11月30日(木) 
★パンジョの童話教室の日でした。2作品を合評しました。教室の雰囲気は和気藹々。それはうれしいことなのですが、話題がどうも横道に……。犯人はわたし? すみません。でも、みんな劣らずおしゃべり好きで、好奇心旺盛。その好奇心を作品に反映させて、一日も早くそれぞれの花が咲きますように。「空堀から童話を書く」をみんなに配って、書き出し、タイトルについて学ばせていただきました。
★注文していたNPO法人日本サービスドッグ協会の2007年度のカレンダーが届きました。絵もコメントもやさしいこのカレンダーは、部屋にかかっているだけで心が癒されます。売り上げは、盲導犬はじめ補助犬の引退後の医療・介護費支援に使われます。 

一冊千円です。お申し込みは、日本サービスドッグ協会
え、完売? もう?
カンパ、その他のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

11月29日(水) 
★今日は、仕事デーでした。絵本の原稿に少し手を入れたい旨、昨夜、出版社にメールをしておいたら、朝、こちらからかける前に、担当さんから電話がかかってきました。電話で打ち合わせ。午後に手を入れた原稿を添付で送りました。早速、その文を絵に載せ、明日着で送ってくださったそうです。12月出版の単行本のゲラが宅配便で届きました。タイトルがまだ決まっていません。校正に入る前に頭の初期化のため、気になる映画があったので観に行きました。帰ってきたところ、郵送で「怪談」のゲラも来ていました。双方とも12月1日必着ということです。明日は童話講座。その準備もしなければなりません。ミスがあってはいけないので、エッセイを送るのを延ばしました。時折、右目の隅に黒い糸が走ります。これがうわさの飛蚊症かも。歯医者、眼科……。行かなければ。
「ありがとう」を観ました。阪神大震災の怖さを、改めて知りました。天災は避けることができません。それだけに、万が一のときのための備えも大切ですが、もっと大切なのは、天災が起こった後の姿勢です。震災直後、率先して救助活動をし、震災に強い町作りに力を貸し、還暦を過ぎてからプロゴルファーを目指し実現した不屈の夢男、古市忠夫さんを主人公にしたノンフィクションです。実に感動的でした。生きる力をもらいました。古市さんがプロテストを受けていたときに、行き詰ってこちこちになっていた若いゴルファーにしたアドバイスが身に沁みました。「崖っぷちに立ったときは、しがみついてないで手を放せ」。書くことも同じです。行き詰ったときは、いったん作品を突き放すことが大切です。書くことだけではなく、すべてにおいていえることかもしれません。自分が崖っぷちに立っている時にでも、人のことを親身に考えられる。こういう人に政治を託したい……。

ポストにかわいいとんぼの千切り絵が……
★99999ヒットのご連絡がありました。「行こうぜ、サーカス!」と「おまけグッズ」をあわせてお送りしました。100000と100001の通知は、残念ながらありませんでした。

11月28日(火) 
「プラダを着た悪魔」を観ました。ファッション界を牛耳っているミランダ女史の鋭くて、怖いこと! それがこの映画の魅力でもあるのですが、その編集室に採用されたのが、ファッションには全く興味のないジャーナリスト志望の女の子。女史のふっかけてくる悪魔のような難問をクリアーし、やがては信頼を得るまでになるのですが……。生きていく上で大切なことは、自分を見失わないことです。ブランドの魔法にかかって振り回されている若い女性に観てほしい映画です。メリル・ストリープが堂々とノーメイクで登場するシーンもあります。メイクした顔としない顔……。心理がうまく表現されていると思いましたが、大女優が素顔でスクリーンに!
★ご近所さんから、どっさり柿が届きました。今年は豊作だそうです。
★絵本の原稿にさらにチェックを入れました。これが最終の最終チェックになります。
11月27日(月) 
★駅までの道は、枯葉で埋め尽くされています。一見同じようですが、それぞれの木の下には、それぞれの秋が……。

  
 
   
★難波で会社時代の友人とランチを楽しみました。「会いたいね」といいつつ、なかなか会えなくて、やっと……。おしゃべりと、難波の町を探検。なんばパークスの中で、冷やかしたついでに、「鏡よ鏡」というあやしい洗顔用泥パックを買い、通販の店で、「きらり」などというネーミングの軽石を買いました。
★エッセイを推敲しました。明日にでも送ろうと思います。

11月26日(日) 
★★沢口靖子さんが、名古屋の中日劇場で公演中の「いろどり橋」に出演しているので、友人と観にいきました。長屋に住んでいる美人姉妹の結婚をめぐっての物語なのですが、山本陽子さんがとんちんかんながらもしっとりとした姉役を、沢口靖子さんがかわいくって真っ直ぐな妹役を、うまく演じていました。脇役の人たちの役どころも軽妙で、よく笑って、じーんときました。江戸の庶民の四季折々の風情を楽しみながらの暮らしぶりも、面白かったです。
原作は、山本周五郎の「妹の縁談」だそうです。それにしても沢口靖子さんの初々しさは、無理なく十代そのものでした。お芝居が終わってから楽屋におじゃましたのですが、目の大きさ、顔の小さは、まるでお人形のようで見とれてしまいました。もう少し太ってほしい……かな。

