11月


11月30日(火) 「黒まるパン」

★M新聞社で、来春連載の打ち合わせをしてきました。担当記者さんは、記者の顔とお母さんの顔を持つ笑顔の素敵な方でした。顔写真を撮るにあたり、「最近は写真を撮るのがこわいのです」といったら、何枚も何枚も撮ってくださいました。「これ、よく撮れているじゃないですか?」「わあ、ほんと!」。デジカメは、すぐに見ることができるので便利ですね。「沢田さんって、明るい性格ですね」と記者さん。「はい、お元気おばさんといわれています」といったら、おかしそうに笑っていらっしゃいました。

★往復の電車の中で、後藤みわこさんの「黒まるパンはだれのもの?」(あかね書房)を読みました。どんどんストーリーが展開していって、とても感動的で、電車の中で泣いてしまいました。マスクをかけていてよかったです。HPの「仲間の本」でご紹介しています。ごらんください。それにしても黒まるパンのおいしそうなこと! 思わずアンデルセンによって歯ごたえのあるイタリアパンを買ってしまいました。

                  
                     あやしいケータイばあって?

★夕方から、5軒に鮭を配ってまわりました。届かなかった方ごめんなさい。


11月29日(月) 「鮭」

★北海道から見事な鮭が届きました。まな板からはみでる立派な姿にうっとりしてしまいます。10月に北海道に引っ越していかれたおばあちゃんと、そのご家族から届いたものです。お礼の電話をしましたところ、ご本人は、ディサービスに行っていらっしゃるとのこと。あちらの生活にすっかり慣れていらっしゃるご様子に、ほっとしました。積極的で、明るい性格の方なので(こちらでも「昔あそびの会」竹とんぼで活躍されていました)、きっとお友だちがたくさんおできになることと思います。北海道は暖房も完備しているそうですので、中途半端なこちらの寒さより、快適かもしれませんね。それでも、お風邪をひかれないように、雪道でころばないように、じゅうぶんご注意なさってください。鮭は、身に余る贈りものなので、おばあちゃんを知っている方に、少しずつおすそ分けさせていただきます。


       まな板が小さくみえます

★「盲導犬不合格物語」の感想文が、学研経由で届きました。伊東市に住む五年生の女の子です。一通だけでしたが、とてもうれしかったです。

11月28日(日) 「フェスタ」

★地元の小学校でフェスタ(バザー)がありました。今年は創立30周年という事で、例年にまして力が入っているようです。体育館の中には、手作りグッズのお店もずらり。ゲームコーナーやソースせんべいなどの駄菓子のコーナーには、子どもたちがいっぱい群がっていました。焼きソバ・フランクフルト・喫茶は、早くにチケットが売り切れ。「え、もう」と落ち込んでいたら、先生から、「いつもおせわになっています」とコーヒーをいただき、顔なじみのPTAのお母さんから焼きソバを差し入れていただきました。ごちそうさまでした。


★わーい、ふうせんマンだぞう!   ★なつかしのSLは超人気!   ★未来に向けてはソーラーカー
             

ソーラーカーは、堺市立工業高校の科学クラブの学生さんたちの手作りで、試運転コーナーでは、高校生が日曜日を返上して、子どもたちのためにがんばってくれていました。説明用に1000万円もするソーラーカーが展示されていたのですが、中が見えるように機械がむきだしになっていたため、砂埃がかからないように運動場から離れた場所にコーナーが設定されていたので、訪れる人もまばら。せっかくの機会が残念だと思いました。「太陽くんとソーラー博士のソーラーカー教室」という子ども向けのプリントも用意されていて、クラブの先生のお話は、とても興味深いものでしたよ。

★夕方から、お友だちのMちゃんのジャズダンスの発表会に行きました。彼女は今は中1ですが、小学生の時にボランティアクラブの部員でした(お兄ちゃんも)。小学生の頃からジャズダンスを習っているというので、見にいきたいなあと思っていたのですが、ストリート系に転向したという今年、やっと実現しました。舞台の上のMちゃんは、光っていました☆ 早いテンポの群舞をリズムに乗って、切れよく踊っていて、かっこいいなあと思いました。先が楽しみです。今度の発表会も、また教えてね。


11月27日(土) 「名前は?」

★最近の花屋の店先には、見たこともない、もちろん名前もわからない珍しい花が並んでいます。ほとんどが輸入花だそうですが、まるで造花のようです。さすが花屋さん。どんな花の名前もすらすらです。オーストラリア産のこの花、「どういうわけか、いちばん美人なのが残っているのよ」といわれて、切なくなって買ってしまいました。はるばる遠いところ、ようお越し。

               
         大きな花はキングプロティア・小花はワックスフラワースイート16(だそうです)

★今日は、ガッティちゃんのママはお仕事、じいじはお出かけ。わたし一人で子守りの日です。隙をみてパソコンに向かうやいなやそばにやってきて、背伸びをしてマウスを引っぱります。画面が一瞬にして変わるときがあるので、いやあ、こわいこわい。そんなわけで、昼間の創作はパス。夜、睡魔がおそってこないことを願いつつ……。 

