日々好日  10月




10月31日(金) 「寄付」

★賢明幼稚園通う園児たちは、お母さん手作りのおべんとうを持参することになっているのですが、毎週金曜日は、ごはんとお漬物だけの質素な昼食をとることになっています。というのも、その日のおかず代は、インドの恵まれない子どもたちの支援にまわされることになっているのです。小さなときから、困っている人に手を差し伸べる習慣があるということは、素晴らしいことだと思いました。支援の内容については、「おめでとう掲示板NO117に記載していますので、ごらんください。22日に講演させていただいたときに、金曜日のお昼のおかず代のお話を伺っていたので、今日、いただいた講演代の一部を持参させていただきました。恵まれていることを当たり前だと思って飽食していることを反省して、我が家でも、月に何回かは食費を節約し、感謝の気持ちを寄付に回わそうと思いました。

10月30日(木) 「ご用心」

★パンジョの講座の日。いつも一番に来られる年長のFさんが、講座が始まっても来られません。今日は12月の第4週の振り替えなので、勘違いされたのかなあと話していたところ、かなり遅れていらっしゃいました。なんとパンジョの入り口で転倒されたそうで、顔にけがをされています。医務室で消毒をしてもらってきたとおっしゃっていましたが、かなり痛そうです。気丈に講座を受けて帰られました。実は月曜日も、「お元気です会」に来られる途中で転んだ方があり、病院に付き添って行ったばかりでした。そういう私も数年前に転倒、顔をすりむき歯を折ったことがあります。ちょっとした段差、こわいですねえ。みなさま、気が急かれるときは、特にお気をつけくださいますように。

10月29日(水) 「歌の虫干し」

★週刊新潮に、著名人がいろいろな情報を募っている「掲示板」があります。一と月ほど前、歌手のさこみちよさんが古い歌を探していらっしゃいました。「もしよろしかったら、私のHPの『歌の虫干し』に古い歌をのせていますので」と掲示板にメールを送りました。すっかり忘れていた今日、日本子守唄協会と会長の西館好子さんから2本のメールが届きました。
「すばらしい資料に心おどらせております。歌の収集は大変な仕事ですが、大切な心の財産と思って続けております。私どもは日本子守唄協会という団体です。なくなりつつある唄、消えていく唄が、どんなに大事かその原点が失われた今どんな弊害が起きているか考えています。今後ともによろしくおねがいいたします」ということでした。もし、皆さんの中で、古い子守唄などをご存知の方がいらっしゃったら、週刊新潮の掲示板にメールしてあげてください。メールは、ここをクリックして、情報提供のアドレスにどうぞ。
ホームページを立ち上げてよかったと思うことは、頭の中のもやもやしていたものを一つ一つ引っ張り出すことができて、すっきりしていくことです。それが、なにかの拍子にだれかのお役に立つ、こんなうれしいことはありません。

10月28日(火) 「曼荼羅」

★民生委員の研修会で、早朝から高野山に行きました。紅葉がとてもきれいでした。高野山は、神も仏も、よろずの宗教をすべて受け入れるということで、いろいろなお墓がありました。そもそもインドの曼荼羅がそうで、高名な仏さまだけではなく、かなりあやしきものまで拒まず描かれているそうです。機会があれば、じっくり見てみたいものです。
昼食後の研修会では、大僧正松長有慶師から「子育てに東洋の心を」という講話を拝聴しました。期待していたのですが、私には、もう一つわかりにくい内容でした。とほほ。
★妹娘からの還暦のお祝い(赤いパーカー)が、やっと届きました。赤いマントをひるがえして翔んでるスーパーわんちゃんのカードも、かわいいでしょ?

 壁のメッセージボードをアップ→ 



10月27日(月) 「いい会」

★「お元気です会」の日。転ばないためのシリーズ第3回で、理学療養士さんの指導のもと、足の強くなる体操と足を使ってのボール遊びをしました。外注したおかず(今月は泉北生協)を、こちらで炊いたごはんといっしょに、お弁当箱につめます。串カツ、マカロニサラダ、牛肉の時雨煮、なます、煮豆。お年寄りが庭にできたといって持ってきてくださった柿や、スタッフ差し入れのみかんも入れました。「きょうのお弁当はおいしかった」と好評でした。たっぷりのいりこと昆布でだしをとったワカメのおつゆっもおいしかったです。昨日のバザーでの声がけがよかったのか、スタッフを入れて50名の参加がありました(プラス保健士さん、理学療養士さん、介護支援センター故郷の家、カロスからそれぞれ1名ずつ)。お話おばさんの「ならなし」の語りは、擬音語もおもしろく、たいへん受けていました。いい会でした。
★夜、福祉協議会定例会。
★一眠りのあと、深夜、創作。

