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2006・5 |
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5月31日(水)「ボランティアクラブ」 ★今日は小学校のクラブ支援の日でした。パピーウオーカーだった高橋さんは、現在2頭の不合格犬(リジェクト犬)を飼っています。ゼナとツェッぺリンです。今日はツェッぺリンといっしょに、盲導犬のお話をしてくれました。みんな興味津々。静かにお話を聞いていました。ツェッぺリンは、オス犬なのでとても大きいですが、おとなしくて、友好的で、さわられてもいやがりません。命令をしっかり守れるいい犬でした。それなのに、なぜ不合格になったのでしょう。それは『盲導犬不合格物語』を読んでみてください(宣伝、うまいでしょ?) あらら、教室にはもう一匹、ものまね犬くんが…… 順番に、みんなにごあいさつするツェッペリン ラブちゃんバッジをもらいました(高橋さんこそがラブちゃんバッジの製作者です) 前回、空き缶のプルトップを集めて車椅子をもらったという話を聞いたた子どもたちが、プルトップを引きちぎって持ってきてくれました。かなりたくさん集まりました。(プルトップで車椅子がもらえるはデマではなかったのです)。 中には、自分でプリントを作ってクラスの友だちにくばって、呼びかけてくれた子どももいました。自分から進んで行動を起こしてくれたことが、とてもうれしいです。うさぎさん(ボランティアクラブを引き継いでくれた若いお母さん)、よかったね。あなたのお話が、子どもたちの心に響いたのよ。 5月30日(火)「おかゆ」 ★ときどき外出先で食べるピータンのおかゆがおいしくって、(家でも作るべえ)とピータンを買ってきました。 わがやは、朝、おかゆを食べることがけっこうあります。干し貝柱のおかゆや中華スープで煮たものがメインですが、時々はわかめ入り、青菜入り、さつま芋入り、もずく入り、たまご入り、ちりめんじゃこ入り、オクラ入り、梅干入り、松の実入り……などいろいろ試してみます。どれも、けっこうおいしいです。でもピータンはいまいちでした。2回チャレンジしましたが、外で食べたものの方が、断然おいしいのです。中華店のおかゆは、お米が破裂するまでことこと煮てあります。破裂ではなくて、最初からお米をミキサーにかけて砕いてあるというのだとも聞いています。でも、あのうまみはスープだと思います。上質のチキンスープが決めてだと思います。 ★のどがパンパンにはれています。わたしは疲れると、のどにくるタイプなのです。次に胃にきて……。いえ、来ないようにしなければ。と思いつつ、今週はかなり忙しくなりそうです。 5月29日(月)「お風呂のおともだち」 ★お風呂には、なんたってあひるさん。マットもシャンプーハットも水鉄砲も、みんなあひるの形をしていたり、姿が描かれていたりしています。でも、極めつけは、三角まなこのこのヤンキーあひるたち。真ん中の水玉のあひるはカナダで、他のアヒルはアメリカでガッティちゃんのママが見つけました。 左端はマリナーズのあひる 他にも何羽かすごいやつがいるのですが風呂場から逃げ出して…… ★今日は、たまっていた事務処理をしました。出版契約書・式典の出欠はがき・メール便の発送・連載の校正・インタビュイーのチェック……。なかなか連載の創作にかかれません。そんなときに短編の依頼の手紙が届き、追って確認の電話がかかってきました。毎年総会でお目にかかったあと、お仕事の依頼がきます。雑誌に年に1回書かせてもらえるということはありがたいことです。まずは連載がんばらねば。 ★泉州に行ってきたからといって、水ナスのぬか漬けをたくさんいただきました。数日おくほうがいわれたのですが待ちきれず、浅漬けをサラダ感覚でいただいてます。初夏の味がします。 5月28日(日)「飲ん兵衛の会」 ★今夜の「飲ん兵衛の会」は、黒一点のN氏の古稀のお祝もかねてでした。これでメンバーは、40代前半から70代までという巾の広い集まりになりました。といっても総勢6名。無礼講ですから、年齢差、性別差はありません。飲んでは食べ、食べては飲み、わいわいがやがとりとめもない話に花が咲きました。 さあ、かんぱーい 途中で、Yさんちの高1の息子さんが鍵を受け取りに来たので、無理やりひきとめ、仲間に引きずりこみました。若いっていいなあ。AさんちのMちゃん、女の子ながら数々の武勇伝。その型破りなパワーに、ほれぼれします。密着取材をしたいくらいです。野球に夢中のKさんちのMくん。素直で姉妹思い。それぞれタイプが違ってみんないい。どんな大人になるのだろうと楽しみです。いつものように仕上げはMrドーナッツのコーヒーとドーナツ。だれですか、コーヒーを3杯もお代わりしたの。それでも、パソコンを叩いていると睡魔が襲ってくるのですから、困ったものです。へへへ。 ★孫が、♪かぶをひっぱる、おじいさん〜と歌っています。保育園で習ったようです。「おおきなかぶ」の本をお土産にと、飲ん兵衛の会を抜け出して隣の本屋さんに駆け込みました。ついでにわたしの本が並んでいる棚をチェックしたところ(ありがたいですねえ、地元のいくつかの本屋さんには、わたしのコーナーがあるのです)、なんと、「はちゃめちゃ大家族」があるではありませんか。この本は、もう手に入りません。まさか、こんな近くにあっただなんて。うれしくって、「おおきなかぶ」といっしょにゲットしました。 ★インドネシアで活動中のハッピーハウスの代表に連絡するついでに、地震のお見舞いメールを送りました。地震のこと知らなかったそうです。インドネシアって、日本の10倍ぐらいも広いそうで、代表の滞在しているところとは、かなり離れているそうです。インドネシアといえば、もう10年近く前になるでしょうか、ふたりの母を連れてシンガポールに行ったとき、ちょうどインドネシアで山火事があって、その煙がシンガポールまで流れてきていました。