★短編の最終校正をしてメールで送りました。日本児童文芸家協会のチェックならびに出版社のチェックが2回。合計3回にわたり細かい点まで目を通していただき、さすがだなあと思いました。   

11月26日(金) 「親睦会」

★秋晴れの今日は、町内の親睦会の日でした。滝谷不動尊を参拝のあと「門前屋」で温泉に入り、お昼をいただきつつ、カラオケ・ビンゴゲームを楽しみました。紅白対抗カラオケ大会の司会を頼まれたのですが、初めてなのといきなりなのでどうなることかと心配でしたが、どうにかクリアー、「紹介のコメントが楽しかった」とよろこんでいただきました(「プロの司会者を頼んだの?」 ときいていや人もいたんですって。まさか、ねえ)。

              
                 総勢63名。わきあいあいのいい親睦会でした。
                      
紅白カラオケ合戦の優勝者は94歳とM田さんとヤングママのK谷さん。最後に二人デュエットを披露!

★先日、学研を通じて依頼があった件について、あらためてA出版社から電話がありました。『盲導犬不合格物語』をまんがにしたいそうです。送っていただいた企画書には、「この本の持つ明るさ楽しさ暖かさを、まんが化することで伝えたい」と書いてありました。30歳〜40歳の主婦をターゲットにした漫画雑誌だそうで、子どもだけではなく大人にも楽しめる内容の本だと評価していただいたことがうれしいです。それにしても、『盲導犬不合格物語』、がんばってくれますねえ。             

11月25日(木) 「よろちく、1歳でちゅ」

★ハッピーバースデイ ガッティちゃん♪ 今日は孫のガッティちゃんの1歳のお誕生日でした。朝から地域の「らっこクラブ」いって、らっこおばさん、らっこママ、らっこちゃんに祝ってもらいました。 

             
             たくさんの方々から祝福を受け、よかったねガッティちゃん♪

★童話講座の日。今日は欠席が4名も。風邪・お孫さん誕生(わお、ガッティちゃんと同じ日なのね)・お母さんのご入院・ご両親の介護。みなさんそれぞれ大変です。残りの5人で合評と、発想のお勉強をしました。5時に家に帰り6時に出かけるまでに、タイミングよく朝日新聞社から電話がかかり、いよいよ来週、盲導犬の不合格犬に記事がでるとのことでした。その中で「盲導犬不合格物語」をとりあげてくださるのです。また、昨日、メールで取材申し込みのあった新聞社に電話をかけ、お目にかかる日を決めました。「ほんとにわたしでいいのですか?」と何度も確認しました。編集長さんがわたしのHPを見て、推薦してくださったそうです。え、子どものころの写真も仕事中の写真もいるのですか! おやまあ、なんと、まあ……!    

11月24日(水) 「繰越」

★ガッティちゃんのママからお買い物に誘われました。行き先はトイザラス。あしたはガッティちゃんのお誕生日。おもちゃをいくつか買いました。

★夕方から急に忙しくなりました。校正が届き、メールで取材の依頼が入り(思いがけないところからで、ありがたいと思いつつ、まだお返事をしていません)、新年向けの100字原稿の依頼が入りました(これもありがたいことです)。日本児童文芸家協会50周年の資料に手を加えて、同じ係りのチハルちゃんに見てもらいました。明日、もう一度目を通してから委員長にチェックしてもらうつもりです。連載童話について新聞社の担当さんからお電話がかかり、打ち合わせのお約束をしました。あしたは講座です。その段取りもしなくてはなりません。それなのに睡魔がおそってきて、日記もつけないで寝てしまいました。25日の早朝、これを書いています。さて、朝の内に、昨日の繰越分をがんばろう♪


11月23日(火) 「うれしい一日」

★1時に、「ガッティちゃんの誕生祝いをしよう」と、ママの友だち三人がやってくることになっていました。「お昼はどうするの? ばあばはいないよ」とわたし。「てきとうにする」とママ。ここで、「あ、そう」といえる性格だったらどんなに楽でしょう。それができないわたしは、バースデーケーキを注文し、ボジョレヌーボーを買いに走り、おつまみを作り(平野レミさんのオリジナルメニューを三つばかりアレンジ)、なべの用意をして、注文しておいたおすしを取りに行ったところで時間切れ。12時に待ち合わせの場所に急ぎました。(その間に、ママとじいじはお方付けをがんばっていました)。

★今日は、民生委員の女性仲間が、先週の木曜日で退任したわたしの壮行会をしてくれるというのです。一組の予約客しかとらないマンションの一室での特別コースは、つぎつぎアイディア料理が出てきてお腹がはちきれそうでした。オーナーからアレンジしたばかりの花束をいただきました。みんなからは、古い紋付をリメイクしたフレアーベストをプレゼントしてもらいました。これは、わたしがほしいといっていたのを小耳にはさんでくれていたらしくって、感激しました。その上まだ……。実はわたしの後任が決まっていなくって、民生委員会としての歓送迎会が先になるとこを気にした委員長のWさんが、「花束でも」といって金子をくださったそうで、花束よりかはと、そのお食事処で売っているパッチワークのバッグの中から「好きなのを選んで」と、いってくれました。とてもうれしかったです。

