日々好日  11月

      

11月30日(日) 「羽希」

今日は小学校のバザーでした。福祉協議会の手作り班が出店していたのですが、今回、何もお手伝いができなかったので、時間をやりくりして、買いにだけいきました。
ガッツ姫とママが退院してきました。おっぱいがたくさん出るので、とりあえずは安心です。名前は「羽希(うき)」に決まりました。どうぞ、よろしくお願いいたします。
来月の私の運勢ですが(さそり座)、どっと疲れがでるそうで、養生するようにということです。すでに、疲れがたまっている感じが……なのです。気をつけよっ。

11月29日(土) 「ちゃぐりん」

家の光発行「ちゃぐりんの一月号」が届きました。童話のワンダーランドに、拙作『お父ちゃんのかくし味』がのっています。「大阪の冬の風景を」という依頼があって書いたのですが、ユーモラスなイラストが、とてもいきいきしています。
同じ号に、アルピニストの野口健さんの「地球の自然を君たちに残した」という記事が載っていましたが、留学中の次女が、この夏、アメリカのマウントレーニア国立公園でボランティアをしていたときに、日本からボランティアメンバーを引き連れてやって来られたのが野口さん。お話をきいたり、いっしょに活動をしたと娘からきいていました。ただそれだけのことなのですが、(あ、知ってる、この人)という感じがして(実際は、全く知らない)、妙にうれしいのです。おっと、吉橋先生の新刊『風の森のユイ』が、今月のおすすめ本として紹介されていました。ますますにんまり……。

11月28日(金) 「よろちく」

「ガッツ石松にそっくりやね」と、娘と大笑いしていた我が家の孫娘ですが、生後4日目の今日、ひいばあちゃんと対面しました。
「よっ、ひいばあ、よろちくね」と、元気にごあいさつ。「あんた、威勢がいいねえ」と、ひいばあも、たじたじ。

 「みなちゃま、よろちくおねがいちまちゅ」

単行本校正。ドキュメンタリーは、いろいろ問題があるのですねえ……。

11月27日(木) 「イルミネーション」

ご近所の若いファミリーのお宅に、今年もクリスマスのイルミネーションが点灯しました。数軒並んでそれぞれ趣向を凝らしてあるので、遠くからわざわざ見にくる人もいます。今年はニューバージョンも加わったようで、一層素敵です。いずれもご主人の力作のようです。



クリスマスイルミネーションといえば、以前旅したことがあるウイーンの町の飾りつけは、ダイナミックでした。支庁公舎の前の広場の樹という樹に、それぞれ趣向を凝らした飾り付けがしてあり、その美しさ、楽しさには目を奪われました。町のざわめき、飾り付け、クリスマスの出店、アトラクションなど、ヨーロッパの旅はクリスマス頃が最高だと信じています(何より安い)。バンクーバーのクリスマスイルミネーションは、工事現場のミキサー車、公衆トイレなどにも点滅していて、小児病院にいたっては、まるでキャバレー顔負けのど派手なの飾り付けに、びっくりしました。

 
小児病院のイルミネーション

童話講座の日。和気藹々のうちに楽しい二時間でした。詳細は「ミニ講座」で。

11月26日(水) 「あれっきり」

話はさかのぼりますが、ボジョレヌーボーですが、解禁日に2本買って1本はその日のうちに飲みました。もう1本は、翌日来客があったので差し上げました。また、買いに行けばいいと思って、その翌日にカルフールにいったのですが、特設売り場に山積みにされていたボジョレヌーボーなるワインは、きれいさっぱり売り切れていました。それっきり入荷してきません。あれは、売れたらどんどん入ってくるというものではないのですね。

11月25日(火) 「時差ぼけ?」

地元の小学校から4年生に、「地域の方との交流会」をさせてほしいとのことでしたので、「むかし遊びの会竹とんぼ」のメンバーが主流となって、交流の場を設定しました。@昔あそび(どんぐりゴマ・お手玉)Aリサイクル手作り(牛乳パックでマジック工作)B絵手紙(季節を描こう)C昔のお話(地域のお年寄りからお話を聞こう)の四つのコーナーをしました。体育館で開会式の後、各部屋に分かれて一時間ほど交流しました。どのコーナーも大変盛り上がったということを反省会でききました。閉会式では、子どもたちの唄とリコーダーのおれいの演奏がありましたが、やさしい歌声や音色が、心に響き渡りました。

