創作童話の会

 

たまごまごまご


元パンジョ童話教室
(2003年4月〜2013年3月)

たまごまごまごとして、2013・4〜

代表 黒田ふみ    講師 沢田俊子





               

11月の定例会

@250枚の大作

5つの中編で構成されています
それぞれ推敲を重ねて、書き直した作品の集大成です
どの作品も、中国の故事がテーマという共通点はあるのですが
素材と切り口が全く違っていて、読み応えもあり、読後
感動で涙ぐむ作品も。余韻が広がって行きます
情景描写がていねいで、文学です

だからといって
すぐ本になるわけではないのです
どうすれば、本になるか、今の出版事情と
対策などを話し合いました

 A短編

何度も何度も書き直している作品です
作品を推敲することで、力がついていくことを
願っています。今回は、無駄な描写が目立ちましたが
物語がシンプルになってきたからだと思います
いい傾向だと捉えてください

 B絵本原稿

ストーリーが印象に残らないのは、なぜ?
主人公たちが、問題を解決していないからでは
ないでしょうか? もっと活躍させてください

平凡にまとめないで、発想を自由に飛ばすことで
うんと遊んでほしいと思いました


ページを繰りながら
子どもが楽しめる作品に、ぜひ

 C短編
主人公が、楽譜という設定が
いいなと思いました。ただ、この作品に限らず
母親像が冷たいというか、子どもにやさしくありません
それが作風といえばそれまでなのですが
子どもの読み物としては、?です

書くことで心を開放できるのならい
どんどん書いてほしいです

 D単行本原稿

高学年向きということですが
内容的にも、枚数的にも、中学年向きです
ふたつの物語がひとつになった感がしないように
後半の物語に入るための布石が
ちゃんといるかなと思います

主人公にもっと根深い葛藤があると
読み物として深くなります

                        



     
10月の定例会

鬼村テコさん、おめでとう♪

「カエルのメロン」で

森三郎童話賞最優秀賞受賞

表彰式は、11月だそうです


岡田満穂さん おめでとう♪

傘寿の記念冊子刊行
短編童話10編。四季折々の俳句
パッチワークの作品も



菅田幸子さん

会員承認、おめでとう♪
画家さんとして、登録したほうが
よかったかな



合評その@
短編 発想が光っています
今まで、大人向けを書いていたらしく
読後感が暗くて、しかも辛い作風だったのですが
今回、一変していたので驚きました。視点が
揺れているという意見が出ましたが
部分部分で描写を補足すると
このままでも大丈夫かな


合評そのA書き直し短編 
すっきりしてきました
が、反面何度も書き直すことによって
書きたいことが新たに加わって、話そのものが
複雑にからんでしまうことがあります
ふたつの素材、どっちにしますか?
合評に左右されないで、しっかり
自分でかじ取りをして下さい

合評そのB
短編  主人公の葛藤は何?
物語がいつの間にかすり替わっていて
解決していないよね?

タイトルの使われている素材は
意味ありげで、物語の中で違和感ありすぎ
ないほうが、すっきりします

発想はおもしろいです

合評そのC
 短編 
本当にあったことに
こだわりすぎないでね。「うちはそうでした」
なら、そう伝わるように言葉を添えてください
誰が読んでもわかることはも大切です
ラストに工夫を

合評そのD
絵本原稿、薄くて、読みにくい
です
プリンターが不調だったそうですが、他人に
作品を読んでもらう場合、それでは礼儀に欠けています
この素材を、いかにおもしろく展開させるか
ひとりよがりにならないようにするには
こだわらないことです

それをクリアーしてほしいです
合評そのE
長編。がんばっていると思います
伝えたいことは、よくわかります。でも、これでは
手引書です。物語として描くには、事件や葛藤が必要です
特に、書き出しで子どもの心をつかまないと最後まで
読んでもらえません。それには、どうしたらいいか
話し合いました。苦しいですが、ここを
乗り越えてください

合評そのF
依頼作品 
協会から依頼があったのですね
よかったです。枚数オーバー、しかも10枚も!
まずは自分で10枚落として、その作品を
合評しましょうか

合評そのG
アンソロジーの集大成です 品のある作風
、時間切れになり、合評は次回へ
繰り越しになりましたが
感動の作品集です

  



  
9月の定例会


@絵本原稿
何度目の合評になるのでしょう
明確になってきていることもあるのですが
本人の譲れない部分があって、それにこだわっているうちは
子どもが読む物語として成立しにくいと思います
今のままでは、ひとりよがりの世界です

子どもたちに読んでもらおうとしるのなら
客観的に自分の作品を見る目を
育てることも大切です


A短編「ふしぎな○○」
ふしぎなを安易につける人が、よくいますが
ふしぎの内容が、子どもを引きつける魅力的なもので
あってほしいです。ありえなそうで、ありえるふしぎ
それがどんなものか、そして、主人公に
どういうふうに影響するのか

それを描くには、主人公の心理状態が大切です
学年は4年生よりも、1年生の方がいいかな


B短編
「へえ、そうなんだ」と発見のある素材です
不要な人物や書き込みを削除しましょう
ふくらませるところは他にあります



C短編
お話の種を見つけるのが
うまくなってきました。が、今のままでは
エッセイです。本当にあったことを物語にするには
どうすればいいのか。これを会得すれば
毎日がより楽しくなります


D長編

後半へのつながりに違和感がなく
お上手だと思いました。が

いったん書き流したという段階です
本当にあったことを素材にしているので
つじつまはあっているのですが、葛藤が浅いです
本人は、(えーっと)いう顔をしていましたが、まだまだです
人物の設定があいまいです。主人公はもちろん
両親については、違和感を感じます

人物設定について
もしこの作品を映像化するなら
どの俳優さんに演じてもらいたいか、想像してください
服装や、動き、会話、趣向などが明確になり
リアリティが出て来ます


合評って、素晴らしいと今日も思いました

さまざまな意見が聞けることはもちろんですが
書き手を交えて作品を掘り下げているうちに、その場で
新たなアイディアがわいてきて、書き直しは難しいと思っている作品も
迷路から抜け出る術が見つかることが多々あります
これは合評の良さで、一方的な添削では
できないおもしろさ、醍醐味です

このことは、代表のうさこさんの日記にも書かれています


「日本児童文学」があるのは
ここで何度も合評して、初めて出版にこぎつけた
おちまさこさんの単行本が、新人コーナーで紹介されてる
というので、「たまごまごまご」の全員に一冊ずつ
プレゼントしてくれたからです


間部かよさんの『どんぐりないよ』で
幼児の心と、物語の展開を勉強させてもらいました

      




       8月の定例会      

@近江ぺんの会との合流勉強会で合評した作品
当日本人は欠席だったの
で、再度
取り上げました

 A新作短編

思い出を次々短編に綴っていく
ノウハウが身についたのかな。なんでもない
素材を、楽しくまとめていました

 B新作短編

子どもの読み物なので
マイナーな素材を取り上げる場合、
どのように描けばいいか、切り口について
話し合いました。マイナーが素材が
この書き手のテーマかな

 C新作長編

素材の見つけ方というか
アンテナの張り方がうまいです
ノンフィクションを報告書ではなく、子ども向けの
読み物にするには、どうすればいいか
構成を含めて、話し合いました

 D新作短編

物語がシンプルで
とてもわかりやすく共感出来ると
評価が高かったです

物語をふくらませなかったのが
よかったのだと思います
@と同じ書き手なのですが、@は膨らませ過ぎて
わけがわからなくなっていました

欠席者2名の作品は次回に



7月の定例会

@書き直すたびに、よくなっています
あぜ道が楽しいです。ありきたりではない
発見をさせてください。まだまだあるはずです
苦手なことをクリアーできるまで
生き生き描いてください

A長編の書き出だし部分のみ
書き方のコツを掴んだと感じました
。が
家族の紹介に終わっています。この家族ですが
物語を展開していく上に必要ですか? 絡めていけますか?
人物の設定を見直してください。何よりも主人公をもっと魅力的に
主人公がしっかり立ち上がったときに、物語が立ち上がり
動き出すのです。もうすぐ実感できるかな


B主人公は人物、それとも物?
タイトルは、「物」が主人公になっています
タイトル通りなら、おもしろい展開がいろいろ
考えられます。楽しく合評しました

C3年生では、文章、内容共に難しいです
かと言って学年を上げていいというものでもないのです
一番の問題は主人公に添って読めないこと
なぜ共感できないのか、話し合いました

 D二つエピソードを
くっつけてあるのですが無理やり感があります
幼年童話ということですが主人公のこどもらしい思いで
成長させてほしいです

Eラストが、感動的でした
そういうことだったのかという落としどころが

お見事で、一気にストンと落ちました
某外国語が上手く挿入されていて、それが心地よく
物語をグレードアップさせていたと思います
合評であがった点を加筆して、蝙蝠を
羽ばたかせてやってください




6月の定例会

「近江ペンの会」と「合同合評in長浜」

6月24日〜25日

アルバム


5月の合評

@書き直し短編
素材になっているポケットを
もっと魅力的に。地道に書き直す人なので
きっといい作品になるでしょう

 A書き下し短編
主人公の葉っぱへの思いを
描いてほしいです。葉っぱ、石ころに変える?
いいと思います。この作品で新分野に
チャレンジです

どんどん広がっていく予感♪

 Bノンフィクションシリーズ
今回、興味深く読めました。ただ、客観的です
子どもの心に添って読みたいです
主人公を立ち上げてください

参考になると思い
堀米薫さんの本を貸しました

 C47枚作品
3人の子どもの母親たちのしがらみが
詳しく書かれているのですが、その詳しさが混沌として
よくわかりません。何よりも、そのしがらみが
果たして子どもに興味あるのか

自分の心を吐きだしている感があって
それも大切なことですが、次の段階として
読者ことを意識してほしいです

 D紙芝居原稿
前編と後編の分かれているのですが
前編がおもしろかったです。いろいろな国の
できごとなので、国名、時代は調べて
具体的に明記してほしいです

後編は、柳の下にどじょう感があり
公募には向かないです


 E書き出し部分とプロット
プロットというか
キャラクターの設定ですが
それが必要だと意識したことは
ステップアップです。「ふしぎ」、「魔法力」を
組み込みたいのなら、小手先だけではなく
奇想天外な展開はほしいです


 F
絵だけで綴るショートストーリー
小学生の絵本クラブの子どもの作品のような
すなおさと、素朴さがあります
が、ほつれだらけ

本人が楽しんで描いたようなので
これはこれで、いいのかと


エンド豆、みんなに持って来てくれました

ふしぎなポケットから?




4月の合評

5作品を合評しました
合同勉強会の打ち合わせも

合評その@

10枚の短編
年齢設定をあげると、物語が
もっとふくらむのでは?

そのA

思い出を綴った作品
教室に来始めたときには
「話を聞くだけで、書かなくてもいいですか?」
と言っていたのですが、お話の種を
見つけるのが上手くなりました

そのB
ノンフィクション
今は書きたいことを書き出している
そんな段階です。ここからが難しいです
報告書にならないコツを
いろいろ話しました

そのC
発想が斬新で
とてもおもしろく読みました
ただ、導入部分が不要かなと思いました
導入分(プロローグ)とエピローグ
を外してみては?

母親目線ではなく、そういう母親のもとで
育ってきた少女の思いを描いて
みてはどうでしょうか

そのD
単行本に向けてのノンフィクション
すでに何回目かの提出です。最初は
子どもの読み物として書かれていなかったので
記録に終わっていました

子ども目線で書いて欲しいので
女の子の設定をすすめました。今回
やっと、作品が見えて来ました

タイムスリップ、おもしろいです
が、スリップ後の世界との落差をどう描くかが
何よりも、主人公をなぜタイムスリップさせたのか
その結果、主人公にどんな変化があったのか
ふくらませる部分は山盛りです

吉橋通夫先生の『はっけよい! 雷電』は
タイムスリップを書いている人には
読んでほしい一冊です



ちゃぐりん5月号に
おちさんの作品が載りました
「たまごまごまご」で何度も合評して
書き直した作品を、ちゃぐりんの編集さんに
推薦したところ、即、採用されました


別のページで新刊として紹介されている
おちさんの初めての単行本も
「たまごまごまご」で何度も合評し
書き直したものです

雑誌の同じ号に、作品発表と単行本紹介
すごいです。おめでとう、おちさん




3月の合評



その@
楽しい♪ 新しい♪
創意工夫にあふれています♪
何度も書き直したので、完成度も高く
期待がもてる一作です


そのA 
短編新作
書き直し作品が多い中
新作が読めるのはうれしいです
けがの功名♪ 転んでもただでは
置きあがらなかった……

これぞ、作家魂だね

そのB
タイムスリップ
読後、余韻に浸ることができました
こっちの世界にむだな描写が多いため物語がわき道にそれていて
惜しいです。タイムスリップしてからをもっとふくらませてください
例えば、こことここ。ここを書きこめば、更に感動的に!
こっちの世界と向こうの世界との共通点を
明確に。タイトルは主人公に添うように

そのC
幼年童話
書き手の体験だそうです
思いはわかるのですが、葛藤がありすぎで
結果、散漫になっています。惜しいです。いちばん
どれが書きなったのかな、絞ってみましょう。短編で
描けることが限られます。その方が幼児にも
わかりやすいです。上手くなっています



そのD
絵本テキスト
もっと楽しく、明るく描ける素材です
発想の転換が望まれます。例えば、こんな風に……
今のままでは、作者が自分の都合のいいように無理やり物語を
引っぱって行っているので、わざとらしくて
おもしろくありません

そのE
短編
んな○○があったらいいな
わくわくする作品です。魔女や魔法を
引っ張り出さなくても(言葉に出すと違和感がある)
もしかしたらと、主人公に思わせるだけで
十分なりたつ素材です

