれもクリアーしようと、またタクシーをとばして、思文閣美術館へ「雅楽の変遷」を観にいきました。エジプト・中国・江戸絵画とダイナミックで華やかだったあとだけに、貴重なものとはいえ、展示品はとても地味な感じがしました。古の音色を求めてがテーマだったので、それぞれの楽器の音が聴けたらよかったのにと思いました。開催中、講演会やシンポジュームもあるようです。
4時半からは、音楽会へ。「ヴィオラの響き ジークフリート・フュールリンガー氏と共に」のチャリティコンサート会場である京都聖マリア教会に急ぎました。このコンサートの収益はすべて、難病の子どもたちの夢を叶えるMake A Wish of Japanに寄付されます。この教会に通っている吉村和馬くん(「ぼく、がんばったんだよ」のモデル)の、「電車沿線徒歩の旅のゴールを赤星選手に迎えてもらいたい」という夢を叶えてくれたMake A Wish of Japanへのお礼だそうです。フュールリンガー氏以外に、ヴィオラ奏者の田代直子さん、メッツォ・ソプラノの田中友輝子さん、ピアノの西谷玲子さんも出演されました。 |
あわただしかった一日の締めくくりとして、ゆったりとしたとてもいい時間でした |