日々好日  7月


   
     

7月31日(日) 「愛地球博」

★愛知万博に行きたいといっていたら、次女がチケットをくれました。腰痛中なので、いかがなもんかと迷ったのですが、こういうことは勢いなので、近所の仲良しさんが誘ってくれたので、えいっとばかり気合いを入れて、まさに出陣といった感じで行くことにしました。今朝、4時半まで起きていました。そのまま、起きているつもりだったのですが一回体をのばそうと、茶の間に寝転んだのがいけませんでした。約束の6時にピンポンが鳴ったとき、わたしは爆睡していました。二分で服を着替え、一分で顔を洗い、表にとび出しました。車で駅まで送ってもらったのですが、一電車乗り遅れました。阿倍野で高速バスにのるのですが、間に合うかどうか。綱渡りでした。間に合ってみると、デジカメのバッテリを充電中で持ってくるのを忘れたことが、返す返すも残念でなりませんでした。大人気のパビリオンは当日では入れないので、なんともいえませんが、全体に地味でした。万博って、万国博覧会のことですよね。それにしては、@意外性がない A発見がない(体験感) B盛り上がりがない C華やかさがない でがっかりでした。大阪の万博の時はお祭りさわぎで、国際色豊かで、コンパニオンの制服を見ているだけでも華やかで、驚きの連続でした。不景気だからなのでしょうか。情報があふれている昨今、少々の刺激に不感症になっているのでしょうか。それとも、環境にやさしいことを追求しすぎたからなのでしょうか。ゴミの回収の仕方だけが目だっていました。

★本日付の産経新聞の朝刊に、わたしのこんな記事をのせていただきました



7月30日(土) 「ちぢみ」

★保育園の園長先生から、貴重な本をお貸しいただきました。恩師の書かれたものだそうで、昭和十八年が発刊になっています。価格は1.36円。ということは、一円三十六銭ということなのでしょうか。ご自分の教え子の日々のようすを、童話風にまとめてあります。時代背景がとてもうまく書かれていて、こういう時代だったのかと、面白く読ませていただいています。教師たるもの、「まず子どもを知ることである。知った上にも知ることである」と書いてあります。それは、子ども相手にお話を書いているわたしたち童話作家にも、いえることです。

                  
                         浅野照三郎著

★ちぢみを焼きました。「じゃがいものゆでたのをつぶして混ぜると、もちもちとしておいしいよ」とTの会の仲間が教えてくれたので試してみました。ニラをたっぷり入れて、桜海老も入れました。鉄板で焼きながらいただいたのですが、ほんと、おいしくって、手のひら大のものを5枚も平らげてしまいました。

7月29日(金) 「募金箱設置のお願い」

★盲導犬の引退犬のお世話をしている日本サービスドッグ協会」という特定非営利活動法人があります。そちらの理事長さんから次のようなメッセージが届きました。

新しく設置用募金箱を制作致しました。(縦:16cm 横:12cm 奥行き:13cm)
置いて頂ける店舗や施設のご紹介をお願い致します。(個人用も可)
募金箱、チラシ、振替用紙などをお送り致します。 
よろしくお願い致します。
 
特定非営利活動法人 日本サービスドッグ協会 理事長 今西純一
639-2301 奈良県御所市元町245-24
     TEL&FAX 0745-62-3605 


       
            

盲導犬の引退犬の老後を見るということは、死を看取るということにつながるので、たいへんなことだと思います。実際引き取った方々にお目にかかりましたが、頭がさかるほど引退犬を大切にされています。でも現実として、医療費・介助器具などの負担はかなりかかるように伺っています。だれでも安心して引退犬の面倒がみられるように、募金、または募金箱の設置をどうぞよろしくお願いいたします。                
7月28日(木) 「メラニン色素」

★シミ防止には、「日傘よりサングラスがいい」と次女がいいます。瞳に入った光の量を脳がキャッチして、紫外線から体を守る防衛反応としてメラニン色素が働き、シミがでるのだそうです。皮膚より瞳の方が紫外線を感じて脳に伝達する力が鋭いのだそうです。
次女の話には、いつも説得力があって(ほほう)と思ってしまいます。シミ防止には肝臓の働きも大きいよね、というので、朝食に土用しじみの味噌汁をいただきました。土用しじみは薬腹ともいうそうで、夏の疲れにいいそうです。

★童話講座の日。お話の種は、どこにでも転がっています。それに気がついて、育てて、その人ならではの花を咲かせるるのが創作(特に短編)だと思います。思いついたアイディアをどういう風に展開にしていけば物語がふくらんでいくか、など合評をしながらみんなで考えました。みんな、お話の種を拾うのがうまくなりました。

7月27日(水) 「ミニミニ万華鏡」

             

★一般に万華鏡というのは、中に入っているセルロイドが回転しつつ鏡に反射してファンタジックな世界を広げるわけで、同じ色調・パターンなので見ているとあきてきます。これはちょっとちがいます。見る物体が、すべて万華の世界になる優れものです。たとえば、