人々が災害用の大げさなマスクをしていて、子どもたちは外出禁止になっていたことを思い出しました。 5月27日(土)「携帯電話」 ★泉ヶ丘で開かれている童話教室の生徒さんの絵画展を見に行きました。高齢のお母さんの介護もあり、いつも「忙しい。時間がとれない」とおっしゃっていたのですが、人物・静物・風景画と4点も出品されていました。生きがいがあると日常もがんばることができるのだなあと改めて思いました。 ★そのあと、昨日ご紹介した芝居を観に谷町9丁目に行きました。100人も入れば満席になるような小さなシアターでしたが、そこで展開する昭和30年代の世界は、なかなか見ごたえのあるものでした。舞台中央は、待合いのおかみのいる部屋。右手のエプロン部分に女郎部屋。左手にはラーメンの屋台が設定してあり、スッポットがあたった瞬間、すばやく場面が変わるという工夫がされていました。戦時中、中国で「丸太」といわれた人体実験があったのですが、その事実などをうまく取り入れてありました。それぞれ適役でしたが、後半、会長という人物が出てきてからは、舞台の締まるのがわかりました。この俳優さんは、特に見事でした。30年も続いている劇団だそうで、続ける大変さと大切さを感じました。 ★わたしの携帯にはメールもカメラもついていいるのですが、使っていません。電話の機能すらじゅうぶんに使いこなせないので、もっと操作の簡単なものにしたいとかねがね思っていました。少し時間があったのでドコモに行き、手早く買い換えました。この手早くが間違いでした。簡単が売りのシルバー用のものですが、電車でチェックしてみて、すぐに失敗だとわかりました。字は大きいのですが画面が前のものに比べると小さくて、名まえの表示を一度に5件程度しかしか見ることができません。しかもおなじ50音については、1人ずつ順送りにか検索できないのです。今回買い換えた目的の一つに、不要になった電話番号を簡単に消す目的もあったのですが、200件以上の電話番号が入っているので、いらない電話番号を検索するのに順送りでは、じれったくてなりません。夕方、前の電話に戻しに行きました。 というわけで、チェックをしただけで全く未使用の携帯電話が宙に浮きました。高齢者で携帯をほしいと思っていた方、もしくはご家族に高齢者がいらっしゃて、その方に携帯をと思ってる方、差し上げますのでご連絡ください。最新式です(ムーバーF672@)。説明のビデオもついています。操作も簡単なので、初めて使う方にはわかりやすいと思います。メールもできます。尚、希望者がふたり以上の場合は、申し訳ありませんが、わたしの方で選ばせていただきます。 5月26日(金)「もうすぐ発売」 ★100円ショップでこんな葉っぱを見つけました。以前ハワイでお土産に買ってきたことがある葉っぱです。 「マザーリーフ」というんだそうです。「かあさん葉っぱ」というネーミングは、ぴったりです。葉のあちこちから、ちいさな葉っぱがつぎつぎ出てくるのですもの。それにしても100円ショップで売っているとは……。 ★待ちに待っていた「命の重さはみな同じ―みなしご犬たちの物語―」の見本本が届きました。本屋さんに並ぶのは、6月の初めになります。お送りするお約束をしている方、今しばらくお待ちください。注文の本が手元に届くのは、来週末になるそうです。 ピンクの部分は帯です この本が出るまでにはいろいろな試練がありました。先の見えない時期もあり、遠い遠い道のりでした。こうして手にとってみると、ずしりと重く、犬やねこたちの表情も語りかけてくるようです。いい本になってくれたと感無量です。長い道のりを共に歩んでくださった写真家の野寺夕子さんの声も、根気よくご指導くださった学研の山本編集長の声も、電話の向こうではずんでいました(と、わたしは感じました)。動物たちの孤児院「ハッピーハウス」の活動を正しく伝えるとともに、子どもたちが、「命」について考えてくれるきっかけになってくれることを願っています。 5月25日(木)「パンジョ童話教室」 ★生活童話は、主人公の身の回りのおこる様々な問題を取り上げたものですが、素材になるものはだいたい決まっていて、ともすればありふれた話になりがちです。そうならないためには、登場人物の個性とエピソードが斬新なことはもちろんですが、何を伝えたいのかテーマを明確にして、どんな切り口で、どう描くか工夫しなければなりません。今日の合評作品は、作者の家庭を垣間見るような暖かさとやさしさにあふれた作品でした。第一段階は、ここまで書いたことに拍手です。第二段階は、合評に耳を傾け、自分の作品の問題点に気づきましょう。併せて自分の作品のいいところ、磨けば光るところを見つけましょう。そして、そこをふくらませるためのエピソードを創作しましょう。第三段階は、書き直すことです。これはとても大切なことです。合評を受けて、自分の作品が見えなくなる場合もありますが、そんなときは、しばらく間をあけておくにしても、そのままにしないで、必ず書き直しましょう。これをするかしないで力のつき方違ってきます。 ★童話の教室の生徒さんは、それぞれ輝いている人たちばかりです。そのうちのひとりは、現在はミニコミ紙の記者さんで、かっては劇団の女優さんでした。その劇団の公演があしたから始まりますのご案内します。天王寺にある應典院というお寺です。2500円 公演日 5月 26日(金) 19時30分 27日(土) 14時 19時30分 28日(日) 14時 19時30分 29日(月) 19時30分 5月24日(水)「映画&読書」 ★久しぶりの墓参でした。今月初めにお参りしたと思っていたのですが塔婆をみたら、4月末でした。母に申し訳ないことをした気分です。京都シネマで映画を観ました。特に観たい映画があるからというのではなく、時間的に都合のいい物を続けて2本観ました。