おじいちゃんおばあちゃんから子どもの頃のお話を聞く子どもたち

昨夜からほとんど眠っていません……え、昨夜……? そう昨夜、ということは、ごめんなさい、日記一日ずれていました。娘が入院したのは24日。赤ちゃんが生まれたのは、25日の未明、つまり今朝方でした。病院から帰って、そのまま一睡もせずに忙しい今日が始まったわけでして、長い一日でした。家族に夕食の支度をして病院にかけつけ(三度目)、帰ってきたら、それこそ、「ばたんきゅー」でした。たくさんの「よかったね」メールやお電話ありがとうございます。ぼちぼちお返事させてください。

11月24日(月) 「ご報告」

予定日が10日も過ぎてもまだ生まれなくて、やきもきしていた長女の出産ですが、夕方より、陣痛らしきものが始まり入院。今朝方2時に無事女児が生まれました。ご心配してくださったみなさん、ありがとうございました。小さめの赤ちゃんといわれていたのですが、なんと3342グラムもありました。成り行きで立会うことになりましたが、よくがんばったと思います。出産後、カンガルーケアーといって、生まれたばかりの赤ちゃんを母親の胸にはらばいに寝かせてもらったのですが、まもなく、小さな口で、子犬のようにお母さんのおっぱいをまさぐり、吸い付いたのには感動しました。『すべての命は讃えられるために生まれてくるのです』という言葉が、今、身にしみます。「甘やかすな」。夫にきびしく言われました。「わかっています」と神妙に答えました。

11月23日(日) 「さんま」

それにしても、今秋は、よくさんまを食べました。お安かったことはもちろん、おいしさに当たり外れがなかったことや、魚がきれいに焼ける電磁器に取り替えたことも、さんまをよく食べるきっかけになったかもしれません。知人から度々すだちをいただいたことや、海外のお土産にもらった塩も、おいしさをひきたてたように思います。切り身以外の魚を敬遠していた長女が、「さんまって、おいしいねえ」と喜んでくれたことや、猫たちが喜んでくれたことなどなど。弾みがつくって、こういうことをいうのでしょうか。ちなみに、今晩もさんまでした。

11月22日(土) 「連想」

急に寒くなりました。どんよりと重い雲の流れは、冬空そのものでした。コートを着てストールを首に巻いて出かけましたが、突然やってきた寒さには身がすくみました。次女のいるワシントン州では、ひどい冷え込みのあと雪が降って、少しは寒さがましになったそうです。今冬は、地球全体に寒波がきそうな予感がします(なんの根拠もありませんが)。夕方から散歩に出かけたのですが、途中で日が暮れ、中学校と小学校の前を通ったときにはすっかり暗くなっていました。電気がまったくついていません。それもそのはず、今日は土曜日、学校はお休みでした。ひっそりたたずんでいる校舎は、なんとも不気味なものです。真っ暗闇な人気のない校舎といえば、今朝、再読したばかりの後藤みわこさんの『あした地球がおわる』を連想しました。突然起こった得体の知れない恐怖の中でも、希望をみつけて生きていく物語の中の子どもたちの勇気とパワーに、あらためてエールを送りたくなりました。

11月21日(金) 「ほっ……」

長女のアイマックが、リフレッシュして戻ってきました。修理に出すより買った方が……と長い間放っておいたのですが、先日パソコンレスキュー隊に診断してもらったところ、直せばまだ使えるということでしたので、修理に出していたのです。長女は、仲間のお笑い芸人のHPの管理人をしていますので、隙をねらっては、私のパソコンを使って更新していました。時間的に窮屈だったことと思います。それにしても、家の中の壊れていたものが直ると、なぜかほっとします。物にも命があって、蘇ったことを喜んでいて、それがこちらに伝わってくるのかもしれません。

11月20日(木) 「ワイン」

ボジョレヌーボーの解禁日ということで、カルフールまでワインを買いにいきました。今年はヨーロッパが猛暑だったおかげで、ぶどうが近年になく良質だという前触れだったので、この日を楽しみにしていました。試飲させてもらったものは三種類とも辛口で、その点はよかったのですが、うち一本だけがまあまあという感じでした。期待が大きすぎたかな。お値段が千数百円なので、しかたがありません。せっかくですから二種類買いました。
 早いもので、あれからもう五十年もたったのでしょうか。ワインといえば赤玉ポートワインという時代がありました。寒い夜のことでした。銭湯から帰ると母が、「湯冷めいないように」と、赤玉ポートワインを少しと砂糖をグラスに入れ、熱いお湯を注いでくれました。透き通った赤い色をすすると、ほのかに大人の味がして、なんとなく幸せでした。赤玉ポートワインは邪道で、日本にワインが浸透しなかったのは、そのせいだという専門家の意見もあります。邪道であれ、私にとって赤玉ポートワインは、母と二人でひっそり暮らしていた寒い夜の大切な思い出です。