名古屋まで、行きは近鉄のアーバンライナーで2時間15分かかりました。帰りは友人が、なんとまあ新幹線のチケットをプレゼントしてくれたので、新大阪まで1時間で帰ることができました。それにつけても思うのは、名古屋からアーバンライナーでわたしの童話教室に通ってくれていた生徒さん。交通費も時間もかなりかかっていたのですね。岡山に越されてから、どうされているのでしょうか。がんばって書いていてほしいです。

11月25日(土) 
★孫の七・五・三のお参りに行きました。孫は、神主さんを見て「怖い」といい、少し慣れると祝詞を、もったいなくも、「うるちゃいなあ。もうやめてほちい」といいました。ご利益をいただくために頭の上で振られた鈴は、「あたちにも、ちゃちて〜」といい、自分の名前を読み上げられたら、「もっといっぱい呼んでほちいよお」と繰り返し、最後に、「ありがとう」と言ったのはおりこうだったのですが、ただのありがとうではなく、「ありがとう、おっぱい」。なんとも礼儀知らずの三歳でした。氏神さま、数々の失礼お詫びいたします。これからしつけていきますので、どうぞ、この子をお守りくださいますようにお願いいたします。

 お誕生プレゼントに届いたおままごとに夢中です
★たからしげるさんの新刊「どっきりスクール」(理論社・フォア文庫)をご紹介します。
日暮坂小学校の子どもたちの間で起こる不可思議な出来事を6編収められています。ありふれた子どもたちの日常の中で、なぜこんなことを思いつくことができるのか、まさに、たからワールドの不可思議です。「びっくり!スクール」の続刊。休載中だった「たからしげるのプログ」が、再開しました♪

11月24日(金) 
★京都で、1月に出版予定の絵本の最終打ち合わせがありました。東京から、わざわざ画家さんが来てくださいました。すべてうまくいって、ほっ♪ 編集さんと三人で乾杯しました。1月下旬が楽しみです。

★「命の重さはみな同じ」(学研)が増刷になりました。

★野寺夕子さんから、向島における「沢田俊子童話書店2号店」のすてきなが届きました。店長さんをしてくださった森口典子さんとお子さん方(高・中・小学生)、ありがとうございます。雨だったのですよね。にっこりフェスティバルのみなさん、お疲れさまでした。


      野寺さんのレイアウト、コメントのうまさには、いつもため息がでます

11月23日(木) 
★「空堀から 童話を書く」の第3号が送られてきました。同人誌とはまた違って、童話を書いている先輩から後輩へのメッセージ感の強い冊子です。公募に入選する童話の書き方や体験話が、思考錯誤で童話を書いている人にはうれしい一冊です。今回の作家インタビューに、わたしを取り上げていただいています。
             
               空堀童話会(代表藤田富美恵)発行 

なお、空堀童話会のみなさんは、今年の「ほのぼの童話賞」の団体部門に入選されました。

★「ネットで指導はしていないのですか?」という問い合わせがありました。していません。ホームページをリニューアルしたことで閉鎖した「童話作家への道」ですが、ニーズに応えて再開を考えて……みます。

11月22日(水) 
★「盲導犬不合格物語」のベンジーの訃報が届きました。命は尽きでも、これからも本を通じて、たくさんの子どもたちをはげまし続けてくれることと思います。ベンジー、ありがとう。

★服部千春さんの新刊「ウソじゃないもん」(講談社・青い鳥文庫)をご紹介します。子どもならだれでもつきそうなウソ。そのウソではじまる不思議なお話が4編収まっています。ウソをついた子どもの心中はもちろん、まわりにいるそれぞれの子どもたちがうまく描かれています。ついたウソがどのように治まるか……、さすが、おじょうずです。わたしが子どもの頃ついたままになっているウソ……。それを捕まえて、服部さんに渡したいな。
       「4年1組ミラクル教室」シリーズの第4弾です。すごいですねえ。

★ホームページにリンクを加えました。取材先ならびに、個人的におつきあいのある方だけに絞らせていただきました。

11月21日(火) 
★ホームページを、ブログ風にリニューアルしました。残しておきたいところもあったのですが、パソコンがかなり重くなっていたので、思い切ってカットしました。それに伴いご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、悪しからずご了承のほどお願いいたします。なお、新刊を出版された方、入選された方、展覧会の開催などなど、公私共におめでたいニュースがあれば、今まで通り「ようこそグッドニュース」に書き込んでいただけるとうれしいです。「仲間の本」については、日記でそのつど掲載するようにいたします。

★日本児童文芸家協会の第12回(2006年度)の創作コンクール優秀作品集をご紹介します。このコンクールの入賞をきっかけにデビューされて活躍中の作家さんもたくさんいらっしゃいます。かくいうわたしも、第6回(1993年)のコンクールで入賞したことが、続けて書いていく自信につながりました。
作品集の申し込みなどコンクールに関しての詳しい情報は、日本児童文芸家協会のホームページをごらんください。

