17 Dec 2024
★週3回のおべんとう、コンビニのたまごの力を借りています。コンビニのたまごは大きいので、2個使えば、わたしの朝ごはんもまかなえます。
★堀米薫さんの新刊『ミルキーウェイ』(新日本出版社)をご紹介します。農業高校の部活に、迷わず「牛部」を選んだ夢生(むう)。母とふたり暮らしの夢生の心のひだを根底に、恋よりも牛に没頭していく牛部の活動が興味深く描かれています。
うちらファッションよりも牛ですから~ と表紙の折り返しに書かれていますが、ここの牛は、どんなにかわいくてもペットではないと愛先輩はいいます。ページを繰ることに成長していく夢生とおはぎ(萩子)。そして後輩たち。指導する先生を含め、みんな乳牛の育成に力を合わせる同志です。
日本の酪農が抱えている問題点も、わかりやすく描かれています。研修先の酪農家の夫妻から震災を乗り越えてきた体験を聞き、「腹をくくるときがくる」ということを教わります。身が引き締まる思いで酪農に取り組んでいく若者の姿を目の当たりに感じつつ、夢中で本を読み終えました。乳腺炎にかかり去っていく牛への思い。その牛が1年間に出してきた乳の量は、9トン(1リットルの牛乳パック9000本)。5年間で45000パックの牛乳を提供してくれていたなんて、ありがたいばかりです。一滴だって無駄にできません。心して飲みます。
レターパック、値上げと共にこんなデザインにかわったのですね。
★夕方、牛乳とたまご、ヨーグルトを買いにコンビニに行きました。夕日に映えて、山は、まだ紅葉しているようでした。
10分後の帰りには、初冬の風景に戻っていました。