2004年 7月            

  

7月31日(土) 「探し物3」

★探し物ですが、あらゆる可能性を想定して(封筒から出したかもしれない、タンスの引出しにいれたかも、クリアーファイルに挟んだかも、バッグに入れたかもなどなど)、部屋中を何度も何度も探したのですが、とうとう見つからないまま午後になりました。その探し物というのは、実は、月曜日に名古屋で行われる「中部文学セミナー2004」の合評作品が入っている封筒だったのです。さて、どうしょうかと悩みに悩みました。作品を読まないまま出席するわけには行かないので、欠席するしかないように思えました。せっかく送っていただいた作品をこんな形で読まずに流してしまうなんて、ただただ申し訳ないの一言に尽きるのですが、やむを得ません。気が重かったのですが、分科会の講師の後藤みわこさんにメールを送りました。と、すぐに電話がかかってきました。「あほか」といわれてもしかたがない状況を、「わかります」といって、なんと、すべての原稿をフアックスで送ってくださったのです。とても忙しい方だとよく知っているだけに、ただただ「ごめんなさい」の思いでした。ご自分の書き込みを修正液で消す作業だけでも大変だったと思います。ありがとうございます。おかげで、この3日間ずんと重かった背中と胃が、うそのように軽くなりました。

7月30日(金) 「探し物2


★朝方4時まで仕事部屋を片付けつつ、書類を探しましたが見つかりません。茶封筒に入ったままなので、まぎれこむといっても、これだけ片付ければ出てきてもよさそうなのに。部屋はきれいになったのですが、探している茶封筒はまるで消えてしまったように見当たりません。一日そのことが頭にあり、何をしても気の重い一日でした。そして、深夜、まだ探しています。外は台風の影響で、かなりの風が吹いています。
7月29日(木) 「探し物」

パンジョ童話教室の日。8月の振替でレンチャンになりました。次回は8月24日。締め切りに間に合わないので、臨時で締め切りまでにもう一回集うことになりました。
中島らもさんが急死されて驚いています。といっても面識はありません。もう10年も前になるでしょうか、朝日新聞に連載されていた「明るい悩み相談室」の大フアンでした。とんでもない相談と回答は、いつもずっこけてしまうほどおもしろかったものです。ラジオでお声を聞いた時は、ちょっと意外な感じがしましたが、耳慣れると、らもさんらしいかなと思いました。不慮の事故死(階段を踏み外された)だとか……。ご冥福を祈らずにはいられません。合掌。
★大切な書類を、もう三時間も探しています。こうなることを懸念して意識してしまったつもりが、思っていたところにないのです。記憶をさかのぼっているのですが、どこへまぎれこんだのでしょう。最近、こういうことが多くて困ります。見つかるまで探し続けなければなりません。

7月28日(水) 「仕事たち」

★朝方、「盲導犬不合格物語」の訂正個所などをメールで送りました。夕方出版社から確認の電話がかかってきたので、増刷を喜び合いました。★「命の重さ……」(仮題)は三回目の書き直しに入りますが、今度はなんとしてもオーケーをもらいたいものです。添付メモ・原稿への書き込み、メール、電話でも話す機会がありましたが、うーん、ちょっと時間がかかるかもしれません。★「行こうぜ! サーカス」(汐文社)の第ニ校が届きました。この原稿は、同時に木下サーカスの担当者と社長さんにも届いているそうで、ちょっと緊張します。8月10日までにということでしたが、深夜、校正してメールで送りました。★明日の講座の合評作品は、みんなで公募に出すための最終チェックになっているので、心して読みました。★現在進行中の創作作品「S」を膨らませるための資料を拾い読みしています。謹呈していただいた著書を早く読んで、当HP「仲間の本」のコーナーでご紹介したいのですが、集中したいので、まとまった時間がとれるまで今しばらくお預け状態です。

