とんぼのいろはがるた 2003年(色) 2004年(かるた) 2005年(命) 2006年(創作) 2011年(離婚) 2013年(70歳台突入) 2014年(小さきこどもたちへ) 2015年(食材) |
2016年 ハイジ 五・七・五と字を並べて ああやこうやと仲間と楽しんでいます 俳句というのはおこがましく 配字(ハイジ)です 「いろは」を季節順に並び替えました い いろいろとありて終りて年明けぬ え 縁(えにし)をば賀状はがきに感じおり せ 千本の鳥居の先にあるか福 か かじかんだ手のひらころげる金平糖 て てきとうな方角向いて丸かぶり こ ここそこに咲いてたすみれたぞ摘むや り 両の手に掬えば清し春の水 ほ 細枝で鳥もうたたね春うらら ひ ひとひらのさくらポストにようお越し う 売れ残る箒の先にも春の風 る 留守番を子ねこに頼んで花の下 は 花こぶし咲くやいなやにほどけ散り ゆ 雪解けの水満ちて岸すれすれに め 目のかゆみ覚えていざや春ならむ し 熟睡し夢のかけらも鳥雲に あ アマゴ釣り解禁日すぎ人忙(せわ)し ろ 路地奥で揺れる小さなこいのぼり ら ラムネ菓子ころげていくよすべり台 な 仲たがいふたりをはばむサングラス へ ヘビメタと虫の音聴く耳同じ耳 と 鶏小屋にからまり色づくからすうり ち ちくたくと時計の音とふたり秋 た 蛇行する川面に映える山紅葉 ぬ 温きうちギンナン食う粛々と く クレーン車も背伸びしている秋の空 や 山ありてまだ山ありて人の住む (季語なし) ま 満月の影におびえてすくむ犬 つ 月の出を待つ夕空にとんび舞い ね ねこ来たるすすききのようなしっぽの子 の 秋草を活けたるそばやに列のでき に 似た人にどきり止まらぬ紅葉坂 け 健脚をおだてつ落ち葉を踏みしめる よ よくもまあ小さき体でかめむしめ い 井戸水の温かきに触れ寒を知る ふ 冬電車尻から先に暖まり も もんじゃ焼きこれでいいのかコテの先 み みかん焼く幼きころや火鉢あり れ 練炭を知らぬ子たどん?と首かしげ さ 冴え返る日イスラムで処刑あり き 黄信号寒さの中で点滅し え えり巻と一心同体冬の朝 す ストーブを点ける消すまた点ける朝 お おそなえのにゅうめんに柚子しぼりけり む むかし村今ニュータウンやがて過疎 (季語なし) ん ん?不運なら使い切ったよ宝くじ そ 蕎麦たぐる箸先遙かに除夜の鐘 わ わめいても戻らぬ一年また一年 始まりの文字が決まっているので、語句を入れ替えられない苦しさがありました |