そのF
絵本
シンプルなイラストですが
プロの画家さんだけあって、じゅうぶん魅力的で
楽しいです。ただ、スタートからフィニッシュに至るまでの
ストーリーの展開を、もっと奇想天外に
おもしろくできるのにと惜しく
思ったしだいです

そのG
中学年後半
担任の正義感に燃えている行動・発言が
クラスで浮き上がっている生徒をますます傷つける……
自覚がないこんな先生いるよね。主人公の姉とともに
人物像が、上手く描けていると思いました

が、主人公の抱えている葛藤が
後半、更に重くのしかかるだけで解決していないまま
終わっていると思ったら、わたしのもらった作品
ラストの数枚が抜けていた……

そのH
新作ノンフィクション
作者が実践しているボランティア活動を素材に
書くことはいいことですが、これを書いて何を伝えたいの?
今回は、その1だそうで、まだまだ続きがあるのですが
項目別に主人公を立ち上げ、その子どもたちが
ボランティアをすることで、成長していく過程を
描けばいいのかなと思います

今のままでは作者目線の報告書です
それに、そっくりそのままのノンフィクション
すでに出版されていますよ
知っているよね

そのI
ことば遊び
@と同じ書き手さんの作品
@のタッチで、ストーリーをつけたそうです
習作としてならいいですが、作品としては
二番煎じの感じがしました
春らしい、おやつ

ごちそうさま♪




2月の合評


その@
友だち3人のキャラクターの違いが
クラスでの日常的なやりとりにメリハリを
つけておもしろくなっている

だだ素材が素材だけに
「気持ち悪い」に繋がらないように
表現に注意しましょう

対象学年が、作者が
目指しているものと合わない

そのA
会話だけで物語を綴っていくよりも
地の文もバランスよく入れると、季節感、時代感
やりとりの裏の感情などが描写でき
物語が膨らみます

核家族になり、だんだん消えていく
日本のしきたりを子どもたちに
伝える短編です
そのB

自然の出来事を描いた短編
書き手の体験だそうですが、挿話にして
子どもたちに伝えるに当たり、本当に
こういう現象があるのかどうか
調べた方がいいかな
そのC
初めての提出作品
テーマになっていることがらに
主人公がこだわるわけが、読者に
伝わってこない。なるほど、それはいやだろうと
思わせてほしい。全体に暗い。このテーマを
明るく、ユーモラスに描くこともできる

対象学年が合わない
そのD
ノンフィクション
前回の合評で
子どもの主人公を立ち上げた方が
いいと話し合ったことを受けての書き直し

書き出しの部分が浮いている。必要なのか
後半は物語を解決させるために
立ち上げた子どもとは全く関係のない
おとなの登場。これは事実

ノンフィクションは事実を歪めることは
できない。が、そのままでは報告書であって
子どもの読み物ではない。創作を加えることで
事実を歪めては、ノンフィクションとは
いえない。さじ加減が難しい

そのE
印字が薄くって読みにくい
イラスト付きの書き直し作品なので
なんとが目を通したものの、合評を受ける
姿勢ではないと思った

手づくり展で買った
参考絵本を手渡した


そのF
畑シリーズ
書く分野があるということは
いいなと思う。季節感(収穫時期)に
違和感があったが、実際のことなんだそうだ
イメージと現実。その落差をどうするか


そのG
読みやすいし、子どもにも
わかりやすい。でも、読後心に残らない
何か足りない。それは何か?
見つかったと思います


バレンタインが近かったので
心づくしのおやつが、4時間の長丁場に
ほっと一息をつかせてくれます



次回作品10作出ました
全員提出です♪(ひとり欠席なので
2作出した人もいます)
うれしい、うれしい




2017年1月の合評


4時間で、7作を合評しました

その@ 6枚
書き始め(1枚目に)ご注意!
1枚目がわかりにくいと、子どもは
読んでくれません。子どもの心をしっかり
つかむには、1枚目が決め手です

登場人物が多すぎです


そのA短編

おもしろい発想です
ある公募にぴったり。書き直して
応募しようよ

そのB15枚童話
これは短編童話の素材だと思います
書きすぎ。ふくらませているついもりが、物語を
わかりにくくさせています。本筋と関係の
ない部分は削除して、すっきりと

そのC絵本テキスト
絵本を描くための設定なのですが、作者が
場所にこだわってるので、説明がとても多いです……
画家さんなので、まずは場面数だけ絵を描いて
それに添うシンプルな文章をつけてみては?

また、なぜこの物語を書くのか
せっかく伝えるべきテーマがあるのに
それを取り上げないのは、もったいないです
それぞれの葛藤も外せません。おとな向けの絵本
だそうなので、さらに読み応えのある深い
展開にしてほしいです。この素材は
それができるはずです

友情とはいったい何なのか
仲よく遊ぶだけではない


そのD
5枚作品
このひらめきを大切に
ただ、まだ、ひらめいたままです
物語にするには、ふくらませなければなりません
例えば、こんなふうに……。きっと楽しい
お話になると思います

そのE
この書き手さんには
数回合評して、書き直して
ようやくまとまった作品があるのですが
その作品のシリーズだそうです

え、シリーズってどういう意味? 
素材が違うものの、物語のモチーフやパターンが
前の作品にそっくりです。良く言えばパロディ
はっきり言うと、自分の作品の盗作です

服のデザインならありかも
同じパターンで、生地を替えて制作する
でも、書く世界はだめでしょう
違う切り口で書いてね

そのF7枚童話
@と同じ書き手
同じように1枚目に問題あり
あいまいなままスタートで始まっています

わたし、おこってる! という
書き出しの一行は、端的で、かつ魅力的で
捨てがたいのですが、実は、そこに至るまでの心情が
あいまいなのです。主人公がなぜそう思うのか
日ごろのうっぷんの積み上げを明確に描くと
その1行が、もっと生きてくるかな



おちまさ子さん

単行本デビュー、おめでとう♪



長年抱えていた作品らしいのですが、やっと
チャンスが巡っていたのですね

たまごまごまごで何度も合評して
書き直し、企画書も検討したことがきっかけで
こうして本になってうれしいです

夢は、目指せば、必ず叶うことが
みんなにも実感として伝わったと思います
目指すということは、ひたすら努力することです
おちさんのけん玉にかける実績と情熱
そしてくり返し書きなおす努力が
とうとう実ったのです

年末に、全員に本を送ってくれて
ありがとうございます

今日は、みんなでお祝い会をしました

ラジオにも生放送で出演するそうです
作家としての歯車がかみ合って、動き始めたのかな

http://abc1008.com/miyo/



12月の合評

先月合評した合評3回目の
「すぐになんとかなりそうな作品」ですが
雑誌に推薦したことろ
掲載決まりました♪やっぱりね
来年5月号が楽しみです


ひとり見学者がありました
童話塾の懇親会で、メンバーと同じテーブルに
座ったのがご縁だそうです。入会されました
この教室がその人に合うかどうか
……


その@思い込みで書かないこと

作者の世界感
それを他の人に伝えるこには
どうすればいいか

@主人公はだれ? 
Aストーリーの流れの確認
B物語のほころび(リアリティ)について
C植物についての思いこみ
D伝えたいことはなに?



そのA何を書きたいのか整理しましょう

童話、絵本、絵童話のうち
どれを目指していますか? まずは
それを明確にしましょう

@背景の設定 A主人公は、どっち
B書きたいことは? Cメルヘンとリアリティ
D会話と地の文のバランス

作者にとって場所へのこだわり
登場人物へのこだわりがあります
それがじゃましていませんか

 短編

発想が、おもしろい
が、一部、友だちに否定される部分がある
そこを直せば、羽ばたく短編だと思う


長編

ノンフィクション
この複数の人物をとりあげることで
今どきの子どもたちに何を伝えることができるのか……
子どもたちが興味を持って読んでくれるためには
どういう切り口で描けばいいのか

架空の主人公をたてて、子ども目線で
楽しく描いてみてはどうかな

まだまだかかりそう


次回提出作品が9作品ありました
そのうちの2作を、速読で合評しました


書き直し短編

とてもよくなっていました
あとひと息です

終り方を工夫してください。幼年向けなので
素直な流れで、登場人物といっしょに
体験できるように

イラスト童話

画家さんの作品
どうわというか、コミック?
発想もおもしろいし、キャタクターの表情が
とてもいいのです。サンタが主人公でしたが
1月から12月まで、季節がらみのシリーズにしてみては
どうかと思いました。雑誌の彩というか
息抜きにぴったりだです





11月の合評会

骨折で欠席の生徒さんの作品は
みんなの感想を集めて、送ってもらうことに
お見舞い代わりです

もうひとり欠席の生徒さんは、あさっての「童話塾」でも
合評を受けるので、そちらに集中してほしいので次回に回しました
差別ではなく、区別です。来月、しっかり合評しましょう


4作品合評しました

推薦したい作品がありました
すぐになんとかなりそうです。書き直したら
添付してください

場所設定について
現実にある場所なので、書き手の中では
明確なのですが、複雑すぎて情景が浮んできません
その場所でなくでも、むしろその場所にこだわらない方が
物語の展開がうまくいくのでは?

事実を、頭の中から
引っぱり出すことが第1段階だとしたら
第2段階は、それを、読み物としておもしろくするには
どうすればいいかを、考え、構成する
それが創作の醍醐味です

低学年の単行本を
目指しているそうです。書き直してきて、よくなりました
だいじょうぶ。この作品は羽ばたきます
細かい部分について、アドバイス



発想の原点に事実があると
それに縛られてしまうことがあります
事実を元に、創作しましょう


作品が少なかったので当日提出の1枚童話2作と
3枚童話1作を速読して、合評ではなく
沢田が講評しました

書き直したことで作品が無難になり
物語がトーンダウンして、おもしろくなくなりました
幼年童話は、これではだめです
わくわく感を取り戻すにはを
話しました




20代のときに
「小説家になろう」と思って以来30年、毎日
書いてきた生徒さんがいます

3人のお子さんの子育て中から
子育てが終わった今は、仕事もされているので
時間にゆとりがあるわけではないはずです
ずーっと書き続けてきたので
筆力は、確かです

12月に、初めての単行本がでます
童話塾がご縁で、「たまごまごまご」に、きてくれ
企画書を出す段階から、出版まで関わることができて
講師冥利に尽きます。うれしいです


彼女の作品が
今日、2作出ていましたが
どちらも、すぐに羽ばたくレベルの作品です
継続は力だと思います


次作品、2作しか出ませんでした

1作は、単行本が出る生徒さんの長編
1作は、「みんな、毎回出そうよ」と、びかけてくれた画家さんの
作品です。他の人たちは、どうしたの?

親の介護、体の不調、家事が忙しい……
ということを言い訳にしている間は、趣味の範囲で
プロを目指す資格はありません

だれもが何か抱えています。そんな中で
プロは、必死で書いているのです。スランプはあります
書けないで低迷していることと、時間がないことを言い訳にして
書かないこととは、全く別のことです。厳しいですが
プロデビューを目指しているのですよね?

昨年のある時期に、逆戻りですか?


差し入れのマコロン♪







10月の合評会

久々に全員そろい
9作品、すべて合評しました
4時間集中すると、けっこう疲れます

息抜きのおやつ、うれしいです



 @思い出の冊子に納める短編
終戦まもなくの暮らしぶりです。せひ伝えてほしいです
その時代の背景をしっかり抑えた上で、少女が過ごした日常の
明暗が浮かび上がって、今の時代の子どもたちに
メッセ―ジとして伝わると思います

 A書き直しの短編
うまくまとまっているのですが、それでも
意見がいろいろ出ました

  BH 
同じ作者のシリーズなので、同時に合評しました
作者の思いと読み手の思いに落差があって、もどかしいです
禅問答のように頭を使いましたが、つかみきれません
小さなあるものを、どう扱うか。子どもにも
わかるような役割が必要です

  C長編ノンフィクション 
一気に読ませる筆力がある作品です
が魅力に欠けます。それは、事実を連ねた報告書に
すぎないからです。子どもに読ませるには、事実を踏まえた上で
物語としてふくらませなくてなりません。どこを
どうしたらいいか話し合いました

 Dほんとうにあった話をまとめた短編
この作者は、不思議な人との出会いが多いのですが
そのひとつが童話となって大賞をもらっています
他の人が見過ごすできごとを不思議としてとらえるアンテナを
持っているのだと思います。それを物語にするには
事実に囚われすぎないことです


 E作者が教室に来始めたころに出した作品だそうです
それを覚えていた人がいて、前の作品と
書き直し作品を比較してくれました

 Fかわいい幼年童話です
これは、羽ばたきそうな予感がします。あとひと息、
がんばって書き直してください

 G書く力が付いてきています
が、この物語は絵空事で終っているので惜しいです
なぜなのかを話し合いました。世界感や値観の違いを持った人物
魔法使いであれ、魔女であれ、動物であれ、しっかり
設定しておかないと、あちこちにほつれが
見えて来ます。終わり方をどうするか
それも大切なことです





9月の合評


提出作品は、10作あったのですが
7作で時間になりました

1時から5時までって、4時間だよね?
ということは、走らずに、しっかり合評できたはずです
が、いつも思うのは、合評→書き直し→合評を繰り返しても
羽ばたかない作品には、羽ばたく力を持った
ひらめきが欠如していることです

短編の場合、作品に
読者の心をつかむひらめきや、しかけが
あるかどうかが大切です

それは一体何か
どのように発想して展開させるのか
10月15日の正岡先生の「絵本の勉強会」で
学んでほしいと思います

が、たまごのメンバーのうち
正岡先生の「絵本の勉強会」に参加するのは
半数です。なぜ不参加なの?