今日は、「面白クラシック講座」と民生委員会の定例会がありました。
創作活動もがんばりました。

11月19日(水) 「にぬき」

自宅から徒歩で20分ほどのところに、「昔ながらの中華そば」という看板のかかったラーメン屋があります。車で通過するたびに、いつかは食べてみたいと思っていました。娘と散歩中、その前を通りかかったので、入ってみることにしました。外見より中は広く、以前はレストランだったかもと思われる内装でした。昔ながらの中華そばには二種類あって、100円の差は、「にぬき」が入っているかいないかだそうです。「にぬき」という懐かしい響きにつられて、にぬき入りを注文しました。スープは少し濃い目でしたが、焼き豚がとろりと口でとけて(多分煮てあるのだと思います)、麺も適当に縮れていて、とてもおいしくいただきました。さて、「にぬき」なのですが、「にぬき」は「ゆでたまご」とは違うのですね。私の頭の中では、「にぬき」も「ゆでたまご」も同じだったのですが、にぬき」は、その音の通り、「煮てある」のです。きっと豚の煮汁でゆでたまごを煮たのでしょう,うっすら茶色でした。我が家でも豚の角煮をしたときに、ゆでたまごをむいて放り込みます。味がしみて、とてもおいしいです。そういえば、「くんたま」というのもありましたね。燻製の煙でいぶしたゆでたまごです。「おんたま」は温泉たまごです。「ピータン」、あれは、刻んで中華がゆの薬味にすると最高です。

11月18日(火) 「咳の季節」  

一日パソコンを叩いていました。お風呂に何回もつかり、ぼけーっとしては、また机に向かう……だけではすまないのが主婦のつらさ。買い物、三度の食事のしたく、犬の散歩、送迎、洗濯といろいろあること、あること。手を抜くのことできるのが、唯一掃除。ということで、今日も、家の中は、なんだか散らかっています。それにしても、今日は行事がなくて、ほんとうによかったです。
昨日あたりから、のどがいがらっぽかったのですが、やはりね。気管支の弱い私のとってやっかいな「咳の季節」、ゴホンゴホンが始まりました。しばらくは、電車に乗るのにも気を使います。マスクをすると風邪っぽくなって、いっそういやがられます。たぶん、咳はとぎれとぎれながら春先まで続き、花粉症と合併することになるでしょう。喘息かって? そうではないようです(診てもらったことはないのですが)。

11月17日(月) 「うおっし!」

「ぶらぶら散歩の会」の日。今日は、暖かいかなと思っていたのですが、けっこう風が冷たく、いよいよ冬到来といった感じがしました。小学校の代休(土曜日が父兄参観だった)だとかで、いつも午前中はひっそりしている花代公園が、色とりどりのウェアーを着た子どもたちの姿で活気付いていました。保育園の乳児の散歩とも出会いました。4人乗りのうば車にのって、かわいかったです。ぶらぶら散歩の途中で休憩し、おやつに、ほんのり暖かい手作りのお赤飯をいただきました。塩かげんもほどよく、熱いルイボスティとともに、とてもおいしかったです。「今日は朝から足が痛くていやな気分だったんやけど、散歩の会があるから出てきました。出てきてよかった。元気が出てきました」というお年よりのために、続けていかなくてはならない定例行事かなとつくづく思いました。
ほぼ一ヶ月前に飛び込んできたノべヴェライズのお仕事ですが、テレビ局の事情でスタートラインで足踏み状態でした。今日夕方、出版社のゴーサインがでました。スタートが遅れた分、大至急ということです。この日のために書き始めていてよかったです。

