12月



12月31日(金)「ありがとう2004年」

★お重を預かっていたご近所さん2軒に、夕方おせちをお届けしてことし最後の肩の荷が下りました。寒いと思っていたら思いがけない雪。甘鯛と鰆の味噌漬けをおすそわけに行った夫がなかなか帰ってきません。お一人暮らしの男性のお宅なので、すすめられてお酒をいただいているもよう。足が痛んでは……と何度も電話をするのですが帰ってくる気配はありません。放っておこう。ひいばあちゃんのごはんの用意をしておいて、娘たちとレイチェルとで回転寿司を食べに行きました。

★茶の間のボードに一枚一枚貼り付けていった思い出が、今年もいっぱいになりました。机の後ろの戸襖には、仕事の足跡が。来年はどんな思い出が貼り付けられていくのでしょう。

 
  
       いろいろあったね2004          おまけ いろいろあったね2003
      
 
      いろいろあったね2004(お仕事)

12月30日(木) 「献血」

★泉ヶ丘の駅前に献血カーが来ていました。用事をすませたいので急ぎ足で通り過ぎようとしたのですが、「血液がたりません」という悲壮な呼びかけに、ぐらっときました。年齢制限があってわたしはもうだめだと思っていたのですが、思わず立ち止まって確かめたところ、64歳、いえ検査の結果では69歳までは献血できるというのです。時間が足りないよお、買い物が、掃除が、まだ年賀状が……と思いつつテントの中に入りました。針を刺した方の腕で、しばらくは重いものを持ってはいけない(青じんでしまうそうです)といわれ、その後の買い物に困りました。魚屋さんが買ったものを、車まで運んでくれました。それにしても、「血液がたりません」の一言はは、人の心を動かす言葉です。

★「今年はめったにないことに成功しました。日ごろの感謝をこめて」のメッセージとともに、地域の仲間からいかにもおいしそうな干し柿が届きました。ひとつひとつがいい形となんともいえない色をしています。ヘタの残り具合、しわのより具合も、まるで絵のようです。お正月にと思っているのですが、ひとつ味見をしました。おいしい! 外はしっかり固いのですが中がとろりと甘く、特に種の周りがたまりません。庭でとれた柿だそうです。手作りは、その人の心なんだなあと、スイセンの咲きあふれている彼女のお庭を思い浮かべました。

              

★京都に一泊で出かけていた次女とレイチェルは、帰りに次女の高校のときのお友だちとの忘年会に出席して、午前1時頃に帰ってきました。レイチェルはすぐに寝たのですが、次女とは遅くまでおしゃべりしました。


12月29日(水) 「やっと」

★次女はレイチェルと一泊の予定で京都に出かけました。あいにくの雨で、一段と冷え込んできました。コートを持ってきていないとかで、夫の赤いジャンパーを無造作にはおっていきました。小さなことにこだわらないので気が楽です。だた食べ物の好みははっきりしていて、飲み物はペプシのダイエットコーラ、牛乳は低脂肪しか飲まないのだそうです。

★やっと年賀状の作成に入りました。ところがパソコンが変わったために、操作がうまくいかないのです。パソコン救急隊に電話をしたところ、今年の営業は昨日で終わり。どうすればいいのか、一時はパニくりました。やっと出来上がって宛名を書き出したところに、急用が入り中断。夕飯後は夜回りで中断。


             
                     8時からは子ども会

             
               9時からは地域の防犯委員さんが助っ人に

自治会長さん宅のカレージの中でふるまわれた暖かいおでんと、次々焼きあがるたこ焼きが、寒さを忘れさせてくれました。和気藹々といい感じの夜回りでした。途中で抜け出しても11時……。明日からは、お正月の準備をしなければなりません。深夜、年賀状の続きを書きました。今年、わたしの年賀状は、元旦のポストの中に入れないかもしれません。ごめんなさい……。そういえば、わたしが子どものころには、年賀状は書初めといって、1月2日に書いていたように思うのですが。
12月28日(火) 「ようこそレイチェル!」

★裏の家との間の溝を掃除しました。我が家の枯葉が蔦に絡まってひどいことになっていました。裏の家は時々しかこられません。それでも庭の手入れはきちんとされているので、さぞかし我が家の落ち葉は目障りでしようが、お人柄なのでしょう、ここに住んで28年間、一度も苦情をいわれたことがありません。大きなビニール袋に三つも落ち葉をかき集めました。玄関前の花壇にやっとパンジーを植えました。かっては、四季折々に植え替え、バスケットを吊るし、「園芸」という雑誌にとりあげてもらったこともあったのですが、最近は忙しいのと興味がうすれてしまったので、草がはびこっていました。
             
★次女のルームメイトがやってきました。心配はガッティちゃんの反応でした。人見知りをするのです。ところがなんと、泣くどころか、ごきげんなのです。音楽にあわせて得意のゆらゆらダンスも披露しました。最近よくやる「人を小ばかにしたようなまぬけな表情」を連発して、大うけしていました。レイチェルは明るくて、ざっくばらんで、とてもいいおじょうさんです。到着してすぐに(夜の8時ごろ)家に電話をしていました。アメリカは夜中の2時ぐらいだそうですが、お母さんが寝ないで待っているということでした。初めての海外旅行だそうで、楽しんでくれるように願っています。「実家で杵つきをするので来ない?」といってくれる友人もいます。お正月なので、あちこちで行事もあります。滞在中の一日を「レイチェルデー」にして、長女や次女の友人・知人に来てもらったらと話しているのですが、滞在期間が一週間なのでどうなることやら。時差があるので、シャワーをあびて早々と寝ました。

               
           長女が描いた壁のイラストを見て、持ってかえりたいと喜んでいました。

★もうすぐカウントが40000になります。ヒットした方は、ぜひ「おめでとう掲示板」に書き込んでくださいね。メールでご住所をお知らせください。ご希望の本をお送りします。少し待ってくだされば新作も……。
 