7月27日(火) 「増刷」

★イベントのバイトが入っているという次女を送って、宿泊先の出雲路橋から出町柳まで鴨川沿いに歩きました。早朝5時半のことです。その帰りに晩年母が住んでいた下鴨神社のあたりを散策しました。借家は壊され、新しい家が建っていました。町並みは変わらず、母と歩いた道のべの草までがなつかしく感じました。
ゆっくり朝食をいただいたあとチェックアウト。昨夜、疲れてうたた寝してしまった長女がお風呂に入りそこねたというので、銭湯にいこうということになりました。寺町三条にある「桜湯」は、私が赤ちゃんの時分に通っていたお風呂です。朝風呂の時間帯は、おばあさんたちの溜まり場になっているようで、「ちゃいちゃい(おふろのこと)の好きな赤ちゃんどすな」とおばあさんに取りかこまれ、「ここにお入り」と水をうめてくれたり、「若いパワーはひさしぶり」とほっぺたをなめられたり、「まあ、なんと色の白いむちむちしたお肌」と腕をつかまれたり……。帰りに「またおいで〜」といわれましたが、「あやしき湯屋だったねえ」とママと笑いあいました。桜湯と菩提寺はめと鼻の先。さっぱりしたところで、お墓にお参りしました。二日連続でお参りができて、うれしいです。ぶらぶらしたあと、お昼は「三嶋亭」ですき焼きをいただきました。昔ながらの趣のある牛鍋屋さんのランチは、お味も含めておすすめです。そのあと錦を通り抜けて大丸に。ここは、離乳食コーナーがないので、高島屋に戻りました。
帰宅は夜の8時。
いやあ、もう疲れました。これはガッティちゃんのせいではありません。ガッティちゃんは、乳母車から乗り出すように、両手を広げて終始ごきげんでした。暑さのせいなのでしょう。それとも……。
★「盲導犬不合格物語」がNACの推薦図書にしてもらえるそうで、増刷のメールが届いていました。至急訂正個所をということなので、深夜原稿をチェックしました。  

7月26日(月) 「墓参」

★朝食後、娘ふたりと孫といっしょに墓参しました。母も喜んでいたことと思います。そのあとは、高島屋にお買い物に。なぜ高島屋なのかといいますと、ベビーコーナーが充実しているからです。おむつを換えるところが広いこと。何よりも離乳食コーナーがあって、月年齢にあったメニュー(キューピーのベビーフード)が210円でお試しできるのです。ガッティちゃんは、家では慎重派のママからまだまだもらえそうにない「肉じゃが・マカロニグラタン」を含むランチを完食しました。大人は「万養軒」でそれぞれ好きなものをいただきました。万養軒といえば昔からあるフランス料理の老舗で、四条通りにあった頃は、とても一般庶民が入れるお店ではありませんでした。今は、デパートの中にあるので、いとも気軽に入れるところがうれしいです。夕方、すごい雷雨にあいました。運転手さんの話では、東山あたりでヒョウが降ったそうです。ヒョウ……。
★テレビのニュースによると、福井県に贈られた二億円の宝くじは、各世帯に二万円ずつ分配されることになったそうです。なんだかがっくりしました。そういう見舞金は、国とか県とか出すべきで、せっかくの善意の二億円。二億円なければできない被災者のための形のある何かに使ってほしかったです。

7月25日(日) 「小旅行」

★27日まで留守にします。金曜日から横浜に出かけている次女とは、京都で合流することになっています。娘たちと私にとって気分転換になるのか、ただただ疲れて帰ってくるのか……。ガッティちゃんのごきげんしだいです。夫は居残って、ひいばあちゃん、犬、猫のおもり(おもりされるほうかも)です。

7月24日(土) 「分相応」

★クジラの捕獲量のニュースを見ていた夫が、「オーストラリアの浜辺で釣りをしている人々が、魚を釣りあげるたびにメージャーで大きさを計っていた」というのです。最初はなぜ? と思ったらしいのですが、そのうち、ある大きさに満たないものは海に戻していることがわかり、「広い海に、魚はいくらでもいるだろうに」とちょっと驚いたそうです。ちなみにメスのカニも海に返していたと聞くと、個人個人が自然に対して礼をわきまえているようで、素晴らしいことだなあと思いました。デパ地下であふれているお総菜を見るにつけても(残れば、きっと捨てられるのでしょう)、人間の傲慢さを見る思いがいつもします。必要なものだけ自然からいただいて、分相応に暮らしていかなければ、いつか罰が当るような気がします。
★水害の被災地福井県に「二億円の宝くじの当り券」が、匿名で送られてきたそうです。ひらりと一枚封筒に入っていた大胆なまでのさりげなさに、感動しました。贈り主の気持ちを大切にして、詮索はしないということでしたが、どんな方なのか、あれこれ想像してみたくなりました。きっと、ご自身は分相応に生きようと思っていらっしゃる方なのでしょう。
★「命の重さ……」の原稿にチェックが入って戻ってきました。やっと順番が回ってきたようです。ずいぶん丁寧にみていただいたようで、たくさん書き込みが入っています。もう一考する必要があるようです。明日から三日間は、娘たちと小旅行に出かけます。帰ってきてから取り組みたいと思います。

