7 Oct 2023
★すっかり秋の気配の中、ポシェットだけの身軽な格好で散策しました。気分は、最高です。池には、鴨が戻ってきています。
アヒル、二羽そろって眠っていました。そばに行っても、逃げないどころか、目を覚ましませんでした。茶色の子は、首を背羽根の中に突っ込んで、
白い子は、首をすくめて眠っていました。無防備さは心配です。
どんぐりは、帽子ばっかり残っていました。シカが食べたのかな。
どんぐりころころの童謡ですが、2番の ♪泣いてはどじょうを困らせた で終っています。その後、どんぐりはどうなったのか、気になったので検索しました。わたしと同じように気になった人たちが、3番、4番と作詞していました。5番まであるものもありました。が、いずれもどんぐりが山に帰る歌詞でした。小さな子どもにとっては、それがいちばんハッピーなのかもしれません。が、それでいいのかなと思いました。山に帰ったところで、木には戻ることはできません。それなら一層、こんなのはどうでしょう。♪ どんぐりころころ泣きやんで お池のほとりで根をはって、芽を出しにょきにょき背のびして、大きくなるぞといいました。っていうのは、どうなのかな。
★人気の作家宮下恵茉さんの新刊『9時半までのシンデレラ』(講談社)をご紹介します。莉子は中学生。勉強もできるし、友だちもいます。いつもにこにこしているのですが、母親の存在が、彼女を苦しめています。母親がすべてを決め、干渉し、行動を制限し、守らないと激しく叱咤してきます。母親が溺愛していた兄が大学生になり家を出てしまってからは、ますますつらく当たり、ごはんも作ってくれません。そんな中で、莉子が、(わずかな時間でもいっしょにいたい)とひかれていった澪って、どんな少女でしょう……。子どもたちの心に寄り添う一冊です。
さりげなく莉子に手をさしのべてくれる遥(はるかっち)、莉子に振られてもめげずに応援してくれる尾田、いいな。このふたりに守られていることに、莉子は気づいているのかな。
★曇っているかと思えば、青空が見えたりして、どんどん変化していきます。夏の空とは違います。
空き地も、秋模様。雑草たち、すてきです。
やっぱり秋がいちばん好き♪