12月27日(月) 「てんやわんや」

★うちにくる植木屋さんは、安いのでひっぱりだこです。やっと我が家の番がまわってきました。この植木屋さんに出会う前は、3人がかりで2日かかっていたので、かなりお高くついていました。それにくらべると、うそのような手間賃なのです。だた、葉刈りしたあとの処理を手伝わなければなりません。これはけっこうたいへんです。ほとんど一日つきっきりになります。夫と次女も手伝ってくれて、なんとか終わりました。夜には次女のルームメイトが来ることになっていたので、かなり気ぜわしい一日でした。家を片付け、夕飯のしたくもなんとか終わってほっとしていたところ、空港に迎えにいっていた次女から電話がかかりました。え、あしたなの? 次女が帰ってくるときも一日ずれていたのですが、2回も同じことになるなんて。ルームメイトのメールでは、「27日に着く」とはっきり書いてあったそうで、どうやら旅行社のミスのようです。「一日早いより遅かったのだからよかったね」と、仕事から帰ってきて歓迎の張り紙を書いている長女とほっとしあいました。

             
             出てくる出てくる植木鉢(木陰から不要のものが)

★つい先ごろまで激しい腰痛だった夫が、庭で切り落とした枝を集めている姿を見たご近所さんが、「そんなことをしてはだめ」と驚いていました。もちろん、すぐにやめました。また、新聞を片手に、「ご主人、だいじょうぶ? また行ってはらへんやろね」と走ってきたご近所さんは、プーケットの津波のニュースを心配してのことでした。夫いわく、「泊まっていたあたりは、みんな流されてしまった」そうです。それにしても14000人も……。恐ろしいことです。

12月26日(日) 「黒まるパン」

★創作集団「プレアデス」の合同出版記念パーティーが、大阪のホテルでありました。若いメンバーの方たちが、企画・運営されたそうですが、 とても立派な、そして楽しいお祝いの会でした。出版されたみなさんは、輝いていらっしゃいました。顔見知りの作家さんやお仲間、現在お世話になっている出版社の方々にもお会いできて、親交を暖めることができました。とてもうれしかったのは、後藤みわこさんにお目にかかって、新作「黒まるパンはだれのも?」のモデルになった「黒まるパン」ををいただいたことです。写真を撮ったので、後日のせます(新しいパソコンに変わったので、現在サイズ変更の方法がわかりません)ができません。「黒まるパン」については、みわこさんの日記(26日付)をごらんください。

                
                     やわらかいのに噛みごたえがある

12月25日(土) 「粗大ごみ」

★粗大ごみですが、シール制というのがめんどうで、気になりつつもガレージの奥に突っ込んでいました。直接持ち込みもできるときいたので、今日は思い切って行ってきました。大泉公園のそばのクリーンセンターというところです。最初に車の重さを量って、粗大ごみをおろした後の重さを差し引いた分を払うわけです。4キロ約70円ということでした。カーペット3枚、ふとん3流れ、椅子、スチールの棚、プリンター2台、ごたごた3袋、たんすの引き出し、籐のサイドテーブル……、次女が、うまく車に押し込んでくれました。〆て1360円でした。シールを買っていれば、うんと高くついたと思います。それに1回に6点しか出せないし、なかなか片付かないので、わたしのように溜め込んでしまった人にはおすすめです。

★とても素敵なファックスをいただきました。お引越しの案内なのですが、メッセージのまわりにとびっきり魅力的なイラストが描きこんでありました。あ♪ 感激です。わたしの新しい物語の世界が、そこにのびのびと広がっていました。

12月24日(金) 「ゆずの香り」

★車のラジオで夏川りみの「童神」(やまとぐち)を聴きました。

   天の恵みうけてこの地球に
   生まれたるわが子祈りこめて育て

ちょっと感動したので、長女母子へのばあばサンタのプレゼントに付け加えました。沖縄といえば、今日、琉球もろみ酢という健康飲料を買いました。クエン酸やアミノ酸がたくさん入っているというので、前から気になっていたのです。ちょっと疲れ気味なので、しばらく飲んでみようと思います。疲れを癒すのは、なんといってもお風呂です。無農薬のゆずをたくさんいただいていたので、連日ゆず湯に入っています。腰痛がケロッと直ったのは、そのおかげのような気がします。我が家は、入れ替わり立ち代りお風呂に入る回数が多いので、家中ゆずのいい香りがしています。


★連載30回分を、やっと脱稿しました。基本的には1回1回読み切りなのですが、物語の大きな流れとして締めになる最後の3回分に、時間がかかりました。年内は暖めておいて、もう一度見直すことにします。続いて単行本の書き直しに入ります。今年の12月は公私共にやたら忙しく(これからも)、まだ年賀状の案すらできていません。27日から1月の3日にかけて泊まりのお客さまもあるのです。楽しみなんですが、いったいどうなることでしょう。

12月23日(木) 「ヘアーカラー」

★夫も順調に回復。孫のガッティちゃんもすっかりお熱がさがりました。わたしは、昨夜打ったおしりが座るたび、歩くたびにかなり痛くって腰痛を忘れています。話は変わりますが、最近、かなり白髪が増えました。わたし自身は、それがけっこう気に入ってそのままにしていたのですが、久しぶりに帰ってきた次女に、染めたほうが若くみえるといわれ、ふらふらとヘアーサロンに行きました。その大型店は予約・指名ができないシステムになっていて、19日に長女が行ったときは、とても混んでいたそうですが、今日は、ラッキーにも少し待っただけでした。わたしの髪を染めてくれた人(ふたり組)は、ヘアーカラーに特に熱心な人たちのようで、白髪の場合、マニュキュアの方が色の選択が多いし、自然に色が落ちていくので目立たないし、髪にもやさしいとすすめてくれました。相談しながら何度も色を調整してくれ、とても親切でした。今回はオレンジを混ぜて柔らか味を出した茶系に染めてもらったのですが、グレーも白髪に入りやすいということなので、次の機会には試してみたいと思いました。とはいうものの3時間はかかるので、もったいないです。

★昨夜チキンを買った関係で、一日早いのですが、オードブル・サラダなどを作り、ささやかながらクリスマスの食卓を囲みました。ガッティちゃんは、アボガドもケーキにも、意欲的でした。

12月22日(水) 「アリス体験」

★今朝は、ガッティちゃんが、まっかな顔をして降りてきました。熱が37度8分ありました。あわてて小児科に送って行きました。インターネットで予約しておくと、ほとんど待たずに見てもらえるのがありがたいです。日ごろは元気できげんのいいガッティちゃんが、今日はぐずっています。ママはお昼を食べた後、仕事に出かけました。次女が帰っているので、助かります。夫の回復はめざましく、パソコンの前に座ったり、洗って積み上げてあった自分のパジャマにアイロンをかけたりしています。といっても、歩くときはまだ松葉杖に助けてもらっていますが。