@本棚                             A鏡
  

Bたたんだ洗濯物の山                   C葉影           
  

D犬のマック                         E ごみ(元包装紙を丸めたもの)
  
        
などです。まわり灯篭のように形を変えて流れていく美しさをデジカメでは見てもらえないので残念ですが、とにかく美しいのです。クローゼット工事に来ていた大工さんに、この優れものの万華鏡で百日紅を見せてあげました。「ね、ね、きれいでしょ?」「たしかに。そやけど奥さん、こんなんばっかり見ていたら、仕事になりませんわ」といわれてしまいました。でも、近くで見るのと遠くで見るのでは全く感じが違います。角度を変えると、これまたおもしろいほどずんずん変わっていきます。いやあ、いつまでも見ていたいよお。どこで買ったのかって? 心斎橋大丸のすぐ近くのファンシーショップ店「うれしや」さん。お取り寄せで買うことができます。06(6245)5260

7月26日(火) 「落書き防止効果」

★「Tの会」の合評会が心斎橋でありました。わたしの作品が合評にあがっていたのですが、童話を始めた初期に書いたもので、長い間ワープロに入ったままになっていたものをプリントアウトして提出したものです。メルヘンなのですが、絵本にしたらいいねえ、という評をもらいました。そうなればいいなあと思いました。もう一作は、低学年向きの生活童話。三人の友だち関係がなかなかおもしろい作品でした。次回は長編が2作。心して読ませてもらいます。

★駅に行く緑道にトンネルが二つあります。上を車が横切っているのですが、いつも黒いインクで落書きがしてあって、不快な思いをしていました。その壁に白いペンキが塗られ、赤い三角や青い丸がペインティングされました。トンネルの中が明るくなっていい感じです。それから数か月たちますが、予想に反して未だにきれいなままなのが、うれしいです。



               

7月25日(月) 「仲良きかな」

★家族新聞を配布してくれる友が二人います。お一人は、ライターAさんで三児の母。今回で、すでに43号にもなるのですが、年数回、手書きとパソコンを混ぜてB5で8ページも。高校生のおじょうちゃんお二人の芸術作品、大学生の息子さんの冒険旅行などなど、Aさんちの特ダネがびっしり書き込まれています(写真上段)。購読者も多いと聞いています
                

           

もうお一人は、Aさんに触発された三児の母Kさんの手による「ほのぼの新聞」(下段)。今年2月に創刊。以後毎月発行。写真やカットも入っていて楽しい紙面になるように工夫されています。家族っていいなと、つくづく思います。家族新聞を作っているご家庭は、@一家円満 A奥さんが書くことが好き B購読を楽しみにしている人がいる C子どもが協力的 D生き方が前向き Eチャレンジャー だと一人で納得しています。プラスFの自己顕示欲もあるかも。これは物を書く人には必要で、たとえばこのHPなどは、自己顕示欲の塊のようなものです。

7月24日(日) 「実は……」

★昨日の朝日新聞の夕刊に載った「千人針」の童話を書かせてもらっています。森南海子さんの深い思いと、写真家の野寺夕子さんの熱い思い。そして出版社のじっくり時間をかけていい本にしたいという思い。いろいろな思いがぶつかりあって、きっと子どもたちの心に響く本になることだろうと、わたしはひたすら子どもたちに伝えることができる幸せを感じつつパソコンのキィを叩いてきました。そして、二稿を脱稿しました。まだまだ書き直さなくてはならないかもしれませんが、宅配便で関係者に原稿を送りました。

★取材しつつ、少しずつ書きすすめていた別の作品にかかりました。これは、むずかしいデリケートな問題がテーマなので、どういう風に子どもたちにメッセージを伝えるか、パソコンに向かっていない時も心を砕いてきました。9月に最終取材をすることになっていますが、その部分を書き込めば即脱稿というところまで書きあげておきたいと思っています。図書館にいって資料を借りてきました。

★腰痛は横ばい状態です。「ばば、ばば、ばば」とガッティちゃんがすがりついてくると、(やばい)と思いつつも、だっこしてしまう甘いばあばなのです。

7月23日(土) 「千人針」

★今日の朝日新聞の夕刊の特集は、「千人針布の遺影」です。服飾デザイナー森南海子さんが集められた千人針を写真家の野寺夕子さんが写された興味深い写真が載っています。「ようこそグッドニュース」でもご紹介しましたが、8月1日から6日まで、大阪梅田の茶屋町画聾で「千人針は語る」展が開かれ、千人針の実物と、野寺さんの写された写真が展示されます。戦後60年の夏休み、ぜひ、お子さんとお出かけください。
 
        

            
                     7月3日朝日新聞夕刊

★やってしまいました。腰痛到来です。この一週間、体調を崩したガッティちゃんが夜泣きをするので、。深夜、抱いて寝かせていました。数時間眠ってはまた泣くという繰り返しだったのと、クーラーをほぼ一日中かけていたので、腰に悪いなあと思っていました。しかもこのところお風呂につかる回数が減っていました。お風呂場を改装したので、シャワーが快適になったからです。それに、今日は机を動かしました。今なら、まだすぐ治りそうなので、今夜はガッティちゃんが泣いても、抱かない宣言をしました。

