7月 日々好日

7月31日(木)
★先週に続いて、パンジョの「講座の日」。盆休みの振り替えだそうだ。尚、パンジョのライフカレッジの入会金(登録料の5000円)は、現在、紹介者があれば100パーセントオフとのこと。いろいろな講座があります。ご参考までにパンジョのHPをごらんください。(フロア―案内5階・ライフカレッジをクリック)
★この土日に行われる地域の夏祭りに、福祉行議会で、恒例の「おでん屋」を出店することになっている。ボランティアメンバーで分担しておでんを煮ることになっているのだが、調理器をIHに変えたため、おでんが炊けるだけの大きな鍋がまだない。夕食後、買いに行く。パスタ鍋のように深いものはあるが広口のものはない。果たしてこの深い鍋で、おでんが煮崩れせずたけるかどうか……、ちょっと心配だ。

7月30日(水)
★娘お勧めのテレビ「トリビアの泉」を見て爆笑してしまった。アニメ「サザエさん」のテーマソングは、二番が歌われているそうだ。なぜ一番を歌わないのだろうという疑問に、テレビ局のお偉いさんが真面目に答える。「内容にそぐわない歌詞だからです」。一番の歌が披露された。 ♪ 二階の窓を開けたらね、朝の光が差し込んだ 今日はたのしい、今日はたのしい日曜日……。この歌詞のどこが内容とそぐわないの? 再びお偉いさんが出てきて言う。「実は、サザエさんの家には二階がないのです」。期待していた答えとの落差にずっこけてしまった。ちなみに「トリビア」とは、イタリア語?で、「取るに足りない」という意味だそうだ。そういう問題が次々出てきて、そりゃもう、おかしい。ちなみに駅の売店の商品を買い占めると、みんなでいくらになるんですかという視聴者の質問に、実際にそれを買い占めにいく。あっけにとられている店員さんをよそに、5時間以上もかかってお買い上げ商品を地面に並べ、金額を計算。予想の22万をはるかに越えて90万800円。金額の意外性もさることながら、実際に買いしめて、「まえかぶフジテレビで領収書を切ってください」にもう感動! 見逃した方は、来週はぜひ見てね。

7月29日(火)
★電話で取材。お話しを伺いつつ、涙があふれてならなかった。この感動を、子どもたちにしっかり伝えたい。
★無口でびくびくしていたチッチ(猫)が、最近、自己アピールするようになった。とにかくよく鳴く。やたら鳴くだけで、なにを言っているのか、とんとわからないので困る。その影響を受けてなのか、足を踏んづけても鳴かなかったおっとり型のテルモまでが、意味もなく鳴くようになった。もともとうるさいシンガーは輪をかけてうるさくなった。今日、ご近所のお宅におじゃましたところ、愛猫トニーの他にもう一匹の猫が座椅子に寝そべっていた。クーパーだという。アララが元気だった頃は、二階から降りてこなかった猫だ。ははーん、そうか……。我が家も、のららが死んで、猫間のバランスが少し変わったのかもしれない。十六歳のメメはすでに達観したのか、そういうことには巻き込まれず、ゆうゆうと余生を送っている。メメは、我が家で唯一、人間と会話ができる猫だ。それにしても、だ。深夜、チッチ、テルモ、シンガーの3匹が、私の寝ている部屋の窓から深夜出たり入ったりする。そのたびにあけてくれとわめく。寝ていられない。

7月28日(月)
★「お元気です会」。地域型在宅介護支援センター(故郷の家・美樹の園・年輪)の、転倒予防についてのデモストレーション、一回目の今日は、「杖について」。クイズ形式で質問。例えば、
質問A 杖は、いつから使えばいいの? @ころんでから A 疲れやすくなってきたら B 65歳になったら 
質問B 右足が痛いとき杖は、@ 右手で持つ A 左手で持つ B どちらでも持ちやすい方でよい
正解は、どちらもAなのだが、@だという人もBの人もあって、盛り上がった。すでに杖を愛用している人でも、無意識のうち適当に使っている人もけっこういる。来月は、栄養士さんのお話しを聞く。お弁当を出して、後片付けをすませ、反省会が終わると2時半。各生き生きサロンの行事の中で、いちばん大変な日。にもかかわらず、ボランティアさんが定着し、かつ増えていっているのは、ありがたいころだ。
★夕方、出版社か電話があった。メールもいいけれど、肝心のときはやはり、電話かな。それもコードでつながっている家庭用の(子機をも含む)。わたしにとって携帯電話は、あくまでも伝言用。電報形式に、用件だけを伝えたり、伝えてもらったり。ゆっくりしゃべることが、どうもできない。
★「福祉協議会定例会」。歓送迎会と暑気払い。