★出版社の編集長と2回めの打ち合わせをしました。年の暮れのお忙しい時に、こちらまで来てくださって、しかも今回もおいしいケーキと出来上がったばかりという本を二冊いただき、恐縮しています。喫茶店でアドバイスしてだいたことは、すべて納得。すぐにでも書き直したいのですが、今日は、忘年会の約束があり、いったん家に帰ったあと、あたふたと約束の場所にかけつけました。「飲み助仲良しの会」という気のあった仲間の集まりで、男性もひとりいます。飲んで、食べて、しゃべって、3時間があっという間にたちました。そのあとスターバックスに寄って、コーヒーを飲んで、まだおしゃべり。カルフールのチキンを買って(あしたはすごい列ができるので)、徒歩で家まで帰ってきました。つぎつぎバイバイをしつつ、一人になっていい気分で歩いていたら、突然足の先から穴に落ちる感じがしました。まるでアリスのように……。しこたまおしりを打って気がついたのですが、溝に落ちていました。「ママ酔っ払ってるんとちがう?」と娘に聞かれたのですが、酔っ払ってなんかいません。ただ、歩きながら眠っていたかもしれません。

12月21日(火) 「おニュー」」

★このところ、パソコンがフリーズばかりしていました。画面も勝手に変わってしまうこともありました。いよいよ買い替え時期かと思ってパソコンレスキュー隊に相談していました。わたしの場合、いろいろな機能はいらないのです。極端にいえば、ワードとメールとインターネットができればいいわけで、それを製造過程でオプションにしておけば安くすむそうです。それなら、とお願いしてありました。注文の商品が届いたので、データー移行のためにパソコンを一泊預かりたいということだったのですが、年内は一日たりともパソコンなしでは過ごせないので、年が明けてからでいいと伝えました。「それならお宅でしましょう」と、今日、隊員さんが我が家に来てくれました。データー移行中になんどもフリーズしました。危機一髪だったようです。画面がかなり大きくなりました。キーボードのアルファベットが大きくて見やすいことと、タッチが軽いこと。ワードは2003、ウインドウズはxpと最新の「ものが入っているそうで、それが今までのものとどう違うのかはわかりませんが、なんやらうれしいです。今までカーソルを移動させないと見られなかった仲間のHPが画面にすっきり収まっています。

★椎間板ヘルニアで、ずっと寝込んでいる夫ですが、今夕あたりから少し痛みが遠くなってきたようです。「良くなるときは一気だなあ」といっています。今にも起きださんばかりです。薬が痛みを抑えているだけかもしれないので、足腰に負担がかからないように慎重に静養してほしいのですが、元々人のいうことは聞かない人なので今からが勝負です。わたしの腰? 毎朝起きるたびに鈍痛がするのですが、なんとか大丈夫なようです。今朝、救急車が家の前を通っていたのですが、夕方訃報が入りました。亡くなったのは、4軒坂下のお宅の奥さまでした。66歳。ここ何年も、ほとんどお外に出て来られていませんでしたが、やさしそうな方でした。なんともはや……。ご冥福をお祈りするのみです。

12月20日(月) 「配食」

★泉北作業所の所長さんが、カレンダーと作業所で作っているおかきを持って暮れのご挨拶にこられました。いつもは、「気を使わないでください」というつつもありがたくいただいて、「お元気です会」のあとの反省会に持っていっていたのですが、わたし自身、今年の5月でボランティアをおりたので、もういただくわけにはいきません。そういったところ、所長さんは、「作業所で配食を立ち上げることができたのは沢田さんのおかげです。感謝しているんです」と、おいていかれました。そういえば……、そんな相談を受けたことがありました。所長さんたちの心配は、通所者の親がだんだん年をとっできたので、障害者の自立(収入源)でした。「作業所で、高齢者を対象に配食をしたいのだがニーズがあるだろうか」ということでした。どのようなものが望まれるか、いくらぐらいがいいかなど、福祉協議会でアンケートを作って、配って、集計したことがありました。その結果、配食が実施されるようになったのでした。それをきっかけに、「お元気です会」でも1か月おきに50食分のおかずを作ってもらっていますが、「このたびS校区のいきいきサロンでお弁当をとってもらえることになりました」と所長さんは、うれしそうでした。よかったですね。泉北作業所のお弁当は、食材を吟味してあるうえ、ごはんもおつゆも別々の冷めない容器に入ってきます。高血圧、糖尿病などにも対応してくれます。今朝、近くの高齢者のご夫婦(奥さんに代わって、84歳のご主人が家事をされている)を病院に送迎したときに、このお弁当の話をしていたところでした。お弁当を作る人も助かり、作ってもらう人も助かるいいシステムだと思います。

12月19日(日) 「行事」

★今日は、町内の有志で緑道沿いの落ち葉拾いです。同時に焼きイモをができるように手はずを整えてあります。夫が、朝の内にペインクリニックに行きたいというので8時半に送っていき、治療の間にいったん帰って参加しました。環境委員さんが、鳴門金時のちょうどいい大きさを、朝から蒸してくれました。それをホイルまたは濡れ新聞でくるんだものとにくるみ、焚き火につっこんで焼きました。小さなお孫さんたちも来てくれ、心当たりのお年よりにも配ることができて、喜んでもらいました。落ち葉を焚きつけ、お芋を焼いて和気藹々。一石三鳥ですが、最近はこういう風景が見られなくなりました。ダイオキシン……? 落ち葉を燃してもでません。穴を掘って、落ち葉をかき集めているうちに、腰痛を忘れていました。健康にもいいとなると、一石四鳥ではありませんか。

          
         穴を掘って落ち葉を燃やし、灰は水をかけて木の根っこに

★地域のパン屋さん「ルヴァンル・ヴュ―ル」で、阿保一家のファミリーのコンサートがありました。おじいちゃんがヴァイオリン、おばあちゃんがヴィオラ。パパがチェロ、ママがフルート。雄真くんがピアノ、りりかちゃんがヴァイオリンとピアノ、せれなちゃんがヴォーカルとヴァイオリンドラえもんの歌から始まって、バッハ、ブラームス・グノー……、ティータイムをはさんでバッハ、ヴィヴァルディ……。せれなちゃんのかわいい歌声や心に響くハーモニーに、30人のお客さまはうっとり。「心安らぐいいひと時でした」と、それぞれ師走の雑事に戻っていきました。
          
                   リハーサル風景

12月18日(土) 「そろそろ」

★これは、なあに?
           

