今日はこんな日

10月3日 トモダチブルー。

★パンダの次に洗ったのは、ねこ。いえ、ねこのポーチ。ねこ好きのわたしにと友人たちが折々に選んでプレゼントしてくれたものです。包みを開け、よろこぶわたしを見てうれしそうに微笑んでいた友人たちの顔を思い出しながら、手洗いしました。

中までおしゃれです。

★宮下恵茉さんの新刊『トモダチブルー』(集英社みらい文庫)をご紹介します。クラスの友だちに恵まれ、ダンス部の先輩にもかわいがられ楽しい新中学生活を送っていた真奈が、転校してきた小鳥のせいで、はぶかれて行きます。最初は、好みがいっしょで仲良くなれそうだったのですが、執拗で巧妙な小鳥の嘘によって孤立していく真奈。だれもが小鳥の嘘を信じてしまう怖さ。目が放せません。それにしても怖いのは、その動機です。もっと怖いのは、ママの発信していた愛あふれる日常のSNS。終わり方も怖いです。真奈は、きっぱり立ち上がりますが、小鳥は……。ずっしり心に食い込みます。

「トモダチブルー」、わかりやすく、インパクトのある造語です。流行りそうな予感と、流行らないでという思いと、複雑です。中学生のブレーキにもなるであろう一冊です。

★押ずしをこさえたシーチキンの煮汁で、じゃがいもを炊きました。ミニトマトを煮物に入れるなんて、かつては思いつかないことでした。

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1943年生まれ
羊年・B型・さそり座
48歳で童話教室に通い始め
54歳で単行本デビュー
80歳の現在に至る

日本児童文芸家協会会員
日本ペンクラブ会員

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