7月22日(金) 「驚きの修学旅行」

★京都ノートルダム学院小学校の修学旅行は素晴らしいです。なんとコースが6つあって、行きたいところが選べるのです。@鎌倉・東京 A沖縄 B五島列島・長崎 C北海道 D韓国 Eオーストラリア とあるそうで、修学旅行はみんな揃って同じところに行くものだと決め付けていたわたしには、カルチャーショックでした。20〜40人程度で行動するのですから、まとまりもいいでしょう。あらゆることに行き届くでしょう。いやあすごいです。@の東京は、お台場がディズニーランド、都庁かなと思っていたら、なんと、心臓のバイパス手術をライブで観たというのですから。お子まさランチ形式ではなく、常に子どもたちに本物を体験させるという教育姿勢に、感動を覚えます。@ABの報告が、これまたリアルタイムでホームページに載っていますのでご紹介します。CDE煮ついては、これからのようです。

7月21日(木) 「ぜいたく」 

★「おもしろクラシック講座」に出かけるのは3か月ぶりです。「どうしてたの?」「会いたかった」と声をかけてくれるお年寄りのなつかしい顔、顔。忙しさにかまけて地域のことはおざなりになってしまったことをしばし反省。でも、わたしが抜けた後も活動はつつがなく、いえ、いっそう発展して続いていることがうれしいです。「面白クラシック講座」は大入り満員で、50人近くの参加者がありました。今月は、ピアノの小品名曲をたくさん聴かせてもらいました。作曲家というのはピアニストでもあったのですね。新山さんのピアニストにまつわる楽しいお話と有名演奏家の奏でる名曲「トロイメライ」、「楽しき農夫」、「ユモレスク」、「トルコ行進曲」、「エーデルワイス」、「調子のいい鍛冶屋」、「ラ・カンパネラ」などなど、あっという間に時間が経ちました。耳と心がよろこんでいました。

★おかげさまでぜいたくをさせていただいています。産経児童出版文化賞を祝って、先月、仲間がお祝いに贈ってくれた利尻の昆布。だしじゃこと(ときにはかつおぶしもたして)だしをとり、毎朝、味噌汁を作っています。そりゃおいしいです。ぜいたくに使っても少しも減らない感じがうれしいです。

       

                箱からあふれるほどはいていたのですが

7月20日(水) 「お月さま どんどんどん」 

★昨日、夕方までは、お熱も下がりきげんもよかったガッティちゃんですが、激しい夜泣きをしました。えびぞりになってわめくので、とうとうふとんに寝かせられないまま、交代で抱っこをして朝が明けました。どうしたのでしょう。昼から39度5分の熱が出ました。頭も汗でびっしょりです。ママと相談して座薬を入れたのですが、じいじは、「風邪のウィルスは高熱に弱い。熱を出してウィルスと戦っているのだから、熱を下げてはならん」といいます。うーん。とはいうものの、座薬がきいたのか、夕方けろりと元気になり、ことこと煮ておいた「ささみと夏野菜と豆のスープ」を食べてくれました。あらめの炊いたの(油揚げ・にんじん・ちくわ・こんにゃく・ちりめんじゃこ・大豆)も、お台所で「味見」をしました。これで治まるといいのですが。

★この数日、ガッティちゃんをだっこをしながら、繰りかえし「ねんね」のCD(わらべ唄)をかけていました。歌詞は同じでも関東とはメロディがずいぶん違っていたり、うわあ、こんな歌詞だったんだとおどろくものもありました。

  ♪お月さまいくつ?
   十三七つ まだ年しゃ若いな
   あの子を産んで この子を産んで 
   だれに抱かしょ?
   おまんに抱かしょ 
   おまん どこへいった?
   油買いに 茶買いに
   油屋の前で 氷がはって 
   すべって ころんで 油一升こぼした
   その油どうした?
   たろどの犬と じろどの犬と おせんがなめたてしもた
   その犬 どうした?
   太鼓にはって
   あっちの方でも どんどんどん 
   こっちの方でも どんどんどん    

                      
   (こわっ)
7月19日(火) 「心外」

★ぐずぐず寝つきの悪かったガッティちゃん、夕べはよく眠ってくれました。薬がきいたのでしょうか、今朝はお熱も下がっています。かかりつけのお医者さんに診てもらったところ、まだまだ熱が出るかもしれないそうです。お医者さんに、「風邪ごときで救急車を呼ばないように」とママは叱られたそうです。そういわれても、風邪だとわかったのは診てもらった結果であって、高熱がさがらず、ぐったりしていて、しかも、翌日も病院が休みともなれば、体力のない幼児のこと、急変を危ぶんで救急車を呼んだのもやむをえなかったわけで、タクシー代わりに呼んだわけでは決してないのです。救急隊員の方か、もしくは運び込まれた大病院の先生にいわれたのならともかく……(みなさん、とても心配してくださいました)。でも、これからは気をつけましょう。