7月27日(日)
★波乱万丈の人生を、ユーモアを交えておおらかに語る千昌夫さんは、テレビの中で大きく見えた。ゼロからスタート、ホテル王といわれつつもバブル崩壊の大波をかぶり、引き際に築き上げたものをすべてかっさらわれてしまったのは、衆知のこと。失っただけならまだしも、多額の借金を抱えて、よくぞめげないで乗り越えてきたものだと、そのバイタリティに拍手を送りたい。人間としていいなあと思える大人になった彼を見て、苦労する木にこそ、花が咲くんだなあと痛感。それだけで、なんだか胸が熱くなった。

7月26日(土)
★今日、別の出版社から初校原稿が届く。出版社から三日連続で速達が届くなんて、まるで売れっ子作家みたいではないか(実際は「さっか」ではなく「さっかく」状態)。久しぶりに読み返すと、短編ながら、なかなか面白かった。うおっし!
★知人の娘さんご夫婦が、突然訪ねてくる。新婚当初は、彼の仕事が決まらなくて、なんだかだいっていたのだが、もう三歳の男の子と三ヶ月の女の子のパパとママ。夫婦ぶりもすっかり板について、ほほえましかった。彼女にいたっては人前で胸をはだけておっぱいを飲ませ、堂々としたものだ。赤ん坊は、おっぱいを飲みながら、ぶりぶりおならをし、げっぷをし、りっぱなくしゃみをしたあと、うんちをした。生まれてたった三ヶ月だというのに、彼女も立派なもんだ。小さなお兄ちゃんは、おばあちゃんからいたずらっ子で困ると聞いていたにもかかわらず、恥ずかしいのか一言もしゃべらずじまい。それでもしっかりマスカットを食べ、ゼリーを食べ、グリーンティーを飲んだ。「来るとわかっていたら、晩御飯の用意を早めにしたのに」といいながら、冷蔵庫からあれこれ引っぱり出して持たせる。ちょっとした実家の母親気分。「また、ごはん食べにきます」と、にこにこ帰っていった。

7月25日(金)
★ひたすら仕事の日。書き直すように、昨日速達で送られてきた原稿を見直す。編集者のアドバイスは的確だと感心しつつ、心地よく書き直していたら、また別の速達が届いた。うーん、こっちの方は、すっかり書き直しになるかも。いえ、もしかしたら、取材をし直さなければならないかも。
★クリーニング、一度に出したので受け取るもの一苦労。大きな袋を抱えて、駐車場と店を三往復。たいした服でもないのに、クリーニング代がもったいないなあと毎年思いつつ、猫と犬の毛がつくので、冬物はクリーニングに出さざるを得ない。ペットの毛は、エチケットブラシでもなかなかとれにくい。でもクリーニングに出すと、きれいにとれてくる。さすがプロだなあと感心する。

7月24日(木)
童話講座の日。「子どもだったことがある人は、みんな童話を書くことができる」。これは、12年前に初めて童話を書くことを教わった丸川先生の言葉だ。子どもだったことがない人なんていない。ということは、童話はだれにだって書けるということだ。ただ、書きたいかどうかだ。丸川先生の言葉にプラスするとしたら、子どもを育てたことがある人、子どもに関わる仕事をしている人、子どもが好きな人、子ども心を持ち続けている人は、童話の種の入った引出しをいっぱい持っているということ、かな。あとは、童話を書きたい。童話作家になりたい。そう願い、それに向かって歩み出せばいい。願えば叶う。大人の夢は、叶えるためにあるのだから。