7月23日(金) 「前向き」

★河内長野のリハビリセンターでショートステイ中の知人(人生の先輩)のお見舞いにいきました。個室なので、お昼のお弁当を持ち込んで、しばしおしゃべりを楽しんできました。もともと素敵な生き方をされていたのですが、10年近くも前に、風邪がもとで髄膜炎にかかり、菌が脊髄に入ってしまうというアクシデントがありました。それ以来、治療とリハビリを続けてこられました。その生き様は、車椅子になられてからも前向きで、見習わなければと思うことばかりです。80歳を目の前にパソコンを始めたいということなので、我が家では主治医のようなパソコンレスキュー隊に電話をかけて、レクチャーしてもらえるようにつなぎました。
★紛らわしいメールがたくさん来ます。だいたいは宣伝だとわかるので消除するのすが、今日のはタイトルに惑わされてうっかり開いてしまいました。ウイルスがついていることもあるので、気をつけなければなりません。

7月22日(木) 「33333」

「世界の子どもにワクチンを」の日本協会宛、使用済みのプリペードカードを宅配便で送付しました。(小学校でボランティアクラブを中心に集めたものについては、校長先生が送り先をインターネットで調べて、すでに発送されたそうです)。日本のカードは印刷技術がいいので、ヨーロッパの収集家に喜ばれて、以前は1枚につき平均10円で売れるときいていたのですが、新しい情報では1枚2円だということです。地下鉄などのプリペードカードで数字の羅列ばかりのものは、多分送っても没になると思います。コストの問題もあるでしょうが、使用済後も発展途上国の子どもたちのワクチンや給食・教育費に役立つことも考えて、いいデザインのカード(収集家が飛びつくようなもの)を作ってほしいものです。地下鉄や私鉄にお願いにいってみようかと思っています。
パンジョの童話講座の日でした。公募の締め切りに向けて、みんなで熱くなっています。目標があるということは、はげみになります。夏休みに入ったので、かわいいお客さまが(うさぎさんのおじょうちゃんおふたり)。ふたりとも、童話を書いてみるそうです。楽しみ!
★残念ですが、30000ヒットのご連絡はありませんでした。次回は33333にさせていただきます。

7月21日(水) 「花ざかり?」

このたびの集中豪雨により被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。一日も早く復旧されますようお祈りいたします。復旧のため8000人のボランティアが動いていると知りました(過日の情報なので、現在はもっと多いかもしれません)。何もお手伝いできなくて、はがゆい思いをしています。なお、救援物資・ボランティアなどの受付は、福井県福井県・新潟県(NHKボランティアネット)だそうです。
★尊敬する作家さん(女性)からのおはがきに、「60代は女の働き・花ざかり……、そう思うと、明るい気持ちになりませんか?」とありました。なります、なります。働き盛り・花盛り。いい言葉ですねえ。

7月20日(火) 「不思議ワールド」

★もうすぐカウントが30000になります。ヒットされた方は、ぜひお知らせください。毎日、日記だけはなんとか書くようにしているのですが、他の部分も更新しなければと思いつつ、つい後回しになっています。立ち上げたときの初心に戻らなくてはと、いつも思うのですが。グッドニュースがあればぜひ「おめでとう掲示板」に書き込んでくださいね。どういうわけか、一ついいことがあると、はずみがつくものなのですが、このところ、私のまわりのグッドニュースの泉(特に創作関係)は夏枯れのようです。
★と、書いていたら、カメラマンの野寺夕子さんから素敵な花の写真のハガキセットが届きました。朝日新聞の京都地方版情報誌「あいあいAI京都(週刊)で連載されている『微熱花暦』の写真で、もう100回をこえたそうです。不思議なお花の世界と、ハガキの表側の片隅に書き添えてある言葉があまりにも素敵なので、無断ですがご紹介させてください。

              
               写真左 「会いたくて会いたくて タンポポになる」
                    右 「玉葱の芽がのびていきます お元気ですか」

野寺夕子さんの写真展を、あなたのおそばで開催されませんか? 写真を無料で提供してくださるそうです。ご興味のおありの方には、当HPの「ようこそグッドニュース(おめでとう掲示板)」でご案内させていただきます。

7月19日(月) 「在宅介護支援」

★昨晩、友人を誘って、近場の温泉に行ってきました。肩こりがひどく、そのため歯痛もしていたのですが、朝起きたら、けろっと治っていました。スチームバスとジェットバブルのあとの水風呂が快適で、それがよかったような気がします。
★緊急通報ベルを設置されている高齢者のお宅を、在宅介護支援センターの担当者とまわりました。在宅介護支援センターって、家族に高齢者がいらっしゃらない場合は耳新しい名前だと思います。参考までに説明させていただきますと、年をとって日常の生活に支障が出た場合、今までなら老人ホームなどの施設にはいるか病気なら入院するかだったのですが、介護保険が導入された現在では、ヘルパーさんなどの支援を受けながら住み慣れた自宅で、今まで通りの生活を維持することができるようになりました。今日は、緊急通報ベルの正しい使い方と在宅介護センターについての説明のため、午前と午後で四世帯まわったのですが、こちらから情報を提供するだけではなくて、向うからも有意義なお話を聞くことができました。
★ガッティちゃんが、初めてビニールプールで遊んだそうです。じいじとあばちゃまとママが競いあって写真を撮ったとか(グラビアアイドルも顔負け?)。写メールを見せてもらいました。かわいいっ! ばあばも見たかったなあ。