11月20日(月) 
★「徹子の部屋」に、イギリスのアンドリュー王子のお妃だったセーラーさんが出ていました。セーラーさんのおばあさんは、よくいっていたそうです。「朝起きたとき、ひどい気分だったら、人のために何かしなさい。そうすれば気分が晴れるから」と。心に響く言葉です。自分よりもっともっと辛い境遇の人のことを思うとき、めげてなどはいられません。セーラーさんは、今は、世界の子どもたちのしあわせのために活動しているそうです。

★原稿にチェックを入れました。取材先にも電話で確認しました。電話をかける相手は、毎回違います。取材からかなり時間が経っているのに、みなさん快くお話くださって、ありがたいです。原稿に手を加えて、深夜に添付しました。

11月19日(日) 
★昨日に引き続き、取材先に電話をかけて情報の確認をして、原稿に手を入れました。電話中、孫がそばで話しかけてきます。目で、「あとでね」というのですが、何かけんめいにいってきます。しかも、それを、ものまねフクロウがくりかえします。1人と1羽が耳元で、高い声でがなるので、先方の声がきこえません。電話機を持って移動すると後ろからついてきます。「にぎやがでいいですねえ」といってくださったのですが、ほんと、申し訳ありませんでした。

孫といえば、近隣のパン屋さん「ルヴァン・ルヴュール」が大好きです。じいじはコーヒー、孫は牛乳を飲みに行きます。ここでの武勇伝、パン屋さんから聞いたばかりです。店のドアを中から閉めて、お客さんが入れなかったり、気になる銀色のボタンを押したために、店のシャッターが降りてきてしまったり。「もっと、いろいろありますよ。童話にどうねすか?」とご主人。「お店に並んでいるパン、はじから順番に一口ずつかじったりはしてませんよね?」「それはないです」。それぐらい悪くないと、キャラクターとしてはうすい、うすいと笑いあいました。今日は、じいじに教えてもらったお気に入りの歌をうたいながら、ボールに押しピンをおして、ハリセンボン状態にしていました。
その歌が、なんと、まあ……。
       おれは村中でいちばん モボだといわれた男
       うぬぼれ のぼせて 得意顔 東京は銀座へと出た

       そもそもそのときのスタイル 青シャツに真っ赤なネクタイ
       山高シャッポに ロイドめがね だぶだぶのセーラーのズボン

       いわれるままにいっぱい 笑顔に釣られてもういっぱい
       彼女はほんのり桜色 えっへっへっしめたぞ もういっぱい

       君は知ってるかぼくの おやじは地主で村長
       村長は金持ちで 息子のぼくは 独身でいまだにひとり

       あらまあそれはすてき、名誉とお金があるのなら
       たとえ男はまずくとも、わたしはあんたが好きよ

意味もわからないのに、歌詞はばっちり、明確にうたいます。オームといっしょです♪ うぬぼれのぼせてとくい顔……たとえ男はまずくといも、わたしはあんあたがすきよ。吹き出してしまいます。

11月18日(土) 
★日記に仕事のことが書ける日は、幸せです。「ぼく、がんばったんだよ」(汐文社)が、北海道の冬休みの推薦図書になりました。朝一番に、絵本のメッセージコメントと、出来上がってきた絵にあわせて書き直した文章を添付送付しました。出版社からチェックが入って戻ってきたノンフィクションの原稿に手を入れるため、取材先に電話をしました。そして、書き直したり、書き足したり、構成を考えたりしています。次女お土産の豆大福に、夜も更けてから手をのばしてしまいました。
★新しい機種に不慣れなため、昨日から写真がアップできません。

11月17日(金) 
★今使っているパソコンは、起動している間、ガーッというファンの回る音がします。最初からそうなのでこんなものかと思っているのですが、もしもパソコンが壊れて、中に入っている原稿などを見ることができなくなったらどうしようという不安は、いつも頭の片隅にありました。実際、この日記を日々好日に移せずにいます。フリーズすることも度々です。パソコンレスキューサービスさんに、「ハードデスクの掃除をした方がいいですよ」といわれていたのですが、その間、使えないのは困ります。代車ならぬ、代機というのもあるようなのですが、この際、思い切ってパソコンを買い換えることにしました。しかし、新しいパソコンにしたところで、中に入っているものが消える不安が解消されるわけではありません。相談してみたところ、外付けハードデスクというものがあると教えてもらいました。それを取り付けると、自動でバックアップしてくれるという優れものなのでそうです。つまりパソコンが壊れても、保存したものはそこに残ることになるのです。自動的というのが、めんどうくさがりやのわたしにはありがたいことです。ついでに、取り付けてもらいました。

後の新しいパソコンにつないで、使い慣れた画面で作業できるように
今日は、新しいパソコンにすべてを移し変えてもらう作業が入ったため(それをじっと見ていたので)、仕事、遅々として進まず、でした。そのうち孫のお迎えの時間が来てしまいました。