11月16日(日) 「紙」

お恥ずかしいことですが、私の机の上は、いつも散らかっています。長さが2メートルあるので、パソコン、プリンター、スキャナー、ワープロを置いてもゆとりがなくてはならないはずなのですが、いつもごたごたしているのです。たまに整理をしても、すぐに山積みになります。原因は、本や郵便物や書類などの「紙類」。一応、「福祉」「創作」「情報」「学校」「手紙」「思い出」「投資」「その他1」「その他2」「その他……」「未整理」などにわけて保存しているのだが、机の上があふれるたびに適当に挟んでしまうので、必要なものがすぐに見つからないのが現状です。いつか時間ができたら読み返そうと思ったままの資料もあります。時々まとめて古い資料を捨てたりもするのですが、必ずといって、そのあと捨てた資料がいることがあります。また小さいとき、「紙を粗末にしたら、死んでから紙の橋を渡らなあかんのえ」(もちろん紙の橋の下は地獄)といわれて育ったことも、紙類がたまる一方の原因なのかも知れません。いつだったか、雑誌に高村薫さんの書斎が写っていました。広い机の上にはパソコンがあるのみ。見事なほど何一つ物がのっていませんでした。聡明な方は整理もうまいのだなあと、つくづく感心したものです。

11月15日(土) 「阿修羅」

「もう、いつ生まれてもええやん」。のんきな母(私のこと)は、臨月の娘といっしょに「阿修羅のごとし」を観にいく。映画の面白さは、キャスティングだなあとつくづく思う。中村獅童のおかしさには参ってしまった。長女役の大竹しのぶは、めちゃうまい女優さん。次女の黒木瞳は、品があってなんともきれい。三女の深津絵里は、「地味さ」の表現が「地味に」うまい。四女の深田恭子は……、かわいそう。他がうますぎる。八千草薫扮するお母さんのタイプ(男にとっては理想の女房)、今は、もういないよね。脇役の木村佳乃も、桃井かおりも、PIKIYAもそれぞれいい味をだしていた。ストーリーとしては、設定のほつれというか、「ここおかしいよね」ところがいくつかあったが、それをあれこれほじくるのも、映画を観た後のお楽しみだ。それにしても、観客は、そろって似たかよったかの中年を過ぎた女性ばかり。どの人も阿修羅になった経験ありか。映画の中に、「女は阿修羅だよなあ」ってセリフがある。だれが女を阿修羅にするのか! ったっく、もう!

11月14日(金) 「復活!」

いやはや、なんとも不便な数日でした。パソコンがないと自分らしい生活できなくなっていることに、改めて気が付きました。それにしても、パソコン画面の立ち上がりの快適なこと。リカバリーしてもらって、すっきりしました。ただ、転送ファイルにちょっとした行き違いがあって、HPに書き込みができませんでした。
今日は長女の出産予定日でした。私のメールにも、娘のメールにも、それぞれの友人から「生まれた?メール」がたくさん届きました。すみません。一週間ほど延びそうです。予定日はあくまで予定日で、赤ちゃん自身が、いい時期を見計らって生まれてくるそうです。娘の友人のメールの一つに、「初産は遅れるものだそうです。天才バカボンのパパは、おなかに三年間入っていたんだよ」というのがあって、その発想に大笑いしました。少し運動をということで、今日もいっしょによく歩きました。肌寒くなってきたので、猫たちが入れ替わりひざの上に来たり、すりよって来たり。夜中、ふとんにのっかってきます。犬も猫も食欲が増進しました。冬に向かっての準備がはじまったのでしょう。

11月11日(火) 「おっと、と」

おとっとっ、パソコンの画面が、するするするとほどけるように消えてまった。しかもそのあと、マウスが動かなくなり、元スイッチで消すことに。それがほんの30分の間に、立て続けに2回も起こってしまった。そういえば、最近、画面がブルーバックになってフリーズしてしまうことがたびたびある。このままデータ―が消えてしまうのではと、さすがにこわくなって、パソコンレスキュー隊に電話をする。担当者(女性)は、私の使っているパソコンの機種やくせを把握していてくれて、状況をいっただけで、いつもはテキパキと対処してくれる。そもそも画面がブルーバックになること自体、危険信号だとか。最悪の状態にならないうちに、預けることになった。

★というわけで、明日(12日)の夕方から14日の午前中まで、HPならびにメールはお休みさせていただきます。お急ぎの連絡は、電話またはファックスでお願いします。

11月10日(月) 「介護用雑巾」

急に冷え込んできました。なんといっても11月も中旬ですものね。去年はこの時期、こたつもホットカーペットも入れていたように思います。寒がりのくせに、家にいる時は薄着の私にとって、お風呂に頼る季節の始まりです。日に何度も湯舟につかり、体が温まるまで週刊誌や雑誌を繰り返し読むことになります。今日も朝から何回もつかって、「ごくらく、ごくらく」でした。
第2月曜日は、「雑巾さんの会」の日。古いタオルを三つに折って、高齢者といっしょに介護用雑巾を縫っています。参加者から、「こうやって、出てくるところがあるので、うれしいです」といわれて、こちらもうれしいです。雑巾を縫うのは、みなさんとてもお上手です。おしゃべりを楽しみながら、今日は44枚縫いあがりました。暖かいお茶とおやつにほっと一息。縫いあがった雑巾は年二回、希望者が、老人ホームや施設に持っていくことになっています。