★「畑でとれた」と、きゅうりやなすなどのお野菜が次々届きます。よしっとばかり、放ったらかしにしていたヌカ床に手を入れました。ひどいことになっていましたが、上から10センチほど捨てるときれいな床が出てきました。ヌカをたしてよくかきまぜ、きゅうりを漬けました。明日の朝ごはんが楽しみです。

                   
                  

7月18日(月) 「父と暮らせば」

★「おとったん、ありがとありました」。広島弁の持つ言葉の美しさに、映画「父と暮らせば」の予告編を観たとき、くらっときました。観たいと思いつつ、観そこねてしまったわたしに、「沢田さん、近場で上演しますよ。チケットとっておきましょうか」という若い友人から声がかかりました。しかも、日ごろのお返しにと招待してくれるというのです。うれしいですねえ。ガッティちゃんのお熱はあいかわらず高いままなのですが、今日は家族がみんないるので、いってきました。原爆投下後三年経った広島で、生き残った後ろめたさから「わたしだけが幸せになるわけにはいかない」と希望ある未来を拒否している乙女の思いには共感したのですが(宮沢りえも原田芳雄、浅田忠信も魅力的でした)、実体感がないというのか、まるで芝居をみているようでした。セリフが説明的で絵空事という感じがしました。友人も、「なんだか舞台を観ているようですね」と話していましたが、やはり、原作者の井上ひさしさん主宰の劇団「こまつ座」が舞台で演じたことがあるようです。もともとは舞台用に書かれたものなのでしょうか。

7月17日(日) 「救急車騒動」

★ガッティちゃんがまたお熱です。39度を超えました。いつもは熱が出ても割りと元気なのですが、今回はぐったりしています。座薬を使ってもなかなか下がりそうにありません。夕方40度になりました。昨夜から一度も熱が下がらないまま高熱が続いていることや明日も病院は休診ということもあって、家族の心配はピークに……。じいじがとうとう救急車を呼びました。じいじ自身も、この間、救急車にお世話になった経験があったのですが、個人的に病院に交渉しても時間外はなかなか診てもらえず、救急隊の迅速な対処にすっかり信頼感を持ったようです。診断の結果、解熱剤の力が追いつかないほど高熱が出る風邪だとかで、流行っているんですって。熱を下げるには、腋の下、首、ふとももなど太い血管の走っているところに熱とりシートを張るといいそうです。食事はさせなくてもいいけれど、水分はたっぷりとってください。お風呂は負担がかかるのでだめだけれど、シャワーはかまわないそうで、クーラーのついた涼しい部屋で安静にさせてくださいということでした。もし小さいお子さんがお熱のとき、ご参考までに。診察を受けることができたおかげで、そのあと高熱は続いているのですが、パニくることはありません。22時ごろ熱は少し下がってきました。

★昨夜、伊勢から京都経由で帰る途中、梅田の紀伊国屋書店に寄ってみました。先生がすすめる夏休みのすいせん図書という赤い帯をつけた「盲導犬不合格物語」が書架と平積み、二箇所でがんばってくれていました。

   

7月16日(土) 「感動の日」

★今日は、Bクラスの子どもたちが浜を二往復、900メートルに挑戦します。やっとプールで泳ぐことができるようになった子どもたちの心の中は不安が渦巻いていることでしょう。この中に筋ジストロフィーの少年Kくんも入っています。昨日の練習では、先生にしがみついていました。どこまでがんばってくれるのでしょう。Bクラスの子どもたちを応援するのは、テントの中のAクラスの子どもたちと先生方です。「えんやこーら」「えんやこーら」。心強い声が浜に響きます。その声に背中を押されるようにBクラスの子どもたちは、けんめいに水をかきます。前の方の子どもたちはともかく、後ろの方の子どもたちは苦しそうです。付き添って泳いでいる先生方から、細かい指導がとんでいます。折り返し点をこちらに、向かってやってきます。ここからのドラマチックな展開になんど涙したことでしょう。いつか本の中でその感動を伝えることができると思います。Bクラスが終わった後は、Aクラスから抜粋された特Aのメンバーが水深8〜10メートルの沖で、三艘の漁船に見守られつつ1000メートルの遠泳に挑戦しました。子どもたちがりりしく、たくましく見えました。仲間ががんばるから自分もかんばる。自分ががんばっているから友だちもがんばってくれる。遠泳は危険だというので、どの学校も廃止していく傾向にあると聞きました。伝統とはいえ、危険を承知の上、万全を期して子どもたちに遠泳を体験させているノートルダム学院小学校の姿勢にも感動しました。五年生のために参加されるという50数名の先生方がいらっしゃればこそだと思いました。子どもたちは、自分が泳げたのは、かかわってくれたたくさんの人のおかげだと教えられていました。明日からの子どもの生き方に大きく影響すろだろうと感じました。