7月23日(水)
★リフォームした我が家のキッチンは、とかくみんなの興味の的。キッチンのあちこちに散りばめた大工さんの「おもしろ技」を見てみたい(私も見せたい)願望に応えるべく、キッチンの見学会を企画。といっても、キッチンを見るだけではつまらないので昼食会も兼ねる。希望のあったパエリア、いかくんとセロリのサラダ。豚の角煮とゆでたまごの煮物。今日のお客様のMさんから送っていただいた冷凍のトロサーモンはお刺身に。Kさんご持参のゴーヤを使って、まだ食べたことがないという人のためにゴーヤちゃんぷるを作る。K2さんからいただいていた冷むぎは、えりんぎ・パプリカ入りのぺペロンチーノに。Mさんおもたせのヘルシー野菜の和え物も加わる。あとは、自慢の大根のぬかづけ。しゃべるわ、食べるわ、笑うわ。ちょっぴり飲むわ。すいかを食べた後、Kさん手作りの利休饅頭と渋茶。三人さまお帰りのあと、残りの四人でOさんからいただいたルヴァン・ルヴュールのパンでコーヒーを飲んでいると、ピンポーンとお客様。小学校の、何代か前の教頭先生だった。近くまで来られたとか。上がって頂いていっしょにお茶を。それにしてもアイディア満載のキッチンは、予測通り大受けだった。
★映画「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」を観る。実話で、しかも主人公トゥラーを演じていたのがご本人だとか。はいはい、すべて納得。殻から抜け出し望みを手に入れるには、自分を磨くことに尽きるのね。これも納得。一族郎党を牛耳っているのはお父さんに見えていて実はお母さん。そのお母さんいわく、「たしかにあの人(夫)は頭。だけどわたしは首。首が横を向かないと頭も横を向かないのよ」。深く納得。

7月22日(火)
★「忙しい人」というレッテルを貼られてしまった。たしかに……。今日も今日とて、人ごみの中を「すいません」と体を斜めにして通り抜けるような一日だった。そんなせかせかした暮らし振りがけっこう好きなのだが、もともと一人っ子でおっとり育ったのよというと、たいていは笑われてしまう。少女時代は恥ずかしがり屋で、道で人に出会っても、母の背中に隠れて「こんにちは」もろくにいえなかった私(ほんとです!)。おせっかいでせっかちなおばさんになってしまった自分を重ねることが出来ず、なんとも不思議な気分になる時がある。夕方、庭で咲いたからと、色とりどりのお花をいただいた。つい先日も、カサブランカを惜しげもなく切って届けてくださったばかりなのに。自家菜園の夏野菜を、食べきれないからとお相伴にあずかることもある。部屋のあちこちに挿した花をながめつつ、新鮮なお野菜を頂きつつ、人のために花を植え、野菜を育てるようなゆとりのある暮らし方をしなければならないなあと、しみじみ思う。

7月21日(月)
★よく降るなあと思っていたら、雨の被害の痛ましいニュースが……。災害が起こるたびに、未然に防ぐことは出来なかったのだろうかと思う。あの崖を補強しておけばよかった、この河川が気になっていたでは、すまされまい。天災か人災か……。
★かたつむり姿のメメちゃん。棚の上のにんにくのかごをひっくりかえしてしまったのね。すぐにのけてあげるから、一枚だけ撮らせてね。


7月20日(日)
★誘ってもらって、新歌舞伎座で杉良太郎の公演を観る。さすが。さすがベテラン、「殺陣師團平」の芝居は笑い有り涙有り、特に、團平が脳梗塞で寝込んでからの演技は真に迫っていた。ショーの中での剣舞・居合切りは、迫力そのもの。真剣の日本刀はかなり重いらしいが、凛とした動きは美しく、重さを感じさせない。新歌舞伎座座長公演連続48回だということだが、「ファンの半分は死んでしまいました」と笑いをとっていたが、事実のようだ。それが直接の原因かどうかはわからないが、再来年の50回記念公演を最後に、芝居からは足を洗うそうだ。伝説の「杉さま」になってしまう前に、お見逃しのないように。