★家に帰ると、若いグループは盛り上がっていて、ガッティちゃんも浮かれていました。「飲んで、飲んで」とおつまみを追加し、用意していたなべをだしました。このなべは、向田邦子さんの本にのっていたもので、簡単なので冬の我が家のお助けメニューです。材料は豚肉とほうれん草だけ。こぶだしにお酒をたっぷり入れて薄味をつけます。そこに豚肉とほうれん草を入れて、ポンズでいただくのですが、おいしくって、山盛りのほうれん草があっというまになくなります

             
            「ばあばおかえり」と玄関にとんできました。もうすぐ1歳です。           

11月22日(月)

★面白い企画が、出版社経由で舞い込んできました。どうなるのかわからないので、まだ具体的には書けませんが、へーっ、そういうこともありなの……という感じです。

★10時ごろドアのチャイムが鳴って、ひいばあちゃんが出かけていきました。散歩かなと思っていたら、なかなか帰ってきません。あれ……? なあんだそうか、「お元気です会」だったかとつながるまでに時間がかかりました。自分が企画して立ち上げて軌道に乗せた「お元気です会」には6年以上も携わってきたのに、退いて数回ですっかり頭から飛んでいました。

★生協の店の前に急な階段があります。その階段を車椅子に乗った人を担ぎ上げる指導をしていました。たぶん看護学校(介護学校)の実習だと思われます。階段の中ほどの茶色い上着の人が指導者でした。四人がかりで車椅子に乗った人をかつぎあげていたのですが、信頼関係がないととても身を任されないだろうなと思いました。そういえば、つい4〜5日前にも、中もずの地下鉄の長い階段で、同じように車椅子をかつぎあげる練習をしているのを見かけましたが、現実には車椅子に乗っているのは、体の不自由な方、高齢の方、病気・けがをした方がほとんどです。その方たちが、こんな急で長い階段をあがることがあるのでしょうか。しかも4人の介添えつきで。

            

★夜9時前に携帯電話がなりました。東京のM子ちゃんでした。「今、家の前なの」というので、お風呂から上がったばかりのガッティちゃんをショールでくるみあわてて外に出てみると、ベンツにのったM子ちゃんが、「ガッティちゃん、1歳おめでとう」とプレゼントの包みを抱えて立っていました。彼女は東京に住んでいるにもかかわらず、まるで隣町に出かけるような気軽さでやってくるのです。これから和歌山のご実家(今は全くの空家なのです)に泊まるそうです。それにしても、彼女のフットワークの軽さには驚かされます。晩御飯はまだのようだったので、知人の開いている居酒屋へ行きました。カウンター席のみのお店はいつも満員なのですがラッキーにも空いていて、野菜中心のオリジナル料理をあれこれ食べているうちに、お店は満員。待つ人も出てきました。ママは忙しいにもかかわらず、「あしたの朝のお弁当を作ってあげて」の注文にも、快く応じてくれました。帰宅したら、みんなすでに寝ていました。


11月21日(日) 「実行委員会」

★日本児童文芸家協会50周年創立記念のつどいの実行委員会が、高槻でありました。実行委員がそれぞれの担当部分について段取りをすすめていたので、だんだん具体的になってきました。

3月18日(金)〜21日(月) 吹田メイホール 
@川村たかしとその潮流展(関西の代的作家から新人作家まで・作家の宝物)
Aミニ講演会(岩田美津子さん・点訳体験教室・点訳絵本の展示・著書販売)
B子どもと楽しむ読み語りの会・作家自身の読み語り・かすみゆう工作コーナー
C原画展
D作家・画家の色紙の販売
E本の販売
F作家・画家のお気に入りグッスのバザー

など盛りだくさんです。詳しくはチラシができればご案内させていただきます。
作家・画家さんへのお願い。おらためてお願い状をお送りいたしますが、「色紙」「絵」「お気に入りグッズ」のご提供をよろしお願いいたします。


11月20日(土) 「Tombo Warld」

★61歳のお誕生祝いにと、素敵なバッグが届きました。なんと、わたしの単行本の登場人物が、勢ぞろいしているのです。まあ、見てください。
                                   (これ以上大きくできなくて残念です)  

                                     
  「モモイロハートそのこリュウ」の背中のハートの可愛いこと。
  そのこリュウはコックさんの帽子をかぶっていて、背中には、「アイディア料理は風太におまかせ」のIdeaCookのお皿。
  灰色バスの中には、子猫の「やる気」と「のん気」が乗っています(「灰色バス変身大作戦」)。
  「行こうぜ! サーカス」の象、オムの背中には、「はちゃめちゃ大家族」のふたごの心平くんと桃子ちゃん。

  「ひいばあちゃんはごきげん ぼくはふきげん」のひいばあちゃんもいます。
  「とらちゃんつむじ風」のとらちゃんも、
  「まんざいでばんざい」のおさるもいます。
  「モモイロハートそのこリュウ」の園子ちゃんも、
  「おじいちゃんとぼくのがんこ合戦」の九官鳥のごんべも、
  「盲導犬不合格物語」のラタンもいます。みんなそっくりなのです。
  そして、とんぼのブローチが止まっています。これそ、まさに「とんぼワールド」です。
   