11月16日(木) 
★今日のパンジョ童話教室は、3人欠席でした。1人は風邪なのですが、あとの2人はうっかり忘れたのよね、振り替えで2週連続であるということを。この教室では、合評作品を提出する順番は決めていません。書けた人が出すことになっています。多い時は何作も出ることもあるのですが、1作も出ないこともあるわけで、その時のことを考えると、ちょっとしたプレッシャーになっています。幸いなことに黒一点のHALさんが、がんばって毎回書いてくれるので助かっています。HALさんの本音は、わたしの講義を聞くより出した方がましということなのですが、理由は何であれ次々書いてくるということは、彼自身の筆力の向上にもつながっていると思います。今日はもう一作、メイメイさんの作品が出ました。中国に造詣が深い彼女だから書ける内容で、書き込めばゆうに100枚にはなると思います。でも、本人はメルヘンにしたいようなので、ご本人の意思を尊重しなければ……。それにしても惜しいなあ。

★うさこさんの「二人展」、近くのパン屋(ルヴァン・ルヴュール)さんで開催中です。地域のボランティア活動の若い旗手として活躍中のうさこさんは、仕事も主婦業も、そして自分の趣味も熱く精力的にこなしています。展示品は、専業主婦時代、子どもたちのために作ったものばかり。お宮参りのドレスから通学用の靴袋まで、どれにも愛情たっぷりです。

それにしても、よくまあ、残してあったこと。残しておくべきだったかな……
★仕事、貯めに貯めてしまって、「お尻に火」状態です。あせらず、一つ一つクリアーしていくしかありません。

11月15日(水) 
★孫がお熱で保育園を休みました。熱が出ても小さな子どもは元気です。面白くて吹き出したり、感心したりすることばかりです。でも、1日お相手をしてすっかり疲れてしまいました。7時にママが帰ってきて、ほっとしました。急ぎの仕事があるのですが、こういうときにかぎってね。

★昨日ランチにいった料亭というのは、久左衛門町にある「つる井」なのですが、偶然にも、昨日の産経新聞の夕刊に取り上げられていました。粋できさくなおかみとはお目にかかったのですが、三代目は28歳の若者だそうで、古い伝統を守りつつ新しい試みに果敢に取り組んでいるそうで、お座敷文化サロンもその1つだそうです。

11月14日(火) 
★とんぼの会の合評会で、中学年対象の連載を意識して書いた作品を合評しました。連載の場合、書きあがった物語を連載回数で均等に割ってすむというものでもないのです。一回一回、期待感をもたせて次回へ送らなければなりません。その期待感を受けてふくらませながら物語を紡いで、そして、また次回へ送る。なかなかうまくは書けませんが、基本的には、この繰り返しではないでしょうか。連載向きにするか、単行本にするか……。まずは、物語そのものをきっちり完成させなければなりません。とんぼの会は、ランチとショッピングとがくっついた中身の濃い集いです。今日のランチは、先日友人が教えてくれた料亭のランチ懐石。昼間なので1500円とはお安い♪

付き出しから、かぶらのふろふき、ブリしゃぶなんかもついています
帰ったら宅配便がふたつ届いていました。ひとつは、出版社から絵本の資料。もうひとつは、信州の恩師からのりんご。どちらも、うれしい、うれしい♪

11月13日(月) 
★夫を駅まで送って帰ってきたら、門に袋が二つかかっていました。ぽんちゃん、布さん、ありがとう。

丹精のキャベツと大根とこいも。手作りの吊るし柿にぎんなん♪
★飲兵衛会のメンバーと、京都を満喫しました。
フルーツちゃんもいっしょです♪ 母も、よころんでいるでしょう
水道管の向こうには 小さい秋 1
小さい秋 2
南禅寺の山門の回廊から1
南禅寺の山門の回廊から2 南禅寺の山門の回廊から3
かごいっぱいの秋(花伝) 今が旬 上海蟹(膳所漢)

11月12日(日) 
★今日はすべてパスする決心で、早朝からパソコンに張りついていました。お風呂に入って冷えた体を暖めたあと、朝食を食べていたら、画家の友人から電話がかかってきました。「え、ランチ、おごってくれる? だめだめ、今日はだめ。グループ展? そうか、明日までか。うーん……」。いったん電話切って、しばし考えました。懸念していたエッセイの見通しもなんとかついたことだし、「よし、どっちも、行くべえか」というわけで、いざ難波まで。

13日まで道頓堀茜屋画廊にて
同じ大学で美術を学んだ仲間同士の「遊展」は、今年で26回目。メンバーはそろって還暦だそうです。なんと「遊展」のメンバーのTさん、夫の勤めていた会社の後輩で、わたしの家にも遊びに来たことがあるJさんのお姉さんだとわかり、びっくりしました。いやあ、面白い人のところには面白い人が集まるというか、友だちの友だちのそのまた友だちだという5人の子持ちのお母さん、学生時代いつも首席だったというすごい方、開催の三日前に飛んできた鳥を見たとたん閃いて展示中の絵を描いたという学校の先生。クラス会のようなのりでおしゃべりに花が咲きました。楽しかったです。ずっと前から知り合いだったような……。
出品作品の中から、「秋」を二点買いました。
不思議な虫のブローチ
(袋は友人からのプレゼント)
友人のコスモス
なんとまあ、犬も歩けばで、今日の御堂筋通りは、「オープンフェスタ」なるものをしていました。アート・ジャズ・ダンス・よさこい・漫才・マジック・ファッションショー・オープンテラスなどなど、長堀通りから千日前までの間、車をとめてのお祭りです。わたしは帰りを急いでいたので、画廊前の催しだけをちらり。