「間兄弟」は、立ち見も出ていました。もてないけれど人の好い兄と弟の生活ぶりが映画になっているのですが、だから? という感じがしました。もう1本の「ジャケット」は、いい映画でした。若い頃ならこういう映画は辛くて最後まで観ることができなかったと思います。不思議さと哀しさだけではなく、最後に暖かいものがこみあげてきました。偶然、こういう映画に出会えてよかったと思います。 ★電車の往復で、4冊の本を読みました。すでに読んだ本も合わせて、「仲間の本」でご紹介しました。いやあ、もう、目がしょぼしょぼです。かすんでいます。限度です。仕事が後回しになってしまいましたが、今日はもう寝ます。明朝、早く起きてがんばります 5月23日(火)「ちぢみ」 ★日本児童文芸家協会の総会で、わたしの著書に興味を持ってくださった大先輩の作家さんに、「本、お送りします」と約束をしました。さっそくお送りしたまではいいのですが、お望みの本と違っていたそうです。「こちらで手に入れます」といっていただいたのですが、そうはいきません。「あした、お送りします」「それならわたしも」「それならもう一冊」というやりとりをしながら、「おかえし」(福音館)という絵本を思い出して、おかしくてなりませんでした。 お隣に引っ越してきたたぬきのお母さんが、きつねのお母さんに手土産を持ってあいさつにいきます。「まあ、すみません」ときつねのお母さんは、「おかえし」にいきます。こんどはたぬきが、つぎはきつねがと、家中のものを、いえ、最後には自分の子どもまで差し上げて……。結末は書きませんが、なんとも楽しいお話なのです。ここまではいかなくても、わたしのまわりでは、よくこのような「おかえし現象」が起こります。 ★「チェックしてください」と先日取材を受けた原稿が届きました。わたしのことを取りあげていただくのは、藤田富美恵先生の、「空堀から童話を書く」の―作家インタビューのコーナーです。1回目は中尾三十里さん、2回目は風野潮さんで、それぞれ書き始めた人たちへの貴重なアドバイスが詰まっています。わたしは……、上の空。はずかしいばかりです。少し手を入れさせてください。 ★今日も新刊が届きました。ご紹介する本がたまってしまいました。気合をいれて読むには、電車に乗らなくては……。そろそろ京都に行こうかな。 ★ニラが大安売りだったので、ちぢみを大量に焼きました。ちぢみの粉は市販されているのですが、今回はお好み焼きの粉に山芋をすり、たまごをいれました。サムジャンを醤油でといて、つけて食べたのですが、とてもおいしく講評でした。ニラを洗いながら、K本さんを思いました。「ニラが安売りだったので、ちぢみを焼いたの」とあなたがいっていたのは、とんぼの会の帰り道でしたね。その後、お母さんのおかげんいかがですか? 一日も早く良くなられますように。何よりも、あなたの元気な顔が早くみたいです。 5月22日(月)「本交換」 ★留守の間のメールにお返事をし終えて、やっと日常の流れに戻りました。手元に新刊が5冊届いています。たからしげるさんの「びっくりスクール」(フォア文庫)、藤代ありすさんのコミック「レクターのいた日」(小学館)、服部千春さんの「なまえなんて、キライ!」(講談社青い鳥文庫)、井上こみちさんの「ディロン〜運目の犬」(幻冬舎文庫)については、順番に「仲間の本」でご紹介していこうと思っています。「かわいくて、わがままな弟」(金沢絵里子)については、ここでご紹介します。この本は、日本児童文芸家協会のパーティーでごいっしょになって名刺交換した講談社の編集さんの手がけられたご本です。筋ジストロフィーの弟さんのことをお姉さんが家族の立場で書かれたもので、わたしの「ぼく、がんばったんだよ」(汐文社)と本も交換することになりました。早速、今日の午後届きました。 帯を外すと、その部分は真っ白でした。帯には、「だいたい、死にそうで死なないのが僕なんよ。自分を守ることは、にくらしいくらい上手なんよ! 僕は明るく、楽天的で、気が強い。わがままで気分屋さんだけれど、過酷な病気と闘うには、これぐらいじゃないと、やっていけないと信じている」と書かれていました。(そうだよ、そうだよ)と思わずうなずきました。お姉さんが書かれた本なので、深い思いが伝たわってくると思います。「難病と闘いながら、世界に目を向けた国際基督教大生の奮闘記!」とも記されています。 5月21日(日)「ナイトツアー」 ★本当は昨夜帰る予定だったのですが、急きょ、町子ちゃんの家に泊めてもらうことになりました。まあ、ご近所は有名人のお宅ばかりです。笑瓶、タモリ、北野誠、片瀬里穂、清水圭。ちょっと足を伸ばして小林幸子・美川憲一、坂本九、八代亜紀、原監督、某プロダクションの社長宅、有名企業の社長宅……。車で順番にツアーしました。豪華で、おしゃれな家ばかり。いやあ、もう別世界です。町子ちゃんもわたしもかなりのミーハー。思い返せばお隣同士だったときに、ご近所の沢口靖子さんが東宝のシンデレラガールになって、明日から東京に行かれるという前の晩、沢口さんと懇意だったUさんといっしょに訪ねていって、いっしょに写真を撮らせてもらったのよね。あれから二十数年が経ったと思えば、感無量です。はて、あの写真、どこに行ったのでしょう。それはともかく、町子ちゃんのお宅も素敵でした。設計、調度品とも。 町子ちゃんちの朝ごはん テーブルの上のバラはお庭に咲いています。このあとわたしがひっくり返して、びしょびしょに 新横浜まで送ってもらって、1時に帰宅できました。1時半から保育園の理事会に出席しました。 5月20日(土)「東京をかけめぐる」 ★同じホテルに泊まっていたワーミンさんと、ホテルの近くを巡りました。水戸黄門のお屋敷跡や小石川後楽園を散策しました。 水戸黄門のお屋敷跡 小石川後楽園で、カメラマンが池の鴨の動きを追いつつ、シャッターチャンスを狙っていました。