7月18日(日) 「むかで」

★前の晩、肩こり・歯痛から、そのままばたんと寝てしまったので、朝、キッチンを片付けていました。ふきんを絞ろうとしたとたん、殺気だつものが……。思わず手を放したところ、ふきんの間から、なんとむかでが! 水の中に投げ出されて、はげしくあばれています。身近にあったキッチン泡スプレーをかけて、動きが緩やかになったところで、お湯をかけてことなきを得たのですが、危うしでした。でも、どこから入ってきたのでしょう。「もしもの場合の治療法」を知っておいた方がいいと思いインターネットで検索してみたところ、まあ、なんと、「百足」のつく料理屋・旅館・店名・遊び・昔ばなしなどの多いこと。刺されるとかなり痛いにもかかわらず、むかでって意外に人に好かれ近親感を持たれているのですね。で、肝心の治療法は、よくわかりませんでした。お医者さんにいくのがいちばんかな。


           
        お湯をかけたので縮んでしまいました(表)    (裏)実際の足の数は20組(40本)


7月17日(土) 「宿題応援隊」

★いやあ、暑かったです、小学校の体育館。すっかり恒例となった夏休みの宿題応援隊(工作や理科の宿題のお手伝いやヒント提供)に参加しました。昨年から、昔遊びの会「竹とんぼ」のリーダーの黒田さんが引き継いで、てきぱき段取りをつけてくれているので、私は、当日参加でいいので気が楽です。宿題応援隊は、五つのコーナーがあって、子どもたちは好きなところにいけばいいのです。コーナーは、いくつはしごをしてもオーケーです。

 ★女の子に人気のコーナーは、今年初お目見えのビーズ手芸です。楽しそうに、オリジナル指輪にチャレンジしていました。

 ★ペットボトルで風車を作る工作コーナーには、ちゃんと回るか確認のための扇風機も用意されていました。竹とんぼのおじさんスタッフ三人が手取り足取り、ていねいに指導。

 絵手紙は、すいか・とうもろこし・かぼちゃ・なすなどを割り箸を削った筆で描いていきます。去年もあったので、一目散に絵手紙のコーナーに行く子もいました。お野菜の提供は西川さん。余談ながら、終わったあとにスタッフのために冷たいスイカも用意してくださっていました。  
        
 かかしのモビールは、男の子にも女の子にも大人気。ゆらゆら、バランスをとりながら、かすり姿のからいい案山子がゆれます。

花びら調べ・花びらで染物
このコーナーは私の担当なのですが、地味なので最初のうちはひっそり。気をつかったお母さんたちがチェレンジしてくれました(写真左)。でも後半は次々子どもたちが押しかけ、用意していた染物用の布がすっかりなくなりました。
             

7月16日(金) 「合掌」

★N氏が亡くなられました。10数年前、電車急にブレーキがかかって転倒。頭を打たれたために障害が生じ、それからずっと、きゃしゃな奥さまが大柄なN氏を看護して来られました。どこといって内臓疾患があるわけではないので、入院する病院もなく、大変だったと思います。仲良く散歩をされたり、私たちの「お元気です会」に来られたり、いつお目にかかっても奥さまが献身的で、ご自分のことより、まずご主人のことをと考えていらっしゃるご様子に、頭のさがる思いがしていました。ご主人は、おしゃべりが大好きで、時々お伺いすると、若い頃のアルバムを見せてくださり、ご活躍されたお話を聞かせてくださいました。そのうち腰や大腿骨などが悪くなられて、手術のために入退院を繰り返され、最近は看護もますます大変そうでした。この酷暑が堪えられなかったのでしょうか、痙攣をおこされ救急車で運ばれて、数日後亡くなられたそうです。83歳でした。ご冥福をお祈りすると共に、奥さまの長きにわたってのご看病を、僭越ながら、称えさせてくださいね。
★校区福祉協議会で、歓送迎会をしていただきました。とても楽しいいい集いでした。ありがとうございました。これで、ひとくぎりがつきました。

7月15日(木) 「ハッピーバースディ」

★「おもしろクラシック講座」、今日は二部仕立てでした。一部は、「ハイドン」についてのおもしろ講座。ハイドンの旋律には心洗われる思いがしました。おもしろクラシック講座ならではのエピソードも、楽しかったです。ハイドンが影響を受けた曲ということで、ヘンデル作曲の「ハレルヤ」も聞きました。演奏を聴かれた皇帝が感動されて思わず直立され、居合わせた人々もみな起立して聴いたという曲の荘厳さは、まさに天国がそのまま降りてきたような感じがしました。二部はヴォーカルグループ「魔女と野獣」などのユニットで、生演奏と歌と軽妙なおしゃべりに大拍手が沸いていました。会場は、いつもにも増して超満員でした。