そう、かつおぶしなのです。一削りが、20センチはあるごうせいな削り節なのです。先日いただいた能登の海産物のひとつです。昆布といっしょに二枚ほどナベに入れておくと、香りも豊かないいだしがでます。それにしても、ぜいたくなかつおぶしがあったものです。丹波に住む友人から黒豆を送ってきてくれました。ひいばあちゃんが、「あんたのたく黒豆がいちばん」といってくれるので、腰痛がおこらないよう気をつけつつ(その兆候有り)、そろそろ年末の準備を始めなければ。黒豆に入れる「勝ち栗」は、最近ここらでは見かけないので、大阪のデパートで、早くに買ってあります。

12月17日(金) 「全員集合!」

★次女の帰国が一日延びたので、ふっと時間がとれました。庭の落ち葉を掃いていると長女が「代わろうか」といってくれました。空港にも、ガッティちゃんと行ってくれました。その間、わたしはいろいろできるので大助かりです。午後8時。家族全員が久しぶりに揃いました。昨日は、長女がなべをしておいてくれたのですが、今日は手巻きずしにしました。焼きのりが大好物のガッティちゃんは、目を輝かせていました。それにしても、血というものはえらいものですねえ。お客さまが来られると泣き出すのに、あばちゃまにはすぐに慣れました。お土産のお洋服を次々着せてもらって、みんなから「似合う」といわれるたびに、はしゃいでいました。1歳になったばかりでも女の子。おしゃれが好きなのね。

★昼間、買い物に出かけようと玄関を出たら、みかんが一箱置いてありました。メモもなければ、箱に産地も書いてないので、どなたが置いていかれたのか見当もつきません。家にいたのにチャイムが鳴らなかったということは……。物騒な世の中、万が一ということもあります。贈り主がわからないといただくわけにもいきません。HPでおたずねしても、ご本人に見てもらえるかどうか……。買い物から帰ったあと、ガッティちゃんたちを駅に送っていったりばたばたしていて、しばし忘れかけていたころ、電話がかかってきました。声をきいたとたん贈り主さんが、すぐにわかりました。「急いでいたので、とりあえずおろさせてもらいました。孫がいつもいい本を読ませていただいて、そのお礼です」ということでした。みかんもそうですが、いただいた言葉がとてもうれしいです。

12月16日(木) 「次女の帰国?」

★朝8時、夫をペインクリニックに送っていきました。痛みは部分的になってきたようですが、まだ足が痛いようでその痛みをとってもらったのですが、痛みが遠のいたとはいえ、症状はよくなっていないのですから、安静にしてほしいものです。帰ってから「おもしろクラシック講座」に参加する予定でしたが、思いのほか治療に時間がかかったので、急にパスしなければなりませんでした。今日は、「らっこクラブ」のクリスマス会もあり、スタッフがダブっていることもあって、ばたばただったと思います。ごめんね。わが家のガッティちゃんは、ママと「らっこクラブ」にいって、サンタさんにプレゼントをもらってきました。前ほど泣かなくなったそうです。でも、ママから離れようとしなかったそうで、外に出るとガッティ変じて「あかんたれ子」です。

★今日は留学中の次女が帰ってくる日です。じいじは、ねんね。ママは昼からお仕事。ひいばあちゃんはお絵かきの忘年会。「ガッティちゃんいっしょに行こうね、あばちゃまのお迎え」と、二人でいそいそ関空にいきました。ところが、「ガッティちゃんが迎えに来てくれるなんて倍うれしい」とメールを打ってきた次女は、いつまで経っても出てこないのです。ターンテーブルは空になったというので、航空会社の受付に問い合わせに行きました。体調が悪いといっていたので、医務室にはこばれたのかもと心配になったからです。乗客名簿にのっていますかと尋ねたところ、最初プライバシーがどうのといっていたのですが、調べてくれました。次女の名前はないというのです。念のため次の便を調べてもらったら、翌日の同じ時間着(便名も同じ)の便に名前があるというのです。え、そんな……。次女からメールが来た時、「17日の木」となっていたので、確認しました。「16日の木」か「17日の金」かどっちなの?って。「16日の木」という返事でした。次女はわたしと違ってしっかりしているので、まさか勘違いしているとは思いませんでした。そういえば、今朝10時のメールで、「今からアパートを出ます」とありました。家族で、「間に合うのかいな」といいつつも、次女への信頼は厚く、だれも疑問に思わなかったのです。幸いなことにガッティちゃんはごきげんだったのですが、わたしはもうくたくた。3時半に家を出て、帰宅は8時半。無駄な時間だったと思いたくないので、帰りにコムボックスに寄って「おまる」を買って帰りました。

                    
      「ガッティちゃんとばあばは、関空経由でおまるを買いに行きました」の巻でした。

12月15日(水) 「多忙」

★夫が椎間板ヘルニアになって伏せっているので、かなり多忙。パソコンはつけっ放しなのですが、昼間はメールを送るぐらいしかできません。夕飯の後、ガッティちゃんがお風呂に入り、ねんねのために2階にいくと、やっと自由の身。腰をのばすために横になります。そして、そのまま眠ってしまいます。2分とかかりません。深夜に起きだして、仕事をこなすためにパソコンに向かう毎日ですが、30話で構成される連載物語が、やっとあと3つで完成というところまできました。このところ、これにかかりきりです。あした次女が冬休みで帰国してくるので、犬の散歩や子守りを頼めると期待していたのです(本人も、家事を助けてくれるつもりなのです)が、どうやら、風邪をこじらせつつあるようです。鼻水・咳・首がまわらないという大変な状態でテストをいくつも受けてから帰るようで、顔をみるまでは心配です。年末にはルームメイトのアメリカ人もやってくるようで、ますます多忙になりそうです。