                 
           ブイにつかまりつつも完泳したKくんをみんなはかけよって迎えました

7月15日(金) 「命綱・命札・命水」

5年生の遠泳学習はノートルダムの伝統です。よく泳げる子もそうでない子も含めて、海に慣れていない町の子どもたちに遠泳を体験させるということは並みたいていなことではありません。ちょっとした気の緩みが事故の元にもなりかねません。168名の生徒を預かっている50数名の先生方は緊張の連続です。子どもたちは泳力によって、AグループとBグループに分けられていました。Bグループは、プールでやっと泳げるようになった子どもたちで、大きく広がっている海で泳ぐのは、とても不安にちがいありません。今日は、泳ぎに自信のある(やっと自信のついた子どもの含めて)Aグループの本番がありました。浜と平行に4往復しました。3列の隊を作り、それは見事に1800メートルを泳ぎきりました。その間、テントの中に残った子どもたちは先生の太鼓の音にあわせて、「えーんやこら」「えーんやこら」と何百回も声援を繰り返していました。足で砂をひっかくと注意を受けていました。私語もだめです。指導は海に入るときはもちろん、宿舎での食事の時、話を聞くとき、就寝の時、すべてに注意がとびます。説教もされます。罰もくだされます。その結果、最終日には見事な花が咲くのですが、今日は、なかなか集中できない子どもにとっても、それを指導される先生方にとっても試練の一日のようでした。

   
  
腰に巻いている白や赤の紐は命綱です       子どもたちは海に入るときに首にかけていた命札
                               を外し、指定の場所にひっかけます。海からあがってくる
                               と、すぐに首にかけます。
                               

命水というのもあります。熱射病を防ぐためにスポーツ飲料の補給は定期的にされていました。

★平和学習をしている子どもたちのために、夕食の後の夕べの集いで
、お話をしてくださいといわれていました。『さとうきび畑の唄』をノヴェライスしたときのいきさつと内容、『行こうぜ! サーカス』の中に書いた戦時中の4頭の象のエピソードを話しました。そのあと、田島征彦・吉村敬子作『ななしのごんべさん』(童心社)を読んだのですが、壁に画像を大きく映し出すようにしてくださっていたので、後ろの方の子どもたちもじゅうぶん絵本を楽しめたと思います。反省点は多々あります。絵本を読んで解説するのは愚の骨頂かもしれませんが、このお話の場合、物語の中に出てくる、「体の弱いお父さんまでが戦争に行かなくてはならなかったこと」「お国のために死んで来い、とおじいちゃんがいわなければならなかった事情」「はなれにふたごがやってきたわけ」「食べ物がなかったことに関連して配給制度のこと」「戦争の役に立たないということのひけめ(非国民とさえいわれた風潮)」「多くのななしのごんべさん」などについて注釈するべきだったかなと思います。


7月14日(木) 「いざ伊勢へ」

★今日から二泊三日の予定で伊勢に行ってきます。京都のノートルダム学院小学校の遠泳合宿があって、取材のために同行させてもらうのですが、今日は童話講座の日でもあります。現地着の時間的を逆算していくと、童話講座を2時間繰り上げなければなりません。名古屋から通ってきているTさんには申し訳なくて言いづらかったのですが、Tさん始め、お忙しい他の生徒さんも快諾してくれました。11時半から童話講座。終了後、そのまま伊勢に直行しました。難波から賢島までの特急料金よりも賢島から浜島までのタクシー料金の方が高いでした。浜島はイセエビの町です。三日間を通じて食べられなかったのが残念です。

                  
              168足のゴムぞうりがずっと向こうまで並んでいます

7月13日(水) 「カモミールでリラックス」

★「花が咲いたら、沢田さんにもらってもらおうと思っていたんえ」といって、Kさんがたわわに花をつけたカサブランカを切って、立派なメロンといっしょにくださいました。産経児童出版文化賞に対してのお祝いだそうですが、「地域のみんなのためにいろいろしてくてくれはったんを、神さんがちゃんと見てはって、ごほうびをくれはったんやねえ」というKさんの言葉もうれしかったです。

            
Kさんは84歳。毎日を楽しんで暮らしていらっしゃいます。ストレスの多いわたしの身を案じて、乾燥したカモミールをくださいました。「寝る前にお茶にして飲むと、気分が落ちつくえ」。庭に咲いたのを干されたそうです。深夜、わたしの体に心地よく沁みていったのは、お茶の温かさだけではありませんでした。しあわせです。

            

★おかげさまで「盲導犬不合格物語」は7刷りになり、見本本が届きました。
           

7月12日(火) 「千人針は語る」

こんな素敵な案内状が届きました



森南海子さんの「千人針は語る」の出版を記念して、「千人針は語る展」が大阪は梅田の茶屋町画廊で開かれます。8月1日から6日まで。森さんが集めてこられて、今は沖縄の読谷村立歴史資料館に託されている千人針が展示されます。また、野寺夕子さんのカメラがとらえた千人針の写真展も同時に開かれます。戦後60年の今年の夏、千人針に針目に耳を傾けてみられませんか。ぜひ訪れてみてほしい展覧会です。詳しくは、「ようこそグッドニュース」のコーナーでお知らせします。