せっかくのチャンスなのに
もったいないことです


@短編

A絵本15画面

B画家さんの作品

C中編

D短編


E短編


F7枚作品

Fの作品だけです。原稿枚数が
明記されていたのは

作品枚数と、だれに読ませたいのか
どこを目指しているのを
しっかり書いてください




8月の合評

天性寺さんはお盆なので
京都ウィングスの部屋を借りました
クーラーが効いていて、快適でした。4時間あるので
ゆとりだと思っていたのですが、あっという間に
時間が過ぎ、次回へ持越しになりました


@3枚幼年童話

登場人物のチェック(なんでうさぎとうま?)
不要な表現・文章多し(40行削除)
ふくらませるのは、説明でなくストーリー
ラストがおもしろくない。短編は起承転結、おまけにひとつ
(幼児がもう1回読んでという楽しい工夫を)

A絵コンテ書き直し

ダブっている場面を削り
テンポある展開に。犬のキャラクターが
いい感じです


B7枚童話書き直し

「まだ書きなおすんですか?」と本人
もし、某雑誌に向けての原稿だとしたら
まだ推薦できません

主人公の成長が、明確にみえません

C12枚書き直し

喧々赫々。合評が盛り上がりました
素材は、今どきの家族の抱えている問題が
今までにないシュールな切り口で描かれています
あまりにも切なく哀しくて、それを平気で受け止めている少女を
受け入れられないという意見が多かったです。それは
背景が描かれていないからだと思います。12枚
ではとても無理です。こういう主人公を描くには
ルーツから掘り起こさないと……
すごい作品になるかも

D2枚書き直し

ラストの2行が、いいですねえ
この短編に、柿や枇杷の絵手紙を
つけたらどうでしょう

E7枚

不要な個所を削除して
5枚童話に書き直しましょう。テンポが
良くなると思います

F長編の一部書き直し

尊敬する友人の作家は
「書けなくても、とにかく長編を書いてほしい
長編を書いてこそ、筆力が育つ」と
いつもいっています

長編を思いつきだけで書き始めても
行き詰ってしまいます。その辺りを話し合いました
書き続けていると、見えてくることがあります
書けるようになってきた今が、いちばん
しんどい時かもしれません。自分を
信じてがんばってほしいです



次回へ持越し
 G短編 H3枚童話  I絵コンテ書き直し

新しく7作品出ました


みんながんばっているので
それに応えたいです



7月の合評

@5枚幼年童話

A6枚作品

B7枚童話

C5枚書き直し

D10枚作品

Eエッセイ

F長編

G絵コンテ


 H3枚童話 I絵コンテ書き直し →次回へ


くり返し言っていることですが
短編、特に幼年向きは、書きすぎないことです
おとななは物知りです。いろいろなことが見えているので
つい伝えたくなりますが、読者である幼児が見えている世界
理解できるできごと、言葉は限られています
それを、しっかり意識してください

言葉の選択、リズム感が大切です
書きすぎは、せっかくのひらめきを散漫にし
物語をつまらないものにします


長編の場合は、ふくらませるところを間違えると
物語がいくつものわき道にそれてまい、読み手を翻弄させます
書き手自身が、テーマを見失っていることのほとんどは
書きすぎが原因です。枚数をかせぐために
だらだらと書いている。そんな作品に
ならないようにしてください

長編は、クライマックスが必要です
それに向けての、いくつもエピソードであって
エピソードの羅列では決してありません

どん底に落とすことも必要です。そこから這い上がり
クライマックスに達する過程こそ、読者を
わくわくさせ、感動に繋がります

ノンフィションの場合、取材先のいいなりに
書かないことです。それでは、ゴーストライターです
自分の価値観と物差しで、伝えたいことを
しっかり調べ、描いてください



京都は祇園祭です

鉾のチマキは厄除けで玄関に飾るもので
食べられません。が、「このチマキは食べられるんです」
と京都在住の生徒さんがみんなのおやつに
持って来てくれたのは

占部山鉾由来のチマキです

中に鮎が入っています
大極殿のものです

わたしにも、別にプレゼントしてもらいました

帰って、仏さまと亡夫にお供えしました

ありがとう♪

6月の合評


9作品合評しました
前もって、代表の黒田さんから
合評の順番と作品名が送られてくるので
それに合わせて合評しました


@

A

B

C

D

E

F

G H 同じ人の作品

じゅうぶん意見を述べ合ったこと
わたしの気づいたことについてはプリントして
各自に渡したので、省略します


今日の合評作品に合わせて
参考になりそうな児童書を貸しだしました

右端の「日本児童文学」には
おちまさこさんの入選作品が掲載されています
ユーモアにあふれた短編です。たまごまごまごの仲間10名に
一冊ずつプレゼントしてくれました

みんなで合評した作品の単行本化が
進んでいます。長い間書き続けてきた人なので
実力は十分なのですが、きっかけというか、チャンスが
なかったのでしょう。そんな人、けっこう多いです
彼女の場合、一冊出ればきっと次々
出版につながると思います



天性寺さんが
村上開新堂のゼリーとクッキーを
差し入れしてくれました





5月の合評

うれしいことに9作品出ています
みんなやる気満々なので、できるだけ
たくさん合評しましょう

昨夜、9作について
合評のポイントというか、それそれの作品の問題点を
書きだしました。書きくせはだれにでもあって、うまくいけば
個性にもつながるのですが、マイナス要素に
なっているものが、ほとんどでした

意外と本人は気づかないようです

@出だしがわかりにくい作品
不要な文章を削除して、テンポよく
といつも思います。書き直し、努力の人なので
きっといい作品になるでしょう

AB
どちらも、主人公の設定あいまい
それぞれに問題点を書きだしました
@については、主人公の資質を安易に考えすぎです
Bについては、葛藤もあいまいです
どちらの作品も
主人公に寄り添ってよめません
どうすればいいのか、話し合いました

Cラストが怖い話で終わっている
それまでの物語は、そのための振りだった?
話しがすり替わった感が強く、裏切られた思いがします
怖い話にするのなら、布石は必要です
負のトライアングルについて
提案しようと思っていたのですが

本日、急きょ欠席

D冊子のための短編
今まで書き溜めた短編の一覧を作ってみました
もっとあるはずです。出来上がった冊子を
イメージすることも大切です

E王さまのはなし

王さまは
主人公として魅力的な設定なのですが
王さまでなければならない必然性がないので
もったいないです。寓話のようですが
よくある話にならないようにね


F絵本イラスト
何でもない日常を9コマで描いています
共感とがあっていいなと思います。もっと発見を
増やして、15画面にしませんか。習作として、ラフ画を
どんどん描いいるうちに、絵本で表現するって
こういうことなんだと、すとんとわかる
瞬間があると思います

描いているうちに
日常描写だけではなく、物語性が高まって
いくように思います

G文章の削ぎ落とし
@の作品の書き手とおなじ
このモチーフを使って、何が書きたいのか
それが見えて来ません。テーマを伝えるために
物語を展開させていきましょう

Hメルヘンでも習性はしっかりと
Aの作品と同じ書き手。幼年童話なら
もっとや楽しく、リズムにのって、会話は短く
こんな感じに描いてみては?


うれしい記録
その1 家の光童話賞受賞のしげたにさん
エッセイが家の光に載りました

重谷さんの作品は、どれも「土」(自然)とつながっています

今日は、みんなに
畑の収穫を持って来てくれました
赤エンドウですって

豆ご飯を炊くとおいしいそうです
実がびっしり詰まっています

うさこさんの作品は、かわいいイラストがついて
「ちゃぐりん」に掲載されました

チャンスはだれにでもあります
めざして、がんばりましょう






4月の合評

提出作品は8作あります
中には2作出した人もいます。作品があっての
合評会ですので、単純にうれしいです

時間制限があるので、うち4作しか
合評できませんでした

グッドニュース@
さらに今日も新たに提出作品が8作もあり
わたしは億万長者の気分です
みんながやる気を出してくれて
しあわせです。とっても

グッドニュースA
さらにしあわせなことは
みんなで合評した作品が単行本になる
というのです。企画書の書き方も、長編の構成も
原稿を持ち込むタイミングも、たまごまごまごで
勉強してもらいました。筆力があるだけでは
なかなか本にはならないんです。が
1作出れば、次もあると思います

グッドニュースB
某童話賞受賞者には
月刊誌にエッセイの依頼もありました
稿料もいただけるそうです♪

グッドニュースC
来月号の月刊誌に
作品が掲載される人もいます
こちらも稿料が♪


どの人も、あきらめずに書き続けて
目指していたからこそです

グッドニュース
世に羽ばたく作品は、みんなで
合評したのですから、他の仲間も知らず知らずのうちに
力がついているはずです。自信を持って
書き続けましょう


身近なグッドニュースは
いい刺激になり、連鎖していくことと
信じています





3月の合評


退会した人がひとり戻ってきたり
新入会員が増えたりしたことで、刺激があったのか
あるいは、12月のわたしの説教が効いたのか、1、2月は
やる気満々に思えたのですが、それも束の間
今月の合評作品は2作だけでした

 短編 怖い話

怖いというか
猟奇的で、読後、不快になるというのが
みんなの意見でした。子どもに読ませたくない作品でした
無理に怖い話を書く必要はありません
得意な分野で、自分らしい作風を磨いてください
でも、いろいろ試してみて、わかることかもしれません
チャレンジ精神は、〇です

 短編 書き直し

前回に比べ、流れはスムーズです
おもしろく読みました
が、主人公のキャラクターがあいまいです
設定された性格では、こんなセリフはいわないんでは?
「まだ続くの? 途中?」という意見がありましたが
問題解決が中途半端です

ラストは、主人公が輝くエピソードで終ってください
例えば……と意見を出し合いました


それにしても、3時間もあるのに、
そして9人もいるのに、たった2作しか作品が出ない
一斉メールで、カツを入れました

なぜ、作品が出ないのか? 
書けない?  → なぜ書けないのか?
@書きたいけれど書けない?  → この人はまだ見込みがあります
 
A書くことが苦痛? → この人は、「たまごまごまご」には向かないです

今日、話し合おうと思いました
その結果をみて、今月で教室を閉めようと思いました
と、なんと次回作が7作も出ました
やれやれ……


 レクチャー

@ のひとのために、講義しました
わたしが公募おばさんだったころ、どんなに努力したか
そのノウハウです。親切ですねえ、わたし

でも手を貸しすぎかもしれません

お話の種探しもしました
新聞バージョン

みんなの気持ちも新たに、4月以降も
続けることになりました

1年先に、更新するかどうか、時期が来たら
また話し合おうと思います

公募に入選したり
プロデビューしたい人はもちろんですが
趣味で書いている人も、それなりの成果があるように
目標を決め、それに向かって勉強して行きましょう
書くことは、生涯の友です

こんな名言集があります
どれも、みんなに当てはまります



2月の合評

4作合評しました
絵本テキスト

ラフ画と文
画家さんなので、ほほえましい
表情やしぐさのイラストを見ているだけで
楽しくなってきます。が、文はまだまだ
物語がきょろきょろわき見を
しています


ノンフィクション(全体の三分の一)

頼る人のいない不遇な少年時代に
瞬時、道にそれることはあっても、踏みとどまり
後日、子どもたちのために道を切り開いていった人物の
物語……としか、ここでは書けません

とてもおもしろく読みました

すでに亡くなった方の物語ですが
奥さまはご健在のようなので、わたしなら
お目にかかって取材をします

もし、実存している本や資料だけの寄せ集めで書いたのなら
不安が残ります。自分の足と感性で情報を得なければ
オリジナルな事実や発見は得られません



「児童文芸」最新号はノンフィクションの特集です

ノンフィクションは取材が九割
「どうやって人に会い、話を聞くか」と
国松俊英さんも書かれています


 5枚短編

パンジョ時代に何度も合評した作品です
「理屈っぽくて、幼児には理解できない部分がある」
という指摘がありました

たしかに。でもその部分さえ書き直せば
「今日締め切りの公募に出せるよ」というと
本人は、すっ飛んで帰りました

いつも鵜のみにして、その部分だけ書き直す人なので
つじつまが合わなくなることがあり、また指摘することもよくあります
全体をしっかり読み直すようにアドバイスしながら
もう10数年も書いているんだよ。しっかり
してと思いました

10枚作品

応募先がはっきりしているのはいいのですが
作品が、公募にあっていないかな……

例えば、おもしろい話の公募の場合
おもしろいという感じ方は人それぞれなので
いろいろあっていいと思います

むしろ切り口はありきたりでなく
斬新な方がいいです。ただ、読み手が
おもしろく感じなければ、それはおもしろい話では
ありません。そんな作品でした

書ける人なので、いろいろな公募に
振り回されないで、自分の書きたいものを
真摯に書いて欲しいと思います


フィンランドのお土産やバレンタインのチョコ



2016年1月の合評


今年の目標を発表し合いました
それぞれ、具体的に目指すことが見えているようです
12月には「たるんでいる」と怒ったのですが
その効果があったのかどうか
うれしいスタートです

新しいメンバーがひとり増えました
作家になると家族に宣言したそうで、書く気満々です
6月に退会した人が復帰しました。やめてみて書くことに
支えられていることを知ったそうです


3作合評しました

 7枚童話

手慣れているというか
そつなくかかれているので、すっと読めます
問題はないのですが、もし公募に出したら、残りません
おもしろくないのです。なぜ、おもしろくないのか
主人公が描かれていないからです
そのことについて、話し合いました

脇役の少年は魅力的でした


 長編

とてもがんばって書いていると思います
小見出しをつけることろまではよかったのですが
ひとつの小見出しに、あれもこれも詰め込みすぎているので
混沌としていて、読者がついていけません
書きはじめを魅力的にするには
どうしたらいいか