★寝耳に水事件について出版社からメールがきました。忙しくて返事が遅れたそうですが、出された相手の本を見てから、積極的に考えてくれるそうです。

★「能登の親戚から送ってきたのよ」と、友人から、珍しい海産物をあれこれいただきました。別の友人から、なかなか手に入らないという宮崎の焼酎が届きました。この焼酎、先日もいただいたのですが、夫が「うまい」と一人で飲んでしまったとわたしがぼやいたからで、「これは、あっこちゃん(次女)が帰ってきたら飲ませてあげて」と言ってくれました。次女と同級生の男の子のお母さんです。

12月14日(火) 「それぞれ」

★早朝に京都に。墓参をすませ、所用をすませ、またまたとんぼがえり。行きの電車では文庫本を一冊読んで、帰りの電車では爆睡。とちゅうで目が覚めた時、京都に向かっている錯覚がして、現実とつながるまでやや時間がかかりました。行きの電車で読んだ短編小説の登場人物がどれも変わっていたせいか、今日は、人のようすが目に付く日でした。
その@
 デパートの地下で、初老のご婦人が、揚げたカツに入っている成分を聞き出しているところにでくわしました。一個のカツの中に肉は何グラム入っているか、それはブタなのか、牛なのか、チキンなのか。小麦粉は輸入のものなのか、パン粉は? 店員さんはそのつどていねいに説明しているのですが、納得できないようです。「ブタだということは、チキンは入っていないのね」「いえ、パウダーに混じっているかもしません」「ということは、チキンが入っているとみなしてもいいのね」「ええ、まあ」「他に何か混じっているものはないの?」。店員さんも困り果てて、「工場で作って送ってくるので、われわれには、細かいことまではわからないのです」といっても引き下がらないのです。振り返ったご婦人を見て、ちょっと胸が痛みました。まるでガイコツのようにやせていらっしゃったのです。きっとご病気なのでしょう。だから、一個のカツを買うにしても神経質になっていらっしゃったのですね。そのご婦人は、結局何も買わずに去っていかれました。今晩は何を食べられるのでしょう……。
そのA とてもいい大島の着物を着ているやはり初老のご婦人が電車に乗ってこられました。ところが、帯締めと帯揚げが現代風で派手なのです。緑色のクロコダイルのバッグも不釣合いです。しかもお年の割にはお化粧が派手で、髪飾りの安物のビーズが大げさに揺れていています。前髪は鳥のように逆立っていて、まるで年をとった七面鳥のようでした。
そのB ホームに立っている二人を、遠目で恋人だと思いました。女性の首に両手をまわしたり、腰に手をまわしたり、手をとってさすったり、髪の毛をさわったり。ところがそばにいくと、母と息子(小学6年生ぐらい)でした。体格が大きいだけに、見ちがえたのです。電車を待っている間、お母さんも息子の頬をなでたり、毛糸の帽子を深くかぶらせたり、息子のジャンバーのファスナーをあげたりさげたりしながら、二人は見詰め合っているのです。仲がいいというか、良すぎてちょっと……。こういう親子もいるのですねえ。
そのC 女性専用の車両に乗って来て、何も気付かないおじさんと、それをにらんでいる若い女性。女性の目から飛び出る火花の音が聞こえてくるようでした

12月13日(月) 「沢口靖子さん」

★午前中にたまっていた用事を片付けました。役所・銀行・郵便局、延ばし延ばしになっていたものばかりです。ライトフレンズの代表さんにも、やっとご挨拶できました。不合格犬の取材の際に大変お世話になっていたのです。

★インタホーンが鳴ったので出て行くと沢口靖子さんのお母さんでした。来年のカレンダーを持ってきてくださったのです。22日にはスタジオパークに、年末は新撰組の特集に三日連続で出演の予定だそうです。来春は東京で「お登勢」の舞台があるために、今は猛稽古だとか。あいからわず売れっ子で、お忙しそうです。そしておきれい。ため息が出ます。ちなみに、お母さんもおきれいな方です。靖子さんが東宝のミスシンデレラに選ばれ、明日から東京に出かけるという日の夜、いっしょスナップを撮ったのも思い出です。つい昨日のことのようです。そういえば、あの写真、どこにいったのかなあ……。

              
      東宝のカレンダーは1月に艶姿が       超大型カレンダー 1年間、どれも靖子さん

★「寝耳に水事件」は一件落着したようにみえたのですが、出版社からは送ったメールに対して返事がありませんでした。いったんこじれたものは、そう簡単に復活しないのかもしれません。

12月12日(日) 「自治会行事」

★朝8時、腰痛の夫を岸和田のペインクリニックに送っていきました。痛みが治まらないのでレントゲンを撮ってみたところ、椎間板に傷ができているとのことで、とりあえず痛みをとめる脊椎注射をしてもらったものの、傷が癒えるまでしばらくかかるようです。安静にということでしたので、気持ちよく寝ていられるように、苦手な掃除をしました。ガラス越しの冬の陽射がとても暖かです。

★自治会の定例会でした。12月の恒例行事である「夜回り」は29日。子どもたちにはお菓子がふるまわれます。夜遅くまでの役員さんには、おでん・たこ焼きが用意されるとのこと。おでんは、老舗の鰹節屋のオーナーさんが自慢のだしで炊いてくれ、たこ焼きは会長が焼いてくれるんですって。男性陣、がんばってくれますねえ。それに、臨時行事として、緑道の落ち葉拾いと、そのついでに焼き芋会が開かれることになりました。言い出しっぺなので、焼き芋の準備をしなければなりません。12月は自治会行事も、ちょっと楽しみです。定例会が終わった頃(2時半)、急に空が暗くなって、しびしび雨が降ってきました。あんなにいいお天気だったのに。

12月11日(土) 「待てば海路の日より?」

★6日に千里国際学園で講演したあと、個々に感想のメールが届いていたのですが、おととい保護者会から、「アンケート」なるものがまとめて添付されてきました。講演会を聴きにきてくださったお母さんたちのコメントによると、ただのおばさん流の生き方が少しはお役に立ったようで、ほっとしました。アフターホローというのでしょうか、講演後のこういう配慮は、とてもうれしいです。