10月26日(日) 「大盛況」

★いよいよ、バザー本番。いろいろな行事とだぶっていたので人出が心配だったのですが、お天気に恵まれたおかげもあって、人波がとぎれることもなく、バザーは大盛況でした。ボランティアスタッフ50数名が、それぞれの持ち場で大活躍しました。

 ・写真は、寄贈品コーナー(ほぼ終わりかけ。販売に夢中になって、写真を撮りぞこねるところでした)
 ・写真には写っていませんが、左手に赤い毛氈のお茶席(65歳以上招待)。
                    右手に子どもコーナー(ゲートボール)無料。
 ・室内で作品展・喫茶コーナー
 ・建物の前で、おでん・手作り・斎藤さん委託コーナー・泉北作業所コーナー
 ・手前で介護保険相談コーナー・柿アロエ販売コーナー

10月25日(土) 「ポスト」

★バザーの準備。
★このところ、ガレージ、玄関周りの塗装を頼んでいたのですが、完了しました。壊れかけていたポスト、大きなものに替えたいなあと思っていたところ、なんとタイミングよくポスト売りが来ました(ほんまに)。雑誌も新聞も、ごそっと入りそうな大きなポストを取り付けると、玄関がすきっとしました。
★夜、学校協議会。
★急ぎの短編依頼が入ってきました。

10月24日(金) 「やっと還暦」

★「お誕生日おめでとう」のグリーティングカードの開封から、60歳の第一歩が始まりました。といっても、昨日と少しも変わりません。でも、踏み出した先が、振り出しに向かって下っていくことは確かだと思います。転ばないように、目標を見失わないように、楽しみながらゆるりと降りでいこうと思っています。おめでとうメールを、たくさん、ありがとうございました。
★26日(日)に開催の福祉バザーに向けて提供商品に値段つけをしました。例年より少な目でしたが、その分、手作りをがんばっていただいたので、いろいろ揃いました、当日は、お茶席、喫茶、おでんや、子どもコーナー、介護相談コーナーなどもあり、きっと、暖かな交流の場になることでしょう。
★夜、イタリアレストランで、家族がお祝い会をしてくれました。妹娘がいないのが、さみしいです。が、元気で、がんばってくれています。プレゼントを送ってくれたそうで、届くのが楽しみです
 姉娘の作ってくれたカード(写真はレストランが撮ってくれたポラロイド)

★短編の校正がフアックスで届いていたので、手を入れて送り返しました。

10月23日(木) 「パソ中?」

★昨夜のことです。表示中のパソコンの画面がするすると勝手に消えていくではありませんか。止めようにも止まらない状態なので、スタートボタンを押して、強引に消しました。寝る前にメールの確認をしたかったのですが、疲れていたこともあって、そのまま休みました。今朝起きてパソコンを起動させようとしたところ、ガガガ−ッと異常な音がします。そして、初めて見る複雑な表示が出ました。指示とおりキーボードを押していると、デスクトップの画面が現れましたが、それがいつもと違って安っぽくて、うそっぽいのです。こりゃあかん、えらいことになったと思いました。パソコンが使えなくなると、たちまちにっちもさっちもいかなくなるのです。今日は、パンジョでの童話講座の日ですが、プリントアウトしたい資料もあるし、メールが入っているかもしれないし、書きかけの原稿も……。よし、ともう一度スイッチを入れました。画面が正常に戻っていると判ったときの幸せ感。……と共に、パソコンが壊れてしまったときの恐怖感。パソコンがなくては充実した毎日が送れない現実は、アル中ならぬパソ中かも……。

10月22日(水) 「ご縁のご縁」

賢明学院幼稚園で講演をさせていただきました。賢明学院は、幼稚園から中高まで一貫教育で、うちの娘も行かせたかったあこがれの私学です。200人のお母さん方を前にお話させていただいたテーマは、「童話の中から、お母さんへのメッセージ」でした。シスターでもあらせられる鈴木園長先生が、『はちゃめちゃ大家族』(汐文社)を気に入っていただいたのがご縁でお招きいただいたのですが、それには、まだご縁があったのです。以前、ロータリークラブで講演させていただいたことがあります。講演を聴きに来られていたメンバーの方が賢明学院のOBの方だったそうで、「心打つ良い本がありますよ」といって、園長先生に『はちゃめちゃ大家族』を持って来られたそうです。読んでくださった園長先生が、ぜひ、園児のお母さんに読ませたいと100冊も注文してくださいました。そして、書き手であるおせっかいおばさんの話もきいてやろうと企画してくださったというわけです。ご縁のご縁に感謝です。
★お仕事が飛び込んできました。テレビドラマの「ノヴェライズ」です。初めての体験ですが、とにかくかんばります!