こんな素敵な企画をしてプレゼントしてくださったのは、賢治研究家で知られている森井弘子先生。その注文に応えて魔法の腕を
駆使して仕上げてくださったのは柳さん。デザインが決まったのは9月の半ばだとか。それから一針一針……。今までにいただいたプレゼントは、そのときそのとき、とてもうれしかったのですが、今回のプレゼントを超えるものは、きっともうないでしょう。腰痛や時間のやりくりがうまくできないことなどで、ちょっと気が滅入っていたのですが、がぜんやる気が出てきました。森井先生、ほんとうにありがとうございました。
柳さんことクローバ夫人のホームページもごらんください。


11月19日(金) 「交流会」

★今日は、4年生との交流会がありました。体育館に集まった4年生は、五つの教室に分かれ、地域のメンバーから@絵手紙 Aリサイクル工作 B昔あそび C昔の話 D音あそびを楽しみました。わたしは、Cの「昔の話コーナー」のコーディネーターといったところです。東京で少年時代を過ごしたK藤さんが、子ども時代のお話をしてくれました。国民学校の卒業アルバム(昭和18年)を見せてもらって、子どもたちは興味津々でした。房総半島での臨海学校の写真は、みんなふんどし姿なので目を見張っていました。修学旅行の写真は2列目に写っていましたが、玉砂利にひざをついた時の痛さを60年経った今も覚えているそうです。東京市(当時はまだ市だった)のそれぞれの学校から男子ひとり、女子ひとりだけ選ばれて、東京少年唱歌隊というものが編制されたそうですが、K藤さんはそのひとりに選ばれました。毎日、放課後に一時間の練習しなければならないのがいやだったそうですが、今も歌の活動をしていられるのはそのおかげだと、感謝しているそうです(「みんなカナリア会」でも、昔の歌のコーナーで指導してもらっています)。わたしは、堺の大空襲のお話「ななしのごんべさん」(田島征・吉村敬子)の絵本の読み聞かせをしました。子どもの視点でわかりやすく描かれていることと、自分たちが住んだいる堺の町の話なので、みんな静かに聞いていました。

             

11月18日(木) 「12年間」

★腰痛体操の指導を受けにペインクリニックに行きました。わたしの症状名は、「腰部変形性脊椎症根性坐骨神経痛」というのだそうです。腰痛体操を教わって帰りましたが、今のパソコンの配置なども知らず知らずのうちに左半身に負担がかかる位置になっているのかもしれません。

★アメリカにいる娘に資料を送るついでに、封筒の中にスルメを忍ばせました。別に入れてもかまわないそうですが、中に入っているものを、特にアメリカの場合は明記しないといけないそうです。「英語でスルメってわかりますか?」と局員にきかれました。知らないというと、一覧表を見せてくれました。日本独特の食料品が英語に直されていました。するめはDricel cuttle fish で、おかきはRice Crackers、書類はDocumentでした。

★ボジョレヌーボーですが、まあ1本ぐらいはとカルフールに買いに行きました。試飲できるのはどれも1500円程度のもので、フルーティどころか渋いばかり。値段の高いものは試飲できないそうです。うーん、このランクの味を2本買うよりもと1本にしようと、少しいいワインを買いました。ワインそのものは控えめで、噛みごたえのあるパンとブルーチーズ、オリーブと乾燥トマト・アンチョビなどのオリーブ漬けをおいしく感じさせつつ、さらりとノドを流れていきました。おっと……、のんびりしている場合ではありません。今晩は、わたしにとって最後の民生委員会がありました。過ぎてみれば12年間はあっという間。民生児童委員を引き受けたことで、意識を地域に向けることになり、結果、いろいろなボランティア活動を興すことになり、それを通じてたくさんの方と知り合い、充実した時期を送ることができました。民生児童委員自体は70歳が定年なのですが、一足先に辞めさせていただきました。みなさまお世話になりました。


11月17日(水) 「焼き海苔」

★ガッティちゃんの大好物は、焼き海苔。大きな缶を両手に抱えて、ひょこひょこやってきます。そして、わたしの目の前に突き出して、「バアバアバア」と、顔をじっとみます。「いるの、のり?」というと、うれしそうにおたけびをあげます。今日は、かなり食べました。食事は、一日三食になっているので、おやつがわりです。

★天然の鯛がお安かったので、鯛ご飯を炊きました。それをお弁当にして、ご近所さんにお届けしました。夕方6時、外はもう真っ暗。そういえば、例年なら10月末にはこたつやホットカーペットを出しているのですが、今年はガスヒーターを時々つけるだけですんでいます。暖冬なのでしょうか。


11月16日(火) 「自覚なし」

★今日も出かけるので、朝起きがけから三度もお風呂に入って、腰を暖めました。友人に聞いたところによると、家族がお風呂に入った後は、毎日乾いたタオルでタイルと目地を拭いているそうです。もし拭き忘れて寝てしまっても、夜中に起きて拭きに行くそうです。この話を家でしたら、「どこの家でもそうらしいよ」と娘。我が家では朝晩お風呂に入る習慣があって、ことわたしにいたっては、家にいれば息抜きに何度でも入るので、そんなことはしていられません。窓を開け放って自然乾燥するだけ。それでもかびは生えず……え、気にしていないだけだって。そうかも。よく見れば、隅々が黒くなっているのです。風呂場は、夫が年末に一回、何時間もかけて大掃除をしますが、その直後、お風呂場が妙に明るくなるので驚きます。