長女の誕生祝いを、一日繰り上げてしました。ママになって初めての誕生祝いです。妹からのプレゼントは、COMME CA ISMの母子おそろいのTシャツと同じメーカーのガッティちゃんのお洋服。じいじからはキティちゃんのハート型のプール。お祝いのお小遣いはガッティちゃんのものを買うそうで、いったいだれの誕生日やねんといいたくなるところですが、本人はそれで幸せそうです。さっそくおそろいのTシャツを着て、記念写真におさまっていました。じいじとひいばあちゃんは食事をすませるとすぐに帰りましたが、長女と次女とガッティちゃんと私は、一時間ほどお買い物を楽しみました。娘たちを自宅に送って、民生児童委員会の定例会にすべりこみました。

                 
                         Tシャツは、ママとおそろいだよーっ
           

7月14日(水) 「蝉」

★朝のうちに夫がペナン(マレーシア)から、真っ黒になって帰ってきました。10日ぐらいあっという間だったね、と娘たちと話しています。夫が帰ってきて何より助かるのは、マック(犬)の散歩から開放されることです。散歩は楽しいのですが、今、とにかく時間が足りないので、つじつまを合わせようと思うと、朝はその分早起きしなければなりません(たいていは5時台には、歩いていました)。夕方は用事が立てこむので散歩はあとまわし……どころかパスしてしまうこともしばしばでした。散歩が大好きなマックのことを思うと、それはけっこうプレッシャーでした。散歩係が交代できるのは、大げさではなく、体と心の開放です。

★緑道を歩いていて、「あれっ?」と思ったことは蝉が鳴いていなかったことです。抜け殻は早くから、低い木の根元にたくさんくっついていましたし、地面にも小さな穴がたくさん開いていました。それなのに、せみの気配が全くしませんでした。これも異常気象なのかも。なんとなく不安に思っていたのですが、月曜日あたりからいっせいに鳴き始めました。なんだかほっとしました。

★快気祝いにいただいたバフンウニですが、ほかほかのご飯の上にノリをしいて、あこがれのウニ丼にしていただきました。とろけるとは、このことをいうのだといいながら、家族揃っておいしくいただきました。ちょうどタイミングよく、テレビでバフンウニのことをしていました。Mさん、ありがとう。お元気になられて、ほんとよかったです。

7月13日(火) 「完成」

★昨日、今日と洋裁教室でした。今月は後半が忙しいので、「来れる時に来てね」という言葉に甘えさせてもらいました。フェイスタオル三枚でつくるガッティちゃんのバスロープが出来上がりました。といっても、私自身は、ワンピースの脇を広げていたので、このバスロープについては、そでとひもをつけただけなのです(あとは先生が……)。まあ、そのあたりのことは深く考えないでおきましょう。表はガーゼ、裏はタオルでとても肌触りがいいバスローブができあがりました。ママが喜んで、さっそく湯上りに着せました。頭からすっぽり包めていいようです。それにすごくかわいいんです。

                                 


7月12日(月) 「ヒモ靴」

★快気祝いに「礼文の生うに」が届きました。利尻昆布(羅臼という説も)を食べて育ったエゾバフンウニは、一年のうちわずか三か月間しか水揚げされない「幻のうに」だそうです。到着二日しか持たないということだったのですが、賞味期限は16日までとありました。夫が帰ってくる14日まで待つべきか。うーむ……。

★「沢田さん、ほら。初めてのヒモ靴なんだよ」と見せてくれたのは、お向かいのSちゃん(三年生)。「すごい! ひとりで結べるの?」「もちろん」。かわいい顔がほこらしげにほころびました。すごく幸せそうです。いいなあ、いいなあ、初めてのヒモ靴……か。靴もきっと喜んでいることでしょう。写真撮らせてねといったら、「気をつけ」をしてくれました。「沢田さん、こんど出る本はなんていうの?」。どこまでもかわいいSちゃんでした。

             
                      とってもじょうずに結べているね。

★「こんど出る本」の初校をして送りました。

7月11日(日) 「お目で鯛」

★今日は参議院選挙ですが、バイトが入っているという娘たちといっしょに、おととい不在者投票をすませておきました。今回は、本人確認のための誓約書というものに記入させられましたが、投票用紙を持って行かなくても、名前・住所・生年月日さえ正しく書くことができれば、難なく他人になりすまして投票できるのですから、まだまだ管理体制が甘いなあと思いました。夕食後、出向いたのですが、不在者投票に来る人が多いのにはびっくりしました。ひっきりなしといった感じで、記入台は次々満員でした。

