6 Jun 2023
★釣りの成果といっても、ご近所さんが小浜まで行って釣ってきた魚を、棚ぼた式にいただいたものです。めばるも鯛も、内臓を取り出してきれいにしてあるので、ありがたいです。
スーパーで買ってきた魚には無関心なうちのねこたち(とくにシロップ)は、魚を下ろしている間、ねこなで声をだしながら、足にまとわりつきます。
三枚におろしてお刺身にしました。せっかくなのに、ケンも薬味もありません。あるもので間に合わせました。
茎みょうがの酢漬け、山椒の炊いたん、ぱくちーの刻んだん、青タンカン塩切り。けっこうおいしかったです。
★松素めぐりさんのシリーズ『保健室経由 かねやま本館。』(講談社)の最新刊をご紹介します。中学生の心を癒す湯治場の不思議なお湯の色は、毎朝、こうして運ばれていたんですね……。主人公が抱えている不満に、わかるわかると寄り添って読み進んでいるうちに、別の葛藤が加わります。だめだめ、トラップだよ、それ。自分の不満で頭の中がいっぱいの主人公はそれに気づき、回避できるのでしょうか? 刻々と迫るタイムリミットにひやひや。一体どうなるのでしょう。途中で本を閉じることができずに一気に読み終えました。大きく成長した主人公に感動しました。
講談社の新人賞を受賞後、刊行された『保険室経由 かねやま本館。』は刊行後、第2巻、第3巻……と続き、今回は第6巻。ますます深く、工夫が加わり、どんどんおもしろくなっています。