そのカメラマンをつかまえて、後ろにいるおばさんたちが、あれこれ注文をつけつつ自分たちの記念写真のシャッターを押させていました。言葉の感じから、大阪のおばさんではありませんでした。 「現代中国美術展」は、今朝のNHKテレビで紹介されていました。印象的な画風に興味がわき、インターネットで調べたところ、小石川植物園のすぐそばの中国友好会館で開催中でした。しめた! 友好会館前の道路には、それらしくパンダが このあと、ワーミンさんは浅草へ。わたしは上野と銀座に行きました。そのあと、日本児童文学者協会の60周年記念行事に参加しました。お目にかかってごあいさつしたいと思っていたのですが、木暮先生は、検査入院されていて、ご欠席でした。 5月19日(金)「はじめまして」 ★今日は、出版社の編集さんが画家さんに会わせてくださる日です。今回の上京の楽しみの一つです。まず、朝のうちに、小雨のふる中、水道橋のホテルから毎日新聞社のある一ツ橋まで歩きました。思っていたより近かったです。約束より早めに着いたのですが、現在連載中の毎日小学生新聞の編集長と担当記者さんが待っていてくださり、楽しくお話ししました。編集室の大きなガラス窓の向こうには、皇居の緑が映えていました。午後からは、出版社さんが画家さんに合わせてくださって、とても充実した一日になったのですが、その前に、あれもこれもと思うもので、めちゃ忙しかったです。 ホテル→毎日新聞→上野(創作仲間と会う。手作りのヒレカツサンド、おいしかったです。ありがとう)→銀座(歩く鳥さんの個展)→うなぎ→東京駅(出版社さんと待ち合わせ)→船橋へ(画家さんを訪ねて)→夕飯(出版社さんに画家さんといっしょにごちそうになりました)→ホテル(仲間と落ち合い、すぐそばの後楽園へ)→ルノアールお茶→ホテルへ(東京の友人からつぎつぎ電話があって、携帯にかけたのにといわれる。わあ、かかってる、かかってる!) 画家さんですが(早くお名前をご紹介したのですが、今は別の作品に取りくんでいらっしゃいます。それが終わって、わたしの作品にとりかかっていただいてからということになっています。いずれお名前は書かせていただきますが、とても素敵な絵を描かれる、素敵な方です。 5月18日(木)「日本児童文芸家協会総会」 ★総会に出席のため早朝の新幹線に乗ることになりました。夫が駅まで送ってくれるといいます。かさばる荷物を後部座席に放り込み、外からドアをパタンとしめたとたん、車が走っていきました。わたしを置き去りにしたままで……。後部座席に乗せたと勘違いしたとしても、駅に着くまで気がつかないというのはどんなもんでしょう。空気のような存在という言葉がありますが、なんともはや……。そそつかしいという言葉だけで片付けてもいいのでしょうか。 今の季節田んぼには水がたたえれて、きれいです。関空まで近いので夫は飛行機で行けばいいのにといいますが、わたしは鉄道の旅が好きです。 ★ホテルに荷物をおいて、目と鼻の先の汐文社にごあいさつに行きました。「お茶を」といっていただいたのですが、時間のゆとりがなく、却って失礼なことをしました。総会の始まる前に(1時から)、日本児童文芸家協会のコンクールの最終審査がありました。わたしの担当はノンフィクション部門で、漆原智良・藤崎康夫・井上こみち・日野多香子諸先生とごいっしょに講評をしました。結果は「児童文芸」で発表されます。 3時からは総会がありました。総会に出席するたびに、いつも、協会に支えられているという実感がします。関東在住の作家さんたちは、書くこと以外に協会の運営に深くかかわっていらっしゃって、関西に住んでいるわたしたちは、労することもなく、原稿依頼をいただいたり、温かく迎えてもらったり、いい思いだけさせてもらっています。今日も、受賞者に花束贈呈という晴れがましいお役をさせてもらった多くは、関西から駆けつけた会員たちでした。児童文芸家協会は、とてもおだやかで、暖かいです。 ★花束といえば、お祝いが後になりましたが、日本児童文芸家協会賞。新人賞などを受賞されたみなさん、おめでとうございます。写真の右から、「真実の種、うその種」で協会賞を受賞された芝田勝茂さん、「かはたれ」で新人賞を受賞された朽木祥さん、「みたいなみたいな冬の森」で、同じく新人賞受賞の野本瑠美さん、「ニュースの現場で考える」で福田清人賞を受賞された野上彰さん。続いて文化功労賞の井上明子さん、同じく岩本康之亮さん、漆原智良さん。岸川悦子さんは、もっと左にいらっしゃったのでしょうか、写っていらっしゃいません。ごめんなさい。 このあと、花束を差し上げる人の波が押しよせ、受賞者のみなさんは花束に埋もれてしまいます 懇親会には出版社からもたくさんご出席があり、二次会を含めて楽しいものでした。担当をしてくださっている編集さんとゆっくりお話しができて、よかったです。年に一回しかお目にかかれない作家さんたちと、打ち解けておしゃべりできるのは、創作でつながっているからだと思います。真理ちゃん、さくらちゃん、ふきちゃん、のこさん、うららさん、事務局の林さん、いろいろありがとうございました。岡信子先生がご欠席だったので、さみしかったです。たからさん、お目にかかれなくて残念でした。井上こみち先生に、「ディロン」が文庫本をいただきました。 これは番宣のはがきです 読観終えてから「仲間の本」でご紹介しますが、傷ついた人の心を癒すセラビー犬の感動の物語で、樋口可南子さん主演のテレビドラマになって、20日(土)から4回にわたり放送されるそうです。 ★おまけ―東京かけあしあれこれ三題― @<展覧会> 5月17日(水)「Kパワー」 ★毎日小学生新聞に連載の予告が載りました。一週間ほど前に、毎日新聞にも載ったようなのですが、東日本限定だったようです。 わたしの写真は、友人でもあり地域のコミュイティ紙の記者さんでもある横山まゆみさんに、2004年の秋に喫茶店で撮ってもらったものです。気に入ってよく使わせてもらっています。