11月9日(日) 「当てはずれ」

夫が、朝まだ暗いうちからヨットに出かけたので、私も午前中で帰る予定で、墓参のため京都まで出かけました。先月から京都のカルチャーを休んでいるので、お墓参りの足が遠のいてしまわないように気をつけています。ついでに所用をすませて、駆け足で帰ってくきたのですが、傘を持たずに出かけたので (こんな日にと思うでしょうが、出かけるときは雨は降っていなかったのです)、駅前の100ショップでレインコートを買いました。
100円で折りたたみ式の傘だってあるのですが、自転車なので、黄色いビニールコートにしました。それにしても100円ショップには、思いがけない優れものがいっぱいあって、重宝しています。
さて、夫ですが、「アジをいっぱい釣ってくる」といっていたので、ご近所にもおすそわけができると楽しみにしていたのですが、全くの「ぼうず」でした。海の上は寒くって、それどころではなかったそうです。「あてと褌は、向こうからはずれる」は、夫の母の口ぐせです。ほんまやねえ。

11月8日(土) 「伝承」

昔遊びの会「竹とんぼ」の日。今日は、小学校の体育館で昔ながらの外遊びをしました。

             

ケンパ」                               「なべなべそこぬけ
フラフープでケンパの輪を作る。                 最初は2人で、次は4人、そして8人……。    
初級、中級、上級と段階をつける。                最後は、全員で大きななべをひっくり返す。
上級はフラフープとの間隔も広く、
勢いをつけないと、なかなかうまくとべない。


花いちもんめがしたい」という声があがったので、紙芝居のあと、みんなですることにしました。「たーんすながもち、どの子がほしい」。もらったり、もらわれたり。昔遊びはしっかり伝承されていました。

11月7日(金) 「美しいかな?」

運動がてらに歩いて片道一時間のレストランに、娘とランチに出かけました。陽ざしがなんともまぶしい日でした。デザートを追加したりして一時間半ほどそこにいたのですが、その間、すぐそばの席で二人の女子高校生が向かい合って座り、大きな鏡をテーブルにのせてずっと化粧をしていたのには驚きました。眉を抜き、麻呂のようになったところに弓形の眉を描き、気に入らないのか消してはなんども描いています。人目など気にしていません。ビューラーでまつげをあげ、マスカラをつけ、頬紅をつけ……。化粧道具をテーブルいっぱいに広げ、それはもう見苦しい限りです。レストランの片隅ならともかく、窓際の一番人目につく席なのです。最近、電車でも若いおじょうさんが堂々とお化粧をしている姿をよく見かけます。いやはや……。

11月6日(木) 「不在投票」

不在投票にいって、驚きました。やたら人が多いのです。混んでいるのです。訊いてみると、やはり例年に比べて今年は不在投票に来る人が多いとか。どうしてなんでしょうね。不在投票するたびに、これでいいのかなと思うことがあります。本人かどうかの確認が全くないのです。備え付けの用紙に住所と名前、生年月日を書けば、あとは何のチェックもないのです。ずさんな気がして管理事務所に電話をかけて訊いてみました。こういう答えが帰ってきました。「年恰好さえあっていれば、本人とみなしています。本人が来るということを前提にしていますので」。これでは、替え玉投票がいくらでもできるのではないでしょうか。不在投票でも、通知書は持っていくべきではないかなと思いました。もう一ついわせてもらいたいのは、ついでに裁判官の新任不信任の投票をさせないでください。名前も聞いたことがない人について、とても判断はできません。空欄にしておくと信任したことになるのですよね、あれって。

11月5日(水) 「試乗」

朝のうち、高齢者クラブ「空き缶回収」のお手伝い。キリンビールから空き缶つぶし機を貸与してもらってから、作業がうんと楽になりました。口々に、よかったねえといいあいました。大きな麻袋二つがつぶした空き缶で満杯に。
昼から小学校の「ボランティアクラブ」支援の日。車椅子の押し方について指導のため、地域の福祉協議会から車椅子2台を借り出しました。車椅子の扱い方や、声がけの大切さなどを話したあと二人一組になって、「押す」「乗る」を体験してもらいます。車椅子に乗って移動するって、けっこうこわいのです。試乗してみて初めて車椅子に乗る人の不安な気持ちがわかり、押し方に心くばりができるようになるのです。子どもたちもそう感じ取ってくれたようです。