長編を書くにあたり大切なことを考えました
魅力ある登場人物の設定、そして主人公が抱えている葛藤
伝えたいメッセージ(テーマ)などをしっかり設定する
については、いうまでもなく当たり前です

それができた上で大切なことは
最後までおもしろく読ませる工夫です。構成です
物語の流れと登場人物の相関図の書き方を
合評作品を例に、プリントにしました

こういうことを決めずに書いても、ねえ

話し合っていて、何より驚いたことは
ごうまんとも思われる自分勝手な主人公の性格について
主人公自身、特に何にも感じていないと
作者が語ったことです

それは、作者自身が主人公の性格を
愛情を持って理解していないことだと思います
登場してくる自分とそっくりな性格のひいばあちゃんを主人公は
批判ばかりしているのです。ここはうまく使うべきです

どんなに嫌な性格の主人公でも
読者が、「わかるよ」と主人公に添えるように
いっしょに乗り越える葛藤として
描くといいと思います

 5枚童話

今日、参加したばかりの人が作品を出したました
公募締め切りが近いからです。音読してもらって合評したのですが
公募に出すには、まだまだ未完です。あせらず
ゆっくり学んでからにしましょう

落選が続くと自信を失います



2月に「文芸社」から出る絵本です

メンバーの姪ごさんが絵を描いています



12月の合評会




3作合評しました
たまごまごまごの今後についても
話し合いました

忘年会は、家の光童話賞を受賞した重谷さんの
うれしいお祝い会になりました


長編のあらすじ

9月合評した15枚作品を
長編に向けて書き直すためのもので
小見出しごとに、あらすじが書かれていました
こういう物語が書きたいんだと、とてもわかりやすかったです
前回の合評の意見をしっかり取り入れられていて
このまま場面で描いていけば、いい作品に
なると思います

創作歴も長く、もともと書ける人なのですが
自己流で書いていたそうです
タイトルも物語の一部です
工夫してください



同じ書き手の作品が2作出ました
その1 ある公募に出した5枚童話

   落選の要因が知りたいそうです。わたしは
審査員ではないので、ほんとうの理由はわかりません。が
思いつきはいいのですが、不必要な説明ばかりで
物語がおもしろく展開していませんでした

何よりも一番知りたいストーリーの最後が
欠落していました

こちらは、彼女が落選したという公募の
入選作の選評です

参考にしたらといいたいのですが……
中川李枝子さんの評は、きびしく、「もうひとひねりほしい」そうです
『きんかんジャムの季節です』は、一ひねりも二ひねりもありました。更にというなら
どこをどういうふうに一ひねりするのか、具体的な指導がほしいです
「今回は、推せる作品はありませんでした」は審査員の
コメントとして、どうなんでしょう

これから応募する人の励みや参考になるコメントが
ほしいと思ったのは、わたしだけでしょうか


その2

発想がユニークで、おもしろかったです
が、作品としては、ほころびだらけで、映像としてイメージできなかったり
作者が何を伝えたいのか知りたいところがたくさんありました
この作品は、もっともっとおもしろくなる要素がいっぱいです
合評ででた意見を取り入れて、書き直してほしいです


「たまごまごまご」のこれからについて話し合いました
(ほんとうに、この勉強会が必要なのか)とわたしが感じたことが発端です

合評作品が出ない → 簡単に休む → やる気が見えない
→本を出したいという意欲はあるのに、他力本願
 → 会員の人数制限をしている(休会・退会のあと、補充がない) →メンバーが減っている
→ マンネリ化している  → 毎月じゃなくてもいいのでは? 

そんな流れの中の話し合いでした

「3か月に1回でいいと思います」という意見が出て
それに同調する人もいて、そういう結論になりそうでした。わたしが求めていたのは
「書きます。毎月してください」でした。3か月に1回なら、なしくずしに
消滅していくでしょう。今が止めどきかな……

そう思っていた矢先
今まで作品を出さなかった人が力作を出して
「続けてください。毎月してください。作品書く努力をみんなしましょう」
と呼びかけてくれたのです。驚きました

彼女はプロの画家さんで、いずれ「絵本を描いてみたい」
とは言っていたのですが、合評後の飲み会を楽しみに来ていたのです
先月「童話塾in関西」で刺激を受けたこともあり
俄然やる気が出たのかな

「本音で作品がよくなるようにいってくれる人は外にはない
続けてほしい」と言ってくれたので、3月までは
このまま行くことにしました

が、こんなぬる状態で、プロの作家になりたいと
思っている人もいます。そんなに
甘くはないですよ

その後、ニーズがあれば、それには応えたいですが
いったん辞めた方がいいのかなとも
思っています



11月の合評会

今日は、出席は5人(早退ひとり)
提出作品は2作。わたしにとっては、たった2作……。
本音は、ちょっとがっくりです

毎月じゃなくてもいいんじゃないの?
2〜3か月に1回、5作ほど作品が集まったら開催する
というのでも、いいのではないかと思います
いちど考えてみて


15枚作品

女子中学生が主人公
思春期の悩みが、ある小物との出会いで
解決するという話なのですが、とても解決したとは思えません
作者自身が、ある小物に出会って感銘を受けたので
それを物語にしたいという思いはわかります
が、それが伝わって来ません

物語を書くということは
主人公が抱えた葛藤をクリア―していく過程を
他の登場人物と絡ませつつ、エピソードをふくらませて
場面で描いていくことです。今の段階では
説明しているにすぎません

長編にしてください
それは苦しいかもしれませんが、裏返せば
楽しいこともでもあるのです

まず、主人公が見えて来ません
画家である仲間が、合評の間に、「こんな感じかな」
と、描いてくれました。どうですか?

主人公(登場人物)をしっかり設定すると
平面から立ち上がってきます。そうなれば、話し方や考え方
着ている服なども見えてきます。主人公や登場人物が動き出すと
作者が苦悩しなくても、物語が動き出します

よく物語が途中で止まってしまったということを聞きますが
、それは、人物設定をしっかりしないまま
書きだしたのでは?



7枚短編(書き直し)

あとちょっと……と思いつつもがっくりくることがあります

一番の問題は、合評で指摘されたところだけ
鵜のみして、手先で書き直していることです。実は、前回の合評のあと
個人的にアドバイスしました。というのも、なんとかこの作品で
羽ばたいてほしいと思うからです。が、今度も指摘した
その部分だけ手を加えて提出……

書き直すことで、ほつれてくる部分を見逃しています

厳しいようですが、羽ばたいてほしいので
その時期が来ていると思うので、あえていいますが
そういう直し方ではだめです

作品を映像としてイメージしてください
映像にできないところは、設定があいまいだったり
物語のつじつまが合っていなかったり
物語が途切れているのです

客観的に物語をみてください

ほんとうにあとちょっとなのです


ちゃぐりんをみんなで購読し始めたのに
だれも持って来ていませんでした。何のために取ったのですか?
次回から、ちゃんと持って来てください。教材として
使って、勉強していきましょう


10 月の合評会


うれしい報告があります
今、休会中のたまごまごまごのメンバー重谷安子さんが
「家の光童話賞」を受賞しました
いちばんいい賞です

彼女は同じ作品を、何度も何度も、めげずに
書き直していました。それをメンバーが、嫌な顔もせずに
作品がさらによくなるように、ていねいに
合評してくれました

まさに、これ!


才能の差は小さいが、努力の差は大きい

お寺の前の黒板に書かれていました
(写真がアップできないので、文字で表示します)


努力の成果です。よかったね
おめでとう♪


受賞作品は、1月号の家の光で発表されます



 短編

おもしろかったです。いっぺんに
何段か一気にステップアップしたと思いました
ただ、ひねりが足りません。というか、いちばん大切な
しかけが、すとんと落ちていません

なるほどと読者をうならせる展開があって
短編ははじめて完成です

「どうしたら閃くのか」と、きかれました
うーん。寝ても覚めても、そのことを考えること
考えることが、創作する楽しさであり
ひらめいた瞬間の醍醐味♪

その醍醐味、わたしが奪ってしまいました

この作品は、いずれ羽ばたくでしょう



 長編

素材はおもしろいのだけれど
物語をおもしろくする工夫が足りません

今どきの子どもたちが知らない、しかも
今は下火の家業を、どのように伝えるか。葛藤は
主人公の力で乗り越えてこそ
子もどもの物語です

設定の段階で考え直してみるといいかな

もともとその家業だったのか、或いは
新たにお父さんがやりたいといいだしたのか
もし後者だったら、家族の反応がどうだったのでしょう
小学生のわたしの気持ちを中心に、さまざまな葛藤を乗り越え
風変わりな仕事を軌道に乗せていく過程を描く
それが物語を紡ぐことだと思います

子どもの読み物です。暗くならないで
読後の充実感がほしいです


差し入れのお菓子、かわいい♪


休会中の人を含めて
8人が「ちゃぐりん」を申し込みました
勉強の資料として

昔の玩具大図鑑(PHP研究所)

先月日記でも紹介したのですが
いっしょに勉強している仲間(おちまさ子さん)が
キャプションを書いています


9月の合評会

2作品を合評しました
3時間もあるのに2作品だけでは惜しい
と思ったのですが、ていねいに合評できました
それは、他のメンバーの役にも
たったと思います


 短編

2年後に短編集を出すための1編
昭和の思い出なので、エピソードプラスその時代の
価値観・背景などを書き足しましょう

今まで書きためた短編を集めて
全体が見えるように、編集してみましょうか
書き足したいエピソードが新たに見つかると思います
更にもっと別の側面から、歩んで来た人生を
物語として紡いでみましょうよ


 15枚作品

応募先のコピーがついていたので
合評しやすかったです。が、公募先について
ここでいいのか疑問に思いました

作者は、何を目指しているのでしょうか
すでにアンソロジーなどは入選しているので、同じ類の
公募に寄り道するよりも、登りたい山を決めて
それを目指してほしいです

目指す山は単行本ですよね?

この作品は、15枚では描ききれません
主人公と姉とのつながりが描かれていないので
葛藤が絵空事に思えて、読者が主人公に沿って読めません
両親の存在も、役目を果たしていません。もし
15枚で描くのなら、別の切り口があることを
例を挙げて伝えました

それで書き直してみるそうですが
本当に書きたい目線は、別のところにあることが
あとでわかりました。それなら話は別です
そのまま書くことがいちばんです

ひとつの素材でも、切り口がいろいろあるということです
作者の思いがいちばん伝わる方法、それが
童話でない場合もあります。拘らないで
チャレンジしてみてください




8月の合評会

8月13日

2作品を合評しました

 子どものころの思い出を短編に

素直な読みやすい文章です
状況も、しっかり伝わってきます
でも、なぜか、難く感じるのは、文章が詰まって
いるからでしょうか。改行して
漢字を開いてみましょうか

体験を童話にする場合
越えなければならないハードルがあります

事実にこだわりすぎないことです
事実をヒントにして、物語を創作するんです

削除しなければならない大切な
思い出もあります。これがハードルです
個人的には大切なものであっても、物語のじゃまに
なっている場合が多々あります。思い切って
削除してみてください。作者の思いが
子どもたちにも見えてきます


 長編の前半

おもしろい物語になるのは間違いないです
後半が、早く読みたいです。ただ……

前半について

@物語が展開し始めるまでが、長すぎます
姉の進学やおばあさんの引っ越し、いるでしょうか
(後半、このエピソードとのからみがありますか?)
A主人公と、「王」とのつながりを、早いうちから布石として描いておきましょう
今のままでは不自然というか、とってつけたようですし
何を伝えたいかわかりません
B主人公の葛藤と王の葛藤が共通であること、これは必須です
Cひらめいたきっかけが日常生活の一コマだったからか
現実に縛られていて、その設定が邪魔しています
D主人公の新中学生ということですが、だとしたら
学校のことや勉強のことも外せません
「王」の出現で解決する主人公の葛藤が
小学生向きか中学生向きか……

作者曰く
「このまま最後まで書いてみます」
という意見でした

それもいいかも

願わくば、最後まで書いてから
合評にかけてほしいかな


 おまけ 10枚を5枚に書き直すには


5枚短編は、できるだけシンプルに
つまり、「幹」と「枝」だけにしなければなりません
いつも言っていることなのですが、今日は、時間が余ったので
実際に、10枚作品を5枚に削ってもらいました

ほとんどの人が、不要な部分がわかったようです
みんな思い切って、ブロックで削除していました
(人の作品は、見えるものです)
 ↓
削ったあと、確認するべき大切なことが
3つあります

@物語のつながり(ほつれはないか)
A登場人物のキャラクターの見直し
Bおまけにひとつはあるか

わたしが5枚にしてきたものを配って
みんなでリレー読みしました

読みながら、あるいは聞きながらくすくす笑うシーンが
たくさんあったので、おまけにひとつは
うまくいったのかな




7月の定例会

7月12日〜13日
京都八瀬のエクシブに一泊でしての
合同合評会でした

詳しくは、7月12日〜13日の日記にアップしました

野村一秋さんに講師をお願いしました
大塚篤子さんも参加してくださって12作品を
合評しました

充実したいい二日間だと好評でした

思い出アルバム


6月の定例会

58枚作品

単行本を目指している作品です

A 単行本に必要な要素
@〜Fあります

これが満たされているかどうか
チェックできるようにプリントにしました

書き出す前に
、これらのことを満たしておくことが
大切です。この作品はどうでしょう?