★「Tの会」の合評会は、いつもながら白熱しました。そして大いに笑いました。わたしの体を心配していてくれた仲間の一人が、「まるで沢田さんみたいでしょ」といって別れ際にくれたはがきに、また大笑いしました。こむら返りを起こして倒れているランナーにオーバーラップしている言葉は、「本当に頑張っている人は自分が頑張っていることに気づかない」ですって。わたし、死んだことも気がつかないタイプかも。

                   

11月15日(月) 「宝塚」

★この3日間をとりも出さなくてはと、深夜に起きて、少し仕事をしました。腰に気配を感じるとおふろに浸かりを3回繰り返しました。創作はそんなに進まなかったのですが、ウオーミングアップと思えば充分です。

★脊椎注射のおかげで腰痛が治まったのは、ほんとうにありがたいことです。無理だと思っていた宝塚歌劇を予定通り観にいきました。昨日の腰の状況でしたらとても行けなかったと思います。雪組公演のプログラムは、「青い鳥を捜して」「タカラヅカ・ドリーム・キングダム」でした。久々の歌劇を楽しみました。Tシャツ姿に近い練習風景のビデオが、休憩時間にロビーで放映されていました。二部はそれにオーバーラップさせて観ることができたので、楽しさも二倍でした。あきらかに泊りがけで観に来ているという人たちも多く、近くに住んでいるのですから、年に数回は観にいってもいいかなと思うのですが、チケットをとるのが大変なのですよね(今回はありがたいことに創作仲間で元歌劇団員のH村さんに、チケットをいただきました)。夜、少し腰が引っぱられるような重い感じがしましたが、たいしたことはありませんでした。仕事の続きを少しだけしました。あしたはTの会ですので、合評作品を読みました。


11月14日(日) 「骨、バンザイ」

★岸和田のペインクリニックにいってきました。レントゲンを撮ってもらった結果、背骨がまっすぐになっていて(正常な背骨はゆるいS字カーブになっている)、このタイプは疲れると腰痛が起こりやすいそうです。痛みを緩和させるために脊髄に麻酔注射をしてもらいました。これは緊張している筋肉をリラックスさせ、血液の循環をよくするものだそうです。30分ほどベッドに横になっていると腰の辺りがぽかぽかしてきました。昼前には腰痛がほとんどとれました。次回は、背骨が正しい形になる運動を教えてくれるそうです。なお、骨密度は234・4あり、大変しっかりしているといわれました。長女といい次女といい骨密度は高く、そういえば、この間死んだ猫のメメも、17歳という年齢の割には骨がしっかりしていたようで、火葬場の人が、「この年でこんなに白く、きちんと形の残る骨をした猫は、ほとんどいません」ということでした。夫も骨密度はいい方だそうです。骨、ばんざーいと平常生活に戻っていたら、夕方から腰が重くなり、早めに就寝しました。我が家は牛乳をあまり飲みません。週二本ほど買う紙パックの牛乳は、猫と犬が飲みます。カルシュームはどこから摂取しているのかといわれそうなのですが。よろしかったら「元気の素」をごらんください。


11月13日(土) 「パス・パス」

★今日は、地元の小学校の創立30周年の式典がありましたが、欠席させてもらいました。あしたは、恒例になっている堺市の南地区の「ふれあい祭り」があって、連合自治会で出す喫茶店を手伝うことになっていましたが、腰痛のため治療を受けに病院に行くことになりました。代わりに自治会のだれかにお願いしなければならないと思いつつ、急なことなので頼みづらいと思っていたら、わたしの腰痛を知ったK谷さんが交渉してくれ、I立さんが引き受けてくれました。実はわたしも、I立さんにお願いしたいなあと思っていたので、ほっとしました。引き受けてくださってありがとう。明日は、朝8時に集合ということで、早くから申し訳ありません。でも、とっても楽しいお祭りです。

★この数日、インターネットの占いを見ていませんでした。え、うそお……! 「積極的に行動を広げてビッグチャンスを手に」。今日は達成感が◎の日ですって。消極的な一日だっただけに、もったいなかったなあ……。せめて、と腰をかばいつつ、たまってしまったメールの返信を積極的にしました。


11月12日(金) 「激痛」

★夕べからずっと雨が降っています。ふとんの中で耳をすませながら、台風や地震の被災地の人々はこの雨音をどんな不安な思いで聞いているのだろうと、気が沈みました。さて、わたくしですが、午前中は、なんともなかったのですが、午後から腰に激痛が走りました。横になったが最後、起きあがれないどころか、寝返りも打てないのです。もともと腰痛があったところに、ガッティちゃんを抱いたりおんぶしたり。しかもこのところ咳をすることでますます腰に負担がかかったようです。夫がペインクリニックの予約をとってくれましたが、院長の治療は日曜日なのです。それまで痛みとつきあわなければならないのかな。地元の外科に行きたいのですが、自分では何もできないので、夫の言う通りに……。(土曜日の夕方、やっとイスにすわれるようになって、こっそりこれを書いています。日記をアップしていないので、心配してメールをくださった方もあり申し訳ありませんでした。もう、痛さの峠は越したようです)。