7月11日(月) 「丘ひじき」

★我が家で最近、ごうやと並行して人気のある夏野菜といえば、丘ひじきです。しゃきっとした今までにない歯ごたえが新しい食感で、サラダにも酢の物にも、冷しゃぶなどの突合せにもなかなかいけます。

     セロリの炒め物            セロリの葉っぱとちりめんじゃこの佃煮
           
     丘ひじきとしめじのレモン和え    おくらとモロヘイアの胡麻和え

★携帯用のパソコンにウイルススキャンを入れてもらいました。主にワードしか使っていないのですが、ワイアーレスでインターネットがつなげる構造になっているので、いつなんどき電波をキャッチするかわからないので、安全のためです。

★尊敬する方から身に余る依頼のおはなしが届きました。わたしのことを思ってくださる実感がひしとする別のファックス(4枚)も届きました。お電話で編集者さんとうれしい話し合いもできました。送ったエッセイのオーケーが出ました。まだもう少しがんばれるかなと思いました。

7月10日(日) 「蛍池と八幡」

★某交流会が蛍池であるのですが、なぜか「うどんの会」なのだそうです。どんな集まりなのでしょう。Y村さん一家が宿泊先まで車で迎えに来てくださいました。会場に到着すると、すでにうどんの生地を足で踏んづけているところでした。40分は踏むのだそうです。一方でだしをとり、しっぽくの具を煮付け、カレーを仕込み、十数種類のうどんが試食できるように準備が始まっています。スタッフは名古屋在住の「げんさん」という方(本職はエンジニアさん)を中心に、東京からかけつけている人もいます。みんなボランティアでです。40分踏んづけて、しばらく寝かせたうどん玉を、今度は麺棒で延ばすのです。コシが強くって、なかなか広がっていきません。打つ人は、一汗も二汗もかいています。ゆであがった熱々のうどんをたまごにからませ、ねぎと生醤油をかけた釜玉、これがなんともおいしいのです。次はカレーうどん。バナナの刻んだのも入っています。次に冷やしうどん。梅・わさび・青唐辛子・マヨネーズみそ・おろし・ポン酢などいろいろあります。明太バターのおいしかったこと。それにしっぽくうどん。ぜんざいうどんが、これまたおいしいのです。打ちたて、切りたて、ゆでたてだからだそうです。(げんさんのHP開きませんでしたよ)

           
           

交流会についてもいろいろ取材したかったのですが、途中で失礼して、八幡市で行われている混声合唱団京都木曜会の演奏会に駆けつけました。これは今取材中のお子さんと、この合唱団の中心的指導者がご家族ということで、ご一家の交流関係の広がりを拝見しに行きました。それにしても大入り満員とはこのことをいうのでしょうか。千人以上の座席は満席。当日券は「なし」という大盛況でした。昭和32年から続いている合唱団の歌声とパワーは素晴らしかったです。

            
                第3部 うたのおもちゃ箱の一シーン

7月9日(土) 「京都へ」
 
★急きょ、取材のため京都へ行くことになりました。翌日も、引き続き関連取材が入っているので、「一泊する」というと、「それなら」と娘たちと孫も来ることになりました。といってもわたしは仕事がらみなので、全くの別行動。夕方、宿泊先で落ち合うことにしました。取材の前に、京都というとまず墓参。そのあと一澤帆布、一保堂をまわって、取材先の高野障害者スポーツセンターに行きました。

                
               
           通りかかった祇園町のスナックの軒先で、猫が雨宿りをしていました。

スポーツセンターで電動車椅子サッカーの取材をしていると、娘たちから電話がかかりました。ガッティちゃんがお熱だというのです。「京都に行こうか、どうしょうか……」。結局、小児科にいって薬持参でやってきました。電車の中では39度2分まで上がって、さすがのガッティちゃんもぐったりしていたそうですが、わたしが宿泊先に着いたときには、熱も37度台にさがり、いつも通り元気にしていました。

7月8日(金) 「たんぽぽの家」
 
たんぽぽの家で行われている野寺夕子さんの「微熱HANA暦」展を見に、急きょ奈良まで行ってきました。電車に乗る前に、学園前に住んでいる創作仲間に「いっしょに行かない?」と電話をしたら、二人で車で迎えにきてくれて、ランチまでごちそうになりました。学園前は、かって住んでいたことがあるのですが、すっかり様変わりしておしゃれな町になっていました。


            

同じハガキを使っての展示でも、それぞれの会場によって個性があっておもしろいです。6月29日に、ここで開かれたワークショップ「モノクロ写真を撮る」の写真展やビデオの上演もしていました。「微熱HANA暦展」は18日まで。野寺さんは、今、沖縄で撮影中。彼女の、「ここかと思えばまたあちら」的なフットワークの軽さには舌を巻いてしまいます。

            

たんぽぽの家は、障害者が技術を学びつつ自立を目指しているところで、織物や陶芸を指導されているところを見せていただきました。明るくて広くて、素敵なところです。いれたてのおいしいコーヒーコーナーもあります。赤膚山のすぐそばです。「わたぼうしコンサート」、ことしは30回記念だそうで、それに向けてがんばっていらっしゃるのでしょう、「あと30日」という日めくりのカレンダーがありました。