11月11日(土) 
★刺し子のふきんは、ご近所のおばあちゃんの手作りです。もったいなくて、いつかホームページに載せようと思いつつ、額に入れたままになっていたのですが、それとは別に、もう一枚届きました。「テレビを観ながら、手を動かしてたらできる」とは、若い頃からお裁縫が堪能だからこそのいえる一言です。
麻の葉柄 ズームアップ
「木更津キャッツアイ」を観ました。悪ガキを謳歌していた5人組(これは前作を観ていないので想像ですが)のリーダーだったぶっさんが、22歳で死んでしまったのです。「もう見舞いに来るな」というぐっさんの言葉を真に受け、きっちりお別れをしなかったことがわだかまりとなったまま、残りの4人は、東京・大阪・地元・行方不明とばらばらになってしまいました。それから3年が経ち、仲間のひとりがショッピングモール建設の予定の荒地でぐっさんの声を聞いたという不思議な出来事を確かめるために、4人が木更津に揃うことになります。ひょんなことから自衛隊の女隊員チームと野球対戦することになったのですが、思いっきりゲームをすることで、大切だった親友ぐっさんに別れを告げることができました。それは、生き残った4人にとっては、自分たちの青春時代への別れでもあったのです。一抹のさみしさ。それが大人になることなのかもしれません。こんな真摯な映画なのに、思いっきり笑いました。物語のメインになる10数人のちゃらんぽらんのキャラクターが、なかなかいいのです。それにしても薬師丸ひろこさん、「3丁目の夕日」以来、あの映画にもこの映画にも出ずっぱりですねえ。

11月10日(金) 
★クリント・イーストウッド監督の「父親たちの星条旗」観ました。わたしは基本的に戦争映画は苦手です。中には感動的な作品もありますが、人間の犯したとりかえしのつかない過ちをまともに観ることがでません。抗うことができずに死んでいった多くの人々の恐怖と無念を画面で見るだけで、やるせない思いで胸が絞めあげられてくるのです。にもかかわらずこの映画を観たいと思ったのは、硫黄島におけるアメリカと日本の戦いを双方のサイドから捉えるという姿勢に、これまでの戦争映画とは違うと感じたからです。硫黄島における日米の激戦を侵略するアメリカサイドから描かれたのが、「父親たちの星条旗」で、12月に公開になる「硫黄島からの手紙」が、攻められる側の日本軍の物語だそうです。
硫黄島のてっぺんに星条旗を立てたのも、ただその場に居あわせたそれだけのことなのですが、そのために英雄と奉られて、戦意をかきたてるためのショービジネスに利用された三人の兵士の生涯が、切ないほど描かれていました。日本軍は背景として描かれていたにすぎないのですが、生きて帰ることは決してない状況で日本を守るために決死で戦った兵隊さんたちに感涙したのは、クリント・イーストウッド監督が戦場で戦って散っていった兵士に対し、敵・味方なく敬意を払う思いが根底に流れているからなのでしょうか。今、平和に暮らせていることに感謝しつつ、「硫黄島からの手紙」は、どんなに辛くても観ようと思います。
★仕事は、昨日今日と全くはかどっていません。昼間は細切れにしか時間を使うことができないので、夕食後いったん寝て、家族が寝静まった深夜に起き出してパソコンに向かうのが、わたしにとってはベストなのですが、最近は、途中で起きることができず、朝まで眠ってしまいます。かなりイラついています。映画に行かずに仕事をすればいいとお思いかもしれませんが、映画はわたしにとって頭のクリーニングのようなもので、最近、特に必要になってきました。