7月19日(土)
★昔あそび「竹とんぼの会」は、小学校の体育館で夏休みの宿題応援をした。始まる前に、学校の「くじゃくとうさぎ」が殺されたことについて、校長先生から保護者に向けてお話しがあった。くじゃくは、我が家の娘たちが小学生の頃(十五年前)からいた。本当に哀しい世の中になったものだ。
私は、花びらの枚数調べを指導した。青いシャツの男の子(二年生)は、最初から最後までこのコーナーにいて、5種類の花のスケッチと、それらの花びらを一枚一枚用紙に貼り付けて数える作業に集中した。お母さんも「こんなことが好きだったなんて」と、思いがけない才能にびっくり。夏休みの間、毎日、続けるそうだ。立派な観察記録ができることだろう。あとで聞いたところ、彼は、赤ちゃんの頃から、地域で立ち上げた子育て支援の「らっこクラブ」に、来てくれていたそうだ。そういえば……、幼顔に見覚えが。
他にも、蜆貝で作る「金魚のモビール」、空箱で作る「恐竜ランドや水族館・昔話のシーン」、牛乳パックでの「絵遊びサイコロ」や「ブーメラン」、マッチ箱で作る「タンス」、「植物採集」、「絵手紙」、「万華鏡」などなどのコーナーは、入れ替わり立ち代わり四十数人の子どもたちと保護者で賑わった。

★あわただしく、「Toshi」のコンサートにかけこむ。ご自身でも「普通のおっさんなってしまった」とおっしゃる通り、みかけは、まさにただのおっさん。きらめいていたスターの頃の面影はみじんもない。が、ささやくようなハスキーな歌声と、天にとどくかのような伸びやかな高音は、変わらず人の心を捉える。ピアノとギターの弾き語りなのだが、特にピアノが素晴らしくうまかった。コンサートの半分はトーク。スターの座を捨てて、自分に戻ったいきさつなど、笑いを交えがらの話し振りは、さすが、3000回以上もコンサートを続けてきただけのことはある。心打つものだった。学校や老人ホームでも歌っているそうで、彼の歌声とトークの影響力は、どこでも大きいようだ。

7月18日(金)
★京都カルチャーの日。久々に阪急電車の乗る。「一番前と一番後ろの車両は携帯電話をお断りします」という車内放送があった。闇雲に携帯を禁止するのではなくて、車両限定するのは、とてもいい考えだと思う。車両限定といえば、すでに弱冷車もあるし、女性専用車もある。どうせなら、ウオークマン専用車両もあればいいなあ。シャカシャカという音漏れがいやな日もある。それに、ゆったり寝られるリクライニングシート車両、コインを入れればマッサージ機能が働く車両。英会話レッスン車両。みんなでビンゴ車両、吉本お笑い車両、人生相談車両。リフレッシュ車両などなど……。考えてみると、本を読むか、うたたねする程度しか楽しみのない通勤時間(痴漢・掏り行為に楽しみをみつけているふとときな輩は別として)、運んでもらう以外の機能があればいいのになあ、とふと思った。

7月17日(木)
★「車道で猫がはねられているけれど、もしかしたら沢田さんのところの猫ちゃん?」という電話。夫とあわてて表通りにとんでいく。暗くてよくわからないが、たしかに黒いものが横たわっている。黒いということは、キジトラの「チッチ?」。チッチは怖がりだから車の通る道には出ないと思うけれど……。胸がどきどきしてくる。信号が赤になるのを待ってそばにいく。死体はなんとカラスだった。取り除きつつ、申し訳ないけれど、ほっとする。
★午前中は「おもしろクラシック講座」、夜は「民生児童委員会」。