11月11日(木) 「次点」

★パンジョの童話講座の日。夕べは早くから眠ってしまったので、早朝に起きて準備をしました。去る7日の日曜日に、「ほのぼの童話館」の発表がサンケイ新聞であったのですが、講座のメンバーが全員揃って、グループ賞に応募していたのです。残念ながら入賞はしませんでした。が、最後まで入賞したグループと甲乙つけ難しと競っていたそうで、いわば次点だったそうです。わたしたちのグループのうちの何作品かは個人賞として二次審査にもあがっていっていたらしく、そのこともあわせて、ほとんどが初めて書いた人たちだっただけに、よくやったね、と称えあいました。それにしても次点……。惜しかったですねえ。入賞と次点の差は大きいですものね。
今日は、宿題を発表してもらったあと(宿題をしてきた人は二人だけ。これがおもしろい作品になっていました)、公募入選のこつなどをレクチャーしていたのですが、「ええい、もう、今日は授業はやめっ」ということになりました。というのも「冬ソナツアー」で韓国にいってきた人のお土産とお土産話があったのです(他にチョコを持って来てくれていた人も)。お茶を飲みながら、冬ソナゆかりの土地でのスナップ写真をたっぷり見せてもらいました。1人だけ冬ソナのドラマを見ていた人がいて、「わっ」とか「きゃっ」「そうそう、ここなのよねえ」とか盛り上がっていました。7冊のミニアルバムには、「ここが一度目の交通事故にあったところ」「これがヨンさまの机」「これが○○さんのお母さんが働いていた店」などびっしりコメントしてあり(どれもセットではなく、実在の場所ばかりなのですね)、フアンでなくても楽しめました。また、昨日、泉北ニュータウンから和歌山まで往復10時間以上もかけてサイクリングに行ってきた人もいて、その話題にも思いっきり話に花が咲きました。

★おかげさまで、体はかなり回復してきました。ご心配をおかけしました。あのお、わたしが臥せっている間に、お菓子のような見事な梅干を届けてくださった方はどなたでしょうか? おいしくいただいているのですが、お礼がいえなくて……。 


11月10日(水) 「クラブ支援」

朝食を作ったあと、またふとんにもぐりこみました。体がきつくって自分の体ではない感じでした。気がついたら1時。あわてて起きて、夫がつくってくれていたてんぷらうどんを食べて小学校へ行きました。咳が出るので、大きなマスクをしていきました。「○○先生もしてる」「△△先生もや」。今、風邪ではなくても喉を痛めている人がけっこう多いようです。今日のボランティアクラブは、「地域の高齢者に年賀状を書く」でした。みんないっしょうけんめい書いてくれて、時間内に5枚も書いてくれた男の子もいました。「ねえ、このおばあさんどんな人?」「このおじいいさんはいくつ?」と自分の出すお年寄りに興味を持ってくれました。おじいさんやおばあさんのちょっとしたエピソードを話すと書き甲斐もあるようでした。「長生きしてね」「元気でいてください」などのやさしいメッセージとかわいい絵に、受けとったお年寄りもきっと喜ばれることでしょう。12月のクラブも、ひきつづき書くことにしています。夕食後、すぐに寝ました。体が睡眠を要求しているようです。


11月9日(火) 「日々多忙」

★「子どもの本」の<わたしの新刊>というページで、「盲導犬不合格物語」を紹介させてくださるということで、すでに紹介文を書いて学研に送っていました。その校正が昨日届いていたのですが、昨夜は目を通す気力もわかないまま床につきました。朝起きたら元気が戻っていました(70パーセントぐらいかな)ので、さっそく校正をすませて送りました。

★「盲導犬不合格物語」が5刷に入ったと連絡を受けました。秋田県の冬の推薦図書にも決まったそうです。うれしいです。

★あしたは、小学校のボランティアクラブで、恒例になっている「寝たきりの高齢者」に年賀状を書くことになっています。その名簿の整理をしました。去年までは、高齢者が老人ホームに入所されても、入院されても年賀状は出していたのですが、今年はできるだけ減らすようにしました。というのも、今年から小学校ではがきを用意できないといわれてしまったのです。子どもたちもすっかりその気になっているし、お年よりも楽しみにされているでしょうし、間際になってそういわれても困ってしまいます。書き損じのはがきを集めて……と思っていたのですが、地域の福祉協議会が買ってくれることになり、一件落着です。とはいうものの、クラブは授業の一部です。わずか4000円〜5000円ぐらい、小学校の予算でなんとかならないのでしょうか。無理なら年度始めにそう言ってもらっていたら、カリキュラムを変えることもできたのにと残念に思いました。