★おめでとう掲示板に書き込んでいただいた、若松中学校の益先生の作品展にいってきました。
「うわー、どじょうがいっぱい」。最初はそう思いました。でも、よく見ると、なまずではありませんか。更に作品を見ていくと、「おっ、むつごろう……」。作者のプロフィール(ホームタウンから抜粋)を見てみると、「養護学級の担当をする一方で、長年続けてきた陶芸を更に飛躍させようと、五年前に吉野の古家を改装して工房を開き、週末住人となって作品を生み出している。出身地は神戸。むつごろうやお地蔵さまをよく作っている」とありました。そうか、やはりむつごろうか、とつぶやいたら、それを聞いた係りの方が、「見る人の目で、好きに見てもらったらいいのです」といわれました。うーん、なるほど。作品は手にとってさわってみてもいいそうです。うれしいですね、こんな作品展。明日までです。お近くの方は、ぜひお出かけください。

             
                        どじょうだと思ったのよ

★以前、日記にも書いたのですが、この夏、わたしにとって「寝耳に水事件」というのがあって、実はとても落ち込んでいました。単行本に向けて書いていた原稿が最終チェックに入った段階で、突然、取材先からストップがかかったのです。理由は、「長年、こちらにボランティアに来ている人が書いたものを出しますので」ということでした。他にも書いている人がいたなんて全く知りませんでした。ただただ驚きでした。取材、書き直し。取材、書き直し。と繰り返しエネルギーを注いだこの二年間はなんだったのかと空しさを感じました。何よりも、子どもたちに、本のテーマである「命の重さ」を伝えられなくなったことが、残念残念でなりませんでした。たびたび取材先に足を運び、いい写真をたくさんとってくださったカメラマンの野寺さんにも、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいでした。弁護士さんに相談に行きましたところ、「出版されていない原稿にも著作権があるので、出せます」といっていただいたのですが、野寺さんや出版社の編集さんとも話し合った結果、強引なやり方はさけたいということになりました。今日、取材先の代表者のメッセージとともに、出版されたばかりの本が届きました。メッセージには、「その節は大変失礼なことをいたしました。今更ですが、子どもたちに向けて命の大切さをぜひ伝えてください」(要約)とありました。許可がおりたのです。早く、出版社に伝えたいのですが、あいにく今日は土曜日。はやる心を抑えつつ月曜日まで待たなくてはなりません。

12月10日(金) 「ぴぴっとさん」

★早朝、たまった仕事を片付けようとパソコンを叩いていたら、夫が、痛そうに顔をしかめながらへっぴり腰で起きてきました。「やってしまった……」。椎間板ヘルニアが再発したようです。朝8時に岸和田のペインクリニックに送っていき、わたしだけいったん帰って犬の散歩をすませ、また迎えに行きました。かなり痛そうで、松葉杖があったほうがいいというので、お借りしました。杖をつくと、痛いほうの足腰をかばえるので、かなり楽なようです。それにしても痛そう。同病相憐れむの心境です。といってもわたしのは坐骨神経痛で、おかげさまで現在痛みは去っています。

★『子どもの本』1月号が届きました。「私の新刊」コーナーに、『盲導犬不合格物語』について書かせていただいていたのです。横山充男さんも、最新作『こぎだせ!ぼくらのカワセミ号』を紹介をされていました。横山さんの新刊については、浅田宗一郎さんの新刊とともに、当HPの「仲間の本」のコーナーでもご紹介しています。

★12月3日の「ぴぴっとさん」から、昨日ファックスが届きました。途中までしか書けていない原稿をお送りしたのですが、それを見てのお返事で、とびあがるほどうれしい内容でした。どんな絵がつくのかとてもとても楽しみです。


12月9日(木) 「ミニ忘年会」

★パンジョの童話講座の日。前回のことです。発想の練習ということで、わたしが一枚目だけを書いたものを三種類(三作)配って、続きを書く宿題を出しておきました。今日はそのうちの二作を合評したのですが、二作とも違和感がなく二枚目へと続いていました。一つは生活童話、一つはメルヘンでしたが、どちらもなかなかおもしろいお話になっていました。少し手を加えて、一枚目を自分の発想で書き直せば、これで一作できあがりです。

★「ミニ忘年会」をしました。大好きなイタリア料理の店に行ったのですが驚きました。すっかりお料理が様変わりしていたからです。メニューの数がどんと減って(特にカニなどのシーフード系が)、貧弱といえばいいのか、選びようがないのです。フォアグラのおすし、泉州のカニとムール貝のパスタ、めちゃおいしかったリゾット、あぶり寿司の三種盛り、カルパッチョ系統、みんなメニューからなくなっていたのです。先月の末に行った時は、まだ前のままだったのに……。コースも、前菜からメインまで、いくつかの中から選べたのに、お決まりしかなくて、がっかりでした。せっかくお友だちを元気付けようと思った忘年会だったのに、残念で、残念でなりませんでした。

12月8日(水) 「年賀状」

★今年最後のクラブ支援の日でした。前回に引き続いて、地域の一人暮らしやお外に出られないお年寄りに年賀状を書きました。みんな楽しそうに書いてくれていました。子どもたちのいっしょけんめいのやさしい気持ちが、元旦の朝、お年よりの元に届くと思うと、それだけでうれしいです。今年のハガキは地域の福祉協議会が提供してくれました(そのはずです)。クリスマスも近いので、「マッチ売りの少女」の紙芝居をしました。

              
                 「長生きしてね」「今年も元気でいてください」

★地域のお年寄りが2人、同じ病院の同じフロアに入院されています。クラブが終わったあと、お見舞いにいきました。わたしが行くちょっと前に、4人で来られていたお見舞い客が帰られたばかりだったようです。おふたりを談話室に呼んで、一時間半に渡ってわいわいおしゃべりしていかれたとか。元気づけようとされたのだと思いますが、ご病人は高齢でもあり負担だったようで、わたしが行ったときは一人は輸血中、もう一人は別の病室で点滴をされていました。とても疲れたご様子でした。「沢田さんから、ありゃめちゃやといっといてください」とのことでしたが、なかなか言いづらいことで、それでも伝えた方がいいかなと思い、HPに書かせていただきました。お見舞いは、相手がご病人だということを忘れないようにしなければならないと、自分にも言い聞かせました。