7月16日(水)
群れるそのC―なんとご近所の庭に蛇が三匹も出たそうだ。それも違う種類で、うち一匹はすごく大きかったとか。つかまえて交番に届けたところ、すぐに公園に逃がしたんだって。うへー、怖い。
★映画「ムーンライトマイル」を見る。ジュークボックスにコインを入れる。アームが動き出しレコードを選択。やがて音楽が流れ出す……。そんな時間のゆとりがなつかしい。アイラブルーシー、ベトナム戦争という言葉さえも遠く感じる70年代の物語。映画にはほとんど登場しなかったダイアナが、うまく描かれていたのに感銘した。いったん投函した郵便物を、いかにもお手軽に返却してもらうシーンがあった。日本では郵政業務を民営化するにあたって物議をかもしだしているが、アメリカではすでに民営なのだなあと、新鮮だった。そういえば去年カナダにいったときも、スーパーの一角にその窓口があって驚いたものだ。
★長女の誕生日。アメリカに留学中の妹から、タイミングよくプレゼントが届く。夜、夫、おばあちゃんといっしょに、本人の希望の最近評判の「回るおすし屋さん」に。6時前だというのにすでに満員。不景気な時の客の目は確かか。

7月15日(火)
群れるその@―数日前のことだ。お向かいの屋根や電線にカラスが10数羽止まっていた。気味が悪かった。その日限りでいなくなったので、ほっとしていたら、なんと、目と鼻の先の集合住宅のゴミ捨て場に、連日30数羽ものカラスが来てゴミを食い荒らしているとのこと。1羽2羽ならともかくも、30羽は多すぎる。
 群れるそのA―3時頃、駅前の新しいマンションの前にパトカーと警察官の姿が。交通事故かと思っていたのだが、徐々に警察官は増え、所用を済ませて帰る頃には、警察官が20数人に膨れ上がっていた……。すわ事件? 
 群れるそのB―急いで帰る途中、駅の階段下で女子高校生が10人ばかりたむろしていた。地面に座り込んで何か食べている。群集心理といえばそれまでだが、若い娘が恥じらいもなく、地べたであぐらを組んで物を食べている姿にどきりとする。「群れる」に「異常」を体感した一日だった。

7月14日(月)
★雑巾さんの会。古タオルで、介護用雑巾を縫うメンバーの中には92歳のおばあちゃんも。娘時代から縫い物はお得だったそうで、使うのはもったいないような出来栄え。ゲートボールもお上手で、姿勢もよく、いつもにこにこされている。目標にしたい老後の姿だ。
★クリーニング、月・木に出すと三割引なのだが、なかなかタイミングが合わないままになっていた。今日こそはと、車で冬物をどっと持ち込む。「え、ジャンパー系は半額なの?」「本当は、昨日までのキャンペーンだったのですが、スーパーの折込広告が間違っていたので、一日延びたのです」と店員さん。ラッキー! 宝くじにでも当たった気分。よくぞ、今日という日に持ち込んだものだ。
★虫歯治療の日。院長先生に、「今回は、がんばっていますね」といわれる。歯が痛んでは駆け込み、痛みが治まるとその後の治療はすっぽかしてばかりいた私は、ブラックリストに載っていたのかもしれない。「心を入れ替えました」と神妙に答える。これ、本心です。がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

7月13日(日)
★キッチンがすっきりしたことの相乗効果てき面というか、昨日は衣類の整理、今日は、化粧台回りの整理をした。使わないものを思い切って処分。それだけで、心に爽やかな風が通る。納戸の整理にとりかかる前に、机の周りをなんとかしなくっちゃ。とにかく紙類が多い。いつか使うであろう資料、切り抜き、ノート、ファイル、合評作品に加え、大切に取っている娘たちの小さな頃の日記、お手紙(もうかわいくって、おかしくって、なつかしくって、私の宝もの)。民生児童委員関係の公的、または極秘資料、ボランティア関係……。せめて要るときにさっと出るようにしなければならない……のだが。