11月9日(木) 
★童話講座の日でした。今日合評するための作品が一作も出ていません。これはしかたがないことで、前回、某公募に向けての2枚作品がたくさん出たのですが、締め切りもあって、速読してその場ですべて合評をすませましたはて、今日は、何をするか……。教室の生徒さんたちは多趣味というか、仕事を含めてやりたいことがたくさんあって、「書く」ことが後回しになっているように思います。まず書かないと何も始りません。何はさておいてもわたしは書きたいんだと思う気持ちにならなければ、力は発揮できません。一作書いて、応募して、結果を首を長くして待っているようでは、まだまだです。教室でわたしができることは、書くことが日常生活の大切な一部になるように意識を持ってもらうことと、書きたいメッセージがどんどん湧いてきて、作品を書かずにはいられない気持ちになるようにみんなの意欲をくすぐることだと思い、今日はそのあたりをピンポイントにおしゃべりしました。今日のおしゃべりがその刺激になればいいのですが。結果は来週、作品がでるかどうか……。
★童話講座の課外授業として、障害者作業所への「読み聞かせボランティア」を発足させることになりました。きっかけは、わたしの所属している日本児童文芸家協会が、ありがたいことに百数十冊の本を障害者作業所に寄贈してくれたことです。本がたくさん並んだことで、本を手に取る通所者さんもいるそうですが、みんながみんなそういうわけではありません。全く興味のない人たちもいます。せっかくいただいた本なので、もっと活かせることができないものかと思い、読み聞かせを提案したところ、作業所から「ぜひに」との要望がありました。ニーズに応えたいと思い、人材をあたっていたのですが、童話教室の生徒さんに声をかけてみることを思いつきました。それにはわけがあって、「童話の本をどんどん読んでね。好きな作家の作品を写すことも勉強になりますよ」と常々いっているのですが、そんな気配がありません。この読み聞かせに参加してもらうことは、情けは人のためならず、書く力になると思います。まさに一石二鳥の効用が期待できるのです。賛同をえた生徒さんを中心に、12月からスタートすることになりました。月に2回。1回は「歌う」を中心に、1回は「読みきかせ」を中心に。対象は18歳から60歳まで。全くの手探りです。
★今、パンジョで、生誕70周年記念と銘打って「美空ひばり展」が開かれています。デビューの頃からのプロマイドは1500枚。どれも、なつかしかったです。トロフィーや楯、ライブでの衣装やアクセサリー。台本や手紙も……。楽屋再現コーナーもあり、ひばりフアンでなくてもゆっくり観たいものばかりです。4個所でひばりシアターこと、ビデオコーナーがあって、歌謡番組、芝居、ショーなどがゆっくり観ることができます。

11月8日(水) 
★ご近所さんから柿が届きました。85歳のご主人ご丹精の柿です。「今年は小粒です。わずかですがどうぞ」という手紙がそえられて、門にかけてありました。柿、大好きです。ありがとうございます。ごちそうになります。
★原稿に赤が入って戻ってきました。待ちに待っていた第二弾です。第二弾というのは……、先月24日、第一弾として戻ってきた原稿の続きです。出版に向けて動き出してはいるのですが、担当さんが超ご多忙で、いくつもの仕事を抱えているので、一度には見てもらえないでいました。原稿についていたメッセージによると、やっと他の仕事が一段落ついたので、これからは集中することができると思います、とのことです。第二弾も再度取材をしなければならないようです。時間が経っているのでなかなかたいへんなのですが、第一弾をクリアーした意気込みでがんばろうと思います。
★ワープロからセレクトして、いくつかの作品をパソコンに移動させました。明日の童話教室の資料を作りました。テレビに浅田次郎さんの対談を観ました。清書したようなきれいな原稿は</FONT>、いきなり書いたものだそうです。原稿用紙をしゃくしゃと丸めたり、線を引いたり、書き足したり、そんなことはまずないとか。理由は、小説を書き始める時には、すでに頭の中に物語がきっちりできていて、それを頭から原稿用紙に移動させるだけなので、間違うわけがないんだそうです。さすが、すごいです。朝起きて、コーヒーを飲んですぐに原稿を書き始め、途中で朝食がとって、一時ごろにはやめるそうです。午後からは読書。読書が大好きで読書ができないなら作家になった甲斐がないそうです。何を読まれるのか、資料としてなのか趣味としての読書なのか聞き出してほしかったです(後半、視聴者からの質問に答えるコーナーがあったのですが、その時はテレビの前にいませんでした。最後まで観たかったなあ)。

11月7日(火) 「眠い・寒い」
★なんとまあ、強風が雨戸を叩く音で目がさめました。昨日までがあまりにも暖かかったので、気持ちが悪いねえといっていたばかりです。例年通りの寒さなのかもしれませんが、北海道では竜巻の被害があったそうです。なんとも……。お悔やみ申し上げます。

★横山正雄さんの新刊、「おばけをとりにいこうよ」(草炎社)を「仲間の本」でご紹介しました。横山さん、昨年末から体調を崩されていたのですが、お元気になられて、ほんとうによかったです。

★キャノワード(ワープロ)に入ったままの作品がけっこうあるのですが、気になりながらも一部パソコンに移したまま、その後うまくいかなかったりして放置してありました。今日、別の件で、パソコンレスキュー隊に来てもらったので、何気なくそのことを話してみたら、「これが、こうだから、こうして、ああして、こうすればいいはず……」と模索しながらも、移す方法をレクチャーしてくれました。その道の専門家は、すごいですねえ。夜に移そうと思ったのですが、眠さと寒さには勝てませんでした。

11月6日(月) 「夢は宇宙へ」
★昨日の続きです。このクリアーポケットは、Make A Wish of Japanのグッズのひとつです。
クリアーポケットを飾っているのは、宇宙飛行士の野口聡一さんが、スペースシャトル「ディスカバリー号STS-114に乗る際に機内に持ち込まれた101枚の絵です。難病の子どもたちの夢を描いた絵を乗せたロケットは、7月26日日本時間午後11時39分、フロリダ州NASAケネディ宇宙センターから、宇宙へ飛び立ったそうです。宇宙から野口さんのメッセージが届いたそうです。<
応援メッセージをど うもありがとう!
みなさんからの応援を力にして、私たちクルーは、
大きな挑戦を必要とする今回のミッションに取り組んでいます。
みなさんも、毎日暮らしていく中で、壁にぶつかったり、悩んだり、困難に立ち向かわなければ ならなかったり、たくさんのチャレンジが必要かもしれません。
でも、 そのチャレンジは、みなさんそれぞれの夢の実現に、必ずつながる挑戦になるはずです。
高い壁ほど、越えることができた時の喜びは大きいも
のです。
(メイク・ア・ウイッシュ・ジャパンのサイトより引用)
難病の子どもの心にはもちろん、世界中の子どものたちの心にも、大人の心にも響く言葉です。
★エッセイ書き始めましたが、いただいているテーマが身近なだけに、簡単なようでむずかしいです。