★自治会の定例会がありました。近々売り出しの宅地造成地に関して、夏祭りについて、親睦バス旅行について、会員脱会の対処についてなどなど、意見が活発に出ました。

★クール宅急便で立派な「お鯛さん」が届きました。「梅」に「あやめ」、どれも「かまぼこ」なのです。富山が故郷の方の全快祝いです。まあ、それにしてもよくできていること。真空パックのまま茹でれば、できたてのおいしさだそうです。もうすぐ誕生日の長女のために「鯛」はおいておきましょう。そういえば、お砂糖のつまった「お鯛さん」も、昔は内祝いによくいただきましたが。

                 



7月10日(土) 「くわばら」

★朝、目を覚ますと、雨がまだ降っていました。二日連続で早く寝たこともあって、疲れは回復したようなのですが、(雨だ。犬の散歩に行かなくてもいいんだ)とほっとしたことを思うと、またすっきりしていないのかもしれません。ガッティちゃんは離乳食をたっぷり食べて、ひとしきり遊んでシャワーをあびると、9時半から3時間も昼寝をしてくれました。その間にしなければならないことがたくさんあるのに、ぐうだらテレビを見て過ごしました。テレビって、見なければ見ないですむのですが、見はじめるとやめられないものですね。夕飯の時も、後も、今日は一日テレビ漬け状態で、いっそう肩がこってしまいました。

★今夜も、すごい雷でした。それもいきなり。犬を入れる間がありませんでした。庭のガラス戸を開けながら、「マック、おいで」と呼ぶと、狂ったように飛んできて、網戸を突き破って家の中に入ってきました。そして、私の机の下にうずくまりました。猫は、なんともないのですが、犬は雷がかなり怖いようです。ビシッと乾いた大きな音がして、すぐそばに落ちました。テレビも瞬間消えました。パソコンもついたままだったのですが、自動でパワーセーブしている状態だったので、事なきを得ました。

7月9日(金) 「ビタミン剤」

『行こうぜ! サーカス』(汐文社)が次の本のタイトルです。タイトルが決まるまでは、あれこれ候補をあげて悩んだのですが、決まってしまえば、これしか考えられないと思えるほど、すっきりしたいいタイトルだと思います。さて校正なのですが、ゲラになってみると、原稿の時には見えなかったほつれが見えてくるものですね。心して校正にはいりたいと思います。

★Bさんからお手紙がきました。二年前でしょうか、電車の時間待ちに駅前の喫茶店に入ったところ、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いるお母さんと隣り合わせました。見ず知らずの方でしたが、赤ちゃんが、あまりにも小さくかわいいので、思わず声をかけました。4人目のお子さんで、母子医療センターで出産して、これから住之江に帰るとろこだということでした。「私自身一人っ子なので、子どもは五人はほしいんです」と若いお母さんは目を輝かせていました。それがBさんでした。ちょっと感動した私は近くの本屋さんに駆け込み、『はちゃめちゃ大家族』(汐文社)を買って、お祝いにさしあげました。何日かたってお礼状が届きました。出版社で住所をきかれたそうです。それがご縁で、ときどきお手紙がきます。お返事も書きます。今回のお手紙によりますと、先日、お子さんたちといっしょに梅田の書店にいったそうです。長女のMちゃんが、「おもしろそうやから、この本にする」といったのが、『まんざいで ばんざい』(学研)で、感想文が入っていました。ちゃんと本の心を読み取った子どもらしい読後感と、表紙の絵がとってもじょうずに描いてありました。さっそく我が家の掲示板に張りました。夏ばて気味の私に、何よりのビタミン剤でした。

★すごい雷雨で、つけていたパソコンが瞬時に消えてはつき、また消えてしまいました。雷は激しくまだ鳴っています。やばいぞと、あわてて元スイッチを消したのですが遅かりしで、トラぶってしまいました。いつもとは違うパソコンの画面に「しまった!」と思いつつ、とにかくパソコンレスキューサービスに電話をしました。指示通り操作して、事なきを得たときは、ほっとしました。

7月8日(木) 「夏ばて」

★パンジョの童話講座の日。楽しく2作を合評しました。
★サーカスを題材にした単行本のゲラが届きました。タイトルも決まりました。が、ちょっとバテ気味で
、早くから床に着きました。この日記は、9日の朝、なんとか書いています。今日は校正をしながら、ゆったり過ごします。

★学研の担当編集長さんからメールがあって、「『盲導犬不合格物語』についているアンケートはがきもぼつぼつ届いているところですが、堺市の73歳の男性からのはがきも来ていました。本を知った理由は、ミニコミ誌で、「大人が読んでもタメになる」との感想でした。内容からいっても、子どもだけでなく、広く一般に読んでもらえればうれしいですね 」ということでした。ホームタウンを読んで買ってくださったのですね。うれしいです。それに本に入っているアンケートですが、これからは極力出そうと思いました。