7月12日(土)
★今日は残り物の日。朝食は、昨晩の残りとおべんとうのおかずの残り、味噌汁、きゅうりの古漬け。昼は、パエリアの残りを、トマト味のリゾットに。これが、リメイクと思えないほどおいしかった。夕飯は夕飯で、昨日の残りの生タコとイカを夏野菜(ズッキーニ・パプリカ・エリンギ・なす・にんにく)と炒める。しかも、おとといの残り物の肉じゃがをつぶしてコロッケを作る。これが、かりかりと揚って、おいしかった。お刺身用のアジが一匹そのまま残っていたので、青じそと芽じそとでたたきに。到来物のなすを焼いて中華風のサラダに。冷蔵庫がすきっとしてうれしい。
★それにしても、我が家の食洗は一日五回動いている。使い慣れていないこともあるけれど、一回の食事、お茶で使う食器が多いということだ。今まで、すべて手洗いしていたのだから、指紋が消えてしまうはずだ。

7月11日(金)
★お世話になった大工さんご夫妻をお招きして、晩御飯をごいっしょに。
・お刺身の大皿盛り(かじきまぐろ・いか・生タコ・たい・あじのたたき)・自家製焼きブタ(たれは鹿児島出身の大工さんにもらったブタ味噌を肉汁でのばしたもので、とってもおいしいと評判だった)・ずいきのゴマ酢あえ(おばあちゃんの大好物)・ゴーヤちゃんぷる(ちょっと自慢)・ナスと芝エビの煮物(冷たくひやして)・干しエビと冬瓜のスープ(生姜の絞り汁の風味がおいしいとおかわりのリクエスト)・パエリア(拙作『アイディア料理は風太におまかせ』で、珠美ちゃんが作り方披露)・ぬかづけ・きゅうりの挟みキムチ(生協で買ったサラダ感覚のもの)・すいか(大工さんご夫妻は、すいかが大好き)。
我が家の工事が終わったので、大工さんご夫妻は、明日から夏の間、鹿児島の山荘に。山荘はもちろん手作り。トイレもお風呂もガラス張りで、外から丸見えだそうだ。「山の中や、だれも見ていない」とご主人。「通る人は顔をそむけている」と奥さん。「こんど、ここのお風呂場、庭が見えるように改装しようか」。け、け、けっこうです。

7月10日(木)
★童話を書く講座の日。講座を始めて4ヶ月。今日の合評作品は、目に見えて上手くなっていた。提出した後も、「気になるところがあったので書き直してみました」と、新しいプリントを用意してくるほど積極的で、表情もいきいき。だんだんいろいろなことが見えてきたことを、作者自身も楽しんでいるようだ。
★キッチンリフォームの成果というか、今まで上げ膳据え膳だった娘が、積極的に食事の準備。しかも、食後、うたた寝している間に、すっきりきれいに片付いていた。何一つ出ていない調理台って、すべすべお肌のように爽快。

7月9日(水)
キッチンリフォーム完成! 物であふれてしっちゃかめっちゃかだったのだが、大工さんご夫妻のマジックによって、収納もすっきりと、明るくて合理的なキッチンに変身。北側に新しくあけてもらった窓辺にステンドグラスのスタンドなど置いて、夜はライトアップでちょっとロマンチックに。思案の末取り付けたIH調理器具はカロリーが高く、あっという間に調理ができるので、いい助っ人になりそうだ。若いママさんたちに、「台所仕事で手が荒れない?」ときいたところ、ほとんどの人が「食器を洗ったことがないから」という。「えっ」と驚いて聞き返すと、食器洗浄機を使っているとのこと。水もかなり節約できるというので、指の指紋がないほどに手荒れがひどい私は、この際、据え置き式の食洗を取り付ける。指紋が復活する日も近い、かな。

7月8日(火)
★歯医者さん、今日は虫歯の治療ではなく、歯周病の予防と治療の日。歯垢をわずかばかりこそぎとって、顕微鏡で観せてもらう。なんと恐ろしや、細菌がうようようごめいている。「だれでも口の中は、多かれ少なかれそうなんですよ」と歯科衛生士さん。そういわれても、かなりのショック。歯垢をためないための歯の磨き方を、ていねいに教わる(歯の付け根の歯茎の中を歯ブラシの毛先で洗う感じ)。その後、麻酔をかけて、見えない部分(歯茎の中)の歯石をとってもらう。その間、たっぷり一時間半。帰りがけに、かわいい歯間ブラシを2種類をもらったのだが、それで食後の歯磨きをすることを思うと、けっこう楽しみ。せめて10年前に、こういう機会があればよかった、かな。
最近の歯医者さんは変わりました。ぜひ一度のぞいてみられることをおすすめします。