11月5日(日) 「駆け足芸術の秋」
★「京都によく行ってるよね」といって、友人が美術館の招待券をいろいろ送ってくれました。行きたいと思っていたものばかりです。

これだけこなすのは覚悟が・・・・・・。
フットワークが軽くって、価値観の同じ友人といっしょに
まずは美術館「えき」で、「吉村作治の早大エジプト発掘40年展」を観ました。荒涼とした大地を掘って、掘って・・・・・・。いじめられっこの作治少年が逃げ込んだ先は図書館でした。そこで運命の本「ツタンカーメン王のひみつ」に出会うのです。たくさんの著書の中から、「夢一直線」と「ぼっ、ぼっ、ぼくらはエジプト探検団」の本を買いました。実は、わたしも同じ本(たぶん)を読んだことがあって、かなり感動。カーターやピラミッドに興味を持ったのですが、それだけで終わりました。少年が夢を叶えた過程をたどってみようと思います。

折も折、京都駅の吹き抜けで高校バンドフェスティバルが始るところでした。11時半から4時半まで、21校が入れかわり延々と演奏を続けるそうです。長い階段に座って演奏を聴きました。体をスイングさせながら、いかにも音楽を楽しんでいるといった感じがしました。三組目で席を立たなければはならないのが惜しかったです。

パフォーマンスも堂にいって……。立命館高校の吹奏楽部
日吉ヶ丘高校の体を揺らしながらのパワーいっぱいの女性徒ばかりの演奏は、スイングガールそのものでした。のりのりではじけていました。迫力もありました。観ていて、さわやかでした。出くわしてラッキー♪

こんなにたくさんの観客を前に演奏ができる京都の高校生は幸せだなあ
「始皇帝と彩色兵馬俑展」にいきました。世界初公開だそうです。映像で観た、始皇帝の権威を象徴するかのような地下帝国に圧倒されます。現地に行ってみたいと思いました。エジプトも同じですが、地道な発掘作業に驚かされます。このあと、「若冲と江戸絵画展」を観るために、岡崎の美術館にタクシーをとばしました。最終日ということもあって、たいへんな人出でした。これほどの展覧会はもう二度と行うことができないそうです。ほとんど人の肩越しでしたが、それもで素晴らしいと思いました。リンクしている開催のためのブログはとてもおもしろいので、ぜひクリックしてみてください。そのあと友人がチケットを持っていたのでそれもクリアーしようと、またタクシーをとばして、思文閣美術館へ「雅楽の変遷」を観にいきました。エジプト・中国・江戸絵画とダイナミックで華やかだったあとだけに、貴重なものとはいえ、展示品はとても地味な感じがしました。古の音色を求めてがテーマだったので、それぞれの楽器の音が聴けたらよかったのにと思いました。開催中、講演会やシンポジュームもあるようです。

4時半からは、音楽会へ。「ヴィオラの響き ジークフリート・フュールリンガー氏と共に」のチャリティコンサート会場である京都聖マリア教会に急ぎました。このコンサートの収益はすべて、難病の子どもたちの夢を叶えるMake A Wish of Japanに寄付されます。この教会に通っている吉村和馬くん(「ぼく、がんばったんだよ」のモデル)の、「電車沿線徒歩の旅のゴールを赤星選手に迎えてもらいたい」という夢を叶えてくれたMake A Wish of Japanへのお礼だそうです。フュールリンガー氏以外に、ヴィオラ奏者の田代直子さん、メッツォ・ソプラノの田中友輝子さん、ピアノの西谷玲子さんも出演されました。

あわただしかった一日の締めくくりとして、ゆったりとしたとてもいい時間でした

11月4日(土) 「おいしさ三つ」
★「忙しそうね。陣中見舞い」といって東京の友だちから、シフォンケーキが届きました。新潟のケーキ屋さんのシフォンケーキだそうです。ふわふわ感だけではなく、チーズケーキのようにきめが細かくしっとりしていて、とてもおいしいです。ほっと一息、いい時間がもてました。ありがとうです。
おいしいといえば、しぶ柿を焼酎で漬けたものをもらいました。おいしかったのでぺろりといただき、気がついたら、2個になっていました。これがなんともおいしくて、しぶ柿をこんなにおいしくできる人間の知恵はすごいと思った次第です。
信州のおやきのおすそ分けも届きました。冷凍なので食べたいときにチンすればいいので助かります。いつもの切干大根やきざみナスのほかに、丸ごとピーマンという新顔さんがいました。どんなものなのか、楽しみです。

