11 Nov 2024
★積んどくの中から、やっと一冊『刺繍する少女』を読み終えました。短編集ですが、どの物語も、ひとことで言うなら怖かったです。一作品を読むと一呼吸置きたくなり本を閉じるのですが、例えば、「収容所へようこそ」とか、「あなた、アルバイト?」の一言で始まったり、母にはふたつ宝物があった、年に一度決まった日に叔母を訪ねた、ジョギングを始めたのは堕胎手術をして七日後などという書き出しの一行で心を掴まれ、日常の中のありえない足を踏み込んでしまいました。
短編なのですが、10作品それぞれが全く違った世界に連れて行ってくれます。どの作品も余韻が深くて重いのですが、その重さから少し心が解放されてくると次はどんな世界なのかと怖いもの見たさで読みたくなります。うち、「キリンの解剖」、「トランジット」の余韻は格別でした。
★紅葉の季節です。観光客、急に増えました。バス、きっと超満員です。わかってるのに出かけたのは、今日はキャットフードのポイント5倍デー。この日にまとめ買いしておきたいからです。案の定、バス、とても混んでいました。買い出しの荷物を背中、両手に持ちながら、大きなスーツケースと人とをかき分け、バスを降りるだけでも、ひと苦労です。こんなに混んでいるのにバスの本数が減ったのです。一緒のバスだったご近所さんと嘆き合いました。
★ストックおかずたまっているのですが、夕はんを楽しみに帰ってくるうーがのために、チキンをこんがり焼いて甘辛く煮つけたものと具だくさんの焼きそばをこさえました。
ソバは両面をカリカリに焼いておいて、炒め半ばの具材と混ぜます。
★飲食業やクリーニング、ホテル、銭湯など、光熱費や原料などの高騰による値上がりは仕方がないとして、最近、便乗値上げが多く、うんざりしています。例えば人件費を消費者に負担させるのは、どうなのかなと思います。あれも、これも、その例は多々あります。石破内閣が発足しましたが、このご時世、だれが総理になっても大変だと思います。総理になったのは、運がよかったのではなく、運が悪かったのかもしれません。与党も野党も一丸となって、いい方向に舵をとってほしいです。わたしたちが耐えるにも、限度があります。