提出作品は、いわば
思いを書き流した状態です
それを子どもたちがおもしろく読めるように
推敲していかなくてはなりません
ポイントをプリントにしました

B 魅力的な作品になるために
工夫するべきこと
@〜Hあります

中でもいちばん大切なのは
ストーリーの流れです。つまり構成力
この作品は、どういう状況に主人公があるのか
書き出しからとてもわかりにくいです

根本的な原因は
Aが満たされていないまま書きだしたことに
ありますが、構成ができていません

一番簡単なのは、ストーリーを分割して
それぞれに小見出しをつけること。そして、まずは
主人公のことから、説明ではなくエピソードで
紹介しましょう。葛藤は早く
わかるようにしてね



 短編

エッセイ or 童話?

子どものころのエピソードを
エッセイとして書き残すのか、童話にするのか
童話にできますか? → できます

が、この場合
事実をそのまま童話にするには
問題がありました

主人公には、罪の意識がないのですが
子どもがしてはいけないことを、ふたつしています
それが未解決のまま終わっています。作者はこの行で解決したと
いうのですが、それは作者の個人的な価値観で、子どもたちに
読ませる作品としては、ふさわしくないと思いました

それについて、みんなで話し合いました
子ども価値観、親としての思い
いろいろ出ました




おまけコーナー

かわいいマスク♪

作品にフリーマーケットが登場しました
合評中に、実際にフリマで売っていたマスクの話が出ました
そんなマスクがあるの……。いいなとうらやましく思っていたら
こっそりいただいたプレゼントの中に、入っていました
マスクフェチのわたしは、目が♪になりました
あ、子ども用。うーががよろこびます♪
ありがとうございます



5月の定例会

 11枚作品書き直し

@場面でうまく書き直せています
A物語の流れもスムーズでよくわかります
B大阪弁が軽妙です
でも、なぜかおもしろくないのです
このままでは、子どもの心はつかめないでしょう
子どもが夢中になれない……

それは、なぜ?

その原因について、話し合いました

この物語の書き手は長編向きだと思います
この素材がふくらむように、物語の背景・登場人物などを
織り込んだプロットをしっかり立ててから、子ども目線で
子どもの葛藤と、素材の出来事に出会えた
よろこびをじっくり描いてほしいです



 6枚短編


みんなからも意見が出ていた通り
前半と後半と、全く異質な物語がくっついていて
違和感がありました

おばけ○○という言葉は
魅力的ですが、実は手あかが付いた言葉です
インターネットで検索すれば山ほど
おばけ○○が出てきます

それを斬新な扱いにするには
おとなが押し付けないで、子ども自身に
発見させることです

○○は、おばけになりたかったってほんとうに?
○○の役目は、人をおどろかすこと?
疑問に思いました

応募先を聞いて
この終り方は、とてもまずいと思いました
おばけ○○に対する、こどもの愛情がほしいです
驚かせるなら、○○が本来持っている資質
(野菜の力)で驚かせてください

おばけが、おばけでなくなる過程を描いてこそ
主人公と心が通じるのでは
ないでしょうか


6枚の短編で、ふたつの葛藤は無理です


鬼村テコさんが
森林のまち童話大賞で佳作入選されました
おめでとうございます




さて、今回
たった2作しか合評作品が出なかったのは
無理もないかな。というのは、7月に講師を招いて、一泊で
合同合評会をするのですが、そちらの作品提出に
取り組んでいたからでしょう



今日、代表の黒田さんが集まった作品を
カートで運んでくれ、みんなで参加者に発送しました
ぽけっと見ていたのはわたしだけ。みんな
だんどりよく、テキパキとすごいです

机一面広がっていたのですが
もう終わりかけにパチリ


講師とゲスト参加の方々には
あす届くと思います。「たまごまごまご」の
メンバーに全作品が届くのは
少しあとになりそうです

お、けっこう長い作品もありますね

講師の先生、お世話になります
よろしくお願いいたします

4月の定例会

短編を4作合評しました
うち3作は書き直し作品です

メルヘン

とてもうまく書き直せています
そういうことだったのかというおまけにひとつも
効果的で、祭りの夜の不思議感が楽しめます

え、おまけにひとつは
本人の意図と違うみたいです
これは絶対に、こちらの設定にするべきです
そうしておくと、もしかしたら、うちの近所のお祭りの屋台の中にも
そんな主が混じっているかも。どの屋台がそうなのかな?
というふうに、物語の世界が現実と繋がり
子どもたちの空想力が広がって行き
余韻が残ります


 一枚童話

言葉を、しっかり選択(推敲・削除)すれば
行が空き、補足すべき情景を
書き足すことができます

たった一枚、されど一枚
きらり光ったエピソードがあれば
400字の世界は深いです



 生活童話

主人公はどっち? 書きたい葛藤はどっち?

まず、作者の思いを聞いてみました
というのは、主人公も、葛藤も、ふたつあるのです
しかもどちらも散漫で、描き切れていません

合評しているうちに、考えがまとまってきたようです

主人公は、読者が沿って読める設定にすることが大切ですが
また反対に、こんな人はありえーへん、とあきれさせつつ
いつしかそのはちゃめちゃぶりに引きこまれていく
という設定方法もあります。この作品は
後者にした方がいいかも


 新作童話

作者の子どものころの思い出を
書いたもので、とてもおもしろかったです。が
環境が昔と今では違うので、その辺りが物語のほつれに
なっていました。また、お母さんとのつながりではなく
名付け親の女の子との心のつながりを
描くと小さな読者の共感を
えられると思います


3月の定例会

3作合評しました。どれも魅力的な作品ででした。

 @短編(9枚原稿)

展開に意外性があっておもしろいです。
三人称で描かれているので、他人事というか、
距離感が遠いです。一人称だと心情も深く描けるし、
この作品の場合、その方がいいと思います。
主人公のキャラクターに一考を。


 A思い出の一編

なつかしいです。
ああ、そうだった。こういうこともあったっけ。
当時の価値観にうなずいたり、驚いたり。主人公は、
一年生よりも、中学年にした方がいいのでは?
今の子どもたちに伝え、そして残したい、
ショートノンフィクションです。


 B中編、もしくは長編の一部

どういう展開になって行くのか、
おもしろい♪ が短すぎ。長編の書き出し部分なのか。
@程度の枚数で終えるのか、ファンタジーに持って行くのか、
生活童話で終わるのか、一部分だけでは
全くわかりません

ここまでしか書けなかった理由はどれ

※試しに書いてみた(ストーリーはでき上がっている)
※思いつきで書いてみた(この先は、まだ考えていない)
※続きを書く時間がなかった

@とAは、わたしの教室ではオーケーです
Bはノーです甘えです。書くことを後回しにしていては
せっかくの発想がかわいそうです


日本児童文芸家協会の60周年記念行事
絵本と童話の今までとこれから展」があります
たまごまごまごで合評した国元アルカさんのひとくち童話
「空をとんだ手ぶくろ」が出品されます

一枚の絵がつけられます。楽しみです

北海道のお土産の雪だるまくん

おいしくて、かわいい♪


2月の定例会

 企画書

ノンフィクションの企画書が出ました
これでいいかどうかみてほしいということです

企画書は、あらすじではありません
編集さんに、「この本なら売れる。この本をぜひわが社で
出版させてほしいと」思わせること。それには
何よりも魅力的でなければなりません

提出された企画書の前半は
作者自身のことが書かれていました
モデルにしたい人はいるのに、その人に出会うまで
スポットを当てている登場人物が何人かいて
だれの何を伝えたいのかが
あいまいでした

企画書が拙いと
作品もたいしたことがないと思われます
「出版社へ向けての企画書の書き方」について
わたしの考えをプリントして配りました
そして自分の体験を話しました

 短編

同じ主人公が登場するアンソロジーの一編として合評しました

主人公が暮らしている山里に
訪れる人たち。季節が替ることも加わって、興味深い
山里の暮らしぶりが展開していきます

最初の数行で、今回は
こういう季節で、こういう人たちがやってきたのだと
いうことをしっかり押さえておいた方が
いいでしょう


長編

登場人物を魅力的に設定しておかないと
物語がうまく展開していきません

特に主人公は、どんなに問題ありの子でも
読者がその子に沿って、応援しつつ読んでいけること
読者を味方につけるように描くことが大切です

メンバーの中に
この物語の主人公にしたらいいと思う少女期を
過ごした人がいました。まさに♪
そんな子を立ち上げてください

長編は、家族抜きで描くことが出来ません
面倒くさいと思ったことが、実は大切なことです
それをクリアーしての長編だと思います

小見出しを付けたのは
いいと思います。長編は小さなエピソードの集まりです
ただ、背景に大きなテーマがあるべきです

葛藤が浅いです
テーマについても、もっと深いところに
繋げていくことができます

詳しくは、合評した通りです


2015・1月の定例会

 短編

セリフはその人(物)らしい個性的なものであってこそ
作品が生き生きしてきます。それなので、一様に
同じで話し方であってはならないし
あるはずはないのです

ましてや、地の文で書いたことを
繰り返すようなセリフでは、作品が光りません
この作品について言えば、セリフにを抜いても成り立ちます
物語を紡いでいるのが人間ではないので
むしろ、その方が違和感がありません

主人公はだれですか?
主人公を決め、スポットを当てましょう
まいごになった心細さ、思いがけない冒険。わくわく感など
そのつど心情を表した短くてらしいセリフを入れると
幼年童話として、効果的です

よく似た話にならないように
工夫してください


 53枚作品

短編が描けるようになったら
次は中・長編を書いて単行本を出したい
その気持ちはとてもよくわかります

が、まずは、★書きたい素材があってのことです

長編を書くに当たり大切なのは、★構成です
構成がいい加減な作品は、読者をひきつけることができません
また、「ああ、これはこういう話だ」と結末がわかるようでは
ありきたりの作品として扱われてしまいます

読者の心をつかむおもしろいストーリーを描くには
★伏線・秘密・意外性が必要です

作者が言わんとしていることは
よくわかるのですが、★読後感がよくありません。それは
主人公がやさしくないからです。家族の中をこじらせよう、こじらせようと
しています。 物語をおもしろくしようとしているのはわかりますが
方向が違うように思います。★読者が主人公に共感できるには
どうすればいいか、話し合いました

長編に大切なのは、★魅力ある主人公の設定です
それには、主人公に家族の問題を解決していこうと努力させることです
もし、主人公自身に越えなければならない葛藤を設定する場合は
脇役、この物語の場合は、個性的なひいばあちゃんが
存分に活躍できるのではないでしょうか

★長編に大切なテーマは見えています
家族の葛藤ですよね

上記のことを踏まえて構成について話しました
それに添ったプリントを配りました


公募に向けて書かれた作品

この作品は、果たして
作者が応募しようとしている公募のニーズに
合っているでしょうか?

テーマの捉え方があいまいです
課題にのみスポットを当てて攻めてほしいです
書かなくても済む不要なことは、カットしましょう。例えば
転校もいらないし、お母さんも、原田さんも
物語が横道にそれるだけ邪魔です

回想シーンを入れないで
タイムリーな物語にしてください。その方が
活き活きとして、臨場感が出ます

葛藤は解決していません
石井さんや岸本さんと友だちになったところで
主人公の将来が見えて来ません
主人公がもっと輝けるように
するにはを話し合いました


同じ課題の公募に、かってわたしも応募したことがあります
1996年、書き始めて間もないころです。今ならもっと
うまく書けるのにと思いつつ、参考になればと
その作品をプリントして配りました



一言ずつ、今年の抱負を聞きました
お役に立てればと思います

吉橋先生のサイン入りの本『風雪のペン』を2冊
福引にしました


12月の定例会


合評の方法について話し合いました
これまでは、参加者全員に意見を聞いていたのですが
このやり方でいいのでしょうか……?

この一年、みんなに進歩があったのでしょうか?
ただなんとなく集まって、提出された作品を合評し合って
それで安心して、納得していませんか?

たまごまごまごは
同好会ではなく、教室なのです
それなので、講師のわたしがしっかりレクチャーするべき
ではないかと感じていました

合評の前に話し合ったところ
わたしの意見を「もっと聞きたい」と思っていた人が
いることもわかりました。試みに、わたしがイニシアチブを
とることにしましたが、一方的にではなく
全員が参加できるように工夫
していきます


4作を合評しました

リアリティ+メルヘン作品

こういう手法もありですが、この作品についていえば
逆効果で、うそっぽくなっています。原因は、リアリティの部分に
リアリティ(現実感)がないからです。うその現実の上に
うそ(メルヘン)が乗っかっている感じがして
物語に添えませんでした

童話=メルヘンでなくてはならないという思いが
作者にはあるのではないでしょうか

メルヘンでなければ描けないのなら
また、小さな子どもに伝えるにはその方法がベストなら
下記の方法でクリアーしてください

@リアリティの部分を、しっかり描く
A主人公がクリアーしなければならない課題は何なのか
B登場する動物はなにがぴったりか
C不自然感はないか


メルヘン抜きでも描けるのなら
一貫してリアリティで描くといいのではと思いました


リアリティ+ファンタジー(本人によれば)

主人公の葛藤をクリアーするのに
「ファンタジーの部分が必要なのか?」
という本人の質問がありました

わたしは、ファンタジー(?)の部分に違和感を感じました
毎日の生活の中で葛藤は、日々の生活の中でクリアーしてこそ
その子の成長につながるのであって、空想の絵空事では
解決できないのではないでしょうか?