11月3日(金) 「2007年度」
「地下鉄(メトロ)に乗って」を観ました。原作が浅田次郎だというので楽しみにしていました。浅田次郎の「蒼穹の昴」「天国までの百マイル」は、読むたびに心が揺すぶられます。「地下鉄に乗って」は未読なので、どこまで浅田ワールドが描けていたかはわかりません。父親を憎んで籍まで抜いてしまった息子が、若いころの父親に出会い、父親を受け入れるまでの物語なのですが、地下鉄がタイムトンネルになっていて、時代を超えるときのスピード感は吸い込まれそうでした。ん? という部分、たぶん小説ではうまく描けているのでしょうが、映像では、そのあたりがむずかしいところかもしれません。それにしても、最近よくとりあげられる30年代ですが、人と人の関係がもっと親密で暖かかったように思います。人間関係がそこなわれていった発端は、スーパーができて、町から対面式のお店が消えていってからのような気がするのですが。
★沢口靖子さんのお母さんから、2007年度の東宝のカレンダーが届きました。

はっとするほどきれいです
新しく登場した人もいれば、消えている人もいます。カレンダーに載るかどうかで、人気と東宝への貢献度がわかるのでしょうか。表紙を飾っているのは長澤まさみさん。9月にも登場しています。尚、1月〜12月まで沢口靖子さん一色と言う着物会社のカレンダーが12月にできるそうです。きっと艶やかなことでしょう。楽しみです。

11月2日(木) 「いろいろな仕事」
★朝の6時から一仕事しました。といっても、うれしくない仕事です。流しの排水溝が詰まってしまって、昨夜から、どうにもこうにも流れなくなったのです。今まで流れが悪くなったら、水垢などをとかす錠剤や液剤を使えばそれでよかったので、昨夜も同じように寝る前にそれを投げ入れておいたのですが、水は引いていませんでした。解体するしかない……。ジャバラになった配水管と、その上につながっている生ゴミ入れを固定する部分を外し、お風呂場で熱いシャワーをかけて洗い流すと、まあ、出てくる出てくる……。これだけのものが、詰まっていたのかと驚きました。それにつけても考えてしまうのは、人間の血管のことです。薬を飲んでいても血管を詰まらせるものが蓄積していって、いつしか、きっとこんな状態になっていてしまうのでしょう。流しの方は、すっかり快適です。
★絵本ができるまで。頭の中では知っていたつもりの流れを、実体験しています。
  @最初に絵本にする物語を書きます。
  A編集さんが画家さんに依頼します。
  B作家・画家・編集者の話し合いがあります。
  C編集さんが割付をして、画家さんに送ります。
  D画家さんがイメージふくらませて、ラフ画を描きます。
  E送られて来たラフ画を参考に、編集さんと打ち合わせ。物語に手を入れます。
  F画家さんが本格的に絵を描きます。
  G元の文をそぎ落とします。
  H絵が出来上がります。
  I絵の雰囲気をこわさないように、更に文に手を入れます。
深夜、メールに添付して送った絵本の原稿は、EからGへの段階でした。編集さんに、「すっかり絵本の文章になっています。一晩でこうも変わるものかとびっくりしています」と、おほめいただきました。ご存知のように、最初の物語は、画家さんがイメージをふくらませるためのものであって、絵本の文章ではないのです。絵本の場合、絵が主流なので、文章の量は、最初の半分から三分の一に減らさなければなりません。絵が語ってくれる部分は削ぎ落とすのですが、気に入っているフレーズがいくつかあって、それは残しておきたいと思ったのですが、この際、思い切って削りました。これでいいのかどうかは、編集さんの目を信じるだけです。あとは出来上がった絵を見て、Iの作業をします。絵は11月下旬にあがってくるそうです。表紙もデザイナーさんが作成中だそうです。楽しみです。(HIの推敲部分がが繰り返し行われました。11月24日記)

11月1日(水) 「お願い」
★毎月第1水曜日は、高齢者クラブの空き缶つぶしの日でした。

会長さんは89歳。杖代わりのストックで体を支えつつ・・・・・・
アルミ缶回収は、高齢者クラブの方々が積極的に始められている社会貢献なのですが、高齢者だけでは、なかなかたいへんです。月に1回。9時から1時間(今日は30分で終わりました)。ぜひ、地域の方々のお手伝いくだされば、助かります。空き缶を足でふんでつぶす作業です。みんなで支えていきたい活動です。
キリンビールさん、空き缶つぶしきの貸与、ありがとうございます。大助かりです
林さん、服部さん、ガレージを貸していただいてありがとうございます
小林さん、空き缶を回収するトラックを貸してくださってありがとうございます
★絵本の原稿に手を入れて送りました。すぐに電話がかかってきてやりとりをして、更に書き直しました。ラフとはいえ絵がつくと物語がふくらんでいきます。絵の力はすごいです。
★創作仲間のソングさんからメールが届きました。「感想画コンクールのカレンダー、いよいよですね」。あ、そうだ、11月だった。カレンダー、「盲導犬不合格物語」の感想画だったんだ。カレンダー、10部もいただいていたのに、みんな差し上げて手元にはなかったのです。教えてくれてありがとう。