            
      
  「ようお越し」「またお越し」と、木彫りのかっぱどんがごあいさつ

★夕方、うれしいニュースが届きました。いずれまた

7月7日(木) 「家でひっそり」
 
★「シン……」と呼んでもそれに応える猫はもういません。シンという名まえは、たんなる音になってしまいました。

★児童文芸の12・1月号の特集は、「コンクール受賞作品特集」だそうで、かって公募に入選した作品を埋もれさせておくのは惜しいという企画だそうです。わたしにも声がかかりました。公募先に電話をして、公募名を明記することを条件に快諾を得ました。規定枚数に合わせて手直しして送りました。

7月6日(水) 「ボランティアクラブ」

★高齢者クラブの空き缶つぶしの日。久々に参加しました。雨が続いたせいか出し忘れがあったのでしょう、回収された空き缶が例月より少なかったように思います。実は、わたし、包丁で右手の中指の爪を切って、それがはがれかけているので、空き缶が入っているビニール袋をやぶる際になんどもひっかかって、とびあがりました。パソコンもうまく打てません。ミス入力ばかりしています。

★小学校のボランティアクラブ、今日は、リサイクルのお話をしました。堺市ではごみ袋を一家に一袋減らす提言をしているのですが、今日はゴミ袋一杯分ゴミ(正しくは、ゴミになる前のもの)を持参して、それがほんとうにゴミなのか、子どもたちに確認してもらうことかた始めました。ダンボール・空き缶・空き瓶・発砲チロール・ペットボトル・古着・テレカなどなど、順番につまみあげ、「これはゴミ? 捨ててもいい?」と聞いていきます。最初は首をかしげていた子どもたちも、やがては、「ちがう」とこたえてくれます。「じゃあ、どうすればいい?」 これはわたしの得意とする分野ですが、クラブの日数が年々減っていく傾向にあったここ数年、していませんでした。途中で、夏休みの宿題のヒントも提供。今年度から助手をしてくれている竹とんぼのリーダーの黒田さんからも、恒例の夏休みの宿題応援隊が、今年も14日に、学校の体育館でがあることを紹介してもらいました。ゴミ袋の中のゴミがすべて資源だということがわかった子どもたちに、自分でできることを確認して、今日のクラブは終わりです。子どもたちの感想文はかわいいです。「沢田先生がいったことは、みんなわたしの知らないことばかりでした。牛乳パックは、本当は木だったらしい」「めんどーくさい」「袋の中のゴミが、みんなごみでなかってびっくりした」「今までは、いらないおのがあれば、すぐに捨てていたけれど、これからは考えてから捨てようと思った」「リサイクルは分類が大事だとわかった。やろうかな」。そうなんです。リサイクルのコツは分類なのです。

★昨日いただいた新聞社からの依頼原稿、即書いて、深夜、添付で送りました。

7月5日(月) シンちゃん……」

★ショックです……。朝、次女を送っていこうと表に出たら、お隣の溝に白いかたまりが見えました。え。まさか……。なんということでしょう……。やはり、それは我が家の愛猫の変わり果てた姿でした。はねられたのでしょうか。まともに見ることができませんでした。夫と次女が抱き上げてバスタオルにくるみ、箱に入れてくれました。どこにも傷はなかったそうですが、すでに硬直していました。シンガーことシンは、次女がシンガポールに出かける日の朝、我が家の溝で泣きわめいていました。どしゃぶりの雨の日のことでした。シンはガッティちゃんのいいあそび相手でした。彼女がつかまえても上にのってもひっかくことなく、じっとしていました。わたしがパソコンを叩き始めるとパソコンの前に、ふとんに入ると胸の上にのっかってきました。降ろしても、降ろしてものっかってきました。青い目のかわいい猫でした。来たときと同じように、どしゃぶりの雨の日に、遠くに旅立っていきました。

★今日はとても忙しくて、走り回っていました。うれしい集まりもあり、うれしい原稿依頼もあり、ばたばたした忙しさが、シンがいなくなったつらさからしばしでも救ってくれました。猫のトイレ、餌場……。夜になってさみしがこみあげてきました。昨日までシンがいた腕の中に、いつもはしらっとしているチッチがすべりこんできました。まるでさみしさを穴埋めしてくれるかのように、まとわりついてきます。それにしても、堺市っておかしいです。ペットの亡骸はごみに出せなんて。
お隣の和泉市は葬祭場にペットのコーナーもあります。
7月4日(月) 「おいしそう」

★本物の味を子どもたちにも、という学校の教育方針で京都の料亭「たん熊」のお弁当を給食で食べているのはノートルダム学院小学校のみなさん。わあ、いいなあ、おいしそう。子どもたちの感想を聞いてみたいです。



★産経新聞社から産経児童出版文化賞の表彰式の集合写真が送られてきました。秋篠宮妃殿下もごいっしょの写真です。それぞれの受賞者の隣には出版社の担当編集者が並んでいます(中には社長さんも)。わたしの担当でもある学研のY編集長、背の高い方だとは思っていたのですが、ダントツです。