頼っていたものからの解放と自立を描くために
@一年生の、素っ頓狂な学校生活を、ていねいに描く
A主人公の、とことんあかんたれぶりをユーモラスに描く
B解決は友だち(しっかり者の女の子)などの力を借りるといいかな
Cさらば、「ぼくのレンジャー隊」がテーマかな



一枚童話

物語の流れ、場面、価値観などすべてが混とんとしています
1枚童話は、落語でいえば、小話のようなものです
短い中でも、物語としての流れがいります
読み手がイメージできるように
すっきり描くことが大切です

途中で視点が変らないように描いてください


 おまけ

一枚童話は、日常のスケッチのようなものです
我が家に新しいピーピーケトルが届いたときに、古いケトルを素材に
1枚童話を書きました。一枚童話で「書けるこ」と
「書けないこと」があります

わたしの作品でそれを提示しました

一枚童話の、どの部分をふくらませば短編童話になるのか
どの部分がうまく表現できなかったか、余韻を持たせることが出来なかったか
一枚童話は、お話の種としてストックしておけば
長編の一部に使えることもあります

閃いた日常を書きとめておきましょう


書き直し作品

この作品はメルヘン要素もあるのですが
リアリティとメルヘンが一体化していて、全く違和感がありません
雰囲気があって、しかもユーモアがあります。それは
キャラクターが魅力的に描けているからです

この作者は、季節感のあふれる短編を得意としているので
同じ主人の物語を1月〜12月まで書いて
まとめてみるのもいいと思います


来年は、それぞれが目標を持って
目指して行きましょう



11月の定例会


20枚作品1作、短編1作、1枚童話1作を
合評しました。感じることがあったのでプリントを
作っていきました。始まる前にプリント配って講義をしたのは
惰性で書いていないか、何のために書いているか
立ち止まって、考えてほしかったからです

プリントの内容に沿って
合評したのですが、好評でした
おかしなものです。内容については折に触れて
話していることなのですが、プリントにしてみると
新鮮なようで、「またこのようなミニ講義をお願いします」
と、リクエストがありました。お安いご用です

その一部です

7 完成した作品をどうしたいか目的を考える

@習作の一つ。次々作品を書いていきたい

A公募に出したい

B絵本原稿にしたい

Cアンソロジーとして単行本にしたい

D長編としてふくらませたい

E何でもいいから活字にしたい

F書くことを楽しめたらそれで満足


@〜Fまで、人それぞれです
どれであってもいいのですが、目的を明確にすると
合評もそれに合わせてできるので
より目的に近づくと思います
意識することが大切です

物語は、ひらめきから始まります
ひらめきを物語にするために大切なのは
主人公(登場人物)の設定です。次に主人公の
抱える葛藤。そしてテーマと結びつけること。構成です
物語の流れが悪くては、子どもが読んでくれません
物語が始まるまでのいきさつ、視点も大切です
それらを提出作品をたたき台にして
合評しました


見学者があり、入会が決まりました
長編も書くということなので、みんなの勉強にも
なるでしょう。新しいメンバーが加わると
新しい風が吹くので楽しみです


仕事の都合でこられなくなって久しい人がいます
書くことが大好きで、がんばっていたのに、どうしているのでしょう
書き続けていますか? またいっしょに合評できる日まで
たくさん作品を書きためておいてください
ブログも楽しみに待っています
そろそろ始めてくれるかな



10月の定例会

中編2作、短編1作、1枚童話2作
  合評しました


 短編@

ひらめきがおもしろい作品でした
メルヘンは、脱現実。ありえないことを
ありえるように描くには、常識に束縛されずに
ノリで、テンポよく、思いっきり楽しんで
書いてください

性格の違いを意識して
描かれてはいました。問題は中盤からで
同じ行動をとらせない方が、物語が
広がっていくように思いました

中盤からの展開を
パターン@、パターンA……といろいろ考えて
しっくりいくものを選んでください。結果
前半をそっくり書き直すことも
あります



 中編A

先月提出作品の書き直しです
いよいよ書く気持ちが高まってきたのかなと
うれしく思っています

楽器を替えただけで土地になじみ
そして、夕飯のメニューを書き加えただけで
暮らしぶりが見えてきました
でも、まだまだです

異国を舞台に設定した場合
文化・風土・価値観・暮らしぶり・歴史などに降れずに
ストーリーだけを追っても、空回り感が強いです
読み手の心に入ってきません
うまく挿入しましょう

「兄の抱えている葛藤が解決していない」という
意見が出ました。いい子すぎます。がまんさせて終わらないで
読者が納得できる解決方法を見つけてください

兄と弟、立場を置き換えて書いてみては
どうでしょう? 不条理であっても
お国柄、納得できるかも

同じ国を背景にした作品が、これで
4作になりましたね。いずれも興味深い作品なので
アンソロジーになればいいなと願っていますが
今回の作品はもう少し時間が
かかりそうですね


 中編

ずーっと前の書き直しです

軽妙なタッチで、楽しく読めました
物語を創ろうという姿勢が感じ取れます。が
「あべこべ」というテーマそのものが、今のご時世には
あべこべではないのでは? と、だれもが
疑問に思ったようです

ママはもちろん、パパまでもが
結果、主人公を放棄してしまったので、物語とはいえ
すんなり受け入れ難いです

パパでなく兄貴に設定し直してみたら……

大学は出たけれどなかなか就職が出来ず
理想を夢見て、いつまでも母親の脛をかじっている兄
妹にはやさしく、理想の兄なのですが
ある日、とうとう母親の言葉に切れて……

兄の葛藤、妹の兄への思い
母親のジレンマを、主人公の妹の目線で
描いてみるという切り口もあります

登場人物をチェックしてください
いなくても物語が展開していけるのなら
その人は不要人物なんです。反面、登場させることによって
物語に深みを増す新たな人物の設定を
考えてみてください

創作作品なのですが
登場人物とよく似た価値観の人をテレビで見つけ
取材に行ったそうです♪♪♪


 1枚童話2編

同じ人のものです
目のつけどころが、ユニークでおもしろいです
チクリ、風刺も効いていました

9月の定例会

今月の合評は5作です

借りてくれている施設は
終了時間厳守です。2時間で5作は
なかなかハードですが、司会者が黒板に
時間割を書いてくれるので
スムーズに進みました

 中編作品は中国が舞台でした
「日本に置き換えても成り立つのでは?」
という意見が出ました

この作品は、中国通の彼女にしか
書けない作品です。中国の少年の物語として
完成させてほしいです。それには今回描かれていなかった
中国のその地方の風習・文化・気候・暮らしぶりなどを
ていねいに描いてください。特に食卓のようすは
家族を描く大切な場面だと思います

何か持っている。彼女の作品を読むたびに
そう感じます。残念なことは、本人の気持ちが
書くことよりも他を向いていることです


 短編。とてもおもしろく読めたのは
登場人物がうまく描かれていたからでしょう

おばあさんと、物売りのおじさん
たったふたりしか出てきていません
しかも、物売りの風体についての描写は
ほとんどないのです。それでも、おかしさが
こみあげてきます。舞台は山のふもとの
1軒家ですが、広々とした野山まで
読み手の心を広げてくれる
心温まるいい作品でした

彼女は、教室に来て10数年来
自然をテーマに短編を書き続けています
脇目もふらずに、欲もなく、マイペースでずっとです
合評を受けた作品は、繰り返し繰り返し、書き直しています
時には、わけがわからなくなることもあったようですが
継続は力といいますが、こういう地道な努力が
実を結んでいくのだと感じました


 ユニークな発想の作品です

彼女の作品は、いつもそうですが
思いつきが先行しています。その思いつきを
自分のものにしきれていません

思いつきは買うのですが
作品としてまとまっていません
ほつれだらけです

なぜなのか
その理由ははっきりしています
彼女は書きっ放しで、合評を受けた作品を
書き直していないからです

積木は基礎が大切です
いくら上に積んでいっても、下の部分が
しっかりしていないと高くは
積めません

創作とは、そういうものです
わかってほしいです


 入院した主人公の正体……
これが、おもしろくもあり、出だしがわかりにく
視点が定まらない原因にもなっています
意表を衝くおもしろさを選ぶか
わかりやすく描くかは
書き手の選択です

ただ、難しい素材に取り組んで
作品を完成さたことに、敬意を表します
次々、身近に起こった出来事を、おっくがらずに
書いて、書いて、書いてください

 某公募に応募するという作品です

テーマと合っているかどうかが
問題になりました

入選作品は本になるということです

公募に応募するには、傾向と対策は必要です
が、それは似通った作品を出さないためであって
入選作品に足並みを合わせることでは
決して、決してありません

公募に迎合することも大切ですが
それ以前に、物語として完成させるかどうかが先です
中編になると、主人公の葛藤がほしいです
葛藤がなければ、スカのようです

意味のない登場物が多すぎて
読み手の意識が拡散します。それらは
この物語に必要なの?

「うちの近くに、ほんとうにあるんです」
という事実に縛られています。本当にあることを素に
創作してください。作者の思い込みが
邪魔しています

書き直すというより
1から書新しく書く方がいいとおもいます
急がば回れです

がんばってください



公募に応募する際のアドバイス

公募の締め切りに振り回されて
中途半端なままの作品を出さないことです
結果、落選して落ち込む。これはよくないパターンです
自信作が書けたときに応募してください
自分の作品への愛情でもありますし
審査員への礼儀でもあります

あせらないことです


8月の定例会


作品をコピーしに行っている人がいたので
その時間を利用して、「まなつのみみず」(すとうあさえ作)を
林さんに読んでもらいました

読み語りをしているだけあって
とても、おじょうずでした

きれいな、よく通る声で、心地よかったです
絵本も楽しかったです


今日の合評は3作です
(4作でしたがひとり欠席)


3作とも着眼点はいいです
おもしろい素材を見つけています
それなのに、その素材が活かしきれていません
しかも、ストーリーがとてもわかりづらいのです
その理由は明確です。よけいなことを
書きすぎているからです

膨らませ方が脱線しています

ほんとうにその場面は必要ですか?
その人物は?
そのエピソードは?

せっかく見つけた素材を光らせるためには
どうすればいいのでしょう

おとなでもこんなにわかりづらければ
こどもはとてもついていけません

シンプルイズベストです
設定、人物、出来事が混沌としています
物語をこじらせるのがうますぎです
感心してしまいます。決して
皮肉ではありません。

終わり方も工夫してください
(合評した順番に言うと)

@向日性のあるように
A葛藤が自力で解決できているように
Bひとひねり


いい意見がたくさん出たので
書きなおしてください。3作とも目の付け所が
いいので、光る作品になると思います


 1枚童話が追加で出ましたが
これは、完成度がとても高いいい作品でした
ふくらませば、リアリティがあって、しかも夢のある
おもしろい短編になるでしょう

中編の絵童話にもなる
可能性も大です

 1枚童話か書いて、力がつくところ

@発想の訓練 A物語の確認
B言葉の大切さを知る C推敲のコツを会得する
D原稿1枚の重さを意識する
Eお話の種になる

まとめてみると、いいとこだらけです
ぜひ、チャレンジしてみてください。たまごまごまごが
パンジョの教室だった時も試みたことがある?
その時は、書いた人も書かなかった人も
いたようです。宿題にしましょう

書き方について説明しました



7月の定例会


たまごまごまごでは
年に1回、作家をお招きして勉強会を
することにしています。これは、がんばっているみんなに
わたしからのプレゼントです。といっても発足してまだ2年目
1回めの昨年は、大塚篤子さんに来ていただき
2回目の今年は、後藤みわこさんに
お願いしました

後藤みわこさんは、作家としてだけではなく
福島正実SF童話大賞の審査員長や、「公募ガイド」で童話講座を
連載されているので、いろいろなお話を伺えると
みんなとても楽しみにしていました

合評作品が5作品。どの提出作品にも
いつもとは違う意気込みを感じました

合評の合間に、いろいろ質問を投げかけました
公募おばさん時代おこと・デビューのきっかけ・発想の方法
創作のノウハウ・選考委員長になったきっかけ・裏話など
惜しみなく話してくださったエピソードは、きっと
みんなの宝物になることでしょう

合評も鋭く、光っていました
みんなうなずきながら、メモっていました

ある公募に向けた作品を合評する前に
この作品が、公募の趣旨にあっているかについて
疑問に思われたようで、真摯に思いを
語られました。新鮮でした
とても勉強になりました

そのテーマについて、話し合いました


休憩時間はみんなの心が並びました

作品を提出した5人は
書き込み原稿をもらってとてもよろこんでいました
きっといい作品になることでしょう

今回、話を聞くだけの人たちにとっても
充実したいい4時間だったと思います

気さくなお人柄をいいことに、懇親会も、まだまだ質問攻め

あっという間に3時間が経ちました

後藤先生は台風のため
新大阪に宿泊されるそうです。が、台風は
うそのように去っていました


6月の定例会

絵本原稿&紙芝居絵本

原稿だけを見ていると
場面として見えてこない描写やつじつまの
合わないところが、あちこちにあったのですが
本人が描いた絵を見ながらお話を聞くと、とても楽しく
小さな子どもたちがよろこぶ物語として
すんなり入ってきました

家族や身近な人たちと楽しむ場合
これで、オーケーだと思います。ただ公募に対応できる
あるいは商業出版絵本原稿の書き方について
伝えなければと思いました


 短編書き下ろし

日常の何でもないできごとに目をつけ
それを題材に書こうとしている姿勢に、いつも感心します
問題は、事実だけでなんとか物語を書き終えて
しまおうという思いがあることです

創作はイマジネーションです
題材を見つけたら、あとは創意工夫して
物語として、大きくふくらまさなければなりません
時には最初の題材を切り捨てなければ
ならないこともあります

こだわらないで
削除する勇気が必要です


今年初めてのシソジュースです

全員にと持ってきてくれました

大きな大きな玉ネギもみんなに

わたしの荷物より重かったのでは?