7月7日(水) 「手話」

★マックの散歩と庭の草引きで一日がはじまります。9時からは老人会の空き缶つぶしがあり、午前中にひと汗も、ふた汗もかきました。車で空き缶回収をしてくれているのは、おもしろクラシックの講師のN山さんと、洋裁教室のK本さん。K本さんから、「30分でも時間があったら、縫いにきてね」といってもらったので、シャワーをあびて、昨日の続きをさせてもらいに行きました。手ぶらで、気軽にのぞけるところがうれしいです(縫いかけのものは置かせてもらっているし、裁縫道具は借りている)。

★昼からは小学校のクラブ支援でした。7月のボランティアクラブは、「手話」。汐文社の紙芝居<障害者といっしょに>のシリーズの中から、『ぼくたち ともだち』を図書館から借りてきて、みんなにみてもらいました。この紙芝居は、手話について自然体でわかりやすく書かれているので、重宝させてもらっています。紙芝居をした後、手話サークルのK島さんに、手話を教えてもらいました。子どもたち(4年〜6年 14名)は興味を持っているようで、自分の名前を教えてもらったり、歌を二曲熱心におぼえていました。
              

★K島さんといえば、「大阪聾高齢者施設・聾重複重複障害者通所施設」を建設のための募金活動もされています。聴障害のある方が高齢になられた場合、一般の老人ホームでは暮らしていきにくいのです。まず問題なのは、手話のできるヘルパーさんや介護士がいないので、意思の疎通ができません。健常者でも老後は不安なのに、いわんをやです。少しでお役に立ちたいと、我が家でもキッチンに募金箱をおいています。

7月6日(火) 「六十の……」

★GAPで買ったガッティちゃんの夏用のワンピース(おそろいのパンツつき)、それは、もうかわいいんです。早く着せたいと楽しみにしていたのですが、実際着せてみると胸巾が狭く、なんともきゅうくつそうなのです。はて、どうすればいいのか……。単純明快。マチを入れて直せばいいのです。え、どうやって? 実は私、洋裁が苦手なんです。バザーのミシンがけなども、ずっとパスさせてもらってきました。でも、直せないなんて甘えてはいられません。だって、私は、ばあばなんだもん。

というわけで、洋裁を習うことになりました。「あれだけいやがってたのに。孫のパワーはすごいねえ」と周りの人にひやかされています。「ミシンどうするの?」。そうなんです。ほんの数週間前に、バザー用に使ってもらおうと手作りクラブに寄贈した後なのです。もともと教室だけでしか縫わないつもりなので、ま、いいかです。初日の昨日、都合が悪かったので、今日に振り替えてもらいました。しかも、1時間遅刻。そんなわがままのきく教室なのです。小さなワンピース2枚の腕まわりのバイアスをほどいて、脇にマチをいれる準備をしました。本も3冊買ってきました。次に縫うものも決まっています。ばあば、やる気でいます。今のところは……。
                
              サロンのようなお教室。ティータイムには、おしゃべりの花も咲きます。

7月5日(月) 「チアガール」

★次女の友だちが一泊で遊びにきました。姉の子どものガッティちゃんを「見たい」、「見にくれば」ということになったようです。ガッティちゃんは。次女の大学のチアガールのかっこうをして(一歳用があるのです)ご挨拶しました。写真、かわいく撮れたのですが、回転・縮小をかけるとエラーが出て、みんな消えてしまいました。お見せできなくて残念! 
次女が 「ふたりで子守りをしておくから、バーゲンでも行ってきたら」といってくれたので、姉娘といそいそデパートに出かけました。姉は、ジーパンとシャツを買っただけですが、 授乳もおむつも気にすることなく、ゆっくりお買い物ができたことは、とってもうれしかったようです。二人にお礼がしたいというので、ハンカチ売り場やタオル売り場、サンリオからファンシーグッズのお店までうろうろしました。これに費やした時間がけっこう長かったです。そして選んだのが、お風呂で使うヘルシータオルのようなものでした。気は心、気は心。お友だちがノミに好かれない体質だったので、よかったです。

7月4日(日)  「蚤騒動」

★ひゃあ、すごいです、猫のノミ。繁殖期なのでしょうか、このところ毎朝梳くたびに、一匹につき30〜50匹は獲れます。その時に逃げてしまうノミがいるようで、他の家族はなんともないのですが、次女だけがかまれます。次女はバイトから帰ると、ガムテープ片手に畳の上を跳びはねるノミをつかまえるのが日課になっています。それが不思議で、私にはノミがいることさえ察知できないのに、次女は目にとまらない速さで巧みにノミをキャッチ。それがけっこうな数になるので驚いてしまいます。ノミ獲りホイホイ(電池式でライトに反応する)も、寝る前につけてしているのですが、きりのないほどノミは発生しているようです。