12月7日(火) 「ニューフェイス」

★今年、お目見えした新顔のクリスマスグッズたちです。

            
       ママの職場の仲間の手作りです           パッチワークのツリー

パッチワークのツリーがわが家に来たわけは、11月23日の日記にさらりと書いているのですが、もう少し詳しく書いてみます。民生児童委員を11月いっぱいで退任したのですが、後任が決まらず、3月までに決める手はずになりました。歓送迎会は先になるにしても、せめて忘年会だけでもといっていただいたのですが、指定の日はどうしてもぬけられない所用がありお断りしました。そこで、いえその前から、女性委員だけで、「お別れ会ではないのよ、壮行会よ」といってお食事会を開いてくれることになっていたのですが(わたしの大好きなマンションF亭でのランチです)、それを聞いた委員長が、「ぼくもまぜて」といわれたそうです。「いやいや、この会は女性だけ」と断ったところ、カンパが届いたそうです。半分は花束、半分は会費の足しにということだったそうなのですが、花束はF亭のオーナーがくださることになっていたようで、どうせなら記念になるものをと、F亭のアトリエから、好きなパッチワークのバッグを選んでといっていただきました。わたしが気に入ったのは、

             

写真左のバッグです(画像を大きくしてもなかなか良さは伝わらないので、小さいままで)。それで花束の予算にぴったりなのですが、「あかん、あかん。カンパのお金はみんな使って」といってきかないのです。そこで、あつかましくお願いしたのが、オーナーの持っていたのと同じデジカメ入れです。細い縞のつぎはぎがなんとも素敵なのです。しかもわたしの携帯とデジカメが、両方ともスポリとはいる大きさなのです。中をふたつに仕切ってもらうことにしました。わずかに予算が余ったらしく、オーナーから、「何かいいもの作るね」といっていただいていたのですが、それがパッチワークのツリーだったというわけです。このツリーには、女性民生委員4名と委員長、そして製作者Fさんの心がこもっているのです。あ、もう1人忘れてはならない人がいました。F亭を紹介してくれたSさんです。Sさんのお口添えで、当日のメニューもすばらしく(「地域のボスの会やからきばってしてや」と脅かした?そうです)、しかも女性委員のメンバーから記念にいただいた古い紋付で作ったベスト(写真左)は、Sさんの手作りなのです。すそは大島で縁取りしてあって、身につけると脇の下からフレアーになります。ロマンチックウーマンに変身できます。

        
       というわけで、パッチワークのツリーはみなさんの思いやりのつぎはぎなのです


12月6日(月) 「千里国際学園」

★ああ、今日はとても楽しかったです。千里国際学園(中・高)で講演をさせていただいたのですが、わたしにとっては、心はずむひと時でした。というのは、まず千里国際学園そのものが、すてきだったからです。「スケールはいつも地球サイズ」といわれているだけあって、雰囲気も外国の学校にいるような感じがしました。帰国子女が多いとお伺いしていたのですが、インターナショナルスクール(小学生)と合体しているそうで、外国人のお子さん、先生が目立っていました。建物を入ってすぐに大きな図書室があって、とても魅力的なものでした。講演前に案内していただいたのですが、蔵書のすばらしさ(海外の絵本が、それはもうたくさんあるのです。今、わたしは森に興味を持っているので、本との出会いもうれしかったです)と、中で行われている自由な授業風景にも見ほれてしまいました。3〜4人のグループで生徒たちがなにか調べているようなのですが、時々、先生がにこにこして回っていらっしゃいました。とびかう言葉は、日本語よりも英語でした。

             
          壁のキルトは、布に描いた子どもたちの絵をつなぎ合わせたものです 
   
クラスは24人以上になることはないということもおどろきでした。音楽の授業中でしたが、弦楽器をならっているクラスもあれば、管楽器のクラス、コーラスのクラスと、自由に選択できるのです。素敵だと思いませんか。

             
            弦楽器のクラス。クラブ活動ではありません、授業なのです

カフェテラスで自由にランチタイム。食事の時間もさまざまなようです。保健室とは別に、カウンセラー室もありました。当然のようですが、公立学校には事件でも起こらないかぎり設置されてないのですよね、メンタルな面での相談室。
              
                 まるで、大学のランチタイムのようです

「ミルク貯金」と子どもの字で書かれたボックスがあちこちにありましたが、それは11年生の発想で行われているものだそうで、子どもたちが積極的にボランティア活動をすることを、支援する校風もとてもいいと思いました。学校が暗くないんです。楽しそうなんです。中・高一貫教育なのですが、大学はありません。6年間学んでいるうちに、子どもたちは何になりたいか自分でつかみとり、それそれに合った大学を目指して進学していくというのも素晴らしいと思いました。教育は個性を伸ばす場でもあってほしいと、常々思っていたのですが、実際にそういう学校があったなんて、うれしいです。わたしは、娘たちにもこういう学校で学ばせたかったし、自分自身、今からでも通いたい気がしました。たった20分ほどしか見学時間がなかったのが残念でした。

講演会場にはカフェバーが設置されていて、いろいろな種類のお茶やクッキーなどが用意されとても楽しい雰囲気の中、お話させていただきました。あとでわかったのですが、わたしがお話させてもらうのも僭越なほど、お母さまたちは素晴らしく才能あふれる方々ばかりでした。たくさんの方との出会いがとてもうれしい日でした。千里国際学園のHPはすでにあるのですが、保護者会でも、近々HPを立ち上げられるそうです。ぜひごらんください。

              
  卓に飾ってあったクリスマスをイメージしたお花をお土産にいただきました。とても豪華なものです

今日のご縁は、去年の7月に大阪府私立中学校・高等学校図書館研究会で講演させていただいたのですが、そのときに控え室で何人かの校長先生とお目にかかり雑談させていただきました。千里国際学園の大迫校長先生もいらっしゃいました。先生方から、「面白かったです。こんどうちの学校にも来てください」とおっしゃっていただいていたのですが、社交辞令と思っていました。忘れずにお招きいただいたこと、とてもうれしかったです。大迫校長先生はご出張でお目にかかれませんでしたが、本当にありがとうございました。ちなみに校長先生は、とてもお若い男の先生(日本人)です。

12月5日(日) 「大掃除」

★夜中、嵐のようでした。下から雨が舞い上がったので、また天窓から雨が漏れました。前回はパソコンが一台だめになったので、大慌て。鍋やバケツを並べた風景は、どこかなつかしい……。

★1丁から6丁まで、町ぐるみで大掃除の日でした。わたしの住む4丁は、住宅の外周のゴミを拾って歩きました。緑道沿いと車道沿いに別れて合流。ゴミは、けっこうな量になりました。