勉強

合評作品が2作しかないので
「何か講義をしてください」と、昨夜メールが届きました
それならばと、今日の合評作品に合わせて
急きょ、絵本原稿の書き方についての
プリントを作りました

「書き下ろし童話展」の報告もしましょう

絵童話と絵本原稿の違いも
竹内もと代さん・北川チハルさん・深山さくらさん
のご本を紹介しつつ

資料は配布
本は貸出したので、帰りは楽々♪

そよ風コンクールの募集も

令丈ヒロ子さんの講演会のお知らせと
『パンプキン』ついても

来月は、後藤みわこさんを招いての
合評会と講演です。その打ち合わせを、みんなが
してくれました。提出作品にも気合が
入っています。楽しみです


5月の定例会

短編ばかり3作合評しました

それぞれに、作者の思いが込められいました
物語が浅いのは、主人公の設定の浅さだと思います
しっかりイメージできないと、読者が
ついていけません

物語を書きだす前に
登場人物をしっかり設定しておくこと
これは大切です

主人公ならびに登場人物について
改めて考えてもらおうとプリントを作りました
すでに、よくわかっている人は
復習だと思ってください


なぜ、その主人公を立ち上げたのか

読者が主人公をイメージできるか

脇役は、それでいいのか

乗り越えるべき葛藤について

などについて



自分の作品を、大切に思ってください

「この作品は、没作品ですから」
と合評中に、なんども繰り返す人がいました

それでは、作品がかわいそうですし
一生けんめい読んできたきた仲間にも失礼です
没かどうかは自分で決めるものではないと思います
もし、「没」という評価を受けたとしても
自分の作品を大切に思って
育んでください

いつか、きっと♪


教室に出す作品は、ぐだぐだでいいのです
完成度の高い作品は、教室に出さずに公募に出せばいいのです
初稿は、思いを吐き出す。それでオーケーだとわたしは思っています
物語にするには、どこをふくらませればいいか、あるいは
どこを削除するべきか、作品の渦の中にいる
作者自身には見えてこないものです

合評を受けることで
自分の作品を冷静に見ることができます
謙虚に、書き直しのヒントを
もらいましょう


本の紹介をしました


4月定例会

広島在住の作家の巣山ひろみさん
奈良を訪れた帰りに、新大阪の教室を訪問してくれました

童話を書くことになったきっかけ、デビューへの道のり
物語の種の見つけ方、時間のやりくり
現在とりかかっている仕事など
みんなの質疑に快く
答えてくれました

国元アルカさん単行本デビュー♪

おめでとうございます♪


新入会員ひとり♪
(おみやげのおせんべいありがとう)


手づくりのおはぎを人数分(15個も)♪
(おいしかったです)

和三盆の和菓子や飴も



ニッサンの冊子

今年は、関係者以外は
なかなか手に入らないようなのですが
審査に携わっている友人が、事務局にお願いしてくれ
「たまごまごまご」のメンバーのために
送ってもらう手はずを整えてくれました
持つべきは友。感謝です

来年は
みんなでチャレンジしようね


書き下ろし作品1

発想が光っている作品でした
タイトルの語呂もおもしろいし、リズム感もありました
@主人公の「品物」が、子どもたちにイメージできるように
Aラストをしぼまさないように工夫すること
B絵本のページを繰る楽しみをイメージして
各場面を描くといいかな


書き下ろし作品2

葛藤を意識しているのは、とてもいいです
物語の流れも掴んでいます。が、

@短編にふたつの葛藤は無理があります

Aしかもどちらも重すぎます

B主人公にとって、何がいちばん大切か

C読んでいて、楽しくないです
楽しくするには、子どもらしい日常の描写を入れましょう
(子どもの読む物語だということを常に意識してください)

D事実に縛られています

いかに本当にあった話でも
ありえないと思われたらそれまでです
そこは、創作の力でクリアーしましょう

重いテーマを重く書いては、子どもは読んでくれません
悲しい話を悲しく書いてもよくありません
ここで大切になってくるのは
「ユーモア」です


書き下ろし作品3

楽しんで書いているのが伝わってきます。が、

@時代背景、場所、登場人物などの設定があいまいです
それでは読者の頭の中でイメージできないので
物語がふらついてしまいます

A説教や教訓話にならないように


この作者は、頭の切り替えが柔軟なので
様々な意見に対して、「あ、それいただきます」
「キャラクターを替えてみます」
と、反応が早いです

物語というものはおもしろいもので
ひとつの素材でも、観点や切り口、文体を変えると
何通りものストーリーが生まれてきます
そのうちのどれがいちばんぴったりか
書いてみて初めてわかります

億劫がらずに試してみることが
大切かな


3月定例会


ニッサンの表彰式に出席してきた人
今月中に、入賞作品が単行本になって出版する人
うれしいニュースの中、新入会員も♪
たまごはもごもご躍動中です



書き直し作品

登場人物が減ったことで
物語が浮き上がってきました
それでも合評にかけると、まだまだ問題点が
見えてくるものですね

登場人物まだ削れそうです
事実に縛られているところも見えてきました
メルヘンなので、メルヘンらしく処理すれば
子どもにはよくわかるかな

あとひとふんばり
そうか、そうなのか、と
子どもの背中をおす作品になるでしょう


書き下ろし作品

うーん……見切り発車というか
物語の設定が全くできていません
きっと作者の頭の中には、イメージするものがあるのでしょうが
いえ、きっとあふれくる思いがありすぎるのだと思います
結果、曖昧な描写の積み重ねで、主人公が何者なのか
何を伝えたいか、なぜ、今、この場にいるのか
(場所が重要なポイントになるのですが)
それがどこなのか、後半に出てくる子どもたちと
主人公の関係は……? タイトルは? 
すべて不明です

これを童話として書きたいのか
(ここまでは作品を読んだ時点の感想です)

作者によると
@主人公に恋をしたそうです
それなら、その人がどんなに魅力的なのかを描いて
わたしたちにもその人に恋させてください
或いは「その人やめなさい。危険だよ」
と言わせてください

A幻想的に描きたかったそうです
なるほど……。それでこのタイトルをつけ
雪の場面を描いたのか少しわかりました。でも
ありえないことをありえるように描くには
主人公の置かれている日常を
しっかり抑えておかないと
思い込みに終わります

人に読んでもらう作品とはいえません
作品を理解しようとしてストレスを感じたという人が
数人いましたね。それぐらい点と点が
繋がりませんでした

どんどん新しい作品を書こうとする姿勢はいいのですが
合評を受けた作品をそのままにしておかないで、必ず書き直しをしてください
書き直して推敲をくりかえすことが、筆力アップにつながるのです
厳しいですが、ユニークな発想力を持っている人なので
がんばってほしいです


 書き直し作品

この作者は、今まで、合評を受けた作品を
くりかえし、くりかえし、納得するまで書き直してきました
その成果があらわれてきました

合評を聴く耳を持てたことと
推敲力がめきめきアップしました
この作品は2回目の提出ですが
すっきり書き直せています

素材に発見があるので
子どもたちは、きっと驚くでしょう
白色のジャムは
不思議です


 書き直し作品

この作品を読んで
書き下ろし作品を書いた作者が
「もう書くのをやめたくなりました」といっていました
わたしも、同じ思いがしました。これは立派な文学です
もし、何かの雑誌に短編として掲載されていたら
「おもしろい」と思って読んだと思います

おとなの雑誌なら
今日指摘のあった仔犬の話し方も
問題ないと思います

子どもの物語として合評したので
推敲するべき点が、いくつもあがりました

たびたび中国を訪れている作者は
中国の年中行事をからめて描いた作品が他にもあります
3〜5作まとめれば1冊の本になるのでは
と、いつも思います


たまごまごまごは
運営が会員自身に替ってから、管理が素晴らしく
毎回、作品もしっかり提出されています
喜ばしいことです



「煉瓦横浜」は、ニッサンの土産。あやからせてね


2月定例会

3作、合評しました

書き直し短編

幼児の葛藤を、幼児目線で
幼児にもわかるように描かれています
あともう少しです。ラストシーンを工夫すれば
余韻の残るいい作品になります

この作品は、某公募に応募するために
書いていたので、「応募したの?」と聞くと、答えは「ノー」でした
よく堪えましたね。さすがだと思いました

ほとんどの人が締め切りが来たら、未完のまま
あわてて投かんしています。結果は、いいはずがありません
むしろ、その繰り返しは自信を無くしてしまいます
応募の数をこなせばいいのではなくて
完成度の高い作品を送り出して
作品を羽ばたかせましょう



中編作品

佳作を受賞したそうですが、うーん……
受賞作品をとやかく言うのは失礼なことですが
合評に出した時点で合評される側にも
する側にも覚悟がいります

心理描写が足りません
なぜ、そういう展開になるのか
思春期の少年少女の絆が描けていないので
物語が心に落ちて来ません

書き出し部分を説明にならないように
でも、関係がわかるように推敲してみました

たまごまごまごのメンバーも
これから中編・長編を書いていくだろうと思うので
プリントにして、配りました

黒い部分は、元の文章です
1ブロックごとに、元の文章を生かしつつ
書けていない部分を補足しました
それが赤字の部分です

ところが、本人の書きたかったことは
思春期の少年少女の葛藤そのものではなく
中盤で登場する別の人物を含めた町ぐるみの子どもの
見守り・育成のようなものだというのです
だれもそうは読めませんでした

むしろその部分は取ってつけたようでした

主人公の葛藤が解決していません

厳しいようですが、書ける人なので
あえて言わせてもらいます。 読者はだれなのか
だれのための物語なのでしょうか



初めて書いたという作品、光っていました

まだ物語は途中なのですが
周りから主人公を浮き上がらせていく切り口が斬新で
主人公の身の上に一体何があったのか、早く続きが読みたい
と思いました。もしかしたら、こうかもしれないし、ああかもしれないと
想像がふくらんでいきます。ところが、これで終わりだそうです
うわさの男の子の正体は……。ずっこけてしまいました
だめです。それでは夢落ちと同じです

想像力を働かせて
ぜひ、続きを書いてほしいです

続きを書くための意見がいろいろ出ました

文章のほつれもほとんどなく
読みやすい素直な文章でした。きっと
書くことが好きなのだと思います


手づくりの干し柿の差し入れ♪


沖縄のお土産も
花のおせんべいは東京の作家さんから



1月定例会



合評に臨むにあたり
「作品を少なくとも3回は読んできてください」
とメールで伝えました

合評にあがってくる作品は未熟です

2回、3回と繰り返して読まなければ
書き手が伝えたかったところ、書き足りないところ
書きすぎているところなどが見えてきません

視点が変わってしまったり、テーマがすりかわってしまったり
不要な登場人物がいたり、主人公の性格や背景が描けていなかったり
構成や展開のあいまいさ、ひとりとよがりな部分を見つけ
しっかり伝え合うのが合評だと思います

ていねいに何回も読んで、作品のほつれに気づくことが
結局自作を書く力に繋がっていくはずです

新しいメンバーがふたり加わったので
新しい風が吹いています



体験を作品にしたそうです
数時間で書いたということなのですが
日常のふとした出来事を童話にできるということは
「童話の目」が育っているのだと思います

だた、ダイレクトな素材に
「ちょっと……」という意見が出ました
事実をそのまま書くのではなく
創作してみてください



あれこれ書かずに、しぼりましょう
主人公らしさが、描けている素敵な2行がありました
そんな描写を増やしてください

3つのお約束はすんなり守れせない
失敗、思いがけないアクシデントを乗り越えてこそ
タイトルが、読者の心にすとんと落ちます

メルヘンに持って行かなくても
主人公のひとり芝居で、楽しくかけます

童話イコールメルヘンという既成概念があれば
いちど、取り払ってみてください



例えマジックであっても
できることとできないことがあります

大成功がすばらしいのではなく
その人らしい技をユーモラスに描くと
読者がほっと共感できるのではないでしょうか

主人公の人生観を伝えることが、この物語の
大切なテーマなのかもしれません



主人公を動物にする場合
その動物ならでの習性を描いてください
他の動物、もしくは人間に置き換えられるようでは
あいまいな作品になります

登場人物(動物)が多いという指摘がありました
散漫になってもったいないです
楽しい童話に仕上がると
思います



書き直し作品です
わかりやすく、なっていました
百聞は一見にしかずという言葉の通り
見ていないものへの思いはあいまいです
「見ない」と物語が進行しません
物語の始まった時点で
出会わせてね

短編なので
長い期間にわたらないように


12月定例会


5作品合評しました

書き直し3作。書き下ろし1作
自作の絵童話披露1作


「きつね」は、短編として光っていました
世界感がおもしろくって、子どもたちもおとなも楽しめる
作品になっていました。でも、待てよ……
主人公の住んでいる世界との落差が
描かれていないのは惜しいかも

姿は変えらても、本性は変えられない
ここがこの物語のポイントかもしれません
すんなりいくより、いかない方が
よりおもしろいかも


「坊や」の作品も、かなりよくなっていました
問題は、「坊や」なる物体を知らない人がいたことです
知らないと物語が進んでいきません。どのように
描くと伝えることができるのでしょうか

ラストは、本来の役目にこだわらず
いろいろな生き方もあるんだよという流れにすれは
子どもたちへのメッセージ感も生まれるかな


「かさ」は、抱きしめたくなるような
一年生のかわいい思いが描かれています。が
書き直して削ったところが大切な部分だったということは
よくあることです。復活させてください

物語の流れがわかるように
順を追って、ゆっくりていねいに描くことは
幼年・低学年向けには大切です


書き下し作品の作者は、仕事の関係で
平日のこの時間に参加できなくなって数か月
休会にするか、作品を出すかと選択を迫ったので
一生けんめい書いて、出してくれました
その努力に応えたいです

欠席のまま、みんなで合評をしたのですが
作者の作品に託す思いを、メモにもらっておけば
その思いに沿った合評ができたのでは、と
反省しています。次回はそうしましょう