7月3日(日) 「in高知」

★オリエントホテル高知のランチバイキングはメニューが豊富で、花◎でした。宿泊料5500円なのに、かなりのサービスです。チェックアウトの後、近くに龍馬の生誕地や記念館があるので寄っていこうと思いました。記念碑のまえには、すでに団体さんが集まって説明をきいていました。と中の一人が、「申し込んだ方ですか」とわたしに声をかけてきました。高知県立龍馬記念館に関係ある人たちで、「カルチャーサポーターといっしょに歩く歴史探訪」の説明中でした。せっかくだからということで、100円の参加費を払って後からついていくことにしました。龍馬生誕の地を出発して、龍馬とゆかりのある人の土地めぐりのようですが、雨で傘をさしているのと、行きかう車の音で、説明の声がききとれません。金子橋・日根野道場跡・河田小龍寓居跡を見たところで、スラっクスのすそがひざの辺りまでぬれてきました。


             

サポーターの一人の方が気にして、「龍馬のうまれた町記念館」をすすめてくださったので、そちらに行きました。「龍馬さんへ」というメッセージを書くノートが置いてありました。「龍馬さんへ。今日の高知は雨です。しっとりとした気分で、あなたの生まれ育った高知の町を散策しています」と一筆。ここにある龍馬ゆかりの品々は保存の都合上すべてレプリカ。本物は、京都の国立博物館にあるそうで、生誕170年を祈念して、来る7月16日から8月28日まで「龍馬の翔けた時代」という展覧会が、京都国立博物館であるそうです。

その足で、桂浜行きのバスにのりました。クジラウオッチングでもしたいなあと思ったのですが(80パーセントの確立でみることができるそうです)、時間的にむりで、行っただけで引き返してきました。残念でした。でも桂浜から見る海原は洋々としていて、いにしえの若者がここで夢を語り合ったであろう遠い日のことを思いました。

              



7月2日(土) 「雨にも負けず」

★高知へ取材に行きました。取材したい方は現在ご入院中で、その病院は辺鄙なところにあります。病院に電話をかけて行き方を聞いてみると、電話口の人もよくわからず、とにかく旭駅からの送迎バスに乗ってくださいとのことでした。送迎バスの最終は12時45分。逆算すると7時過ぎの新幹線に乗らなければなりません。岡山で特急「南風」の乗り換えたまではよかったのですが、出発してまもなく車内放送があり、「豪雨のためにとりあえず多度津(たどつ)駅までは行きますが、先の見通しは立っていません」とのことでした。病院の送迎バスに間に合わないと、タクシーしかなく、そのタクシーもなかなかないと聞いていたので、不安な思いで雨のぶちあたる窓ガラスをながめていました。雨雲が山の中腹まで垂れ下がっています。それでも多度津に着く頃には雨脚が収まってきたのか、「南風」が予定通り運行できることになり、結果、時間通り旭駅に着きました。駅から病院まではかなり遠く、送迎バスに間に合ってよかったです。時間調整のため、病院の喫茶室でランチタイムをとりました。

                
         
     今日のランチはねぎとろ丼。コーヒーも付いて680円

取材は、無事終わりました。帰りは、病院の坂を下りていくとバス停があって、1時間に1本、高知市内に行くバスがあり、それに乗って高知市内まで出ました。雨の中、はりやま橋、高知城を見つつ、ホテルに向かいました。JRの電車も高知市内の市電もアンパンマンの絵が描かれていました。かわいいんです。後日、HP「目よりな話」のコーナーで紹介します。


7月1日(金) 「うれしいことはみんなでランチ」

★難波で電車を降り、エスカレーターを下っていくと、男女のがなり声が聞こえてきました。しかもかなりの人数です。エスカレーターを下りきると、だれが、なぜがなっているのかわかりました。各店の店員さんが。「バーゲン始まりました。50パーセントオフでえす」と店の前を通る人々に、異口同音に繰り返しいっているのでした。バーゲンセールの初日ということもあったのでしょうが、どの店もいっせいに呼び込んでいる姿は異常でした。

★「時間があれば遊びに来ませんか」と声をかけていただいて、若い作家さんの集まり、「うれしいことはみんなでランチ」に参加しました。いいですねえ、みんなそれぞれに忙しい人たちがなんとか時間を調整して、仲間のうれしいできごとを祝いつつも
、おしゃべりに花を咲かせるなんて。楽しかったです。今回のお祝いは出版をされた藤野恵美さんと北川チハルさん。それになんとわたしの産経児童出版文化賞も祝ってくださって、かわいい花束をいただきました。今日はフラダンスをさぼって(いえ、休んで)参加したのですが、なんとフラダンスの先生がランチしているお店にひょっこり、「あら、沢田さん」と声をかけられ、とびあがりました。

             

紀伊国屋に寄ってきたら、「盲導犬不合格物語」(学研)に、「学校の先生がすすめる夏休み推薦図書」という赤い帯がついていました。

★明日から一泊で高知に取材に行ってきます。日記は帰ってからアップします。
                



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