ありがとうね。 感想文コンクールの表彰式でお目にかかった某社の編集さんから、「新聞見ました。連載、楽しみにしていますよ」って、メールが届きました。覚えていてくださったことも含めて、めちゃうれしいです。「毎日小学生新聞」は、出版社の編集室で回し読みされているようですね。 ★またまた生地問屋をしている友人からたくさんのはぎれが届きました。ダンボール箱数と大ふろしきに包んだものをいくつも。車に乗せると後ろが見えないくらいです。さっそく、福祉協議会の手作り班はもちろん、今年は、小学校の手芸クラブが「3月にファッションショーをするので生地がほしい」ときいていたので、クラブ支援をしているスタッフにも連絡をしました。どちらからも、とってもよろこんでもらえました。生地をくれた友人をイニシアルで呼べはKさん。手作り班をまとめている福祉協議会の理事さんもKさん。手芸クラブを支援してくれているのもKさんなのです。Kパワー、ばんざい! ★日本児童文芸家協会の総会に出席のため、明日から東京です。今年は、新しく会員になった日本児童文学者協会の総会にも出席することになりました。その間、画家さんに会わせていただいたり、打ち合わせがあったり、友人と会ったり、たまの東京ですので、詰め詰めのスケジュールです。仲間の歩く鳥さんが銀座で個展をされているのですが(おめでとう掲示板で紹介しています)、午前中なら何とかいけるのですが、午後からしか画廊が開きません。ぜひ行きたいのに辛いところです。「ナスカ展」に行く予定でしたが、時間のやりくりがつかなくなりました。尚、ノートパソコン携帯していきますが、わたしの泊まるホテルは、部屋ではインターネットができなかったと思います。しばらく日記はお休みということになるかもしれません。 5月16日(火)「ゲームの中」 ★たからしげるさんの『ギラの伝説―失われた宝剣と精霊の物語』(小峰書店)を読みました。おもしろかったです。とても、とても。アクシデントで現実の世界から、近日発売されるゲームの世界にとんでいってしまった麻矢。そのくだりが書かれたプロローグが終わると、一気にカイ王国の鍛冶屋の少年ヤーの視点に変わります。麻矢は、少年ヤーの中に入り込んでしまったようです。突然、自分の思考に入り込んできた麻矢は、ヤー少年にとっては、精霊のようなもの。盗まれた宝剣を追いつつ、二人はどんどん思いがけないできごとに巻き込まれていきます。 一言でいえば、力をあわせて、国王に返すための宝剣を奪い返しにいく物語なのですが、ゲームの中の世界がとても魅力的なのです。つぎつぎ現れる人物のキャラクター設定がおもしろく、村や森や洞窟や、お城の中、王国そのものを想像しながら、引きずり込まれるように読みました。物語の背景にある王国の悲劇に光が射し込む終わり方がよかったです。憎き盗賊の親分ギンギーが、物語の終りには好きになっていました。エピローグで、麻矢が最初の現実の世界に帰って物語りはおしまいですが、物語が面白かっただけに、戻らせたくなかったぐらいです。麻矢がゲームの世界に行ったためゲームに影響がでるのですが、なるほどと思いました。この感動を映画にしても、じゅうぶん、人が集められると思いました。 ★いよいよ18日から、毎日小学生新聞で、「ばあばのふろしき物語」の連載が始まります。一週間ずつまとめてゲラが届くことになっています。今日、8回〜12回目のゲラのファックスが届き、校正しました。粟田伸子さんのイラストも、11回以降は初めて見ます。「わあ、こういう風に描いてもらったんだ」と、うれしい発見です。 コミカルタッチのイラストは、きっと子どもたちがよろこんでくれると思います 5月15日(月)「公開講座」 ★高槻の「空とぶアヒル」さんの公開講座の講師に招かれて、お話をさせていただきました(高槻市の教育委員会の後援をとりつけてくださっていました)。いろいろ準備をありがとうございました。テーマは、「作家として子どもたちに伝えたいこと―地域にかかわるボランティアとして―」でした。講座のあと、スタッフのみなさんとおべんとうをいただき、おしゃべりもはずみました。参加者のアンケートを見せていただいたのですが、よろこんでくださったようで、よかったです。 公開講座に来てくださった方方に、日本サービスドッグ協会のチラシを配らせていただきました。チラシには、障害者や高齢者のために働いてくれた補助犬(盲導犬や介助犬、聴導犬などの引退後についての理解、合わせて老犬ホームの設立に向けての支援について、書かれています。いっしょにもらっていただいたかわいいラブちゃんバッジは、もともと募金をしてくださった方に差し上げるためのものです。看護士さんをされているボランティアさんが、忙しい時間の合間をみて手作りされているもので、わたしがいつもたくさん注文すると迷惑ををかけてしまいます。でも、チラシだけよりもバッジもあるほうがいいかなと思い機会があるたびに、ご無理を承知でお願いしています。今までに作ってもらったバッジの数は、600〜700? いえ、とうにその数は越えているかもしれません。活動を理解してもらった上に、差し上げた方にもよろこんでもらい、カンパにもなるので、一石三鳥かな。 <私信です>メールの送信に手間取っています。昨夜は、まごといっしょに眠ってしまったので、夜中に起きて、いただいたメールに返信を送っていたのですが、どういうわけがうまく送れません。いつもすんなり行っているものがうまくいかないと、不安です。送っていただいたメールは、しっかり読ませていただいています。返事が届いていない方は、申し訳ありませんがご連絡ください。食洗の調子も悪く、機器のトラブルは重なるものですね(16日。朝10時) 5月14日(日)「ツアー・オブ・ジャパン」 ★まるで隣町にいる感覚で、東京の町子ちゃんがおベンツさまに乗ってやってきました。代車なのは、駐車場に停めていて当てられたからだそうです。