10月21日(火) 「ご用心」

★留学中の妹娘に、3日に1度は「お元気メール」を送ってねと言ってあるにもかかわらず、13日以来メールがないので、心配もピークに達しました。電話をかけようと国際番号?を問い合わせたところ、「NTTですかKDDですか、それとも▲×∇∽〜唐ナしょうか?」 国際電話はどこをお使いですか」と訊かれる。ん? ガスは大阪ガス、電気は関電、国際電話は電電公社、いえ、NTTじゃないの? 夫に我が家はどこを使っているか教えてもらって、そこに電話をして国際番号を調べました。すぐにも電話をかけたかったのですが、時差が気になりました。睡眠時間があまりないといっていたことなどから起こしてはかわいそう、と迷っているうちに娘からメールが届きました。パソコンのトラブルで、すべてのデーターが消えてしまったそうです。勿論アドレスも。理由がわかってほっとしましたが、今度は、あっけなく消えてしまったというレポートのことが心配になりました。みなさんも、データ-消滅には、お気をつけください。

10日20日(月) 「実りの秋」

★「ぶらぶら散歩の会」の日。お散歩にぴったりの、とても気持ちのいい秋日和です。足が疲れたら交代に乗ってもらうように3台の車椅子もお供しました。どんぐりや椿の実を拾いつつ、ぶらぶら緑道を散歩。花代公園でのティータームは、なんとリーダーさん手作りの栗ご飯。もち米も少し入っているとかで、甘くてとてもおいしかったです。出発から戻ってくるまで2時間の、のんびり散歩でした。
★かぼちゃと冬瓜がご近所から、黒豆の枝豆が丹波の友人から届きました。我が家は、まさに濡れ手に粟の実りの秋。

実は、この冬瓜、近所でちょっとした有名人。夏の間、お留守だったお宅の塀越しに垂れ下がっていて、いつまで放っておくのだろうと噂になっていた冬瓜なのです(正しくは妹分。4個成っていたそうです)。それにしても、有名な冬瓜さまのお身内が、我が家にいらしてくれるなんて。豚肉と味噌で炊くと美味しいとのことなので、数日うちに挑戦してみます。

10月19日(日) 「魔法のなべ×2」

★このHPの「とんぼ賞」に魔法のなべのことを書いています。写真向かって左の大きな方がそうです。とにかく不思議な鍋で、これで炊くとカレーもシチューもおでんも、なんだってとってもおいしいくできあがるのです。フランスによく行くグルメな友人がプレゼントしてくれたのです。とても重いのですが、そんなにお高いものとは知りませんでした。昨日の朝日新聞に記事がのっていて、詳しいことがわかったのですが、フランス製で「ル・クル-ゼ」のなべといって、けっこう有名なものだそうです。



さて、家の近くにフランスのスーパーカルフールがあって、そこで「ル・クルーゼ」のなべを特別セールをするというチラシが昨日入りました。長女が見つけて、「還暦のお祝いに赤なべはどう?」ときいてくれました。「ちゃんちゃんこ」より、だんぜんいいに決まっています。二つ返事で「買って!」と叫びました。で、今日買ってもらったのが向かって右のおなべです。魔法の鍋が二つもキッチンにあって、幸せです。

10月18日(土)

★ 昨夜、バザーで売るリースを作りました。一晩で7個。丸く縫った布の中に綿を詰めたものや、唐辛子、松ぽっくり、蓮などをくっつけました。写真で見るよりいい感じです(信じて!)。バザーまでにもっと作るぞ!