2年生の兄の価値観がおとなになっています
ここがいちばんの問題です

未来にタイムスリップすることについても
必然性があるかのでしょうか。意見がたくさん出ました
弟の誕生で感じたことを、2年生の少年の
リアルタイムの目線で描いていけば
命の誕生について、メッセージ感のある
作品になるのではと思います

自作のお話に鉛筆で描いた絵をつけて
紙芝居風に読み語ってくれました。作者が楽しんでいるのが
伝わってきました。いいことだと思います

が、問題がいくつかあります
@活字を読んでいなかったこと
A絵が作者の都合よく描かれていたこと
B物語になるべき肝心の部分が欠落していること
C結末がないこと(未完)

物語を絵にする場合
まずは、物語を書いてください
頭に浮かんだシーンを先に絵にして
それに合わせて語るということは、わが子が
幼い時にはよくすることですが、口での表現はたやすくても
文字に書くと表現できない場合が多々あります 
「たまごまごまご」では、公にする文章を学ぶとこなので
頭に浮かんだ物語を活字にして
その活字を読んでください


11月定例会

4作合評しました
3作が公募に応募するための作品でした
が、うーん……

残念です
せっかくひらめいたいい素材を
生かし切れていません

よぶんなことを書きすぎです

幼児はまだ生まれて数年
頭の中にすんなり入るのはその短い間に
体験したことだけです

例えばですが、ニンジンについてなら
あの形と色。うさぎの好物。カレーに入っていることぐらい
生産地や生産量、栄養価、ややこしい料理名
調理方法、外国でのネーミングなど
とても理解できませんし
興味もありません

幼児の体験プラスおどろき
そのおどろきこそが、物語を面白くする
作者のひらめきです

どの作品も、ひらめきはあるのです
ただ、ひらめきが、余分な情報の書き込みで
埋もれてしまっていて、理屈っぽくて
少しもおもしろくないのです

わたしの推敲は外科医のようだなといつも思います

どんどん削って、言葉を置き換えて
ひらめきが生きてくるような
構成にしましょう

主人公は、受け身であってはなりません
行動させて、考えさせて、解決させてください


絵本の紹介がありました
作者が、ある画家さんの「絵」と出会ったことで
生まれた絵本だそうです

一枚の絵を見て物語を創りあげる
オーソドックスな発想方法の一つです
児童文芸」にも毎号、「絵から始まる物語」が
連載されています

でも、それに自分で気づいたことは
大きなよろこびだと思います。その思いが
伝わってきました

見学者(男性)があり
いっしょに勉強することになりました


10月定例会

10月〜12月は
同じ公募に向けていっせいに書くことに
なっています

ホワイトボードに今日のスケジュールが書かれます
このおかげで時間に終わることができます
3時間はあっという間です


きらっと光るエピソードが一つあれば
短編は書けます。が、いくら完成度が高くても
入選するとはかぎりません

その公募に向いているかどうかが
重要になってきます

要点をプリントにまとめて配りました
プリントを作りながら思ったのは、ほとんどが
何度も何度も繰り返して言ってきた
ことばかりだいうことでした

プリントの説明をしたあと作品を合評しました

どの作品もそれぞれ光ってはいるのですが
今回の公募の主旨には
ほど遠いと感じました

みんなもわかったと思います

@過ぎ去った時代の伝え残しておきたいお話です
作者の体験した他のエピソード(すでに何作も書いていますし
素材はいっぱい持っています)と合わせて
アンソロジー形式にまとめると
いいと思いました

A素材に作者の思い入れを感じました
おもしろい着想です。が、ちょっとしたほつれが
あちこちにありました。ユーモアを意識して
書き直すと「かっちょよく」なれるかな

B書き出しが弾んでいる作品がありました
興味深々、これはおもしろいぞと期待したのですが
途中でややこしい話にすり替わっていました
これでは、主人公も読者も楽しめません
ということは、中盤以降を書き直すと
ぐっといい作品になるはずです

C何冊か、本の紹介をしてくれました
そのうちの一冊、『ぼくはくまのままでいたかったのに』

イエルク・シュタイナー作イエルク・ミュラー絵
おおしま かおり訳(ほるぷ社)

不思議感のある切ないメルヘンです

わたしの『クマに森を返そうよ』と共通点があるとは
朗読してくれた人の言葉。まさに、です
人間の傲慢さに怒りを覚えます

9月定例会

4作合評しました
いつもながら司会者が手際がよく
時間内に終わりました


@幼年童話については、よくあるモチーフです
それを楽しい読み物になるように工夫されていたのですが
エピソードを幼児でもわかるものにしてはどうでしょう
幼児らしい体験をさせてほしいです

失敗、どじもかわいさを描く
要因になります


A一人称で書かれていた動物物語については
迷子になった主人公が出会う動物たちとのエピソードが
無理なく描かれていると思いました。しかし
動物目線では書けることが限られるので
三人称で書き直してみることと
時代設定の取り入れ方が
今後の課題です


B12枚の高学年作品については長編素材という意見がでました
登場人物が抱えている事情や葛藤を投げかけたまま
放置されているので、もっとふくらませながら
ていねいに描くと読み応えのある物語に
なるのではと思います

もし、10枚程度の短編にするには、登場人物を削って
主人公とクラスと友だちのかかわりだけを
書けばいいという意見もありました

この作品の作者は長編向きの書き手です
それでは満足しないように思います
じっくり取り組んでほしいです
(敢えて言えば、気が多すぎます)


Cすっごく面白いと読みました。そのあとにわかったのですが
昔話の引用でした。主人公の名前もそのままで
結末だけ変えたそうです
習作として書くのは自由ですが
応募には出せません

プロの作家になれば
昔話や世界の名作、落語などを再話することは
多々ありますが、出版社から依頼があった場合で
勝手に再話して発表することは
できません



メンバーのおひとりは
長い間コーラスをして来られたのですが
このたび、大きな賞を受賞♪

これはその記事です
おめでとうございます♪

こんどは童話で、ぜひ


「お茶しませんか?」と声がかかりました
急いで帰った人もいたのですが居合わせた人たちと
駅の最寄りの店に入りました

主婦は、帰ってからも忙しいのですもの
ちょっと一息くのもいいですね


8月定例会

とても暑い日でした
半数の5人がお休みの中、4作合評しました
12時半から3時半まで

終了時間厳守がうるさい施設なので
司会者の役目は大切です
見事時間内に

もし全員出席で
みんなに意見を聞いていたら
時間切れで、中途半端な合評会になっていたかも
そんな時は、場所を替えてでも
最後まで合評しましょうか


今回、おもしろかったのは、
4作品が抱えている問題がそれぞれ違っていたことです
勉強になったと思います

@主人公のキャラクターの設定

A視点の選択について(短編)

B主人公と登場人物の絆について

C物語の展開の可能性について

共通していえることは、どの作品も
主人公のいる世界をうまく創りあげていたことです
物語を展開させようとしている意欲を感じ
それぞれ楽しく読めました

@とB、特にCは
あわてて物語を終わらせようとしないで
場面を広げていけば、いい作品になる可能性を
秘めていると感じました

Aは、素直なひらめきをどのように活かすかです

いい意見がたくさん出ました



7月定例会 

書き直しの短編1編・書きかけの作品2編を
合評しました

アンパン母ちゃんは
与謝野晶子の童話(絵本になっています)を
読み語りしてくれました


ええし(良家)の子女とその家族、そして
お手伝いさんとのやりとりから、当時の暮らしぶりを
垣間見ることができました。昔の子どもの言葉遣いを聞きながら
今の世の中の乱れは、言葉の乱れに正比例しているのではと感じました
日本人のゆったりした感性と、美しい日本語は
どこへ行ってしまったのでしょう


短編は、何度目かの書き直しです
ここまで書き直せは、最後の仕上げは、作者が自分で
考えるべきかなと思いました

書きかけの2編について共通して感じたことは
書き手にも、まだ、自分の書きたいことが見えていないのでは
ということでした。書き出しから混沌としているというか
読みたいと思えてこないのです

それは、きっと、@主人公のキャラクターの設定や
A抱えている葛藤 B登場人物 Bテーマ Cモチーフ Dエピソードはもちろん
E物語が辿り着く先などをしっかり構成せずに、書かなければと
いうあせりで書き始めたのではと思われました

@〜Eまでをチェックする用紙を作って配りました

と、ある生徒さんから
「こんな用紙があるならもっと早くください。そしたら
これに基づいて合評できるのに」
と、いわれて唖然としました

用紙にまとめたことは
パンジョの教室だったときから、何度も話してきたことです
すでに、頭に入っているべきです

また、こういう用紙に頼っていると
作品がパターン化する危険もあります。釘を刺しました
そういう懸念は、けさプリントを作っていて感じないでもなかったので
もう1枚「構成」について、基本のプリントを配りました
こっちに書いていることの方が大切です
(このプリントもすでに配ったことがあります)

あまり手を貸しすぎるのは、親切なようで
自力で羽ばたく邪魔をしているのかもと反省しました

すべて受身ではなく、感じ取ってほしいです

厳しいコメントになりましたが
それだけ、みんなに羽ばたいてほしい
という思いが、強いからです


6月定例会は、京都八瀬で、合同合評会でした
(13日・14日の日記)


1作30分しか持ち時間がなので
全員の意見を聞いていてはとても時間が足りません

たまごまごまごのメンバーたちは
広島の巣山さん、福山の西谷さん、わらしべの藤谷さんを中心に
合評を受けました。メンバーはその3人の作品を中心に
合評しました

講師にきていただいた大塚篤子さんには
すべての作品について意見をいただきました
いい勉強になったと思います


合同合評会は、作品の合評だけではなく
京都散策、おいしいもの、スパ、ショッピング……
その間のおしゃべり、盛りだくさんにあれこれを一度に堪能できた
いい集まりだったと思います

羽ばたくためのいい刺激がもらえるように
これからもいろいろな試みに
チャレンジしましょう



ここにも 思い出アルバムを貼り付けます



5月9日

新大阪のココプラザにて

パンジョのときと同じメンバーなのですが
自主運営になったことと会場が変わったことで
みんなの気構えが違うように感じます
わたしも同じです


4作品、合評しました
共通していえることは どれも面白い素材を見つけているのですが
物語としては、また成立していません
そのモチーフで、何を伝えたいか、作者自身が
しっかり把握していないのでは
ないでしょうか



作品1 

主人公がお店を開きます
ここまでは、おもしろいのですが
作り出すものに、工夫が足りません
お客さんに必要なのは、ほんとうにそれかな?
それぞれのニーズに合わせて主人公が作りあげるものは
みてくれだけではなくて、読者が心から「よかったね」
と、思えなくては、感動に結びつきません
作り出すものが物語をふくらませ
読者をわくわくさせるのです
何を作らせるか、それが
決め手です


作品2 

作者は5枚作品を書きたかったそうですが
5枚に書かれていたものは、長編物語の背景……
のようなものでした。ただ、背景設定にしては
時代・場所・登場人物が全く見えてきません
テーマは、しっかり伝わります
時間をかけて取り組んでね

ちなみに、短編作品は
光ったエピソードがひとつあれば
じゅうぶんです。いつも繰り返しいうように
「起承転結おまけに一つ」
で、まとめてください


作品3 

何気ない日常の暮らしの中から
物語の素材を見つけるのがおじょうずです
ただ、ほんとうにあったことだけを羅列しているだけでは
記録に終わります。物語にするにはテーマを見つけて
それが伝わるように膨らませることです
本人も、「最近それがわかってきた」ということなので
テーマを意識して書き直せば、元気のでる
かわいい作品になるのではと思います

わが家の冷蔵庫の中でも、水菜が
花を咲かせました


作品4 

書き直し作品です
みんなのいう通り、とても、わかりやすくなっていました
ただ、不必要な登場人物のせいで、物語が分散しています
本当にその登場人物は必要なのでしょうか
判断するポイントは、テーマの確認です
何を伝えたかったのかを確認すると
削れる部分が見えてきます

幼年童話はシンプルがいちばんです
あれもこれも書きたい気持ちはわかりますが
結果、ピントが合っていなかったり
話がややこしくなります




6月は広島の人たちも加わって
合同合評会になります
京都で一泊します♪

講師もお招きすることになっています
作品のほとんどが出揃いました
しおりもできました

楽しみです



2013年4月11日

気持ちも新たに、今日、「たまごまごまご」が発足しました

パンジョ教室が閉鎖になったピンチを
みんなで、うまくチャンスに変えてくれたと思います

この会を運営していくのは経営者ではなく
講師でもなく、童話を書いて羽ばたこうとしている
たまごまごまごのメンバーたちです

合評が中心ですが
みんなのひらめきやアイディアを
いろいろ試してみるのも自由です。いいですね
どんな集いになるのでしょうか
わくわくしてきます

進行は司会者がしてくれることになっています
一回目の司会者は、新しい試みを合評に取り入れてくれました
おもしろかったです。何回か繰り返していけば
この方法のよさがわかると思います

3作合評しました

今日の新しい試みは、書写です。作家の作品を
句読点を含めて、一言一句違わないように書き写すのです
うまくいけば、作品のリズムや、書き手の呼吸が伝わってくるはずですが
これが、なかなか難しいんです。どうしても自分の
書きやすいように写してしまうからです

お手本になる作品をコピーしたものと原稿用紙を配り
時間内にいっせいに試みたかったのですが
時間がなく、宿題にしました


今回は、吉橋通夫先生の『まんねんホ〜イ』(講談社)の文章を
抜粋して使わせてもらいました。言葉の選択とリズム感
構成・ひらめき・物語から伝わってくるもの
どれもいい勉強になると思います