                     
 机の迷路を、ぶつからないように通る。                       机をひっくりかえして段差を作る

夕方、ビオラの苗を買いに連れて行ってもらいました。帰りに寄ったコスモス畑で花を摘むみました無人なので、竹筒にお金を入れるようになっています。刈入れの終わった田んぼには、ねぐらに帰る前のカラスがたくさん群らがっていました。しばし、秋の気配に酔わせてもらいました。

11月4日(火) 「奇跡的」

友人が、還暦のお祝いだといって、長女もいっしょにレストランに招いてくれました。更に、もうすぐ生まれる長女の赤ん坊のために手作りのパッチワークのおくるみをプレゼントしてくれました。
友人は、お姑さんの介護に追われた毎日を送っていて、この4月には、ご自分にも二人目のお孫さんが生まれたので、それどころではないはずなのです。それなのに、私を含めて三人の友の孫にと、立て続けに三枚ものおくるみを縫ったというのです。縫い物の全く不得手な私には、それが奇跡のように思えてきます。小さな布を、ていねいに一枚一枚はぎ合わせてくれた手間を思うとき、失われてしまいつつある母の姿と暖かさを感じました。私にはとてもしてやれないことを、代わりにしてやってくださって、、ありがとう。

 あちこちに散りばめたキティ 
                          ちゃんやクマ、スヌーピーなどが可愛いのです

11月3日(月) 「子どもたちやーい」

毎年、文化の日は、「子どものための赤坂台音楽会」が開かれます。青少年指導委員会主催のこのイベントは、今年でなんと、もう21年も続いています。合唱、吹奏楽、邦楽、カントリー。独唱は7歳の少女からプロのテノール歌手の田中公道さんまで、プログラムはバラエティに富んでいて、好評です。ただ、「子どものための音楽会」と謳いつつも、聴きに来る子どもたちや出演する子どもたちが、目に見えて減ってしまったのは、なぜなのでしょう? それはさておき、高齢者と童謡を歌う集いの「みんなカナリア会」が出演させてもらうようになって、4年目。「うさぎとかめ」「おさるのかごや」「ずいずいずっころばし」など7曲をメドレーで歌いました。年二回(夏祭りと音楽会と)、舞台に上がる機会があって、はりあいになっています。

さあ、今からリハーサルです。

短編原稿、校正原稿投函。

11月2日(日) 「主義」

緑道の脇で青年が野菜を売っていました。売っているというか、木箱に腰をかけてメールを送るのに夢中になっていました。通りがかりの人は、いったん足を止めるのですが、青年が無関心なので、立ち止まるだけでいってしまいます。「帰りに買うね」と声をかけると、こっちを見てきょとんとしています。二時間ばかりたっての帰り道、その前にくると、同じ青年が同じ姿勢で木箱に腰をかけて、メールを打っていました。白菜とほうれん草とみかんを買いました。ほうれん草は、かなりくたびれています。このままでは、たくさんの野菜が売れ残ってしまいます。「声をかけたら、もっと売れるわよ」と思わす言ってしまいました。すると、青年はこういいました。主義じゃないんで。おやおや……。ばんばん売りさばいてこそ、商売の醍醐味というか、店番をした甲斐があろうというものを。冷めている若者を見て、もったいないなあと思いました。
食用菊
をいただきました。教わった通りてんぷらにしました。額の部分をつまんで衣をつけ、熱した油の中にいれると、パッと満開。「美味しいねえ」と評判でした。



ワープロのフロッピーをパソコンに移しました。ごく一部にもかかわらず、いっぺんに肩が凝りました。

11月1日(土) 「子守唄」

日本子守唄協会の西舘好子さんが、『うたってよ子守唄』(アートヴィレッジ)にサインをして、送ってくださいました(そのいきさつは、10月29日の日々好日に掲載)。とてもいい本です。外国の子守唄にくらべ、日本の子守唄の歌詞は、せつなく、悲しい物が多いです。子守り奉公に出された女の子のつらさ、恨みなどがうたわれているのでしようか。子守唄は、赤ん坊のためだけにあったのではなく、泣き泣き子守りにやらされた小さな少女の心を癒すためのものだったかもしれません。本の内容については、「仲間の本」で紹介しています。 
妹娘のいるアメリカのワシントン州は、雪がちらほら、道路が凍っているそうです。