当てた人は、町子ちゃんが戻ってくるまで1時間以上も待っていたということです。ベンツを当てて1時間以上も待っていた! さすが東京だなあと感心してしまいました。大阪人がどうとかいうわけではなく、単純にそう思っただけです。それはさておき、津久野にある安くておいしいと評判のお好み焼き屋さんにいきました。いつもかなり待たされるのですが、11時をすぎたばかりだったので、すぐに座ることができました。豚玉に、ミックスモダン焼き、えびデラックス、焼きそば、閉めに牛筋すじ玉。さすがに残してしまいました。レジのおばあさんに、「ふたりやのに、注文しすぎでんな」と笑われました。今日は警備のおまわりさんが多くさん出ていると思っていたのですが、帰りは表通りが通行止めになっていて、いやおうなしに迂回させられてしまいました。何があるのかわからないまま、どんどん家から離れていくばかりなので、しばらく車を停めてようすを見ることにしました。すると、目の前を、自転車の大群が超スピードで通り抜けて行くではありませんが。しかも歩道をです。 その長い列に、目が点になりました。圧巻でした 後から自転車を積んだ車が十数台通っていきました ツアー・オブ・ジャパン・大阪ステージという催しがだったようです。あとで思うと、あの自転車の大群は、スタート地点に移動しているところだったのかもしれません。抜け道を通り、やっと自宅にたどり着き、ひいばあちゃんを誘って、三人で馬事公苑にお茶を飲みに行きました。町子ちゃんは新婚時代、わが家の隣に住んでいたので、ひいばあちゃんとは、顔なじみなのです。話がはずみました。 ★早朝、絵本の原稿を、出版社に添付で送付しました。児文芸から依頼のあったエッセイも送りました。あとはひたすら6月〆の作品にかかります。その前に、明日の公開講座の資料に目を通します。 5月13日(土)「蔦」 ★外は静かに雨が降っています。寒くもなく暑くもなく、体にたまった疲れがぬけていくような気がします。ねこたちも、朝からずっと眠っています。まごもたっぷりお昼寝をしました。問題は、昨日植木屋さんに殺虫剤を噴霧してもらったのですが、その効き目はどうなるか……です。夕方、玄関のドアをたたく音がしました。宅配便の集荷でした。インタホーンがこわれてしまったのでしょうか、昨日も、門扉にいただきものがかかっていました。別の人から、「ピンポンしたけど、おるすだったね」という電話もかかってきました。そのときは、(家にいたのに)とふしぎに思ったのですが、原因がわかりました。蔦です。門扉の横の花壇に這っている蔦はのびて、門の外のインタホーンが見えなくなっていたのです。訪ねてきた人は、ドアのそばのチャイムを押されのでしょう。あれは、壊れているに等しい状態です(ドア付近しか聞こえないのです)。 ↓ 葉っぱをむしるとインタホーンが 蔦、今からしばらくは、きれいです。手入れさえよければ、秋に紅葉するのですが、夏場水をやらないので、途中で落葉してしまいます。でも三十年来、こうして毎年、今ごろになると瑞々しい葉っぱがでてくるのです。蔦は強いです。 ★短編の連作ですが、見直して、手を入れて、出版社に送付しました。要求が高いので、すぐにオーケーが出るとは思っていません。こういう風でどうでしょうかと、お伺いのためいったん送ったという感じです。絵本の原稿については、見直し中です。打ち合わせ後、自分の中で変わるものがあって、いわれたこと以外もいじっているので、元に戻すことになるかもしれませんが、今は止まりません。明日にでも、書き直したものを送ってみようと思っています。画家さんについてどんな方か検索したところ、ご本人の子どものころのことが書かれたインタビュー記事が見つかりました。わたしの作品を気に入っていただけたわけが、わかったような気がします。出版社さんの紹介で、お目にかかれる日が、ますます楽しみになってきました。 5月12日(金)「ハムちゃん」 ★ひたすらパソコンに向かっていました。このところちょっと忙しかったせいか、昼間というのに画面を見つめていると、睡魔が襲ってくるのです。気がついたら吸い込まれるように眠っていました。こういう眠り方って、肩がこるのですね。腕もまでパンパンです。ちゃんと眠ろうと横になるとインタホーンがなったり、電話もかかってきたりします。昼間はなかなか眠れません。うれしいメールが入ってきて、目がさめました。出版社に預けていた原稿、秋には本にしてもらえそうです♪ 心はずんでまたパソコンに向かうものの、そのうち、またうつらうつら。やがて保育園にお迎えに行く時間になり……。仕事は、はかどったような、はかどらないような一日でした。夜は早めにベッドに入り、夜中に起きるつもりが、朝まで寝ました。この日記も13日の朝、アップしています。 ★今日(12日)は、独身時代勤めていた会社の先輩Kさんの古稀のお祝いの連絡で、久々になつかしい人の声を聞いたり、活躍ぶりをきいたり。ハムちゃん、お久しぶりです。ホームページを見てくださっているのですって? ありがとうございます。K先輩が、「ハムちゃん、わたしより、としこさんのことをよく知ってはったよ」といっていました。またお会いしたいですね。それにしてもいつの間にか、還暦だとか、古稀だとか、そういうことが親ではなく、われわれ自身のこととして祝う年代になりました。余生といわれいる年代に入っているのですねえ。 5月11日(木)「パンジョ教室」 ★パンジョの童話教室が始まる前に、出版社さんに来ていただいて、絵本の打ち合わせをしました。来週、画家さんに会わせていただくのですが、それまでに、原稿、部分的に少し手を加えることになりました。すでに、原稿が本の形に割付けしてあったので、直しやすいと思います。初めての絵本です。楽しみです。 ★童話教室は、2作品の合評をしました。今日から新しい生徒さんも加わり、合評が一層盛り上がりました。書こうと思った物語を、おっくうがらずに文字であらわすようにしてください。