          
★車道は危ない、気をつけて!     ★某バス停前の溝は、1人や2人の力では、とてもとても。
                        ファミールのみなさまのご尽力のおかげで見ちがえるように♪

12月4日(土) 「どん太くん」

★えらいこっちゃ、またノドがやばそう……。夜中に起きて、のど、胸、鼻の下にタイガーバームをぬりました。月曜日の講演が終わるまでは、なんとかもたせなくては。疲れがたまるとのどにくるのも困ったものです。しゃべりすぎですって? たしかに。わたしのノドに万歩計のようなものをつけたら、すごいかも。

★「どん太」くん。小豆島特産の無添加手述べ半生うどんの名前です。毎年、ちょうだいするのですが、歯ごたえがあっておいしいのです。20分茹でて、10分蒸らすのですが、すぐに茹でこぼれるので、びっくり水をたしつつ、はしでかきまぜ、ずっとそばについていなければなりません。この20分がけっこう長いのです。その間に念入りにだしをとり、ねぎを刻み、しょうがをすりました。熱々の釜揚げのおいしかったこと。ごちそうさま、Kさん。

★うっかりしました。わたしの所属している日本児童文芸家協会では、毎年小児病棟に本をプレゼントすることになっているのですが、12月5日必着というのに今日、気がつきました。あわてて今年でた本にサインをして、送りました。協会の事業委員の方々は、あしたの日曜日も本の整理に集まられるのでしょうか。ご苦労なことです。

12月3日(金) 「ピピッと」 

★うれしい出会いがありました。実は、わたしの書いたちょっと不思議な物語を描いてくださる画家さんを探していたのです。担当さんから、「こちらで探しますが、シュールな感じですか、まんがチックな感じですか?」と聞かれて、そのどちらでもないような気がして、だからといって、どんな絵なのか口では説明できなくて、一任するかたちになっていました。それが、おとといわが家に取材に来てくださった記者さんが持ってきてくださった雑誌に載っている挿絵を見て、ビビッときました。この方に、このタッチで物語の絵を描いてほしい♪ 記者さんにそういったらところ、連絡してみますとのことでした。今日、横浜に住んでいらっしゃるご本人と連絡がとれました。快く引き受けてくださって、もう感激です。松田聖子さん、「ビビッとくる出会い」って、ほんとうにあったのですね。


12月2日(木) 「郵パック」

★「わあ、ゆずがこんなにも!」。ダンボールいっぱいのゆずが届きました。箱をあけたとたん、いい香りがこれからの季節にはかかせないのですが、買うとちょっとお高いのです。「ぶちゃいく」とのお言葉でしたが、無農薬。防腐剤など無縁だどうです。使わせていただくたびに贈り主さんの顔を思い浮かべることでしょう。ありがとうございます。
                   
                   はるばる徳島のゆず山からお越しです

★出版社から送られてきた厚さ5センチはある雑誌たちにみとれてしまいました。これが若いミセス向けのコミックなんですねえ。コミック誌は、夫が買ってくるビッグコミックしか読んだことがなかったのですが、ずいぶん感じが違います。家の中がいっぺんに華やぎました。「ボリュームも内容も充実!」と書いてありますが、どの作品も絵がきれいで、やさしい感じがします。読みやすそうです。しばし、今どきの若いミセスを体感しました。この雑誌のどれかに、「盲導犬不合格物語」がまんとなってのるそうです。


                  
                 下の2冊がB5版・上の2冊が A5版

★来週、私学の学校で講演させてもらうのですが、本を販売してくださるというので、今日送りました。わたしの書いている単行本は小学生向きなので、中高生のお母さん方に買っていただくのも恐縮ですが、クリスマスも近づいたことですので、親類のお子さまにプレゼントしていただけるとうれしいです。重くて持てないので夫が近くのコンビ二まで持っていってくれたのですが、12月からローソンでは宅配便の扱いが郵パックに変わったそうです。ニュースでいっていたそうですし、新聞にも載っていたぞといわれたのですが、知りませんでした。


★12月1日(水) 「ありがたいこと」

★いよいよ12月。なんだか急に気ぜわしくなってきました。今日付けの朝日新聞の朝刊に、不合格犬が紹介されました。その中にわたしの本「盲導犬不合格物語」(学研)も紹介されています。ありがたいです。が、ただ残念に思うのは、本の写真が載っていないことです。というのも、最初にこのおはなしがあったときに、本だけ紹介するより記事として紹介した方が、スペースがとれるので、不合格犬のことを書かせていただけますか?ということでした。そのときは、本の表紙も載せていただけるとおっしゃっていたように記憶しているからです。スペースの都合でしかたがなかったのでしよう。表紙のかわいい犬たちを見てほしかったのに。でも、活躍している不合格犬が、そして日本ライトハウス行動訓練所が紹介されて、たいへんうれしいです。

★今日は、教育雑誌の企画編集に携わっている記者さんが取材に来られました。「沢田さんの気取らないポジィティブな姿をお仕事とともにご紹介させてください」ですって。「教育大阪Vivo la Vita」(財団法人大阪教育振興公社発行)から出ている月間雑誌に、恐れ多くもわたしのことを3ページにわたり紹介してくださるそうです。身に余るお話ですが、依頼書に書かれていた内容に共鳴してお引き受けしました。「子どもたちに職業観がないといわれている現在、肝心の大人たちでさえ夢を描けない日常です。本企画が、子どもたちに夢や目標を与えるきっかけになればと思っています」。おっしゃっていることは、わたしの本のテーマそのものなのです。「盲導犬不合格物語」「行こうぜ! サーカス」「灰色バス変身大作戦」「まんざいでばんざい」「ひいばあちゃんはごきげん ぼくはふきげん」「おじいちゃんとぼくのがんこ合戦」、みんなみんな、それがテーマなのです。

             主に大阪市内の書店で売っています。

★Hさん、ごめんなさい。今日が空き缶回収の日だということをすっかり忘れていました。しかも取材がはずんでしまって、はっきりお約束はしなかったものの病院にお送りすることもできなくて。とほほ。おわびに晩ご飯ををお届けしたのですが、ほんと、頼りにならないご近所さんでした。反省しています。
★依頼いただいていた100字原稿(「新年のメッセージ」)を添付しました。あれでよかったのでしょうか?
★K社の編集長さんから参考になるだろうからと、中学年向きの新刊を送っていただきました。それと切り抜き。ありがたいです。