さて、そこで、登場したのがフロントラインのスプレー。二年前に「ハッピーハウス」で買ったのですが、猫どもがとてもいやがるので使わずにいました。が、この際、猫の気持ちばかり考えてはいられません。「あんたたち、がまんしなさい」とスプレーしたところ、まあ、どうでしょう。一日おいて次の日から、くしで梳いてもノミが獲れなくなりました。ノミはどこに逃げていったのでしょう。死滅していることを願うノミです。なお、犬に使っているフロントラインは、いうたらなんですが、高い割にはあまりききません。こと我が家の犬に関しては、と補足しておきます。


7月3日(土) 「生涯現役」

★夫がペナンに発ちました。今年に入ってプーケット島・オーストラリアに続いて三回目のロングステイ(の下見)だそうです。今回はゴルフ三昧のよう。こういう人生もあるのですねえ。一回目は、さすがに(何て身勝手な人!)とあきれましたが、夫婦といえども私たちの場合は特に人生観も価値観も全く違います。お互い無理に合わせることもないし、かといって残された人生、したいことをがまんして終わることもないかな……というわけで、笑顔で見送りました。

★電通時代からの仲良しが東京にいます。彼女は、いわゆる「できるひと」で、私が知るかぎりでは、常に100パーセント仕事人間だったように思います(結婚していた時期を除いて)。ばりばり働いていた設計事務所を定年退職後、一層ハードな職場に再就職したのは一年前のことでした。今回、転居のお知らせということで、「また走り続ける毎日です」というハガキが届きました。夫と同い年の63歳ですが、今まで通り、きっと人の何倍も働いていることでしょう。「全く時間の余裕がなくなってしまった」ということですが、それが生きがいであるように見受けられます。生涯現役街道を突っ走る彼女は、きっと90歳になっても、バリバリ仕事をしていることでしょう。

7月2日(金) 「再びタイトル」

★この夏出版予定の単行本ですが、イラストもできあがり印刷所に入稿されたのですが、かんじんのタイトルがまだ決まってません。一番最初につけたタイトルは「テントの中の動物たち」で、けっこう気に入っていましたが、ストーリーの展開とともに内容にそぐわなくなったので、替えることになっているのです。 過日、編集会議で検討していただいたのですが、再考ということで、決定がのびのびになっています。子ども向けの本なので、タイトルを見ただけで読みたくなるものをつけたいとけねがね思ってきました。今回は、それに加えて2つ条件が出されています。@ある単語を入れること。A能動的な動きのあること。わずかに残ったマヨネーズを絞り出すように脳みそをひねっているのですが、これぞというひらめきがありません。タイトルでこんなに悩んだのは、初めてです。すでに20近く候補を挙げてあるのですが、うーん、どうなるのでしょうか。どうぞ、いいタイトルがつきますように♪(他力本願、あかんちゅうねん!) よくわかってるんですが、「ド壷の中心では、何も語れない」……の心境です。
7月1日(木) 「シール」

★夏本番。熊本の馬刺しをちょうだいしました。しょうがをいっぱいすって、スライスしたタマネギといっしょにいただきました。一見、牛の霜降りのようですが、あっさりしていて、しっかりした歯ごたえがあって、ひいばあちゃんの言葉を借りれば、「こりゃ、バリキがつくよ」です。老猫メメちゃんが敏感に反応、お相伴に預かりました。「猫が馬を喰らうなんて」と驚いていたら、娘が、「牛も豚も食べてるやないの」といいました。そういえばクジラも。食欲があるのが、長生きの秘訣かもしれません。もうそろそろ17歳。猫としては高齢です。

★高齢といえば、ご近所のおじいちゃんですが、「昨日から行方不明なので、もし見かけたらと知らせて」という連絡網が昼頃入りました。かくしゃくとされた方で、一見それとはわからないのですが、世間でいう痴呆症状が出ていらっしゃるのです。幸い無事保護されて大事にいたらなくてよかったですが、それでも一晩中歩いていらっしゃったであろう不安と体のダメージを思うと、もっと早くに保護できる手だてはないものかと考えずにはいられません。シャツの背中にそれとわかるシールをはりつけておくというのはどうでしょう。背中にシールをはった方が一人で歩いているのをみつけたら、声をかけて保護をしてもらうのです。もちろん全国共通シールです。ちょっとおしゃれに小さな天使の翼。下に<迷っています>というメッセージを入れるというのは、どうでしょう? メセナとしてシールを作ってくれる企業はないでしょうか?