★声枯れ・咳・腰痛。毎日の生活は相変わらず忙しいです。いやはや。


11月8日(月) 「ダウン」

★昨夜の火事のお見舞いを申し上げます。火元のお宅は丸焼けになったそうですが、建物が鉄筋なので類焼しなかったそうです。しかも災難中の幸いといえばいいのでしょうか、すぐ階下は空家。放水の際、ビニールシートを敷いたそうで、水の被害も最小にくいとめられたようです。火元はひとりぐらしの男性(60代)だったとのことです。たちまち着替えがないというので、同じような体系(小柄で細い)の男性のいらっしゃる家を当りましたが、あいにくお留守ばかりでした。友人と古着屋さんに行って、少しですが買って、世話をしてくれている友人に届けました。賃貸ですので、修理費数百万円を支払えない場合は、出て行かねばばらないそうです。

★ああ、まったく声がでません。無理をするとなんとかしゃべることはできるのですが、非常に辛い状態です。なんだか疲れてしまって、食欲もないので、夕飯の支度だけして、ふとんにはいりました。


11月7日(日) 「火事」

★たいへんです。夜、消防自動車が何台も何台も通り過ぎていきます。どこだろう? と思っていたら電話がかかってきました。校区の高層が燃えているというのです。見えるあたりまでいきました。非常サイレンがけたたましくなり響いています。暗闇に浮かび出た13階建ての団地の上部から火が出ています。こういう場合の避難先は小学校になるということなので、警備会社に連絡をいれてもらいました。はしご車がのびています。もしかして8階……? 8階は、「いきいきサロン」に来てくれているお年よりFさんの部屋があります。その高層に住んでいる友人の携帯に連絡しました。折返し電話がかかってきて、火の元はFさんのとなりの部屋だとか。Fさんがショックを受けたので、今、いっしょに救急車の中にいるとのこと。手伝えることがあったら電話をしてねといって電話を切りました。今日は友人と京都にいっていて、その日記を書いていたのですが、それどころではないので消しました。昨日の夕方から、ほとんど声が出ません。声帯が振動していないように思います。無理にしゃべると咳き込みます。そんなことなど、どうでもいいことに思えてきました。
追:夜中に、携帯に電話をかけた友人より電話があり、血圧があがっていたFさんは落ち着かれ娘さんが迎えに来られたとか。幸いけが人はなかったもようです。あとは下の階の部屋の水の被害などが心配されます。


11月6日(土) 「耳リッチな日」

★ガッティちゃんは鼻水がなかなかとまらず咳も出ているのですが、とても元気なので、じいじが医者に連れていくなと言いはるのです。他の病気をもらうことを心配してのことだと思いますが、鼻汁が出はじめて10日もたちます。夜中に鼻がつまって寝苦しいので、ママは不安なようでした。じいじが出かけた今日、やっと小児科に連れていきました。のどが炎症を起こしていて、気管支にたんがからんでいるそうで、背中に貼る小さな咳止めのシールと粉薬をもらいました。なんといっても生後11か月。負担がかからないようにさっさと治してやるのがいちばんだと思います。

★故郷の家(韓国の老人ホーム)で、創立15周年記念のコンサートがありました。中国琵琶のえんきさんとテノール歌手の田中公道さんだということで、楽しみにしていました。えんきさんはとてもすらりとした美人で、すぐそばで奏でる琵琶の演奏も素晴らしかったのですが(今までに2回演奏会にいっているのですが、こんな目の前で!)、今日は、よどほりラックスされているのかトークが楽しく、ピアノ伴奏の田中浩之さんとのコンビものりのりで、聴きほれて、いえ見ほれてしまいました。一方田中公道さんは、とても68歳とは思えない若々しさと声量でした。毎年11月3日に行われる地域の「子どものための音楽会」にも出演されているのを先日も聴かせていただいたところなのですが、今日は、ご自分で司会もされました、夢多き子ども時代から、挫折の高校時代、結核の療養中にオペラに出会い、高い声に感激。「これだ。これならできる。これしかない」と思われたそうですが、その後働いて、21歳で大学に行き、中学の先生を8年間して、33歳をすぎてから本格的にオペラの勉強のためにイタリアにいかれるまでのいきさつを話してくださいました。暖かいお人柄が伝わってきて、とても好感が持てました。体の若さを保つには歩くこと、心の若さを保つには感動することだそうです。ふむふむ。

★長崎の修道院の中にある「マリア文庫」というところから手紙が届きました。ここでは、視覚障害者や、何かの理由によってご自分で本が読めない人たちのために録音図書を作っていらっしゃるそうですが、「盲導犬不合格物語」をとりあげてくださるそうです。よろこんで承諾書にサインをして送りました。


11月5日(金) 「友情」

★昨日手直しをして送った原稿が届いたとB社の
編集長さんから電話がありました。そのついでのお話なのですが、先日横浜の作家さんとお会いになったそうです。その作家さんが、「今、沢田俊子の本を図書館で借りて読んでいます。暖かい作風が私とよく似ているのです」とおっしゃっていたそうです。わたしはその作家さんを存じ上げなかったのですが、なんだかうれしく拝聴しました。

★山形出身の男性(おじいさんというにはお若い)から、食用菊をいただきました。忙しいだろうからと、茹でて持ってきててくださいました。絞って冷凍しておくとお正月までもつそうです。生のお花もいただいたので、さっそくてんぷらにしました。季節感のある食べ物はいいですねえ。