7月7日(月)
★高齢者といっしょに童謡を歌うみんなカナリア会」の日。なんと、スタッフを入れて73名の参加者あり。発声練習も何もなし。エレクトーンに合わせて、ただ楽しく歌っているだけの会だ(といっても、童謡、ナツメロ、お誕生日、音楽療法などなどの趣向は凝らしてある)。尚、今年も、地元の夏祭りにぜひと、出演依頼があった。5年前に始めたころは、わずか5〜6名だったのに(それもほとんどスタッフ)、うまく軌道に乗ったことがうれしい。今日は、お隣の和泉市から4名の方が見学に来られていたのだが、会の終わりに、みんなで手をつないで、♪ いつの日も、変わることなく友達でいよう と歌いだしたときに、感動で涙ぐんでしまわれた。
★和泉市からの見学者のうちお一人は、和泉女性百人委員会メンバーで、百人会が、近々XJAPANの元ボーカルのToshiのコンサートを主催されることを耳にする(HPのおめでとう掲示板に、本日記載)。かって、ToshiがまだXJAPANのメンバーだったころ、NHKテレビから流れてくるやさしい歌声がToshiだった意外性に驚いたことがある。その話を娘たちにしたところ、誕生日にそれぞれToshiのCDをプレゼントしてくれた。透明感のある歌声とせつないメロディに、いつも心癒されている。思いがけない情報に心ときめく。

7月6日(日)
★わーすごい。雨が続いたせいだろう、散歩道のあちこちに、きのこが大量発生している。茶色くて堂々と反っているのや、えのきのような小さなもの、カサの赤いものや白いもの、ぬめっとした感じのもの……。もしかしたら食べられるものがあるのかもしれない。考えてみれば、町育ちの私は生まれてからこの方、きのこも山菜も、もちろんその他の産物も、スーパーで売っているものしか食べたことがない。もし、自給自足になったら、たちまち生きていけないだろう。最近、一坪農園というのを借りて、趣味で野菜を作っている人がけっこういる。ときどき、採れすぎたからといっていただくが、きゅうりもなすも、とてもおいしい。よし、来年は、なんとか畑にチャレンジしてみよう……かな。
★夫が日に焼けて帰ってきた。「どうだった?」「よかったよ」「腰痛は?」「ゴルフ、2回行った」「食事はどんな?」「おいしかった」「ロングステイってどんな感じ?」「いいんじゃないの、問題はあるにしても」。その問題はなになのか、食事はどういうふうにおいしかったのか……。ま、そのうちぽつぽつ話してくれるだろう。

7月5日(土)
★今日は大工さんがお休みの日。久々にゆっくり昼寝などする。3時半になって、ふと思いたって、「山脇圭子さんの個展」と「古谷時子さんの作品出展の爽丘会」に行く。梅雨の晴れ間、時間をきにしつつ、北に南に飛びながら、さわやかなひと時を楽しんだ。おばあちゃんが大好きな丸万のお寿司屋さんが画廊のお隣だったので、あなごずしや袱紗包みなどなど奮発して帰る。駅に車を停めておいたので、6時半に帰宅。え、もう、ごはん食べたの? 昨日のいわしの煮付けと、なすの味噌煮の残りで……。がっくり。
★次女からのメールに、「今日は、アメリカの独立記念日。あちこちから花火の音が聞こえてきます」とあった。そうか、アメリカは、まだ7月4日なんだ(次女のいるワシントン州と日本とは、約8時間の時差)。
★マニラにいる夫から電話。あす帰国するそうだ。10日ぐらいあっという間だなあ。