昔遊びの会「竹とんぼ」の日。今月は、牛乳パックを丸く切り抜いて、コマ作りをしました。色をぬったり絵を書いたり、色紙をちぎって貼ったり、大きいのや小さいのや、思い思いのコマができあがりました。作り方はもちろん、爪楊枝を刺す位置が大切なことなど(中心に的確に穴をあけること)を、地域の名人に教わりながら作りました。来月は、「体を使っての昔の遊び」予定です。
★来週、幼稚園児のお母さんに向けての講演会があるので、依頼を受けたテーマに基づいて原稿を書き始めました。あふれる気持ちにパソコンが追いつきません。

10月17日(金) 「風流な一品」

★ご近所のご主人が故郷(山形県)から送ってきた「食用菊」を栽培されていて、開花した花をたくさん摘んでくださいました。花びらだけむしって、酢を入れたお湯でさっとゆでると、薄紫色も鮮やかに。そのまま酢の物にしてもいいそうですが、太もやしの茹でたものと甘酢であえてみました。見た目にも風流で、もやしのしゃきっとした歯ざわりと菊の風味が絶妙な一品になりました。わかさぎのから揚げ、えびと玉ねぎの中華風炒め物、なすの味噌炒めと、ややしつこいおかずの箸休めとして、とてもさわやかでした。

10月16日(木) 「右脳刺激」

★今日の「面白クラシック」講座は、メンデルスゾーンについてでした。面白クラシック講座の発足のきっかけは、「クラシックなんて、とてもとても」と思っているおじいちゃんおばあちゃんに、「クラシックって楽しいんですよ」、と親しんでもらうのが一番の理由でした。いい音楽は右脳を刺激するというおまけもついています。今では、クラシックの好きな方にも広まり、今日も満席。貸し出しCDも充実してきました。途中でティータイムをとり、一息ついてもらっています。最初は、紅茶またはコーヒーだけだったのですが、今は、ほんの気持ちで、クッキーを1枚添えています。この会をふくめて、地域で実施しているすべてのボランティアの会は、基本的に無料です(ぶらぶら散歩の会のように保険代30円、お元気です会のようにお弁当代380円をいただいている会もありますが)。すべてのボランティア活動費獲得のために、26日のバザーをがんばらねば。
★夜、民生委員会定例会。

10月15日(水) 「古着変身!」

★夕べ、娘といっしょにぬいぐるみを作りました。古着から生まれたうさぎとくま。いきあたりばったりイメージだけで、作り始めたのですが、出来上がってみると、表情がすっとんきょうで、かわいいのです。しっぽもつけました。なんとかバージョンアップして、バザーに出せないものかなと思いつつ、慣れない針を仕事で、肩こりに悩まされています。
 
(左)くまというか、たぬきというか……。いたちにも、あらいぐまにも見えるところが手作りの温かさ?

10月14日(火) 「手作り」

★地域の福祉バザーに向けて、すでに数か月前から「手作り」作業が始まっています。提供品の少なくなった昨今、バザーの利益は、ボランティアスタッフによる手作り品の販売に頼ることになります。申し訳ないことに、私は針仕事が苦手なので、布を集めたり、お茶を入れたり、「もう遅いからやめようよ」と声をかけたり、そんなことしかできません。といいつつも、今年は他にも忙しくてなかなか顔を出すことができませんでした。それでも、「沢田さんがきてくれたら、元気が出るからうれしい」といわれ、今日、出かけました。いろいろな作品ができていました。バッグ、小袋、人形、ブローチ、衣類、エプロン……。ありがたいです。26日のバザーに向けて、手作りコーナーの準備は着々です。
★出版社に送った短編、喜んでいただけたようで、ほっ、です。「編集長ともども吹きだしながら読みました」というお言葉は、私にとっては、最高の誉め言葉です。金曜日に「そろそろ」と催促の留守電を受けたまま連休に入ったので、お返事をもらって、肩の荷が下りる思いです。

10月13日(月) 「鍋の季節」

★某社の資料の整理をしていくうちに感動的なエピソードにぶつかりました。すでに本になっているエピソードなのでそのままでは使えないのだけれど、いいお話で、書き留めているだけで感動がこみあげてきました。
★この冬初めての鍋(水炊き)をしました。カセットコンロを出しながら、忙しいときには鍋料理に逃げられる季節がきたことに、なんだか「ほっ」です。どてなべ、かにチリ、魚すき、しゃぶしゃぶ、おでん、キムチ鍋、つみれ鍋、ちゃんこ、湯豆腐、うどんすき……。白菜と豚肉とにんにくだけの鍋もおいしいし、鮭缶と白菜だけでも、かなりいけます。水餃子は、つるんと口当たりもいいし、体が芯から温まります。鍋料理のバリエーションは、かぎりないので、「またあ」とは思われないところがいいです。翌朝の雑炊も元気の素。卵でとじて、のりを散らすと、幸せな一日の始まりです。
鍋を囲みながら、「あーちゃんも、食べたいやろね」と姉娘と、アメリカに留学中の妹娘を想いました。お気に入りのポン酢は送ったのだけれど……(どうも魚がてにはいりにくい)。