最初から上手に書こうと思わないこと、人に見せるのをはずかしがらないことです。教室にもよりますが、この教室に出す作品は、つじつまがあわなくても、ほつれがあってもかまわないのです。むしろそういう作品ほど、お互いに勉強になります。合評というのは、作品をよくするための意見の出し合いです。わかっていても耳に心地よい意見がほしいものです。上手な書き手ほど、その思いは強いかもしれません。わたし自身についていえは、合評好きで、打たれ強いと自他共に認めています。それでも、自分の作品の欠点を鋭く指摘されると、しばらく落ち込むことがあります。が、ぐさりとくる意見ほど、あとでじわじわ効いてきます。作品が見えてきます。書き直す力になります。なんども書き直すことは苦しみでもある一方、難産ほど、わが子を抱きしめたときの喜びも大きいというものです。予定日(公募の締め切り)を目指してがんばりましょう。 ★仕事がらみのファックスが2件、届いていました。すみません。返事はあしたになります。 ★「ばあば、おせきして」と、まごがいいます。「コンコン」とせきこむまねをすると、「だいじょうぶ?」の顔をのぞきこみます。「うん、だいじょうぶよ」というと、「よかった。ぎゅうにゅうのんで、ほら」と、空のコップを口元に持ってきてむりやり飲まそうとします。「つぎは、ねて」といいます。うつ伏せになるとになると、背中にハンカチとかタオルをかけて、とんとんと叩いてくれます。力いっぱいというのが、おかしいです。「ちょっとまってね」というが早いか、体温計を持ってきて熱を測るまねをします。「やさしいねえ」というと、「ありがといって」と、お礼を強要します。夢中になっていたレゴにあきたようで、最近、まねっこ遊びが、気に入っています。眠りにつく瞬間まで、さえずっています。 5月10日(水)「新玉ねぎ」 ★収穫したての玉ねぎをいただきました。今なら、葉の部分もおいしく食べられるんですって。 さっそく、牛肉と糸こんにゃくをたいた煮汁で煮つけてみました。歯ごたえはニラのようにしゃきっとしていて、ネギのように甘くって、嵩も減らないので、一品のおかずとしていけます。生産者は一般消費者が知らない楽しみを知っているのですね。ぜいたくです。 ついでに今夕のおかず 玉ねぎの葉の部分の煮物 こまぎれと糸こんにゃくのしぐれ煮 残り野菜の山海煮(じゃこ・昆布・干しえび) ルッコラと貝柱のサラダ ★創作、「風刺」と「意外性」に力を注ぎました。面白くはなったと思いますが、18の短編のうちいくつオーケーがでるのでしょうか? 週末に送ろうと思っています。それまで、推敲を続けます。 5月9日(火)「とんぼの会」 ★仲間うちの合評会が心斎橋でありました。合評会の前に、「マリリン・モンロー展」を観ました(難波高島屋で開催中)。開店後間もなくでしたので、人もまばらでした。モンローが身につけたというドレスはいろいろあったものの、ほとんどがパネルとフィギアで(それは出口で販売されていました)、がっかりしました。めぼしい遺品は、きっと競り落とされてコレクターの手に渡ってしまったのでしょうか。サングラス1、バッグ1、小物が数点、展示品の数は、ほんとうに少ないものでした。 その中で、見てよかったと思うものが一つだけありました。映画「紳士は金髪がお好き」で身につけた「バローダの月」というダイアモンドでした。24.4カラットもあるダイアモンドは、もとはといえばオーストリアの女帝マリア・テレジアに献上されたもので、それ以後ハンブル王家の代々伝わり、若き日のマリー・アントワネットをもかざったことがあるそうです。このダイアモンドを身につけた者は世界的に有名になれるという。たしかに……。ダイアモンドには、「はるか時のかなた、故郷インドの悠久の空にかかる月光のように美しく神秘的な宝石」とコメントされていました。薄汚れたヘアーブラシが5〜6本並んでいたのですが、哀しかったです。一世を風靡し、後世に名を残しているスターが、こういうものを遺品として展示されるのはいやだろうと思いました。 ★今日の合評会で、まな板の上に乗ったのは、わたしの作品でした。この作品を書くにあたってはいろいろなしがらみがあって、かなり背伸びもし無理もしたせいか、「とんぼちゃんらしくない」といわれてしまいました。長時間にわたり合評してもらったおかげで、見えてくるものもたくさんありましたが、書き直すには、まだまだ温めておく必要があると痛感しました。仲間はありがたきかな、です。 5月8日(月)「お仕事な一日」 ★某出版社さんと絵本の打ち合わせの日程が決まりました。1回は編集さんとこちら地元で。1回は画家さんを交えて東京で。楽しみです。 ★毎日小学生新聞の担当記者さんからファックスで校正が送られてきました。連載が始まるのは、17日ときいていたのですが、18日からだそうです。すでに毎日子ども新聞を購読して待っていてくださる友人のみなさん。ありがとうございます。10日の毎日小学生新聞・毎日新聞(東日本のみ)に社告がでるそうです。「ハードな世の中を生きぬかなければならない子どもたちへの応援メッセージです」と書いてもらいました。物語のタイトルは、「ばあばのふろしき物語」です。粟田伸子さんのユーモアあふれるイラスト、ばっちりです。 ★名医ほど、手術の際に思い切った執刀をするといわれていますが、某編集長の開腹手術を受けて戻ってきていた原稿の傷跡を、やっと正面から凝視することができるようになりました。短編集なのですが、それぞれの物語に求められているものは、鋭い「風刺」と「落ち」と「どんでん返し」(元々そういう作品なのですが、さらに鋭くということです)。本になるまでは、まだまだ険しい道程です。でも、しばらく温めているうちにアイディアもわいてきました。編集長をうならせるには、まだまだです。 ★別途、急な締め切り(といっても6月末)の作品を書きはじめています。こちらの方は、案ずるより生むが易しで、はかどっています。かけもちというか、全くリズムの違ういくつかの作品を平行して書く方法が、「頭を常に初期化したい症候群」のわたしには向いているようです。 ★深夜、下記のようなデータを見つけました。クイールが分散しているからかもしれませんし、一時的なことだと思いますが、しばしちょっと有頂天♪ とりあえずアップ。 盲導犬に関する書籍の売れ筋ランキング 最終更新日=2006年5月5日 情報源;Amazonデータベース 位置付け;Amazon.co.jpアソシエイト