7月4日(金)
★犬の散歩をしていて、いつも情けなく思うことは、犬の「落し物」がそのままになっているということです。野良犬はほとんどみかけないので、散歩をさせている人のモラルの問題だと思います。自然に還して草木の肥料にというなら、せめてスコップで掘って埋めてほしい……。そのままにしておくと、乾燥して風といっしょに舞い上がって、あなた自身が吸うことになるのですよ。そこで、お手軽に、「落し物」を回収できる私の考案品を披露します。枠はお風呂の垢すくい。そこにスーパーのビニール袋をかけただけのもの。犬がしゃがんだら、お尻の下に差し込むだけでポトリとこの中に。あとはすっと外してゴミの中に。ゴミにだしてもいいの? といわれると辛いのです。猫砂、赤ちゃんやお年よりの介護用の紙おしめなども、燃やすと大気汚染の原因になってはいないでしょうか……。


7月3日(木)
★昔遊びの会「竹とんぼ」の打ち合わせ。7月は、夏休みの工作などの自由宿題の応援隊をすることに。今日は、具体的に何をするか検討。結果、「蜆で作る金魚のモビール」「布の貼り絵」「ブーメラン」「牛乳パックのサイコロ絵合わせ」「絵手紙日記」などに決定。その他、見本を展示して作り方のプリントを配るものとして、工作は、「水族館」「マッチ箱で人形のたんす」「万華鏡」、観察としては、「植物採取の仕方」「花びら調べ」など。小学校でクラブ支援をしているメンバーも応援参加。若いお母さんスタッフが育っているのがうれしい。任せる日、近し。
★創作料理というものがあるが、今、キッチンをリフォームしてもらっている大工さんの技法を一言で表現するなら、まさに創作大工。温かみのある、だれにも真似の出来ない、というか意表をつく手作り技法は、どこのお宅を直されても、ちょっとした話題を呼ぶ。「見学させてね」、と我が家のキッチンの出来上がりを待っている人多し。
★雨の日は、創作はかどる(深夜3時、メール添付で、出版社に原稿を送る)。
★マニラの夫は、ますます快適だそうだ。けっこうなことです。

7月2日(水)
老人会アルミ缶回収のお手伝い
★大阪私立中学校・高校図書研究会主催の講演会で講師をさせていただく。「童話作家への道」と題して、53歳になってただのおばさんから童話作家になったいきさつ、子どもの夢・大人の夢、本に出てくる主人公についてや、日頃、童話を書いていて感じていることなどなど、楽しくお話しすることができた。控え室で、追手門学院大手前中・高等学校の亀井校長先生、千里国際学園の大迫校長先生、大阪女学院好田副院長ともゆっくりおしゃべりする機会があった。それぞれのユニークで、かつ暖かいお人柄は、これからもがんばろうと言う気持にさせていただくに余りあるものだった。さすがだと思った。図書研究会の佐藤滋子先生のご配慮で、急遽「本」も売っていただくことになり、宅配便で送らせていただいた分は完売。とてもいい一日だった。関係者のみなさん、ありがとうございました。
★今日は、小学校のボランティアクラブの日だったが、講演とダブってしまった。ちょうど手話ボランティアの方を招いてお話しを伺う日だったので、困ったときのピンチヒッターの民生委員の菊地さんに、私の代わりをお願いする。

7月1日(火)
★老猫めめ(16歳)の調子が悪い。もともと歯が悪いところに口内炎らしく、やたら口を気にしている。よだれも臭い。「お薬もらってきてあげようか」ときくと、「ミャ―ン」となく。獣医さんが嫌いな子なので、薬(マイシン)だけもらいにいく。はちみつで練って口にすりこむ。これが不思議。効き目あらたかで10分ほどで復活。いつもそうだ。こんなに効いていいのだろうかと思う。お刺身をもっともっととせがむ。トイレも一人で行く(このところ、抱いて連れていっていた)。そのあと、ちゃんと猫座りをしてくれた。うれしくって思わずパチり。最近は、寝てばかりだったのに、なんと、毛づくろいまでしはじめた。「長生きしてね」というと、やさしい声で「ナナーン」とないた。しばらくは朝夕投薬。徐々に減らしていくようにといわれた。


★マニラにいる夫から電話が入る。「涼しくって、のんびりと快適。食事もおいしい」とのこと。食事は、ロングステイしているご夫婦の雇っているコックが作っているとか。きっと別の時間が流れているのだろう。

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