10月12日(日) 「連休?」

★夫が定年になってからというもの、毎日が連休のようなものです。知人からのメールで、「連休どうするの?」と聞かれて、(あ、そうか、連休だったのか)と思うありさま。つまりません。それでも、明日もお休みかと思うと、気が楽です。それにしても、私のカレンダーは横の並び(つまり月曜日から日曜日の一週間)ではなく、縦の並びだなあと、最近気がつきました。つまり、一週間の流れよりも、例えば今日は第1月曜日(第2、第3、第4、第5)という曜日の意識が強いということです。私は、自分がその日暮らしだと広言しているのですが、それは単に、今日のことをとりあえず今日すませて、夜中、明日の予定の下準備をしているからだと自分でも思っていました。が、カレンダーに対する意識が横より縦に繋がっていることがわかって納得しました。第1月曜日が終われば第2月曜日……というふうに縦の積み重ねのなので(全ての曜日についても)、連休という横の意識に繋がりにくいのかもしれません。

10月11日(土) 「ま、いいか」

★「いつも元気ですね」とよくいわれます。「落ち込むことはないんですか?」とも。大有りです。落ち込むときは瞬く間。きっかけは、ちょっとした人の言葉だったり、些細な出来事だったり、誤解だったり。意外とあかんたれなのです。蓮の上の水滴が滑り落ちてしまうように、あっという間にブルーになってしまいます。でも、ここ数年、立ち直りが早くなりました。物事、なるようにしかならないのです。いいときもあれば、悪いときもあります。が、決して悪いときばかりではないのです。ま、いいか。そう思えるようになって、人生、楽になりました。自分に正直に、自分らしく生きていくように心がけています。(ね、そうっだったよね).。あまりにもいろいろなことがあって、人の心の奥は、わからないなあと、ちょっとブルーになったこの日、自分自身に問いただしました。     

10月10日(金) 「はしご」

★「ごちそう大集合」の本に収録された人たち(関西在住)が11名、大阪梅田に集まって、お祝い会をしました。初対面でも、すぐに打ちとけて話せるのは、書くという共通の話題があるからでしよう。うれしい出会いでした。
★帰りに、アメリカ村で開催中の山脇圭子さんの個展「なんだか ちょっと しあわせ」を観にいきました。ご本人がいらっしゃって、お目にかかれてよかったです。夢のある絵の発想は、どこからくるのでしょう。
★その帰りに、心斎橋の大丸前にオープンした橋村明可梨さんの雑貨店「うれし屋」さんをのぞいてみました。千客万来、忙しそうでした。お手ごろなグッズがいろいろあったので、お祝いの代わりにあれこれゲットさせていただきました。
★帰ったら出版社から催促の留守電が入っていました。とっくにできているのです。ごめんなさい。早速送ります。

10月9日(木) 「おやおや」

★パンジョでの「童話を書く講座」の日。4月の開講時には、全くの初心者ばかりで、どうなることかと思っていたのだが、あれから半年、みんな合評もうまくなり、生みの苦しみから、創作することの楽しみがわかりつつあるところ。いい雰囲気の教室になってきたのがうれしい。今日は見学者があり、「お話ががとても楽しかった」といってもらう。20代から順番に70代まで年代層がいろいろなので、これからの合評に深みがでることと思う。概要はミニ講座で。
★明日、「ごちそう大集合」のお祝いの会を梅田のレストランで行う予定。それを知った編集者さんから幹事の芦田さんに確認の電話があったそうだ。しかも、編集委員会会長の木暮正夫先生に話されたようで、「自発的に集うことはすばらしい」とおほめの言葉、並びに激励のメッセージがファックスで芦田さん宛てに届いた。追って編集者さんからも、選考のいきさつなどを書いたメールが届く。大阪人のノリで、「お気軽に」集まるだけなんだけれど……。