もう一作、盲導犬関係のドキュメンタリーの原稿が出版社に入っています。感動の物語だと自負しています。「盲導犬不合格物語」のときと同じように印税の一部が支援につながるようにお願いしてあるので、早く本になってほしいと日々願っているのですが……。年内には、といってもらってはいます。 5月7日(日)「77777ヒット」 ★すみません。わたしの表示のしかたがわかりにくかったのでしょうか、77777ヒットのご連絡がありませんでした(引き続きご連絡お待ちしています)。次は80000(前後の799999と80001も)です。ぜひご連絡ください。 ★77777ヒットのご連絡がありました。よかった♪ リンク仲間のぴあのさんでした。ヒットの連絡がないというのは、さみしいものです。といいつつ、わたしが他の方のサイトにおじゃまするとき、書き込みのほうを早く読みたくて、カウントのことはあまり気にしていませんでした。これからは気をつけようと思いました。 ★資料を探しに図書館にいきました。親子三代ぞろぞろと。まごがいくらねだっても、まだ図書館の本は借りてやることはできません。クレパス(クレヨンではありません)に夢中なので、どうなることやら。あぶない、あぶない。代わりに帰りに本屋へ寄って、絵本を買ってやりました。すると、児童書のコーナーに、なんとまあ♪ ↓ わたしの本の特設コーナーが サイン会の余波です。ありがたいことです。どうぞ、売れますように! ★昨日の夕飯は焼肉(外食)だったので、今日は、野菜たっぷりのヘルシーメニューにしました。 タコとキュウリの酢の物・根菜のきんぴら(レンコン・ごぼう・人参・黒ゴマ) ごうや炒め(豚肉・ごうや・豆腐・たまご・赤出しみそで味付)・大根とセロリと 貝柱のマヨネーズ和え・生ハムと玉ねぎのマリネ、ピクルス添え・小松菜とち りめんじゃこの煮浸・あとはめざしとわかめのミソ汁、それぞれ好きなお酒。 5月6日(土)「20年後の発見」 ★保留にしていた仕事、ありがたくお受けすることに決めて、電話をいれました。連休の間考えていたことは、他の仕事のとのかねあいはどうなるのか、段取りはつくのか、引き受けてもこなせるのか、はたまた引き受けた場合のことを考えてプロットを立てたり、キャラクターを設定したり、少し書き始めたり……。人間、がんばればなんとかなるものですね(もしかしたら、3日の日記に書いたぞうりが脳をしげきしてくれた可能性も大です)。その反動で、考えあぐねていたほかの仕事も、わたしの中で動き始めました。師にいわれていた言葉を改めて、かみしめています。「とんぼちゃん、仕事は絶対断らないこと。引き受けてから悩むように」。それらの言葉を座右の銘にしていたのですが、今度ばかりは中途半端な状態で抱えているものが多く、パニクってしまいました。プロのはしくれとして、どんな場合も、肝を据えて書くしかないのだと自分にいいきかせています。 ★「こどものとも」という月刊絵本があります。わたしはこの本を、独身時代、会社に出入りしていた本屋さんから定期購入していました。当時100円でした。赤ちゃんがうまれた人のお祝いや保母さんになった人のお祝いに一年間贈ったりしたこともありました。 1960年代のこどものともの一部 朝倉摂・丸木俊・安野光雅さんの絵も 会社を辞めてからも、子どもが生まれてからも、もちろん今でもときどき本屋で見つけ、買っています(今は380円します)。8年間子どもができなかったこともあって、小さなお子さんが遊びにきたときに差し上げてしまったものも多いのですが、今でも200冊以上はあります。娘たちもそれらの本を読んで育ち、今、孫が、「ばあば読んでね」と持ってくるようになりました。今日、思わず、くすりと笑ってしまったのは、「おとうさん」という本に、小さかった娘の書き込みをみつけたからです。絵だけの本に、セリフが書き込んであるのですが、なんともかわいいんです。「でんしゃは、まいにちまんいんです。でもおとうさんは、がんばっています」とか、会社にいるお父さんの、「しゃちょう、これでいいですか」「どれどれ」という会話や、電車をおりて家路につくお父さんのお足元に小さな小石を描きこんで、「おっと!」といわせたり、町の鳥瞰図にもいろいろコメントが入っています。20年後の楽しい発見です。 5月5日(金)「至福の時」 5月4日(木)「Sたろうくんのこいのぼり」 5月3日(水)「休日出勤」 5月2日(火)「はぎれ」 5月1日(月)「愛の宅配便」 ★伊勢のひじきがたくさん届きました。とても細かい上質のひじきで、戻している間も磯の香がキッチンに立ち込めました。人参・ごぼう・こんにゃく・ちくわ・油あげ・しらす、それにほぐした生節とわらびを入れました。これだけで9品目になります。いいカニのむき身があったので、久々に芙蓉蟹をしました。そしてイカと大根の煮物、鶴橋のキムチ。ひじきはたっぷり炊いたので、ご近所の高齢者のご夫妻におすそわけしました。 ひじきの他に、じゃこのり(右写真)、寒天ゼリー、えびせんべい、キムチと、宅配便を送ってくださったご夫妻の愛情を感じつつ、おいしくいただきました。 ★「とらちゃんつむじ風」増刷につき、訂正個所があればということだったので、本を読み直しました。手前味噌になるのですが、おもしろく読みながしてしまいました。訂正個所、改めてチェックしなおします。 |