★ほっと一息ついた夜の9時、ご近所の仲良しさんのおうちにご注文の「行こうぜ! サーカス」をお届けしました。いつもわたしの本がでるたびに10冊も買って、あちこちに配ってくださるのです。定年後も望まれて週の半分は大学に残って仕事をしている方なので、なかなか会えないのですが、今日は、のんびりビールなどごちそうになり、おしゃべりしてきました。「沢田さんの本が出たというと、みんな楽しみに待っていてくれるのよ。今回は忙しくて遅くなってしまったわね」。こういう友にはげまされて、まだまだ書かなければと思うわたくしめでした。


11月4日(木) 「プリンター」

★えっ、今日だったっけ……。インタホーンでパソコン救急隊の訪問を知り、慌ててしまいました。てっきり明日だと思っていたのですが、まあ、見事に散らかった部屋に上がってもらうことに。注文していたプリンターをセットしてもらいました。使い方は、まだよくわからないのですが、写真のプリントはパソコンを介入しなくても、デジカメを直接プリンターにつなぐことができるので、便利そうです。早速、原稿をプリントアウトしたのですが、印字の早かったこと、静かだったこと!最近のプリンターは、安くても性能がいいのですねえ。

★K社の編集長さんから電話をいただきました。原稿を読んでくださって、いろいろアドバイスをいただいたので、そのお礼の手紙を送った事に関してのお電話でした。急がないので書き直してくださいとのことです。いっしょにお仕事をしましょうと声をかけてくださったことに対して、しっかり書き直さなければならないと感じています。


11月3日(水・祭) 「子どのための音楽会」

★第1水曜日は高齢者クラブの空き缶回収&つぶしの日です。今日は祭日だったせいか、メンバーは7人と、いつもより少なめでしたが、回収されてきた空き缶もいつもよりは少なく、1時間足らずで終わりました。それにしても、スチール缶が混じるのはしかたがないとしても(今日は特にペットフードの空き缶も多かったです)、ビンが混じっているのは困ったものです。空き缶つぶし機にかけると、ビンは爆音とともに粉々になるのであぶないのです。スプレー缶も1本混じっていました。機械にかけるときは、とても気を使います。

★毎年文化の日は、地域の青少年健全育成委員会主催の「子どものための音楽会」があります。長く続いていて今年で22回目になることも驚きですが、出場者がバラエティに富んでいるのも自慢できることだと思います。地域が誇るテノール歌手の田中公道さんをはじめ、中学校の吹奏楽部、バンド演奏、弦楽四重奏、二重唱、ギターの弾き語り、合唱など12組が出演しました。われらが「みんなカナリア会」のおじいちゃんおばあちゃんも、「夕日の歌」ばかりを集めてメドレーで歌いました。気負わず、のびのびと歌っていて、とてもいい感じでした。「みんなカナリア会」のメンバーは、年2回出場できる晴れの舞台があって、よかったです(もう1回は、夏祭り)。今回気になったのは、「子どものための音楽会」という謳い文句にもかかわらず、子どもの姿が大変少なかったことです(出演も聴く方も)。始まった当初は、体育館にあふれていたのに、子どもたちが。


11月2日(火) 「1時間20分!」

★留守中V社から手紙が来ていました。拙作「おじいちゃんとぼくのがんこ合戦」の一部分を教材用に引用したいとのことでした。出版社に問い合わせたら、かまわないとのこと。承諾の返事を出しました。D社からも留守電が入っていました。すでに提出している短編原稿の表現についてチェックが入り、電話で話し合って手を加え、原稿を添付しました。

★上野芝に転宅した友人から久しぶりに電話がありました。お番茶をたくさんもらったので、沢田さんのしているボランティアで使いませんかということでした。そのうちにもらいにいきますといっていたころ、なんと、即、自転車で持ってきてくれました。上野芝から我が家まで1時間20分かかったそうです。わたしは人と待ち合わせをしていて出かける直前だったので、玄関先で別れなければならなくて、一日中そのことが気になっていました。
いつもご主人の高級車で移動されている方なのですが、早く届けてやろうと思ってくださったのでしょう。それにしても帰りの1時間20分は、遠かったのでは……。案じながらもばたばたしていたら、夜、向うから電話がありました。恐縮です。お茶は福祉協議会の理事さんに渡しておきました。いいお茶のほうじたものだそうです。特製だというお醤油もいただきました。K村さん、気にかけていただいてありがとうございました。


11月1日(月) 「?い」

★鬼怒川駅に妙な垂れ幕がありました。
い紅葉温泉に と書いてありました。「い」」の前の部分がとれてしまったにちがいありません。「くれない」の「い」だろうか、「きれい」の「い」だろうか、それとも「うれしい」だろうか……。電車を待ちながらあれこれ考えていたのですが、なんともしっくりしません。気になるので改札に戻って駅員さんにきいたところ、「い紅葉でいいのです」という返事でした。つまり、「い」というのは栃木弁で「いい」つまり、「good」ということで、「い紅葉」は、「いいもみじ」という意味と、「い」+「紅葉(こうよう)」で「いこうよ(行こうよ)」をかけてあるのだそうです。ふーん、なるほど考えてありますねえ。でも地元の人にしかわからないというのは、どんなものなのでしょう。