10月8日(水) 「祥月命日」

★母は、平成10年の今日、84歳で亡くなった。母を知る人は口をそろえて、「先生は、100歳までは軽く大丈夫ですよ」と太鼓判を押してくれていたぐらい元気な人だった。京都で一人住まいをしていたのだが、交際範囲も広く、昼間電話をかけると、留守か話し中という忙しさ。拙作『びいばあちゃんはごきげん ぼくはふきげん』のひいばあちゃんのモデルは母。産婆さんでこそなかったけれど、ひいばあちゃんのおせっかいぶりとあのパワーは、まさに母その人。末期ガンで、余命三か月余といわれた時は、かわいそうでならなかった。一緒に住んでいれば、もっと早く気がついたのではと悔いが残る。引き取って最後を看取ったが、申し訳ない気持ちがいつもつきまとう。

10月7日(火) 「秋深し」

★夕べ、お風呂に浸かっていて、溺れかけたといってはいいすぎだけれど、うたたねをして鼻からお湯が入り、しばらくは鼻が痛くて泣きそうだった。とにかく眠たい。ふとんをしいて、正式に(?)昼寝をする。たっぷり3時間。おかげですっきりした。夜、また早めに床につく。珍しく、おばあちゃんの部屋からも、夫の部屋からも、テレビの音が聞こえてこない。犬も猫も爆睡している。娘は本を読んでいる。静かな夜だ。

10月6日(月) 「しまね」

★旅先で見た読売新聞の朝刊に、「しまね」というページがあった。その見出しに、「このページに悲しいニュースはありません」と書いてあった。その言葉の裏に、温かい思いやりというか、(世の中辛いニュースばかりですね。ほっと一息ついてください)というメッセージを感じ、心打たれた。ちなみに、「しまね」に書かれていた事は、「レッツどじょうすくい」「笑顔」「ビタミンG」「「元気ボックス」「心に届いた言葉」「松江支局から」など、家庭面にのっているような、特に世の中の動きとは全く無関係な内容。それでも、わざわざ、「このページに悲しいニュースはありません」と明記されていることが、いいなあと思った。
★出雲にまわる。途中「日御碕の灯台」による。明治36年に建ったという灯台は、海風の吹き抜く中に、背筋を伸ばしてりんと突っ立っていた。その気に押されるように、高いところはいやといいながら、上までらせん階段をかけのぼる。灯台そのものが海から吹いてくる風に応えるように揺れていた。
出雲大社ではお守りをもらい、名物出雲そばをいただく。運転手さんの案内してくれた蕎麦屋は、180年の歴史があるお店で、しっかりしたそばがおいしかった。グリーン車にもはじめて乗ったし(いつも自由席)、おいしいものもいっぱい食べたし、さあ、またがんばろう。

10月5日(日) 「悠久」

★早朝から、山陰に一泊旅行に出かける。民生委員親睦旅行。松江では、「ぐるっと松江堀川めぐり」を体験。松江城の外堀を屋形船で一周する。水面ぎりぎりに枝をのばしている木々は昔のままだとか……。「松江の人はのんびりしています。、明日できることは、今日しない。あさっても、次の日もあるからです」。運転手さんの言葉そのまま、ここでは、ゆったりと時間が流れていく。

              木の枝にはサギ

              ざっと組んであるように見えても、地震でびくりとしなかったという松江城の石垣

玉造温泉に泊まる。ここの温泉は無色無臭。肌触りもただのお湯。ちょっと頼りない気がする。夜、10人全員で「どじょうすくい」を観にいく。安来節の唄のうまさ、踊りの滑稽さを堪能して宿に帰る。帰ってから女性六人が部屋に集まって、どじょうすくいの復習。抱腹絶倒、受けに受けて、笑い転げた。

10月4日(土) 「便利は不便?」

★初めての場所で待ち合わせる場合でも、あらかじめファックスやメールでやりとりをしておけば、まず間違うことはありません。視覚に働きかけると、情報は、けっこう正確に伝わってくるものですね。が、相手にファックスもメールもない場合……。しかも、地理に詳しくない場合……。今回、そういう方に連絡をすることになり、ちょっと大変な思いをしました。「え、西梅田ってどこ?」から始まり、「角って、方角は?」「どんな字?」などなどなかなか正しく伝わらなくて、、結果、新しい待ち合わせ場所に変更するまで、かなりの時間がかかっりました。でも、数年前までは、みんなこうして伝達していたのだなと思うにつけても、便利に慣れてしまって、本来の人間の持っている感覚がだんだん鈍ってきているのかも。退化……。うまく伝わらなかったことに、老化以上に、不安を感じました。
★今日と明日は、ここニュータウンと隣り合わせている村々の秋祭りです。あちこちで山車が出るので、車が通れない時間帯があります。机に向かってパソコンを叩いていると、囃子の音が聞こえてきました。デジカメを片手に、すわっと表に飛び出したのですが、山車は車に乗せられているのでしょう、するするっと通り過ぎていってしまいました。

10月3日(金) 「摩訶不思議」

★偶然つけたテレビで、『ガレージ シャンソン ショー』というデュオをみた。どちらもに日本人なのだが、この際、そんなことは問題ではない。黒い爪を弾ませながら、まるで体の一部でもあるかのようにアコーデオンを奏でる男の傍らで、フランス人というよりも、ラテン系のイメージが強い魔術師のような男が、呪文でも唱えるようにオリジナルなシャンソンを歌い、そして語る。二人がかもしだす摩訶不思議な世界に引き込まれていきそうになりながら、しばし魅入ってしまった。アナウンサーが、「アコーデオンだけの演奏なのに、他の音まで聞こえて来る感じがしました」といっていたが、私は、歌っているだけなのに芝居を観ているような錯覚を感じた。2チャンネルで放送されていたのが、一層うれしかった。
  ガレシャンホームページ (ガレージ シャンソン ショーって、有名だったんだ……)

10月2日(木) 「見送る」

★昔遊びの会「竹とんぼ」打ち合わせ。スタッフ15名が集まって、今月の昔遊びの会の打ち合わせをする。
★闘病中だった知人のご主人が亡くなられて、ご葬儀があった。喪主である息子さんご一家の宗旨に合わせて、キリスト教でのお見送りになった。キリスト教の葬儀でいいなあと思ったのは、お坊さんのお尻ばかり見ている仏式とは違って、牧師さんがこちらを向いて、参列者全員に話しかけられることだった。また、いつ終わるかわからないお経を一方的に聞かされるのではなくて、共に賛美歌を歌うのも、縁あって故人を送る場にいる実感がした。また、故人の「人となり」について牧師さんを通じて聞くにつけ、そういう方だったのかとお会いしていなくてもよくわかったし、遺された家族に対しても、暖かい言葉が贈られるのを、傍で聞いていて心地よかった


★写真は「ぽこあぽこ発表会」風景とCD
 おめでとう掲示板NO82 参照



10月1日(水) 「ゆとりの教育って?」

★高齢者クラブの「空き缶回収」のお手伝い。キリン麦酒が空き缶つぶし器を貸与してくれたおかげで、とても楽になった。
★小学校のクラブ支援の日。私が受け持っているボランティアクラブの1年間のカリキュラムは、「ボランティアってなあに?」に始まって、「車椅子体験」、「お年寄り体験」、「手話」「盲導犬」「地域の高齢者との交流」「老人ホームの慰問に向けて」「リサイクル」などを予定しているのだが、完全5日制、ゆとりの教育の導入などで、年間のクラブ回数が減って、今年は、年間9回しかない。それも行事があるととんでしまうので、2学期は、今日が始めてのクラブの日となった。「それって、ほんとうにごみ?」と題して、リサイクルの話をすることにする。クラブ支援を始めた5年前は、「リサイクル」に4回〜5回もあてることができ、廃油で石鹸を作らせたり、地元の大工さんに来てもらって空き缶つぶし器を作らせたり、ゴミ拾いに町にでかけたり、ポスターを描かせたり、リサイクルを楽しむ時間のゆとりがあったのだが、今は、たった1日だけしかつかえないので、おざなりのことしかできないのが残念だ。
★早めの夕食後、「トゥームレイダー2」を観る。期待していなかったにもかかわらず、スカッとするアクションもさることながら、ギリシャ、香港、イギリスの街中やナイロビの自然もたっぷり写っていて、得した気分。今日は映画の日で1000円なので、「踊る大捜査線」をもう一回観ることにする。、上演まで1時間あるので、チケットを買ってからいったん家に帰り、再び出かける。ヴァージンシネマが自宅から車で7〜8分のところにあるので、気軽に出たり入ったりできるのがうれしい。「踊る大捜査線」は、日常的というか、日本の会社組織の人間関係の風刺と、お台場という特殊な場所設定、事件の謎解きが面白い。

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